黒部市議会 > 2023-03-01 >
令和 5年第2回定例会(第1号 3月 1日)

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  1. 黒部市議会 2023-03-01
    令和 5年第2回定例会(第1号 3月 1日)


    取得元: 黒部市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-13
    令和 5年第2回定例会(第1号 3月 1日)   令和5年第2回黒部市議会3月定例会会議録 令和5年3月1日(水曜日)                 議事日程(第1号)                              令和5年3月1日(水)                               午前10時00分開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 会期の決定 第3 議案第5号  令和4年度黒部市一般会計補正予算(第9号)    議案第6号  令和5年度黒部市一般会計予算    議案第7号  令和5年度黒部市国民健康保険事業特別会計予算    議案第8号  令和5年度黒部市後期高齢者医療事業特別会計予算    議案第9号  令和5年度黒部市発電事業特別会計予算    議案第10号 令和5年度黒部市地域開発事業特別会計予算    議案第11号 令和5年度黒部市牧場事業特別会計予算    議案第12号 令和5年度黒部市フィッシャリーナ事業特別会計予算    議案第13号 令和5年度黒部市病院事業会計予算    議案第14号 令和5年度黒部市水道事業会計予算
       議案第15号 令和5年度黒部市簡易水道事業会計予算    議案第16号 令和5年度黒部市下水道事業会計予算    議案第17号 令和4年度黒部市一般会計補正予算(第10号)    議案第18号 令和4年度黒部市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)    議案第19号 令和4年度黒部市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)    議案第20号 令和4年度黒部市発電事業特別会計補正予算(第2号)    議案第21号 令和4年度黒部市フィッシャリーナ事業特別会計補正予算(第1号)    議案第22号 専決処分の承認について           (令和4年度黒部市一般会計補正予算(第8号))    議案第23号 黒部市情報通信技術を活用した行政の推進に関する条例の制定につ           いて    議案第24号 黒部市個人情報保護法施行条例の制定について    議案第25号 黒部市個人情報保護審査会条例の制定について    議案第26号 黒部市くろべ市民交流センター条例の制定について    議案第27号 黒部市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定め           る条例の一部改正について    議案第28号 黒部市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例           の一部改正について    議案第29号 黒部市認定こども園条例の一部改正について    議案第30号 黒部市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する           基準を定める条例の一部改正について    議案第31号 黒部市国民健康保険条例の一部改正について    議案第32号 黒部市納骨堂条例の一部改正について    議案第33号 黒部市立公民館条例の一部改正について    議案第34号 黒部市吉田科学館条例の一部改正について    議案第35号 黒部市美術館条例の一部改正について    議案第36号 黒部市と入善町との間における下水の処理の事務委託の変更につい           て    議案第37号 黒部市総合振興計画後期基本計画について    報告第2号  令和2年度決算に係る健全化判断比率の修正報告について    報告第3号  専決処分の報告について           (損害賠償の額の決定)             (33件 提案理由説明、2件 報告) 第4 議案第5号  令和4年度黒部市一般会計補正予算(第9号)         (質疑、委員会付託、委員長報告、質疑、討論、表決) ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日の会議に付した事件  議事日程に同じ ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日の出席議員   15人     1番 橋 詰 真知子 君         2番 野 村 康 幸 君     3番 松 倉 孝 暁 君         4番 長谷川 恵 二 君     5番 家 敷 誠 貴 君         6番 古 川 和 幸 君     8番 中 野 得 雄 君         9番 大 辻 菊 美 君    10番 柳 田   守 君        12番 成 川 正 幸 君    13番 高 野 早 苗 君        14番 中 村 裕 一 君    15番 木 島 信 秋 君        16番 辻   泰 久 君    17番 新 村 文 幸 君 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日の欠席議員    11番 柴 沢 太 郎 君 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 説明のため出席した者  市長部局   市長                武 隈 義 一 君   副市長               上 坂 展 弘 君   総務管理部長            魚 谷 八寿裕 君   市民福祉部長            霜 野 好 真 君   産業振興部長            高 野   晋 君   都市創造部長            山 本 浩 司 君   防災危機管理統括監総務課長     島 田 恭 宏 君   市民福祉部理事健康増進課長     平 田 千 秋 君   産業振興部次長農業水産課長     平 野 孝 英 君   都市創造部理事上下水道工務課長   廣 木 敏 之 君   会計管理者             高 本   誠 君   総務管理部理事企画情報課長     林   茂 行 君   総務管理部次長財政課長       川 添 礼 子 君   総務課主幹行政係長         吉 田 雅 之 君  市民病院   市民病院事務局長          長 田   等 君   市民病院事務局次長総務課長     池 田 秀 之 君  教育委員会   教育長               中   義 文 君   教育部長              藤 田 信 幸 君   教育委員会事務局次長学校教育課長  小 倉 信 宏 君  監査委員               松 野   優 君 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 職務のため議場に出席した事務局職員   議会事務局長            柳 原 真美代 君   議会事務局次長議事調査課長     佐々木 隆 一 君   議事調査課主幹           宮 崎 香 織 君   議事調査課主事           南 保 真 也 君 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― ○(一般質問通告) 一般質問(代表) ■自民同志会 高野早苗議員  1 令和5年度当初予算案の重点事業について   (1)「住む人が輝き、人が人を呼び込む」まちづくり政策の推進事業      市長が公約で掲げた施策について「黒部の未来枠」を設け、新たなまちづくり      に向けた取り組みを推進していくとの事です。人口減少や少子高齢化など難題      が山積みする中で、これら施策を予算特別枠「黒部の未来枠」とした考えにつ      いて伺う。   (2)「住む人が輝き、人が人を呼び込む」まちづくり政策の推進事業      施策における各事業には新たな取り組みも多く、時間とコストとともに長期的      なモデル、視点も必要と思われる。地域資源活用策、本年度の取り組み並びに      長期的事業モデル個別事業ごとに伺う。   (3)「新型コロナウイルス感染症対策及び原油価格・物価高騰対策等の推進事業」      新型コロナウイルスの感染法上の位置づけが5類に引き下げられるが、市民生      活はどのように変わるのか。また、新型コロナウイルスワクチン接種事業費が      令和4年度の5,715万円から令和5年度は260万円に減額される。医療費はどの      ように変わるのか伺う。
