立山町議会 2023-03-01
令和5年3月定例会 (第3号) 本文
▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 午前10時00分 開議
開 議 の 宣 告
◯議長(
岡田健治君) ただいまの
出席議員は14名であります。
定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
─────────────────────────
議 事 日 程 の 報 告
2
◯議長(
岡田健治君) 本日の
議事日程は、お手元に配付のとおりであります。
これより日程に入ります。
─────────────────────────
議案第1号から議案第28号まで及び
報告第1号並びに
議員提出議案第1号
3
◯議長(
岡田健治君) 日程第1
町政一般に対する質問並びに議案第1号から議案第28号まで及び報告第1号並びに
議員提出議案第1号の件を議題といたします。
一 般 質 問 及 び 質 疑
4
◯議長(
岡田健治君) これより、各議員による
町政一般に対する質問並びに
提出案件に対する質疑を行います。
通告がありますので、順次発言を許します。
6番
広島秀一君。
〔6番
広島秀一君 登壇〕
5 ◯6番(
広島秀一君) おはようございます。6番の広島であります。
農家の皆様におかれましては、いよいよ農作業の季節が始まりますが、
体調管理や農機具の点検を万全にしていただいて、安全に作業していただければと思います。
政府においても、5月から
コロナ5類への移行になります。今年はうさぎの年でありますので、うさぎにあやかって
地域経済も飛躍の年にしたいものであります。
それでは、通告に従って質問をさせていただきます。
まず初めに、町長に伺います。
五百石駅周辺で目指している
ビジネスホテルの誘致が
最終段階に入ったと発表しておられます。私も
町中心部における一つの起爆剤として期待しているところですが、より
にぎわいを創出するためには、コンビニとか飲食店も必要ではないでしょうか。現時点でどのような段階なのか、お聞かせ願います。
また、新年度の事業として、
五百石駅周辺の「街」再
設計事業で2,976万円の
予算計上がなされております。
ビジネスホテル誘致の関連と認識しておりますが、主な予算の使い道をお聞かせください。
続きまして、2点目、民泊の
受入れについて副町長にお尋ねいたします。
平成26年より
県外中学生の修学旅行の
民泊体験受入れを行ってきましたが、
コロナの影響で3年間休止しておりました。今年は久しぶりの開催となりますが、
受入先が大変不足していると聞いております。以前受け入れていた世帯も、高齢などの理由でだんだん
受入れできなくなっているようです。
私も民泊の
受入れをする予定ですが、今回が初めてなので、
生徒たちにどのような体験をしてもらえばよいか、立山町をどのようにPRしたらよいか、今からいろいろ考えております。また、食事についても、地元の物でもてなしをして、よい思い出になればと願っています。
民泊の
受入れを検討している方が、なるべく負担を感じず受け入れていただけるような
バックアップ体制や、町として今年だけではなく、来年以降も続く
民泊体験の
受入先を増加させる対策についてどのように考えておられるのかをお聞かせください。
次に、
道路整備について
建設課長にお尋ねいたします。
農道や町道などの、いわゆる
生活道路が至るところで修理なされているのですが、補修してもすぐに穴が開いているのをよく見かけます。
一時的な補修ではなく、
完全舗装を順次施工することができないかをお尋ねいたします。
最後に、
マスコットキャラクターについて
商工観光課長にお尋ねいたします。
「らいじぃ」は立山町の
マスコットキャラクターとして2013年から町の
観光PRなどに孫娘の「
らいらい」ちゃんとともに活躍しておりますが、新たにお
ばあちゃんキャラクターの「らいばあ」を誕生させれば、立山町の観光面をさらに力強く推し進めることができると考えておりますが、町の考えをお尋ねいたします。
以上で私の質問を終わります。
6
◯議長(
岡田健治君) 町長
舟橋貴之君。
〔町長
舟橋貴之君 登壇〕
7
◯町長(
舟橋貴之君)
広島議員ご質問の1番目、
ビジネスホテルの誘致についてお答えします。
昨年12月
定例会での答弁と一部重複しますが、現時点では、
五百石駅周辺での
宿泊施設立地対象候補地選定のための
現況調査や、
町内企業へ
ビジネスで訪れる方の
宿泊ニーズ、町外からの観光客の
宿泊ニーズ等の調査を完了し、それらの結果を基に、
民間宿泊事業者へ、町での
宿泊事業展開の可能性についてヒアリングを実施しているところであります。