      (4)「新型コロナウイルス感染症対策及び原油価格・物価高騰対策等の推進事業」      について      物価高、特に電気料が令和4年に入ってから高騰し続け、令和5年4月からは      さらに値上げすると報じられている。電気料高騰の中で高圧電力契約の事業者      の負担が特に大きいとされているが、どのように認識しているのか伺う。   (5)「デジタル推進事業」について      令和5年度は市デジタル化推進プロジェクトチームにおける検討内容を反映し      たデジタル化の取り組みを推進するとのこと。現在地方自治体ごとにシステム      整備が行われ、各システムのデータ項目は統一されていない項目があると聞い      ている。こうしたバリアを取り除くシームレスな情報連携が今後実現していく      と考えてよいのか伺う。   (6)「デジタル推進事業」について      令和5年度に第4次地域福祉計画を策定することになっているが、高齢者に情      報格差のない、デジタルデバイド解消に向けた支援を位置づけられないか伺う。   (7)「脱炭素化の推進事業」について      電気量の削減策としてLED化や太陽光発電などが再認識されている。令和5年度      予算に公共施設照明等LED化推進事業費(対象11施設)として61,323千円計上さ      れているが、これによって公共施設の何%がLED化になるのか、また、消費電力      は何kwhから何kwhに減ると試算しているのか伺う。      LED化はかつてはメリットばかりでなく、デメリットもあると聞いたがLED化の      デメリットはないのか伺う。   2 令和5年度予算関連事業について   (1)「ふるさと黒部サポート寄附」について      「ふるさと納税」の学習会に行ってきた福井県では県をあげて「ふるさと納税」      に力を入れ、返礼事業者と丁寧に情報交換をしていた。一方、我が黒部市も令      和3年度は1,868件4,356万円、令和4年度は1月末で5,907件      1億4,502万円と驚異的に取扱額を増やした。まだまだ伸びしろがあると      思われるが、昨年と本年度との働きかけや成果にどんな違いがあったのか、ま      た令和5年度の目標額を伺う。   (2)「ふるさと黒部サポート寄附」について      「ふるさと納税」は、国が認めた自治体間のビジネスとまで言われている。本      腰を入れてもっと取り組むべきと考える。専属職員を配置できないか伺う。   (3)予定される大型事業について      第40回の節目を迎えるカーター記念黒部名水マラソン開催にあたり、安全面      も考慮した成功への意気込みについて伺う。   (4)予定される大型事業について      8月に開催が予定されている大相撲黒部場所は、宇奈月温泉開湯100周年と      あわせ、市民に元気を与える事業として大いに期待されるところである。しか      しながら、事業費3,005万円が先行し、市民に誤解があるのではと感じる。      実態は実行委員会に対する貸付金とのこと。3点伺う。      ①大相撲黒部場所の内容、実行委員会の組織について      ②貸付金という事は後々、返済されると思うがどのような形で実施されるのか      ③開催にあたっての思いを伺う。   (5)人口減少に歯止めのかからない現在、産官民一体となってのにぎわい創出を目      指す一大プロジェクト生地周辺活性化促進事業は、国のモデル的な存在では      ないかと期待している。生地駅周辺調査業務委託費として440万円が予算化      されているが、どのような調査内容なのか伺う。   (6)道の駅KOKOくろべの瑞彩マルシェに並んでいる地場産の野菜が安くて新鮮と近      隣の市町からも買いに来ておられるそうである。こうした例に限らず、生産者      と観光が連携しながら販路を拡大し、ブランド力を高めていくことは、これか      らの農林水産業の振興に欠かせないと思われる。「産地 黒部」ブランド力向      上事業のねらいについて伺う。   (7)農林水産業の担い手不足、高齢化問題は、特に水産業においてはより深刻な問      題であると認識している。しかしながら これまでの取り組みでは担い手確保      は難しく、先進地事例も参考にした新たな取り組みが必要になってきたのでは      と思われる。漁業担い手確保・育成事業のねらいについて伺う。   (8)今年3月をもって竹田黒部市民病院長が勇退される。長年にわたり大勢の命を      救っていただいたことに深甚の感謝を申し上げる。これまでを振り返り、黒部      市民病院の新川地区における基幹病院としての役割や今後の課題、展望につい      て伺う。  3 北方領土返還要求運動について   (1)今回の増額算定について      ロシアのウクライナ侵攻が、日本とロシア間の「北方領土」問題に及び、北方      領土問題を含む平和条約交渉について「継続する意思はない」と中断を突きつ      けてきて一年になろうとしている。本市は北海道についで北方領土とはゆかり      が深く、北方領土返還要求運動にも先導的に取り組んできた。今日の逆境の時      こそさらに声を高らかに上げるべきだと考える。北方領土返還要求運動に対す      る市長の決意を伺う。   (2)不法占拠されてからすでに80年近く過ぎている。北方領土返還要求運動を風      化させないためにも子ども達に繋いでいくことが大切と考える。      「百聞は一見に如かず」のことわざがあるが、歯舞群島の近さを根室の海を実      際に見て肌で感じるなど、黒部の子ども達に北方領土を体験してほしいと願う      ものである。修学旅行で姉妹都市根室市に行けないか伺う。  4 富山県パートナーシップ宣誓制度について   (1)「LGBTQ」と呼ばれる性的マイノリティのカップルや事実婚などを結婚に相当す      る関係として公的に認めることを「パートナーシップ制度」と言われている。      富山県では3月1日から宣誓されたお二人に関係性を証明する「受領証」が発      行されている。この証明証で今までできなかった、例えば医療機関において症      状説明が受けられるなどパートナーとして認めてもらえることが可能となる。      誰もが多様性を認め合って、安心して生活できる社会への大きな一歩になるこ      とを期待するものだ。富山県はワンチームといわれるが、市町村との連携はあ      るのか。本市も富山県に準じて発行していくのか伺う。   (2)お二人に未成年の子どもがいる場合、あわせて届け出ることが出来る「ファミ      リーシップ」に対する考え方について伺う。  5 未来の大人への種まきについて   (1)来年令和6年4月発足に向けて、当市で「こども家庭センター」の設置準備が      されると聞く。準備に至る経過と概要について伺う。   (2)コロナ禍により環境の変わった子ども達の行動を外に向けさせることは大切で      ある。このため、公共交通を利用しながら、ふるさと再発見のような取り組み      を推進できないかと考える。夏休み中は小中学生の市内公共交通を無料にして、      出かけやすい環境をつくれないか伺う。   (3)1989年11月20日第44回 国連総会において「子どもの権利条約」が採択され、      日本も1994年に批准し、今年4月にようやく「こども基本法」が施行される。そ      うした中、昨年8月に、市内の小中学生代表による「名水の里くろべ 子どもの      権利宣言作成委員会」が開催され、~こどもと大人の約束~名水の里くろべ      こどもの権利宣言が作成された。この宣言を今後大人向け、子ども向けにどう      啓発するのか伺う。   (4)子ども達の目線で「こども権利宣言」がされたのに合わせ、しっかりと法で子      どもを守る「子ども権利条例」の制定が必要と思うが、その制定の考えについ      て伺う。
    ■自民クラブ 大辻菊美議員  1 令和5年度黒部市当初予算案について   (1)「住む人が輝き、人が人を呼び込む」まちづくり政策の推進に向け、予算特別      枠として「黒部の未来枠」が予算案で示された。具体的にどのようなことを目      途に取り組む予算なのか伺う。   (2)デジタル化の推進について      「デジタル社会の実現に向けた改革の基本方針」が政府において令和2年12月に      決定され目指すべきデジタル社会のビジョンとして「デジタルの活用により、      一人ひとりのニーズに合ったサービスを選ぶことができ、多様な幸せが実現で      きる社会~誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化~」が示されている。      「市民の利便性」、「行政運営の簡素化」が図られる。      マイナポータルを通じて、子育てや介護などの行政手続きの検索、オンライン      の申請など、ワンストップのサービスを提供できるようになると考える。更な      るデジタル化の推進について具体的な施策を伺う。   (3)人口減少、異次元の少子化対策について      未婚・晩婚が進む中、新型コロナウイルス感染症や物価高騰などに伴い妊娠を      控える傾向がある。多くの人が出産や産後育児に不安を感じるなど、新型コロ      ナウイルス感染症の流行が少なからず影響を及ぼしたのではないかと見受けら      れる。本市においても黒部市結婚支援事業で若者たちの出会いの場「婚活イベ      ント開催」なども展開している。少子化対策において「支援強化」が必要と考      える。支援策について伺う。   (4)「自然と共生し、安全で安心して暮らせるまちづくり」について      重点事業 水力発電所可能性調査業務委託費がある。本市には、地域脱炭素の      一役を担う小水力発電が宮野用水発電所黒瀬川発電所がある。発電で得られ      る売電収入の一部を土地改良施設の管理費等に充当している。現在、民間企業      においても温室効果削減のため田籾川流域での小水力発電を計画している。本      市においても新たな水力発電の可能性調査実施を行うとのこと。調査河川、及      び今後の取り組みについて伺う。   (5)「豊かな心と生きがいを育み、人が輝くまちづくり」について      重点事業 うなづき友学館開館30周年記念事業費がある。複合館の利点を活か      しての新規来館者の満足度アップを行うための取り組みについて伺う。      大相撲黒部場所開催事業費がある。8月下旬に市総合体育センターにて大相撲夏      巡業「黒部場所」が宇奈月温泉開湯100周年に合わせ開催される。予算案に事業      費3,005万円計上されているが事業実施体制、集客予定数、及び経済効果等につ      いて伺う。   (6)「市民と行政がともに支えるまちづくり」について      重点事業 くろべ市民交流センター管理運営費がある。      (仮称)くろべ市民交流センターが10月にオープン予定である。      