また、
五百石駅周辺の再
設計事業の予算の使い道につきましては、町の中心である
五百石駅周辺に、観光、
イベント開催、
起業支援等により人を呼び込むことで、地域の
経済循環を創出するとともに、新たな雇用の創出や
活性化を目指すことに取り組んでまいります。
具体的には、昨年度に引き続き、
E-BIKEステーションの運営や
五百石駅
発着ツアーや
歓迎イベント、
街なかにぎわいイベント、動く美術館「あーとれいん」事業や多
手山プロジェクトを開催いたします。また、街なかでの起業を希望される方や
連携協定を締結している大学の学生による、街なかの
活性化につながる活動への支援を予定しているところでございます。
8
◯議長(
岡田健治君) 副町長
酒井武史君。
〔副町長
酒井武史君 登壇〕
9 ◯副町長(
酒井武史君)
広島議員ご質問の2番目、民泊の
受入れ支援についてお答えいたします。
町での民泊の
受入れについては、平成26年度から
民泊体験推進協議会が
実施主体となり、
大都市圏からの中学生などを受け入れております。
新型コロナの影響により令和2年度から3年間中止してまいりましたが、令和5年度は再開する予定としており、現在のところ、5月と6月に
関西方面から2校の中学生、合わせて約200名の
受入れを計画しております。
また、町内の
受入れ世帯については、25から30世帯を予定しており、町でも
広報たてやまで募集した結果、今期の
受入れに必要な世帯数は確保できる見込みとなっております。
生徒を受け入れるご家庭では、それぞれ工夫していただき、農作業や暮らしの
体験等を通じて、生徒との交流を深めていただいております。
推進協議会の運営や調整は
株式会社たてやまが担っておりますが、町としても受け入れていただくご家庭に必要に応じて農作業の体験や見学の紹介などをサポートすることとしており、有意義な
民泊体験となるよう支援してまいります。
10
◯議長(
岡田健治君)
建設課長 安川哲二君。
〔
建設課長 安川哲二君 登壇〕
11
◯建設課長(
安川哲二君)
広島議員ご質問の3番目、道路の整備についてお答えいたします。
道路の補修については、町道に限らず
生活道路においても、舗装の陥没などの通報を受けた際には、できるだけ速やかに職員自らが
穴埋め等の作業を行っているところです。
なお、道路の
傷み具合により、職員による応急的な対応が難しい場合においては、
安全対策を取った上で業者へ修繕を依頼しております。
また、交通量が多い路線や舗装の状態が著しく悪化した路線などにおいては、国の交付金を活用したり、
舗装個別施設計画に基づき起債を活用するなど、限られた予算の中で計画的に道路の補修を進めているところです。
町では、
道路パトロールを実施するほか、日頃から職員が町道を通行する際には、道路に異状がないか確認しています。また、
道路リポーターシステムを活用して、町民の皆様から広く
情報提供をいただくなど、町道の
状況把握に努めているところです。
引き続き町道の
状況把握に努め、安全な通行を確保できるよう努めてまいります。
12
◯議長(
岡田健治君)
商工観光課長 林 弥生君。
〔
商工観光課長 林 弥生君 登壇〕
13
◯商工観光課長(林 弥生君)
広島議員ご質問の4番目、
マスコットキャラクターについてお答えいたします。
平成25年4月に立山町の
公式マスコットキャラクターとして「らいじぃ」が、そして平成27年12月には
LINEスタンプの販売をきっかけに孫の「
らいらい」が誕生し、幅広い世代に愛される
キャラクターとして町の
認知度向上につながっています。
町には
祖父母世代から孫世代までに愛される
キャラクターが既に存在しており、これ以上複数の
キャラクターが存在しますと運用が難しくなるため、議員ご提案の「らいばあ」を新たに誕生させることは難しいと考えます。
14
◯議長(
岡田健治君) 以上で
広島議員の質問を終わります。
8番
村上紀義君。
〔8番
村上紀義君 登壇〕
15 ◯8番(
村上紀義君) 皆さん、ご苦労さまです。本
定例会、昨日から今日にわたりまして、最後の
質問者となりました。
皆さん方には、昨日に引き続き多少はお疲れのことと存じますが、あとしばらくお願いいたします。
今回も緊張感を持って、心して質問したいと思いますので、よろしくお願いいたします。
大きく5項目について質問いたしますが、内容につきましては、さきの
質問者と重なるところもございますが、
通告済みでございますので、ご配慮のほどよろしくお願いいたします。
それでは、質問に入らせていただきます。
最初に、項目1、新しい
生活様式についてお聞きします。
(1)点目として、
新型コロナウイルス感染症が今後5類に移行になりますが、
町民生活がどのように変わるのでしょうか。