「市民が集い学ぶ文化と交流の拠点」をコンセプトにした市立図書館、三日市      公民館、市民会館、働く婦人の家、ほがらか子育て支援センターのほか、新た      に移住・人つなぎ支援センター等の各機能が融合した施設である。クロスアシ      スト事業について伺う。   (7)武隈市政の1年間の総括についてと初めての当初予算編成、自身の「公約実現予      算」に向けての思いをお聞かせ願いたい。  2 道の駅「KOKOくろべ」について   (1)昨年春4月22日にオープンして1年がたとうとしている。      国道8号が4車線化になった時の計画交通量利用を122万人と算定して施設利用者      見込みを試算しているとのこと。現在は4車線化になっていないが来場者数99万      人の目標をたてている。様々なイベント企画、開催をして取り組んでいるが2月      現在で来場者数、約83万5千人である。後、2ヶ月弱で目標値に達することがで      きるのか。また、見込みがない場合は、その要因について伺う。   (2)人を呼び込むためには定期的なイベント開催、春夏秋冬を通じて月2回隔週の開      催、目玉商品、口コミ等がある。      工夫することで土日にかかわらず平日も来場者が増えるのではないかと思う。      来場者を増やすための令和5年度計画について伺う。   (3)オープン当初は、来場者も多く8月末には50万人を超えたが日が経つにつれ土日      を除くウイークデーでは来場者が少ない。      イベントが開催される土日は多くの家族連れで賑わっている。      残念なのは、瑞彩マルシェ農林水産物直売所)のコーナーをみると冬季間と      はいえ種類や量も少なく空間がある。先日、姉妹都市である大崎市の「あ・ら      ・伊達な道の駅」に視察に行ってきた。アンケートで来館目的をみると農産物      直売が1番で200名を超える生産者が毎朝採れたての野菜を持ってきているとの      こと。全国の農家やJAとのネットワークを使い常に野菜が多く陳列されている。      来場者が多い道の駅は野菜が豊富である。      「KOKOくろべ」では設置コーナーも狭く人がまばらである。農林水産物直売所      での出荷登録者が実出荷できるための支援、取り組みについて伺う。  3 黒部市民病院事業について   (1)市民病院では、医療等の支払いの授受を黒部市農業協同組合から2名の会計担当      者が派遣されて業務を担っている。医療費自動支払機を設置することで、会計      担当者の業務負担軽減、お釣りの渡し間違い(金銭授受時のトラブル防止)、      混雑(待ち時間の解消)、会計担当者が紙幣や硬貨に触れないため衛生的等の      メリットがある。市民病院での医療費自動支払機、設置の検討について伺う。   (2)無痛分娩は「硬膜麻酔」を用いて痛みをやわらげて行うお産です。      出産中に陣痛がやわらぐことでリラックスできる。出産時の赤ちゃんにかかる      負荷が少ない。妊帰の体力の消耗が少なく産後の回復が早くスムーズに日常生      活に戻ることができる。      しかし、デメリットもある。麻酔や合併症を伴うリスク等がある。急性期医療      を担う総合病院には多くの麻酔科医がいるが手術麻酔を優先し無痛分娩まで手      が回らないという施設が多いとのこと。市民病院においても無痛分娩が行われ      ているが、妊産婦の初産、経産婦が自然分娩、無痛分娩を選択肢できるようニ      ーズに応えていくべきと考える。市民病院の現状について、及び、今後の取り      組みについて伺う。   (3)富山県において地域医療構想の策定を進めており、各医療圏における令和7年に      向けた医療機能毎の必要病床数が示されている。      現在、市民病院においては一般病床数358床、東病床7階で47床が休床していて      合計405床である。看護師不足と伺っているが今後の病床運営見込みについて伺      う。   (4)新川広域圏で市民病院と富山労災病院、あさひ総合病院とで救急告示病院とし      て病院群輪番制を敷き、医療圏の休日・夜間における救急患者の診療を受け入      れる体制を整備している。市民病院は2.5次救急を担っており、病院の規模から      輪番日は50%となるように設定されているが輪番日でもない日も市民病院に搬送      される患者が多く輪番が機能していないと聞き及ぶ。      現状と課題に対する取り組みについて伺う。   (5)本市は、宮城県大崎市とYKKグループ企業が立地する縁で長年に渡り交流があり      令和2年10月8日に災害時等相互応援協定を締結、令和3年11月5日姉妹都市の締      結を行った。大崎市とは市民交流、議会交流などを通じて相互のつながりを深      めてきた。市民病院の働き方改革の推進とともに大崎市民病院と人事交流等を      活発に行い今後の協定締結を視野に入れて検討しては如何か。市民病院の所見      を伺う。
    ■自民志創会 成川正幸議員  1 令和5年度予算編成方針について   (1)黒部の未来枠を推進していくにあたり、市長が描く目標達成のゴール設定はど      のように考えているのか伺う。   (2)アフターコロナと原油価格・物価高騰対策について今後、どのような取組、支      援を考えているのか伺う。   (3)今回の電気料高騰を鑑みて、本市においても電力の地産地消や自給率を上げる      ことを念頭に「小水力発電」を中心とした本市のエネルギー自給率を上げる取      り組みを積極的に検討してはどうか伺う。   (4)(仮称)くろべ市民交流センターを中心に三日市の街中に花と緑を増やしてい      く考えはないか伺う。   (5)エネルギー確保と同時に市内にデータセンターの誘致を検討してはどうか伺う。   (6)本市の観光PRにもメタバースやCG映像を取り入れてみてはどうか伺う。   (7)都市計画マスタープラン及び立地適正化計画の見直しについて、なぜ見直しが      必要なのかも含めて、あらためて現在の進捗とスケジュールについて伺う。   (8)令和6年4月1日より相続登記の申請が義務化されるにあたり、まずは本市と      しても広く市民に告知することや、市内外にいる固定資産税納税義務者に対し      て固定資産税納税通知書に相続登記の義務化のお知らせを同封するなど、法務      省に協力し、適宜周知を推進すべきであると考えるが見解を伺う。   (9)公共交通の自動運転の実証実験や実用化と今後の黒部市の公共交通を考えるシ      ンポジウムを開催してはどうか伺う。   (10)公民館の機能強化とは、どのようなものを考えているのか伺う。   (11)こども家庭センター設置のこの機会に子どもだけではなく、おと なの相談      も含めた重層的な相談支援体制の構築に結び付けて欲しいと思うがどうか、伺      う。   (12)黒部市の歴史を後世に伝える「語りつぎたい黒部人 ~黒部に足あとを残し      た人々~」の増版、改訂、続編の計画は無いのか、またそれに限らず先人たち      の功績を紹介する機会を作る予定はないか伺う。   (13)「共創・協働のまちづくり」について3点伺う。      ①フォーラム等を開催してはどうか。      ②公民連携専門デスクを設置してはどうか。      ③その未来共創推進を行う公民連携専門デスクには、新しいアイデアと外と繋      がりを強化して未来を創っていきたい職員を募集するのはどうか。 一般質問(個人) ■10番 柳田 守議員  1 くろべ市民交流センターの運営及び市立公民館の運用等について   (1)先に示された「くろべ市民交流センター管理運営実施計画」によると運営方式は      開業時においては市直営とし、一体的な運営を目指して全体を統括するための      組織とするため、センター長を置き、事務を掌理し所属職員を指揮監督すると      ある。まず直営に置ける組織体制と人員をどの程度見込んでいるか伺う。特に      センターの核となる施設である図書館の職員数と、うち司書資格を有する者の      人数を聞きたい。合せて既存の施設(市民会館・働く婦人の家)の指定管理者で      ある施設管理公社との関連を伺う。   (2)市民交流センターは、図書館を核として五つの事業分野が混在する複合施設と      考えるが、それぞれの分野別サービスに加え各機能が有機的に連携した新しい      発想や仕組みが生まれる「機能融合施設」を目指すとあるが、その優位性等を具      体的に伺う。   (3)使用料について伺う。現行の市民会館、働く婦人の家の料金体系を考慮し、ま      た、「黒部市公共施設使用料基本方針」に基づき適切な使用料設定を行うとある。      今条例案は、1時間単位の分かり易い設定で安価な使用料と考える。一方、三      日市公民館利用者の使用料については、地区の社会教育活動は無料とし、それ      以外は有料と説明があった。そこで「地区の社会教育活動」の定義を改めて伺う。   (4)今回、市民交流センターの設置条例提出に合わせ、「黒部市立公民館条例の一部      改正条例」が提出された。これまでの市立公民館の管理基準を緩和し、社会教育      活動を推進する機能に加え、住民や団体、企業等の多様化するニーズに対応で      きる施設として運営を行うことを目途に新たに地区の社会教育活動以外の利用      に係る使用料を定めた。市民交流センター使用料同様1時間単位の分かり易い      設定で安価な使用料と考えるが、「地区の社会教育活動」の定義を再確認したい。      また、使用料の収受の方法について各地区から懸念の声もあったと聞くが、ど      のような実務を考えているか伺う。   (5)図書館が構築する新たな基本システムについて伺う。自動貸し出しや蔵書検索      等図書館システムの更新は日進月歩と聞く。移転後の新図書館の特筆すべきシ      ステムを伺う。近隣図書館で採用されている「電子図書館」についても合わせて      聞きたい。また、過去の質問で取り上げた蔵書予定数は、令和元年9月議会答      弁では開架図書約16万冊、閉架図書約9万冊、計25万冊予定とあったが、令和      3年12月議会では破棄すべき本の除籍作業を進め、約22万冊との答弁であった。      現段階で開架・閉架を含め総蔵書数はどれ位を見込んでいるか伺う。   (6)今回の管理運営実施計画における事業プログラムの事業分野として、平成31年      に定めた計画による「ビジネス支援機能」から「移住・人つなぎ支援」に振り替わっ      たが、これに至る経緯や狙い、組織体制及び市長の思いについて伺う。  2 こども家庭センターの設置及び子育て支援策の充実等について   (1)本市において令和3年10月に市民福祉部こども支援課内に設置された子ども家      庭総合支援拠点の概要及び体制並びに相談内容及び相談件数等を伺う。   (2)同じく平成28年4月に健康増進課内に設置された子育て世代包括支援センター      の概要及び体制並びに相談内容及び相談件数等を伺う。   (3)令和6年4月に発足予定のこども家庭センターに求められる機能や予定される      組織体制を伺う。厚労省の指針(例示)ではセンター長や統括支援員その他の      専門職員の配置が必要と思うが現段階での構想人員数も合わせて伺う。   (4)こども家庭センターの業務として、①児童及び妊産婦の福祉や母子保健の相談      等、②把握・情報提供、必要な調査・指導等、③支援を要する子ども・妊産婦等へ      のサポートプランの作成、連絡調整、④保健指導、健康審査等が例示されてい      るほか、民間資源・地域資源と一体となった支援体制の構築が求められている。      本市における具体的な方策等を伺う。   (5)全国的には、保護者への養育支援が特に必要、保護者による監護が不適当な児      童、いわゆる要支援・要保護児童は約23万人、出産前において出産後の養育支援      が必要な妊婦、いわゆる特定妊婦は約8千人とされる中さらなる支援の充実が      求められるが、本市における現状と今後の支援・取組について伺う。   (6)こども基本法は、令和5年4月のこども家庭庁の設置と相まって、従来、諸法      律に基づいて国の関係省庁、地方自治体において進められてきたこどもに関す      る様々な取組を共通の基盤となるものとして、こども施策を社会全体で総合的      かつ強力に実施していく包括的な基本法として制定された。国は「こども大綱」      を定め、都道府県及び市町村は、こども大綱を勘案して「こども計画」を定める      とあるが、取組状況及び内容、計画への思いを伺う。   (7)新年度予算に示された子ども子育て施策に係る新規予算は、「黒部の未来枠」の      子育てしやすい街づくりとふるさと教育に掲げる①こども家庭センター設置準      備費(45万円)と②ふるさとキャリア教育事業推進費(35万円)に留まる。一      方、政府は「異なる次元」の子ども関連予算に取組むとし、本年6月の「骨太の方      針」で少子化対策など子ども・子育て予算の倍増に向け大枠を示したいとしてい
         る。これらは人口減少社会や少子化に打ち克つ最大の施策であると考えるが、      本市における今後の対策や市長の思い、所見を伺う。 ■15番 木島信秋議員  1 観光政策の強化について   (1)金沢市開催の目的について   (2)金沢でのシンポジウムの成果について   (3)馳石川県知事との連携もあるのか   (4)今後の取組・発信について   (5)新川地域全体で取り組む必要性について   (6)関西圏情報発信拠点計画(梅田3丁目計画)について  2 防犯カメラ設置の考え方について   (1)防犯カメラは分類すると、どのようなものがあるのか   (2)本市全体での設置台数について      うち、(1)公共施設         (2)企業         (3)コンビニ・商業施設   (3)新川地域の設置状況について      また、県警察署の再編作業中であり、今こそ広域一体となって進めるべきであ      ると考えるがどうか   (4)経費について      イニシャル、ランニングコストはどれくらいか   (5)警察、市、自治振興会の連携した運用が必要となるが、総合的な管理は市で行      うべきではないか ■8番 中野得雄議員  1 高齢者等行方不明対策について   (1)高齢者の行方不明事案が報告されているが、予防・防止対策について、地区自      治振興会や民生委員・児童委員との連携及び当市の取組について伺う。   (2)早期発見を目的として、防犯カメラあるいはGPS等を活用すべきと考えるが当市      の考えを伺う。   (3)黒部警察署と連携を密にし、安全ネットメール等の周知を図ったりする事や、      高齢者の不明事案が発生したときの市と警察・消防の連携体制を整備すべきと      考えるが如何か。  2 市内消防団員について   (1)今年度、総務省通達により団員の処遇改善が行われ改善が進められたが、すぐ      には団員不足解消とはならないかと考える中、更に当市独自の支援策を行い対      策を図って行くべきと考えるが如何か。   (2)今後さらなる消防団支援として、団員の活動拠点となる消防屯所を順次環境整      備し、女性隊員も活動している事を考慮しながら、女性用トイレの設置なども      配慮して行く事が大切と考えるが、当局の考えを伺う。   (3)全国的にも団員不足は深刻な問題となっている。支援策として飲食店とタイア      ップして実施している「消防団支援事業」について当市の実績と課題について      伺う。  3 宮野運動公園について   (1)桜の木の管理について、今年度整備実績と今後の整備計画について伺う。また、      若栗地区へ通じる宮野運動公園からの遊歩道整備について併せて伺う。   (2)議案第32号である、黒部市納骨堂条例の一部改正での、納骨堂希望者への対      応について伺う。   (3)既設施設「ハイツ宮野」を整備し、桜と絶景を有している地の利を生かし、通      年利用できるカフェ的な憩いの場として整備しては如何か伺う。 ■3番 松倉孝暁議員  1 ワクチン接種について   (1)インフルエンザワクチン接種について      今後、新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザの同時流行が懸念さ      れることから、高齢者の重症化を防ぐとともに、医療機関の負担を軽減するこ      とが重要である。昨今の物価高の影響を鑑み65歳以上の方等を対象とする季      節性インフルエンザワクチンの定期予防接種の自己負担分の助成額を増やせな      いか所見を伺います。   (2)新型コロナウイルスワクチン接種について      予定どおり5月8日に新型コロナ感染症が2類から5類へと分類移行がなされ      た場合、市としてどのような対応が予想されるのか当局の所見を伺う   (3)帯状疱疹ワクチンについて      帯状疱疹ワクチンについては不活性化ワクチンの予防効果が97%と非常に優      れるが2回の接種が必要なこと、合計で4万円と高額なことから接種をためら      われている状況ではないかと危惧しています。      全国でも50自治体以上の自治体が助成をおこなっており、富山県では上市町      が1回あたり5000円を助成している状況も鑑み、本市においても積極的な      接種を呼びかけるためにもワクチンに対する助成ができないか伺います。  2 若者の定住への取組と教育環境の整備について   (1)未来会議について      来年度は7回程度の開催計画とある。住民参加型の街づくりを期待しますが、      地元高校生を中心に開く未来会議があると良いと思うが、所見を伺います。   (2)インターンシップについて      実践型インターンシップがスタートした。形にはこだわりませんが高校生がよ      り自分の将来設計を正しくできるよう職場を知る機会を提示していきたいと考      えますが、地元高校生にも地元の魅力ある『人』また『企業』を知ってもらう      機会を作るため、短期でのインターンシップをさらに水平展開できないか所見      を伺います。   (3)『新幹線通勤通学支援補助金』制度の利用状況をお伺いします   (4)(仮称)くろべ市民交流センターの活用について      移住・人つなぎ支援センターとは具体的にはどのような機能を果たすのか伺い      ます。あわせて高校生にとっては交流センターはどのような期待を持ちうるの      でしょうか伺います   (5)教育環境について      子供たちの未来に可能なかぎりの様々な選択肢を示していきたい。      新川広域圏内には正看護師の資格を取ることのできる教育施設はございません。      看護専門学校の設置を求めていきたいが所見を伺います。      背景として黒部市には新川広域圏の中心病院である黒部市民病院があり、学校      と職場が一体となり教育環境を作れる市の強みがあるのではないか。   (6)あわせて桜井高校普通科に看護コースの設置の可能性も県に求めていきたいが      所見を伺います。  3 広域観光について   (1)本市が取り組む広域観光の効果について      2月23日金沢市において開湯100周年・北陸新幹線延伸シンポジウムが盛      大に行われました。会場はほぼ満席で私自身も多くの学びを得られた有意義な      セミナーに参加させて頂きました。本市が取り組む広域観光はどのような経済      的な効果をもたらすとお考えでしょうか。所見をお伺いします。   (2)『かがやき』の黒部宇奈月温泉駅停車を求める働きかけを