町が提供する
サービス内容や
日常生活で大きく関わる事項があれば、町民に広く周知すべきと思いますが、見解をお伺いいたします。
(2)点目として、日常の生活において、マスクの着用の有無、パーティションの在り方など、
運用ルールが昨日より一部変更されました。
5類移行後、町民と接する
窓口業務における変更点についてお伺いいたします。
(3)点目として、
アクリルパーティション、マスク、
手指消毒アルコール、
ワクチン接種等は、
新型コロナウイルス感染症対策の象徴として広く
町民生活に定着いたしました。
5月8日以降、穏やかに
新型コロナウイルス感染症前の生活を取り戻す必要があると考えます。町の
施設等をはじめ、相当の金額と思う
アクリルパーティション等、今後の管理、活用についての考えをお伺いいたします。
(4)点目として、3年間の
マスク着用、
児童生徒、特に小さな
子どもたちの
マスク姿を見るたび、忍び難く心苦しい思いをしたのは、私だけではないと思います。今は少し安堵感を持ちましたが、
子どもたちの元気な笑顔を見るのが楽しみです。
教育関係、学校では、5類に移行された後、どのように変わるのでしょうか。今後の
スケジュールも併せてお伺いいたします。
次に、項目の2、
デジタル化についてお聞きいたします。
昨年の6月、
デジタル田園都市国家構想が示されました。本町でもDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現するために、各課が集約している
課題情報や町民からの
情報等の
デジタル化が不可欠と思います。
町民からの情報、
庁舎内各課で集約している課題や情報は膨大な量とお聞きしております。今後はデータとしていろんな情報を共有化し利活用するためには、今までの情報は紙が中心であり、
事務処理の大半と聞き、
デジタル化が不可欠と思いました。
多様化、複雑化する情報、各課が所管する情報を
デジタル化し、データとして利活用できるよう業務の改善とのことですが、今後の
工程作業内容についてお伺いいたします。
次の質問に入ります。
項目の3、
農業振興についてであります。
中項目の(1)点目として、強い
指導力で持続可能な農業についてお聞きします。
いまだに続くロシアの
ウクライナ軍事侵攻、その影響で食料品をはじめ、諸物価が高騰しております。
農業関係におきましても、
資材価格の
高騰等から今後の
見通しが読めない状況が続いております。
このような中に、町の
基幹産業である農業を取り巻く現状は、
個別経営体はもとより
集落営農組織の実態からも大変厳しい現状でございます。特に
農村集落の
少子高齢化、
核家族化が一段と進行しつつ、従来からの
農村活力がより低下し、新たな支えの仕組み、
組織体制の
見直し等、大きな課題が多いと考えます。
早急に
現状認識と町の
指導力をもって、
JA等を含め
課題解決に向け、緊密な連携をもって取り組むべきと考えますが、町としての方向性についてお伺いいたします。
次、(2)点目として、かつては
新規農業者の多くは代々の
農業経営の
担い手でもありましたが、
家族農業、
兼業農家の
就農者の多くが
高齢化し、農業のリタイヤとともに離農が加速し、新たな
就農者の補充が必要と思います。
今後の
農業形態を思うに、新たに5年後、10年くらいの流れも想定した目標値が必要とも思います。
雇用就農者を含め
農業従事者全体の確保を必要と考え、質問します。
(2)点目の1)として、
担い手農家の育成や
作業環境の
変化等で、一時期から見まして新規の
就農者が増えている地区も見受けられますが、町として
新規就農者の現状と将来の
農業人口の
見通しについてお伺いいたします。
2)として、従来からの米を主とした農業だけでなく、複合的な野菜、園芸、
果樹等を取り入れた
農業形態に変化してきていると思いますが、
新規就農者はどのような
農業形態を選択しているのかについてお伺いいたします。
3)として、農地の集約についてお聞きいたします。
以前は農地の借手が多くありましたが、近年、大
規模農家や
担い手の
高齢化、また諸般の事情からの離農により、農地の委託先の不足が現実化し、地区によっては深刻さを増しております。
農事組合法人や
担い手である立山町
認定農業者への農地の
利用権設定、集積が行政の施策によって進んでいると認識しておりますが、せっかく集積した農地が点在し、一団となっていない土地は、
耕作者にとって非効率と思います。
耕作者は一団にまとまった農地の集約を希望しています。さらなる
マッチングに向けて対応も必要と思いますが、町の
現状認識と支援をお伺いいたします。
次に、中項目の(3)点目、中
山間地域の農業の
過疎化についてであります。
中
山間地域の農業は、人口の減少とともに
過疎化が一段と進み、また
高齢化の進展で
荒廃農地や
耕作放棄地が増えております。中
山間地域の農地、農業を守るといった視点からも、深刻かつ危機的な課題といっても過言ではないと思います。
多発する
自然災害。田畑の管理は、土地の保水、
土砂流出の
防止効果等、
環境保全に重要な役割を担っています。
私は、農業は地域の
基幹産業と思っていますし、地域を支えていると考えれば、農業の崩壊は
集落維持機能の崩壊、環境や景観、ひいては地域の崩壊につながるものと考えております。
(3)点目の1)として、本町の中
山間地域の農業、
農村環境の将来をどのように分析し、今後の対策を進めるかであります。
農業、農村はいろんな機能を持っていると考えますし、また都会人の中に、
自然環境に恵まれた中
山間地域、里山の生活が注目されているとの声も聞きます。
誰もが末永く定住できる
生活環境、
産業施策の両輪の推進が必要と考えます。中
山間地域における
環境整備について、町としての取組についてお伺いいたします。
2)として、中
山間地域の中には、
作業効率の悪い
営農条件と環境で、厳しい
農業経営に取り組んでこられました。これらを踏まえて、現在まで、町としての
環境整備や支援策の推移と、現状を直視した、一段と進む農業の
過疎化を防ぐ早急な
農村環境整備対策や、さらなる支援・改善策が必要と思いますが、町のご認識をお伺いいたします。
次に、項目の4、安全・
快適生活環境についてお聞きいたします。
近年の
犯罪被害の現状を鑑みますと、町が一丸となって
防犯対策に取り組む必要性を強く感じます。
(1)点目として、全国的に
特殊詐欺や凶悪な窃盗などの
犯罪被害が続発しております。県下でも被害が報告されていますが、本町での
被害状況について把握されておいででしょうか。
近年の犯罪については、
マスコミ報道からも、
窃盗対策としては戸締まり、鍵かけが基本であり、町民に広く周知することが必須です。特に
高齢者に理解してもらうことが大切と思います。巧妙かつ大胆な
犯罪被害の状況から、
防犯対策が改めて重要と強く感じます。
防犯カメラの設置は一つの有効な
抑止手段と思いますし、設置によって犯罪の負の連鎖を防ぎ、結果として
犯罪抑止につながる有効化があると思います。
町民の生命、財産を守る観点から、
公共施設をはじめとした安全な
まちづくりを目標に、
防犯カメラの設置に取り組むべきと考えますが、町の認識をお伺いいたします。
(2)点目として、
防犯カメラの映像が
事件解決等に貢献していますが、カメラで撮影された画面に特定の個人と判断できる映像がはっきりと映っている場合、
個人情報の一種として扱われることがあると聞きます。
防犯カメラの設置に関しては、
個人情報保護法に触れることがあるのではと危惧するところであります。
自治会等が町の
補助金制度を利用して設置しても、管理に関しては
運用規定を作成し、順守が必要と聞き、多くの自治会では無理があるのではないかと思います。管理と運用については町が行っていただければと考えますが、見解をお伺いいたします。
最後の質問、項目5に入りたいと思います。
適格請求書等保存方式、俗に言う
インボイス制度でございます。
本年10月1日より、現行の
区分記載請求書等保存方式に代えて導入される制度であります。
登録申請手続を必要とする人や事業所には
スケジュール等が国税庁から示されていると聞きますが、一部の町民で戸惑いの声があるとも聞きます。
インボイス制度の導入に当たり、
免税事業者である小規模の
事業者が、今までと違って、町等の
公共工事や
公共物調達など従来取引への影響があるのではと懸念されておられます。
制度自体は消費税を預かる立場である
事業者への制度でありますし、
町民生活には影響がないと聞いておりますが、一部の町民の皆さんの不安の払拭、
制度内容を分かりやすく周知することがこれから必要ではないかと思い、町の見解をお伺いし、私の質問を終わります。
16
◯議長(
岡田健治君) 町長
舟橋貴之君。
〔町長
舟橋貴之君 登壇〕
17
◯町長(
舟橋貴之君)
村上議員ご質問の3番目になります。
農業振興の(1)点目、強い
指導力で持続可能な農業についてお答えします。
議員ご指摘のとおり、町の農業を取り巻く現状は、
農業経営者の
高齢化や
後継者不足などの課題があるほか、肥料や農薬などの
価格高騰による
経営悪化や
高温等の
気象変動による
品質低下など、
農業経営の
基盤強化から
品質向上対策まで様々な課題があります。
これらの課題を克服し、将来にわたり
地域農業を持続していくため、
経営規模の拡大や経営の複合化、法人化などを進めることで収益性の高い
経営基盤の強化を図ることが重要だと考えます。