         2024年度春に北陸新幹線が敦賀まで延伸されます。黒部市にとっても首都圏・      さらには関西圏からも注目が集まる絶好のPRの機会です。      本年度春のJRのダイヤ改正で富山駅から東京駅までの所要時間は2時間6分と      なり、黒部宇奈月温泉駅から東京まで『かがやき』であれば2時間を切ることが      可能となります。この宣伝効果をワーケーション・観光振興・企業誘致等最大      限波及させていきたい。またこの波及効果は新川広域圏に及ぶことから、新川      広域圏で黒部市長を中心とする要望活動を行っていきたいと考えますが市長の      所見を伺います。      1日1本だけないしDC期間のみの取り組み等可能性を追及していきたいと考え      ます。   (3)広域的なイベントを育成      市民交流センターでのEスポーツのイベント開催を提案したい。定期的なイベン      ト開催は、近隣の市町から集客できた場合には街なかの賑わい作りに大いに有      効であると考えます。また近年Eスポーツはフレイル予防としても大きく注目を      集めている。市民交流センターでの定期的なイベント開催を賑わいの拠点とし      ての目玉施策をなにか作れないか所見を伺います ■5番 家敷誠貴議員  1 黒部市における在宅医療、看護について   (1)疾病を抱えても、自宅などの住み慣れた生活の場で療養し、自分らしい生活を      続けるためには、地域における医療・介護の関係機関が連携して、包括的かつ      継続的な在宅医療・介護の提供を行うことが必要であるが、黒部市における在      宅医療、訪問看護の状況について伺います(在宅医療、訪問看護を行っている      医療機関、事業所、利用状況等)   (2)県内平均に比べ、新川地区、黒部市は訪問看護ステーションの施設数、利用者      数が少ないが、原因をどのように考えているか。また、潜在的な利用希望者数      についてはどのように考え、把握しているか伺います。   (3)全国の訪問看護利用者は増加しているが、黒部市内で在宅医療・訪問看護を行      っている施設は減少傾向にある、黒部市としてどのように考えているか。また、      黒部市民病院との連携はどのような状況か。黒部市民病院は在宅医療・訪問看      護についてどのように考えているか伺います。   (4)在宅医療・訪問看護は利用者の自宅を訪問するため、移動のための燃料代や、      物価高騰が負担になっており、令和4年度より支援策を行っていると聞いている。      事業所からの距離が遠い場合、利用者宅を訪問できる回数が少なくなる。現在      の支援策に加え、サービスの地域差を生じさせないためにも、遠方へ訪問した      場合の支援策を行ってはどうか。   (5)厚生労働省の「地域における医療及び介護を総合的に確保するための基本的な      方針」では市町村は、地域包括ケアシステムの実現のため、都道府県と連携し      つつ、在宅医療・介護の提供や連携に資する体制の整備を図るとともに、高齢      者の居住に係る施策との連携や地域支援事業等の実施を通じて、介護予防及び      自立した日常生活の支援を行うための体制整備を進めていくことが求められる      とあるが、2040年問題等、今後も少子高齢化が進む事が予想されるなかで、ど      のように地域の医療を守るか、今まで以上に各事業所、団体等との連携を深め      る必要があるが、再度考えを伺います。 ■1番 橋詰真知子議員  1 保育所・認定こども園・幼稚園について   (1)幼稚園・認定こども園・保育所、これらはそれぞれに管轄が違い、設置方針が      異なっていることは理解しています。保護者の側からみると、おおまかにわけ      ると、フルタイムで働く場合は「保育所」を選択し、働いていないかパートタ      イムなどの働き方の場合は「幼稚園」、そして、「認定こども園」は保育所時      間と幼稚園時間とがあることで、就労状況に変化があっても同一施設内で受け      入れてもらえるといった感覚を持っている人が多いのが実情だろうと考えます。      保護者のニーズについて、市は把握されているのか、また調査されたことがあ      るのかお伺いします。   (2)さくら幼稚園の令和5年度の見込みは、3・4・5歳児いずれも1クラス、あ      わせて32人とのこと。      それぞれのクラスごとの人数について、令和4年度の現状、令和5年度の見込      みをお伺いします。   (3)大布施地区内にあるさくら幼稚園が認定こども園になったら、中央小学校区内      を希望する家庭の子どもの受け入れ先が増えることになると考えますが、この      提案について所見をお伺いします。   (4)現状のままだと、今後も、人口が増えている地区では、同じ施設への入所を希      望した家族の子どもたちが、第1希望が叶わず、同じ施設に入れないという結      果が増える可能性があると思われます。そこで市は対策を講じるべきだと考え      ますが、見解をお伺いします。  2 「総合振興計画後期基本計画」について   (1)黒部市出身の市長が、現在の黒部市のまちをどう感じ、この先をどう描いてい      らっしゃるのか、市長の所見をお伺いします。   (2)市長にとって、ご自身の描く黒部の未来像と黒部市総合振興計画とをどのよう      にとらえていらっしゃるのか、その認識を市長にお伺いします。   (3)市町村はそれぞれに、風土や人の気質も、規模や面積も人口も、さらには人口      比率や男女比も、さまざまに違っていて、それぞれの市町村ごとに、そのまち      に合うまちづくりをしているものと思っています。その違いこそがそれぞれの      市町村の魅力であると私は考えています。      先進地事例をどんどん取り入れていたら、今ある黒部の良さはどうなってしま      うのでしょうか。市長の見解をお伺いします。   (4)人も予算も限りがある中で、新しい事業をしていくにあたり、どのような職員      の働き方をイメージしていらっしゃるのか。市長の所見をお伺いします。新し      く増えた事業の数、減らす事業の数、それぞれの数を伺います。   (5)未来会議やスクールミーティングという中学生との懇談会において出た意見を      「総合振興計画に反映させる」というような発言をなさったことについて、市      長の見解をお伺いします。   (6)当初予定では、昨年10月頃に、審議会から市長に答申があり、12月定例議会に      上程される予定だったと思います。12月定例会に基本計画が議決されていれば、      総合振興計画に基づいて新年度予算や事業計画を策定し提案出来たというのが      私の認識です。この経緯について市長の説明と見解をお伺いします。 ■17番 辻 泰久議員  1 北方領土問題について   (1)岸田総理は北方領土返還要求全国大会で、脇千島歯舞諸島居住者連盟理事長の      墓参だけでもとの要望に対しての返答は「期待している」との事でありました。      このことに対しての所見を伺う   (2)同大会で根室高校の久保歩夢さんも、また富山市で開催された「北方領土の日」      記念大会での作文も北方領土問題を全国に広めることと両国のリーダーが話し      合いをして平和的に領土問題を解決することを訴えています。このことへの所      見を伺います   (3)1月13日と14日に元島民の方々との座談会や北海道博物館の右代学芸員らによる      「未来につなぐ北方四島の歴史o文化」が開催され元島民の体験や記憶を記録化      して後世に繋ぐとの提案がありました。市長の所見を伺う
      (4)特徴的なものの保存、継承、継承のための人材育成、四島に関する総合的な国      施設開設、領土問題の国際的アピールなどを提言されたと伺っているが具体的      にどのようにされるのか伺う   (5)戦後ソ連の侵攻により四島を追い出された人々が故郷に帰った時住む場所がな      く、仕事すらなく引揚者たちに国が用意した北方住宅を後世に残さなければな      らないと思いますが市長の見解を求めます   (6)残すためにはいろんな課題があると思いますが国の力を借りるために黒部市の      文化財に指定しなければならないと伺いました。是非ともまずは文化財として      指定していただくことを提案いたしますが市長の見解を伺います  2 移住・定住について   (1)1月14日と1月15日東京ビッグサイトにおいて移住交流地域おこしフェアが開催      されました。県内のほとんどの自治体が参加していますが本市が参加しなかっ      た理由を伺う   (2)今後参加する考えがあるか伺う   (3)2022年の人口移動報告では東京都の転入超過幅が3年ぶりに増加したとの事であ      ります。本市の状況を伺います   (4)本市から東京都や石川県等県外の大学に進学する人はどれくらいいるのか伺う   (5)特に、若い女性が都会へ流出すると伺っているが本市の状況を伺う   (6)富山県には、若い女性が進学する大学や就職する場が少なく転出超過に繋がっ      ていると危惧するが、本市の状況を伺う   (7)YKKの本社機能の一部移転の現況を伺う   (8)(仮称)くろべ市民交流センターに移住促進の専門部署を設けるとの事である      がその狙いを伺う  3 空き家対策について   (1)本市の直近の空き家等の数また、その中に特定空き家等の数はどれくらいある      のか伺います   (2)特定空き家に認定されている空き家はそのまま放置すれば倒壊など著しく保安      上危険であると思うがなぜ解体して、整地されないのか、いくつかの原因があ      ると思うがなぜ解体されないのか把握されているか伺う   (3)特定空き家の所有者は、解体の際に費用の一部補助があることを知らない人が      いるのではないか伺う   (4)解体したら土地の固定資産税が上昇することから解体しないでいる人がいるの      ではないか伺う   (5)空き家バンクへの登録が他の市町と比べて大変少ないのではないか伺う   (6)他の自治体では除却後の「住宅用地特例」相当分の税額を3年間免除して早期除      却を促進するとの事、本市でも除却促進のために特例を適用できないか伺う ■2番 野村康幸議員  1 消防団員確保に向けた取組や防災体制について   (1)黒部市消防団の条例定数に対し現在実員数が何名であるのか、また女性分団を      含め市内17の分団で定数に達しているのが何分団あるのか、さらには災害支      援団員が何名おられるのか最新正確な数字を伺う   (2)団員不足解消に向けて全国的見地からも入団年齢の上限撤廃や定年延長など規      制等を緩和する動きが見られていますが、本市においても規制や条件緩和の対      策を講じることを考えていないか伺う   (3)団員確保のための更なる取組を検討するお考えがあるのであれば、まずは若年      層に対し興味関心を引くようなホームページ内容にリニューアルすることを検      討できないか伺う   (4)ホームページを幅広く周知する仕組み、例えば広報くろべにQRコードを掲載し      読み込んでいただくとか、黒部市公式LINEで告知をするとか、黒部版入団促進      キャンペーンと題し、チラシ及びポスターを作成し、口コミによる勧誘活動で      使用するなどの取り組みを検討できないか伺う。   (5)近年では「学生消防団活動認証制度」があり、年々導入率が上がってきていま      すが本市においても導入に向けた検討を行うことが出来ないか伺う   (6)黒部市消防団に入団している方のうち被雇用者は何名おられ全団員の何割程度      になるのか   (7)「消防団協力事業所表示制度」が、15年以上経過した現在、協力事業者数が30      社程度と普及率が悪いと考えますが、啓発活動のより一層の強化に努めると共      に、認定基準の緩和あるいは明確化などの対策を講じることが出来ないか伺う   (8)「消防団応援の店」のような取り組みを広く深く周知することで市内店舗の活      力に繋がると共に、消防団員加入促進に繋がっていくと考えますが、今後広く      深く周知することを検討できないか伺う   (9)総合振興計画後期基本計画においても防災対策における予防対応と初動対応に      重点を置き取り組むとはっきり明記されていますが、その概要について伺う   (10)避難行動の重要性を市民に周知啓発するべく、黒部市防災計画や自主防災組      織の育成支援などの対策を講じておられるところですが、どこに何が備蓄され      ているのかが一目でわかるような一覧表を市内各公民館をはじめとした公共施      設に配布・掲示することで更なる啓発に努めていくべきと考えますが所見を伺      う  2 観光政策について   (1)金沢市において開催されました「宇奈月温泉開湯100周年/北陸新幹線延伸シン      ポジウム」につきまして、今定例会市長提案理由の中で『金沢市民を中心とし      た参加者への金沢市、宇奈月温泉との関わりの紹介と宇奈月温泉への興味を持      っていただけた』と述べておられます。どのような観点からそのように思われ      たのか、今シンポジウム全体の所感と共に伺う   (2)今回金沢市での開催ということで全体集客数と黒部市民、金沢市民の人数割合      について伺う   (3)100周年にちなんで100の事業を予定しているや、100以上の計画が決まったなど      の話題も聞こえてはくるものの、現在いくつの事業が計画されていて、いくつ      の事業が終わっているのかが見えない部分があります。そこで、現在当局で把      握しておられる事業数に、いくつの計画があるのかまたいくつが実施済みなの      かを伺う   (4)記念式典などの内容等についても伺う   (5)黒部宇奈月キャニオンルートの現在の工事進捗状況はどれくらいであるのかを      伺う   (6)昨年12月定例会において黒部宇奈月キャニオンルートを通過するだけでなく、      黒部市内で宿泊し、周辺の観光を楽しんでいただくなどの滞在型観光を目指し      ているとご答弁を頂きました。さらに市内全域の自然環境を利活用した着地型      旅行商品を関係各所と連携して取り組んでいくとご答弁されておられますが、      現段階で具体的な商品プランが出来ているのか伺う   (7)次なる100年を見据える中で大きなイベントだけで終わらせるのではなくイベン      トをきっかけに永年継続可能なコンテンツが必要だと考えますが、お考えを伺      う   (8)現段階でくろべ牧場まきばの風55周年や黒部市合併20周年に対する記念式典や      イベント等を行う予定があるのか伺う ■4番 長谷川恵二議員  1 第2次黒部市総合振興計画後期基本計画について   (1) いわゆるLGBTQへの差別解消に向けては、多様性の尊重などというひと      言で済ませられるモノでなく、ロードマップの策定など具体的記載が必要では
         ないのか。   (2)同じくパートナーシップ宣誓制度の導入へはどういう道程を考えているのか、      記載すべきでなかったか。   (3)本市は過去に非核平和都市宣言を採択しており、平和教育にも取組んでいるが、      これに対する言及が記されていないようだが、今後はどうするつもりなのか。   (4)生地駅周辺活性化構想については、その費用規模からいっても個別の論議が必      要と思うが、論議なしに今の後期計画に載せるべき満足な理由はいまだに説明      されていない。あらためて問いたい。   (5)住民参加を拡大するというのなら、上記生地駅構想など大規模な事業について      市の負担が必要な場合は、全住民に意思を問う住民投票制度の活用が不可欠と      思うが、どう考えるのか  2 少子化・子育て支援対策と国民健康保険制度について   (1)国民健康保険税に均等割の制度があるため、扶養家族となっている子どもの人      数が増えれば増えるほど国保税も増え、扶養されている子どもが就業するまで      続くことになる。これでは少子化・子育て支援にならない。      黒部市で、国民健康保険税の均等割が適用される子どもがいる家庭の数とその      こどもの人数、適用される金額の合計はいくらになるのか。   (2)均等割はサラリーマンが加入している健康保険制度にはない。制度改善を国に      求める事が必要であると考えるが、どうか。      全国で均等割を廃止している自治体、減免制度を導入している自治体はいくら      あるか。   (3)全国の知事会など地方団体は、国に均等割の見直しを求めている。子育て支援      の観点から言えば私はもっともな要求だと思う。      国の制度改善を待つのでなく、黒部市独自でできる均等割の廃止や、子どもの      多い世帯や一人親家庭の子どもの均等割の免除、あるいは減免制度を導入する      ことが必要と考えるが、どうか。  3 高齢者の医療・介護制度について   (1)黒部市で後期高齢者医療制度に加入しているのは何名で、2割負担になったの      は何名か、その負担総額はいくらか。   (2)政府は出産育児一時金を42万円から50万円に引き上げることを決めたが、その      財源を後期高齢者医療制度から拠出することも決めた。      そのため保険料の値上げをすることになる。最終的には年収153万円を超え      る加入者、全体の4割が対象になるといわれている。ただでさえ厳しい生活環      境にあり、新たな収入を求めにくい高齢者の負担をさらに重くすることには反      対である。      黒部市の後期高齢者医療制度加入者のうち、負担増の対象となるのは何名で、      1年間の総負担額はいくらか。富山県後期高齢者医療広域連合の議員である市      長の考えはどうか。   (3)居宅介護サービス利用前の健康診断書について、厚労省事務連絡平成13年3月28      日付けの文書が、2月28日に県介護保険担当部局より介護保険事務組合及び市      民福祉部宛に届いているはずだが、介護事業者や医療関係者に徹底されている      のか。      共通診断書が廃止される4月1日以降、居宅介護サービス利用者は、必要のない      健康診断書をもとめられることはないのか、確認したい。  4 道の駅「KOKOくろべ」について   (1)市民から農林水産物直売所、出荷物の少なさについての苦情をよく聞く。      開業前から「地域振興施設」農林水産物直売所への出荷量が懸念されていたが      現在、どのような状況なのか。   (2)令和元年に、「道の駅(仮称)くろべ」についての施設利用者数、収支予測、      経費等について目標が示された。開業後1年となる4月22日まで約1か月半      あるが、施設利用者数(年/約99万人)損益分岐点売上高(年/5億300万      円)客単価(人・日/1,030円)道の駅に係る経費(年間/約4千万円)指定管理      従業員数(正規2・非正規3)となっている。それぞれの目標を達成できるの      か。   (3)市民が待ち望んでいる、誘致ゾーン(北側)温浴施設、「湯屋FUROBAK      KA」が6月にオープン予定である。残る誘致ゾーン(南側)約0.8haの土地の      利用予定はどうなっているのか。  5 出し平ダム・宇奈月ダムの連携排砂について   (1)今年度、出し平ダムでの目標排砂量は約5万立米、想定変動範囲は約11万立      米であった。来年度の排砂は、昨年の8月~今年の5月迄の土砂堆積と、前年      度の目標排砂量5万立米、想定変動範囲は約11万立米を合わせた土砂になる。      大量の土砂を一度に排砂すれば、自然界に及ぼす影響が大きい。      土砂を6月~8月、年1回の排砂とするのではなく、一定の出水のたびに排砂      ・通砂を行うべきだと思うが、どうか。   (2)昨年の連携排砂は、出し平ダムへの流入量が、中止基準流量を下回ったため、      連携排砂体制に入っていたが中止になった。      黒部川・富山湾を考える会の皆さんは、出し平ダムへの流入量、中止基準流量      を下回るならば、上流ダムの放水によって中止基準流量を確保すべきだと述べ      てきた。