また、
家族経営の農家においては、
農業機械の
共同利用などを推進し、持続可能な
地域営農の体制を確立することが必要であります。
町では、
アルプス農業協同組合や
県富山農林振興センターと連携し、
地域農業の持続的な発展に向け、
農業者への
情報提供や
支援体制を強化してまいります。
続きまして、(2)点目、
農業従事者全体の確保の1)、町の
新規就農者の状況と将来の
農業人口の
見通しを伺うについてお答えします。
新規就農には、
経営開始時より
一定規模の
農業経営を目指し、町が認定する
認定新規就農者と、親元や
農業生産法人へ就農する場合があります。このうち、町では毎年、1名ないし2名以上、新規に就農されており、
認定新規就農者については、ここ5年間では8人の認定を行っております。
新規就農者の確保に関する取組として、
町地域担い手総合支援協議会が主催する
就農マッチングバスツアーで、就農を希望する方と
新規就農の
受入れを希望する
経営体との
マッチングを行っております。
将来の
農業人口の
見通しにつきましては、大
規模経営体への
農地集積が進んでいることから、減少していくことが想定されます。
町では、
地域農業の
担い手として、
耕作者だけでなく、
多面的機能支払交付金制度に取り組む農地の所有者や地域内の非農家の方も含めて、良好な
景観形成等の保全・維持をしていただけるよう周知してまいります。
続きまして、(2)点目の2)、
新規就農者はどのような
農業形態を選択しているのかについてお答えします。
町における
認定新規就農者8人の
農業形態は、
親元就農で農業を継承して主に水稲に取り組む方が3人、水稲と
園芸作物に取り組む方が3人、
園芸作物に取り組む方が2人となっております。
認定新規就農者として
農業経営をしていく場合は、5年後の
所得目標として250万円を目指す
青年等就農計画を
県富山農林振興センターなどの
関係機関とともに作成し、取り組んでいくことになります。
従来の水稲だけではなく、野菜、
果樹栽培も含めて取り組むことにより、安定的な
農業経営を継続していくことが可能となるため、
園芸作物に取り組むことも含めて相談支援しているところです。
引き続き、
県富山農林振興センターや
関係機関と連携の上、
認定新規就農者の
経営支援や
新規就農者の掘り起こしなどに取り組んでまいります。
続きまして、(2)点目の3)、一団の
土地集積への
マッチングに向けた町の認識を問うについてお答えします。
農地の集積化は、
経営基盤強化を目指す大
規模個人経営体や
農業経営を営む法人が経営面積を拡大するために取り組んできました。
また、農業委員会では、農業を続けられなくなった農家から相談があった場合、農業委員や農業委員会事務局より、近隣で耕作する
経営体に依頼してきた経緯がございます。
これらの取組により、町の
担い手農家への集積率は、令和3年度末で60.5%となっております。
一方、議員ご指摘の一団の農地への集積、いわゆる農地の集約化につきましては、近年、
経営体ごとの経営面積が拡大してきたことに伴い、将来的な集約の相談が増えてきております。
集約化には、農地所有者や複数の
耕作者の意向も考慮する必要があるため、一様には解決できない課題です。
町としても農業委員や農業委員会事務局、
アルプス農業協同組合と連携し、
耕作者の作業等の効率化を図るため、課題の解決に向け取り組んでまいります。
18
◯議長(
岡田健治君) 教育長 杉田孝志君。
〔教育長 杉田孝志君 登壇〕
19 ◯教育長(杉田孝志君)
村上議員ご質問の1番目、新しい
生活様式についての(4)点目、
教育関係、学校での5類移行後の変化、
スケジュールについてお答えいたします。
現在、
新型コロナウイルス感染症への対策として、教育
関係機関や学校におきましては、国、県の通知や連絡などに準拠した対応を取っております。
3月13日、昨日からマスクの着用は個人の判断に委ねられることとなり、4月1日から学校ではマスクの着用を求めないことが基本となりますが、マスクを外すことに抵抗のある子どもも相当数いると予想されます。
今後、5月8日から5類に移行されますと、季節性インフルエンザウイルスと同様の取扱いとなることから、マスクの着用や手指消毒などにつきましては、学校や施設ごとに適切に判断することとなります。なお、感染状況によりましては、学級閉鎖や臨時休館等、蔓延防止措置を講じます。
また、卒業式や入学式をはじめ、運動会や宿泊学習など、学校行事につきましては、
コロナ禍を契機に改めて実施の意義や活動内容を見直すこととして、校長会で共通理解しております。
なお、5類に変更された後でも、求められる身近な感染対策について、厚生労働省の専門家会合のメンバーらが新たな見解をまとめ、体調不安や症状があるときは自宅で療養するか医療機関を受診すること、その場に応じたマスクの着用やせきエチケットの実施、3密を避けることと換気、手洗い、適度な運動と食事といった5つの基本を示しました。
これらを参考にしながら、引き続き感染状況に留意しつつ、国や県の通知等に準拠して、
子どもたちが充実した学校生活を送れるよう対応してまいります。
20
◯議長(
岡田健治君) 総務課長 清水 正君。
〔総務課長 清水 正君 登壇〕
21 ◯総務課長(清水 正君)
村上議員ご質問の1番目、新しい
生活様式の(1)点目、5類移行に伴い
町民生活の変化は、またその周知についてお答えいたします。
新型コロナウイルス感染症は、5月8日から季節性インフルエンザなどと同等の感染症法上の5類へと位置づけられます。これまで法に基づいて国や県が行っていた感染者、濃厚接触者の外出制限やマスクの着用推奨、感染者の把握方法などが変わることになります。
ワクチン接種につきましては、位置づけの変更にかかわらず、法に基づいて実施することとなります。ただし、これまで町民会館で行っていた集団接種は行わず、医療機関における個別接種となりますが、予約を受け付けるコールセンターは4月以降も継続することとしています。
マスク着用については、3月13日、昨日から運用が変更されており、個人の判断に委ねることを基本としながらも、感染防止対策としてマスクの着用が効果的である場面などでは着用を推奨されております。
また、基本的な感染対策は重要であり、引き続き3つの密の回避、人と人との距離の確保、手洗い等の手指衛生、換気等の励行をお願いいたします。
町では、
町民生活に混乱が生じないよう、広報やホームページなどを通して
情報提供と周知に努めてまいります。
次に、(2)点目、5類移行後の
窓口業務及び(3)点目、
アクリルパーティションの今後の管理、活用についてお答えいたします。
これまで役場庁舎、とりわけ
窓口業務における
新型コロナウイルス感染症対策につきましては、空気循環式紫外線清浄機や飛沫による感染防止のための
アクリルパーティションの設置をはじめ、職員の
マスク着用や手指消毒、定期的な換気等を行ってまいりました。
このたびの
新型コロナウイルスの5類移行に伴い、国の
新型コロナウイルス感染症対策本部は
マスク着用の考え方について見直しし、マスクの着用については個人の判断に委ねることを基本としながらも、感染防止対策として効果的である場面などでは着用を推奨しております。
町の
窓口業務では不特定多数の方と接することから、当面の間は、職員の
マスク着用など、これまでの感染対策を維持することとしますので、ご理解をお願いいたします。
また、今後の
新型コロナウイルスの感染状況等を見ながら、
アクリルパーティションの取り外しなど、順次検討してまいりたいと考えております。
なお、窓口以外の職員の
マスク着用は任意とし、来庁者につきましても、マスクの着用についてはご本人の判断といたします。
今後、
アクリルパーティションを取り外した場合、防災の観点から、当面の間、必要に応じて感染防止対策として活用できるよう、防災倉庫等で保管をすることになろうかと思います。
続いて、5番目、
適格請求書等保存方式、いわゆる
インボイス制度導入に伴う入札への影響についてお答えします。
公共工事等においては、町は入札参加に必要な資格を定めることができますが、その際には、地方自治法施行令に規定する、契約の性質または目的により入札を適正かつ合理的に行うため特に必要がある理由に該当する必要があります。
しかしながら、
インボイス制度導入に伴って、適格請求書発行事業所でない小規模
事業者等を入札に参加させないことは、この「特に必要がある理由」に該当しないため、制限はできないものと考えております。
なお、総務省も技術的助言として同様の通知を発出していますことを申し添えます。
22
◯議長(
岡田健治君) 企画政策課長 山田真樹子君。
〔企画政策課長 山田真樹子君 登壇〕
23 ◯企画政策課長(山田真樹子君)
村上議員ご質問の2番目、
デジタル化についてお答えします。
町としてのDXの方針につきましては、昨日町長がお答えしておりますが、DXを推進していく上で、文書の整理が重要な課題であると認識しております。この課題を解決するため、令和5年度は文書の
デジタル化に全庁一丸となって取り組む予定です。
まず、各課の現在の紙文書の管理状態や保有量等の現状を把握し、廃棄するか、書庫で保管するか、電子化するかの仕分を行います。電子化する文書については、そのデータを探す際、誰が見ても分かりやすい名称で保存するなど、ペーパーレス運用のためのルールを構築します。同時に、紙を使用しない今後の仕事の進め方も検討してまいります。