的を射た考えであると思うが、どうか。  6 黒部宇奈月温泉駅周辺整備について   (1)市民からは駅東、駅西も、市民がまったく期待していたように成っていないと      の声が多くある。駅開業から8年、現在の駅周辺をどの様に見ているか。   (2)2024年6月、関電黒部ルートが黒部宇奈月キャニオンルートとして一般開      放される。今後、新幹線や高速道路を利用しての観光客も多くなると予想され      る。黒部宇奈月キャニオンルート開放に向け、黒部宇奈月温泉駅周辺の整備を      準備していかなければならない。市長としての考えはどうか。   (3)5年度予算に新幹線駅西側利用者利便ゾーン周辺整備事業予算7千5百万円が      計上されている。住民や元地権者からの要望の多い、西側利用者利便ゾーン、      駅東ロータリー、駅東芝生広場の使用変更等は、住民の声を反映すべきと思う      が、どうか。      民有地を買収するとの事であるが、買収後の使用はどうするのか。 ■6番 古川和幸議員  1 運転免許自主返納と公共交通のあり方について   (1)高齢者運転免許自主返納支援事業について      総合振興計画後期基本計画にもとづく自主返納支援事業(令和3年198名→令和      9年300名)の具体的な取り組みについて伺う。   (2)高齢者運転免許自主返納支援事業の支援メニューについてフリーパス券の付加      価値(商店街等の特定サービス・特典等)について伺う。   (3)地域公共交通計画について      将来を考えた地域交通ネットワークの整備推進について伺う。  2 移住定住・交流人口の拡大について   (1)官民連携による移住定住施策について      今後の県外向けPR活動の施策について伺う。   (2)地域おこし協力隊について      令和5年度における地域おこし協力隊の募集について伺う。又来年度における活      動内容について伺う。又本市が思い描く地域おこし協力隊のビジョンについて      伺う。   (3)移住定住における住まいについて      市営住宅(特定公共賃貸住宅)を利用して、移住者向けの住宅としての活用に
         ついて伺う。(入居要件の緩和・家賃補助等)   (4)(仮称)くろべ市民交流センター内「移住・人つなぎ支援センター」の活用に      ついて      移住定住の促進と関係人口増加施策の推進を強化していく中で、「移住・人つ      なぎ支援センター」の活用方法について伺う。 ――――――――――――――――――――〇―――――――――――――――――――               開 会 の 宣 告   午前10時00分 ○議長(中村裕一君) おはようございます。本日、3月定例会が招集されましたところ、出席議員は、定足数に達しましたので、これより、令和5年第2回黒部市議会3月定例会を開会いたします。  これより、諸般の報告を行います。  まず、議会閉会中、議員辞職を許可したので報告いたします。  去る、2月24日付で、「谷村一成君」から、4月の富山県議会議員選挙黒部市選挙区への立候補予定により、議員を辞職したい旨の願い出がありました。  よって、地方自治法第126条の規定により、2月24日、これを許可いたしましたので報告いたします。  次に、監査委員から例月出納検査の11月分、12月分、1月分及び定期監査の結果報告がありました。  お手元に配付したとおりであります。説明は省略をさせていただきます。 ――――――――――――――――――――〇―――――――――――――――――――                   開    議   午前10時02分 開議 ○議長(中村裕一君) これより、本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、「中野得雄君」及び「大辻菊美君」を指名いたします。 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― ○議長(中村裕一君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。  今期定例会の会期は、本日から3月24日までの24日間といたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村裕一君) ご異議なしと認めます。  よって会期は、24日間と決定いたしました。 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― ○議長(中村裕一君) 日程第3、「議案第5号から議案第37号まで」並びに「報告第2号及び報告第3号」以上、35件を一括議題といたします。  市長から提案理由の説明を求めます。  市長、武隈義一君。                〔市長 武隈義一君登壇〕 ○市長(武隈義一君) 本日ここに、令和5年第2回黒部市議会3月定例会を招集いたしましたところ、議員各位のご参集を賜り、令和5年度予算をはじめ市政上の重要諸案件につきましてご審議いただきますことに対し、深く敬意を表するものであります。  議案の説明に先立ち、諸般の状況等について申し上げます。  はじめに、最近の経済情勢等について申し述べます。  令和4年10月から12月期の国内総生産、いわゆるGDPの速報値が2月14日に内閣府から発表されました。  物価変動の影響を除く実質GDPが前期比0.2%増、年率換算では0.6%増となり、2期ぶりのプラス成長に転じたところであります。この期間は、新型コロナウイルスの感染状況が落ち着き、3年ぶりに行動制限がない年末を迎え、旅行や外食などの個人消費が回復を見せたところでありますが、記録的な物価上昇が消費拡大の足かせとなった状況が見受けられます。名目の雇用者報酬は4期連続でプラスとなっておりますが、高水準の物価上昇に追いついておらず、今後、個人消費が冷え込む懸念があると推測されている状況にあります。  このような状況下において、富山県を含む北陸地方の経済情勢としましては、日本銀行金沢支店が発表した2月の金融経済月報によりますと、生鮮食品を除く消費者物価は、令和4年12月において対前年比3.6%上昇しておりますが、個人消費や企業等の設備投資が持ち直しや増加傾向にあることなどから、総じて「持ち直している」という昨年12月の引上げ判断が据え置かれた状況であります。しかしながら、今後とも各種生活用品をはじめとする値上げといった物価上昇が予想されることから、その影響等について注視していく必要があると考えております。  一方で、新型コロナウイルス感染症対応に目を向けますと、今般、政府は、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けを、本年5月8日から季節性インフルエンザと同様に「5類」に引き下げる決定を行いました。これにより、これまで感染拡大期等に実施されてきた人流の行動制限が行われなくなることなどから、「ウィズコロナ」を前提とした対策を講じつつとは考えますが、今年上半期以降、人的交流や経済的活動がコロナ禍以前の状況に少しでも回復することで、経済状況を押し上げる効果に期待するところであります。  こうした中、本市におきましては、地域経済に資する新たな取組として、「黒部市経済連絡会議」並びに「実践型インターンシップ事業」を本年2月からスタートさせたところであります。  黒部市経済連絡会議については、市内地域経済関係団体の連携を図り、経済状況の変化を把握し機動的な対応を図るとともに、それぞれが抱える課題や実情を共有し、その課題解決や地域経済発展のための議論の場として、さらには国、県の各種機関等からの地域経済の活性化に資する情報を提供してもらい共有する場、即ち、プラットホームとして機能するべく、今後、定期的に開催していくものであります。  また実践型インターンシップ事業につきましては、2月13日から3月20日までの間、市内受入企業2社のご協力のもと、企業が抱える経営課題に対し、全国から募集した大学生4名と企業経営者とが協働して課題解決に取り組む事業であります。学生にとっては、課題解決能力を高めたり、職業観の醸成や黒部を好きになってもらうことが期待でき、企業にとっては、日頃取り組みたくても取り組めない課題解決に取り組むとともに、若者の受入れ方を学ぶことができます。また黒部市全体として考えても関係人口を増大させるとともに、成果報告会を通じ外部人材の活用方法、若者との接し方を共有するなど、成果をもたらすものと考えております。  本市といたしましては、引き続き、国等の各種経済指標を注視しつつ、国や県の動向に呼応した対応を講ずることはもとより、これら新たな取組を通じ、市の経済活性化に努めてまいりたいと考えております。  次に、スポーツについて申し述べます。  とりわけバレーボールに目を向けますと、本市をホームとし、女子Vリーグ1部に参戦するKUROBEアクアフェアリーズが、今シーズンのレギュラーラウンドにおいて今日まで通算8勝を挙げており、目標とするリーグベスト8を狙える位置にあります。  先月2月18、19日には、市総合体育センターでホーム最終戦を迎えところですが、残念ながらホーム最終戦を勝利で飾ることはかないませんでした。  しかしながら、今シーズンにおいては、ゲームを接戦に持ち込み、セットを奪取するなどチーム力が向上している状況にあります。是非とも、一つひとつの勝利を積み重ね、目標をクリアしていただきたいと考えておりますので、市民の皆さまの力強いご声援をよろしくお願い申し上げます。  次に、観光振興について述べます。  去る2月23日に、黒部市主催、金沢市共催で金沢市において「宇奈月温泉開湯100周年/北陸新幹線延伸シンポジウム」を開催いたしました。当日は、会場となった金沢市アートホールがほぼ満席となるほどの好評で、女優の室井滋さんをゲストにお迎えし、私や、かねてより親交のあった村山金沢市長、南里富山県地方創生局長、河田宇奈月温泉自治振興会長、濱田宇奈月温泉旅館協同組合理事長をパネリストとし、これもかねてより親交のありました高見北國新聞・富山新聞論説委員長のコーディネートにより、宇奈月温泉の開発に携わった金沢市にゆかりのある偉人の功績を顕彰しながら、今後の宇奈月温泉と金沢市との観光施策に関する連携について討論させていただきました。  