これらの作業には時間と労力がかかりますが、今ある紙を減らし、これから出る紙を増やさない仕組みを定着させていきたいと考えております。
24
◯議長(
岡田健治君) 農林課長 野田昌志君。
〔農林課長 野田昌志君 登壇〕
25 ◯農林課長(野田昌志君)
村上議員ご質問の3番目の(3)点目、中
山間地域の農業の
過疎化対応の1)
環境整備と2)
過疎化を防ぐ早急な対策と改善について、まとめてお答えいたします。
議員ご指摘のとおり、中
山間地域における人口減少、
農業者の
高齢化は著しく、農業の継続や農地保全、集落機能の維持に大きな影響をもたらしています。各集落では、これまでも中
山間地域等直接支払制度を活用し農地の保全管理に取り組んでおり、今年度は将来の農地利用の方針を考える集落戦略を検討しております。
町では引き続き、国、県へ本事業の予算確保を働きかけていくとともに、各集落が継続して取り組んでいけるよう、農地の利用方法について相談しながらサポートしてまいります。
あわせて、東谷地区では、住民による地域協議会に新たな活動組織を加え、令和4年3月に東谷地区
活性化協議会として再結成し、改めて地域における課題の解決と地域の将来像について話し合うため、県の中
山間地域「話し合い」促進事業に取り組みました。
話合いの中では、地域を大切に思い、望ましい将来像に向けて、地域住民が主体となる前向きな意見が多数出され、今後、東谷地区に着任している地域おこし協力隊員や谷口集学校を運営するリングロー株式会社と連携し、遊休農地を活用するため、ホップの試験栽培や農業に参画する新たな人材の募集、地域の仕事づくりにつながる資源の有効活用、ITを活用した地域の生活支援などを計画していく予定としています。
町では引き続き、
活性化協議会と連携し、地域の活動をサポートしてまいります。
26
◯議長(
岡田健治君) 住民課長 成瀬 真君。
〔住民課長 成瀬 真君 登壇〕
27 ◯住民課長(成瀬 真君)
村上議員ご質問の4番目、安全・
快適生活環境の(1)点目、町での
被害状況についての把握及び町が
公共施設をはじめとした広域に
防犯カメラを設置するべきではないかについてお答えします。
町内における
特殊詐欺や凶悪犯罪の件数を上市警察署に確認したところ、令和3年、4年ともに0件とのことでした。
次に、
防犯カメラが設置してある町施設は、役場庁舎、元気交流ステーション、町立保育所、町立小中学校、一部の町立公民館に、施設内の管理及び
防犯対策として設置しております。このほか、不法投棄対策として山間部に可搬型
防犯カメラを3台設置しております。
なお、広域に
防犯カメラを設置することにつきましては、犯罪の抑止に効果があると考えられますが、不特定多数の住民を撮影することになるため、警察と十分協議する必要があると考えます。
次に、(2)点目、自治会が設置した
防犯カメラの管理運用を町が行えないかについてお答えします。
現在、自治会が設置した
防犯カメラは、自治会と上市警察署が取付け場所を協議した上で警察署が設置し、一定期間経過後、町の補助金を活用して自治会が購入したものであります。
撮影内容につきましては、警察署のみ閲覧可能となっております。
自治会の要望により取り付けた
防犯カメラを町に移管することについては、慎重に検討しなければならないと考えております。
なお、
防犯カメラには犯罪に対する抑止力が期待できることから、設置のご希望があれば上市警察署にご相談ください。
28
◯議長(
岡田健治君) 以上で
村上議員の質問を終わります。
29 ◯8番(
村上紀義君) ありがとうございました。
30
◯議長(
岡田健治君) これで一般質問並びに質疑を終わります。
これをもって、
町政一般に対する代表質問及び一般質問並びに
提出案件に対する質疑を終結いたします。
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議案の先議(議案第1号、議案第2号
及び議案第11号から議案第15号まで)
31
◯議長(
岡田健治君) 日程第2、議案第1号、議案第2号及び議案第11号から議案第15号までの件を議題といたします。
お諮りいたします。ただいま上程中の案件のうち、議案第1号、議案第2号及び議案第11号から議案第15号までを先議したいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
32
◯議長(
岡田健治君) ご異議なしと認めます。よって、先議することに決定いたしました。
質 疑
33
◯議長(
岡田健治君) それでは、議案に対する質疑に入ります。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
34
◯議長(
岡田健治君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
討 論 ・ 採 決
35
◯議長(
岡田健治君) お諮りいたします。これらの案件については、会議規則第38条第3項の規定により委員会付託を省略し、直ちに討論・採決に入りたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
36
◯議長(
岡田健治君) ご異議なしと認めます。よって、委員会付託を省略することに決定いたしました。
これより討論に入るのでありますが、通告がありませんので、採決いたします。
まず、議案第1号及び議案第2号を一括採決したいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
37
◯議長(
岡田健治君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
議案第1号 専決処分の承認を求めることについて(令和4年度立山町一般会計補正
予算)
議案第2号 専決処分の承認を求めることについて(令和4年度立山町一般会計補正
予算)
以上の案件は、原案のとおり承認することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
38
◯議長(
岡田健治君) 起立全員であります。よって、以上の案件は原案のとおり承認されました。
次に、議案第11号から議案第15号までの5件を一括採決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
39
◯議長(
岡田健治君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
議案第11号 令和4年度立山町一般会計補正予算について
議案第12号 令和4年度立山町国民健康保険事業特別会計補正予算について
議案第13号 令和4年度立山町後期
高齢者医療事業特別会計補正予算について
議案第14号 令和4年度立山町農業集落排水事業特別会計補正予算について
議案第15号 令和4年度立山町水道事業会計補正予算について
以上の案件は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
40
◯議長(
岡田健治君) 起立全員であります。よって、以上の案件は原案のとおり可決されました。
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議 案 の 委 員 会 付 託
41
◯議長(
岡田健治君) 日程第3 議案の委員会付託についての件を議題といたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第3号から議案第10号まで及び議案第16号から議案第28号まで並びに
議員提出議案第1号、以上22件の議案につきましては、お手元に配付いたしております議案付託表のとおり、それぞれの所管の常任委員会に付託したいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
42
◯議長(
岡田健治君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
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請 願 ・ 陳 情 書 に つ い て
43
◯議長(
岡田健治君) 日程第4 請願・陳情書についての件を議題といたします。
今期
定例会において審査する請願・陳情書は文書表のとおりであり、所管の常任委員会に付託しますので、ご報告いたします。
これをもって本日の日程は全て終了いたしました。
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議 会 日 程 の 報 告
44
◯議長(
岡田健治君) 次に、これからの議会の日程を申し上げます。
明日3月15日は午前9時から総務教育常任委員会を、3月17日は同じく午前9時から産業厚生常任委員会を開催いたします。
次回の本会議は、3月22日午後1時30分から再開いたします。
なお、討論の通告は3月17日午後5時までであります。
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散 会 の 宣 告
45
◯議長(
岡田健治君) 本日はこれをもって散会いたします。
午前11時00分 散会
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