その討論の中で、金沢市と宇奈月温泉は意外と時間的距離が短いことや芸術創造センターを中心とする絵画や音楽活動など他の温泉地では見られない文化・芸術活動が盛んなこと、北陸新幹線延伸や「黒部宇奈月キャニオンルート」の一般開放に伴う富山県の取組、また令和6年3月には金沢市21世紀美術館での「黒部峡谷」をテーマとした日本画展を開催したいと考えていることやアンサンブル金沢といった音楽活動の交流の可能性などについて紹介させていただきました。  今回のシンポジウムを通じて所期の目的であった金沢市民を中心とした参加者の皆さまへの金沢市、宇奈月温泉との関りの紹介と宇奈月温泉への興味を持っていただけたと思っており、関係の皆さまには感謝申し上げるとともに、各種報道機関においても本企画を取り上げていただき、その認知度向上に寄与したものと考えております。今後も引き続き、金沢市を含む広域観光施策を積極的に推進してまいりたいと考えております。  次に、令和5年度予算編成の基本方針について申し上げます。  まず、国の方針といたしましては、新型コロナウイルス感染症に対応するとともに、デジタル変革への対応やグリーン化の推進、地方への人の流れの強化等による活力ある地域づくりの推進、防災・減災、国土強靭化を始めとする安全・安心なくらしの実現など、持続可能な地域社会の実現等に取り組む必要があるとされたところであります。このことを踏まえ、国の地方財政対策においては、地方の安定的な財政運営に必要となる一般財源の総額について、令和4年度地方財政計画の水準を下回らないよう実質的に同水準が確保されたところであります。  このような中、本市の令和5年度の財政といたしましては、歳入では、業況の回復等により市民税や固定資産税などの増収が見込まれ、税収は令和4年度予算を上回るものの、普通交付税と臨時財政対策債とを合算した実質的な普通交付税は、公債費の減や地方消費税交付金の増収等の影響により減少すると想定することなどから、一般財源総額は、前年度と同水準程度になると見込んでおります。  また、歳出につきましては、社会保障関係経費の増加のほか、近年の大型事業による市債等の継続発行に伴う公債費や企業会計等への繰出金などが依然として高い水準にあります。さらに、新型コロナウイルス感染症対策や原油価格・物価高騰対策に加え、時代の要請に的確に応えるため、デジタル化や脱炭素社会の形成に取り組む必要があり、引き続き厳しい財政状況が続くものと見込んだところであります。  こうした厳しい財政状況ではありますが、予算編成に当たっては、第2次総合振興計画及び各種計画の着実な推進を基本とするとともに、地方移住の意識の高まり、リモートワークや複業の普及といったコロナ禍による社会の変化をチャンスに変えていくことを意識して取り組んだところであります。  特に、施策の重点化と「選択と集中」による財源配分に向け、4つの取組を重点事業として掲げたところであります。  1つ目は、「住む人が輝き、人が人を呼び込む」まちづくり政策の推進であります。私が公約で掲げた施策の推進のため、予算特別枠として「黒部の未来枠」を設け、新たなまちづくりに向けた取組を推進したいと考えております。  2つ目は、新型コロナウイルス感染症対策及び原油価格・物価高騰対策等の推進であります。感染症防止のための各種施策のほか、デジタルを軸とした地域経済活性化などのアフターコロナを見据えた取組、さらには、物価高騰の影響を受けた生活者や事業者をきめ細かに支援してまいりたいと考えております。  3つ目は、デジタル化の一層の推進であります。市民サービスの向上と業務の効率化を図るため、市デジタル化推進PT(プロジェクトチーム)における検討内容を反映したデジタル化の取組を推進してまいります。  4つ目は、脱炭素化の推進であります。2050年までのカーボンニュートラルの実現に向け、バイオマス活用の推進、再生可能エネルギーの導入や森林整備のほか、省エネ化に係る取組を推進してまいります。特に公共施設等の建物照明をはじめ、防犯灯、道路照明灯などのLED化については、令和5年度から複数年をかけて集中的に取り組んでまいりたいと考えております。  これらの基本方針をもとに予算を編成した結果、予算規模は、一般会計につきましては、218億7,200万円で、前年度と比較して1.0%の増となり、また、特別会計と企業会計を加えた予算総額では、465億4,656万2千円で、前年度と比較して0.6%の増となっております。  それでは、令和5年度主要施策の概要につきまして、本議会に提出しております総合振興計画後期基本計画に掲げる6つのまちづくりの基本方針に沿って、その内容をご説明申し上げます。  まず、第1の方針「自然と共生し、安全で安心して暮らせるまちづくり」についてであります。  自然環境の保全につきましては、引き続き、着実に取り組むとともに、立山黒部ジオパーク活動等を通して、黒部の自然景観の魅力を再発見し、観光振興や地域づくりにつなげるよう推進してまいります。  河川・海岸環境の保全と整備につきましては、関係機関との連携により、災害に強く、自然生態系に配慮した河川改修や海岸整備を促進するとともに、海岸防災林の保全と整備に取り組んでまいります。  森林環境の保全と活用につきましては、グリーン化の推進に向け、間伐等の森林整備により、二酸化炭素の吸収や土砂災害の防止など多面的機能を維持・発揮させるとともに、豊かで美しい里山再生整備に取り組んでまいります。  水の保全と活用につきましては、全国屈指の水に恵まれた環境を将来にわたって守り伝えるため、保全意識の高揚を図るとともに、「名水の里くろべ」のまちづくりを推進してまいります。  脱炭素・循環型社会の形成につきましては、地球温暖化対策実行計画の策定や公共施設等の照明のLED化のほか、小水力発電やバイオマスエネルギーの有効活用など、脱炭素化に向けた取組を強化してまいります。  防災・消防体制の充実につきましては、地域ぐるみで取り組む火災予防や防災意識の醸成を図りながら、地域防災力向上と大規模災害発生時における迅速な初動体制の構築に万全を期してまいります。また、指定緊急避難場所と指定避難所に関する再検証や外部の専門講師を招いた「防災まちづくり講演会」を実施するほか、田家公民館避難収容室の整備を進めてまいります。  交通安全・防犯対策の充実につきましては、交通事故や盗難被害、消費者被害等を未然に防ぐための意識啓発のほか、交通安全看板等の整備や防犯カメラの設置などに取り組んでまいります。  次に、第2の方針「地域の活力を生み出す産業育成のまちづくり」についてであります。  人材面からの産業活性化なかでも外部人材活用につきましては、都会の複業人材と市内企業とのマッチングを支援し、市内企業の課題解決や生産性の向上などを進める複業人材活用事業やワーケーション促進事業に取り組むほか、全国の大学生が市内企業で課題解決に取り組む実践型インターンシップなどを実施してまいります。課題解決型の関係人口を増加させていくことにより、地域の活性化を図ってまいりたいと考えております。そのためのコーディネート機能を強化してまいります。  働き方改革・雇用の確保につきましては、企業の人材確保や人材定着、女性活躍に向け、UIJターン等就職支援のほか、企業の枠を超えた従業員の交流会や女性活躍のロールモデル、すなわちお手本となる人物を知り学ぶことができる女性の交流会の開催に取り組んでまいります。  農林水産業の振興につきましては、農業者や畜産農家、漁業者に対し、物価高騰による負担を軽減するため引き続き支援するほか、市内の観光業と連携した農林水産物のブランド化の確立・強化を推進します。また、ICT技術等を活用したスマート農業や経営面積の拡大に向けた支援に加え、黒部産の野菜等のブランド力向上や無農薬・無肥料の自然栽培への取組を支援してまいります。担い手確保としましては、農業においては、都会からのテレワーク等で訪れた人材と農業をマッチングさせる半農半X事業や、漁業においては、先進地であります宮城県石巻市の団体の協力を得ながら、担い手確保・育成にも取り組んでまいります。  商工業の振興につきましては、先ほど申し上げました経済連絡会議を設置し、市内経済情勢の把握や課題を共有し、機動的な支援を講じていくことで、地域経済の活性化に取り組んでまいります。また、商店街の空き店舗の活用や新たな開業・起業の取組に対する支援につきましては、支援策の要件緩和を図りながら取組を強化してまいります。  観光の振興につきましては、山、里、川、海がそろう恵まれた地域資源を活かし、来訪者の満足度を高める魅力の創出を行い、世界に誇れる国際観光・交流都市として多くの人々に選ばれ続ける観光地づくりに努めてまいります。また、宇奈月温泉開湯100周年事業や黒部ルートが「黒部宇奈月キャニオンルート」として一般開放されることを契機として、長野から能登、石川、金沢へとより広域的な観光ルートの発信に努めるほか、金沢市との観光連携や新川地域全体での周遊を促進するため、サイクリング観光の整備にも取り組んでまいります。  また、本市が誇る鮮魚をはじめとした食材、スポーツや文化資源と観光をより強く結びつけることを意識して施策を展開してまいります。  次に、第3の方針「都市基盤の充実した住みやすいまちづくり」についてであります。  魅力あるまちづくりとその見える化につきましては、都市計画マスタープランや立地適正化計画の見直しの検討状況を見える化しながら、市民の皆さまと一緒にまちづくりについて考えてまいります。  公共交通対策の推進につきましては、地域の実情に応じたバス交通網の最適化と運行を支援していくほか、市民の皆さまの暮らしの足を確保していくための路線バスの延伸やスクールバスの空き時間の活用検証や福祉輸送との連携などにより、出かけやすい街・出かけて楽しい街づくりに取り組んでまいります。  道路の整備につきましては、主要幹線や生活道路の整備を計画的に進めるほか、雪に強いまちづくりとして、除雪体制強化と除雪機械の増強に取り組んでまいります。  市街地・住宅の整備につきましては、区画整理事業を継続していくほか、市営住宅の長寿命化など住環境の整備に取り組んでまいります。  公園・緑地の整備につきましては、宮野運動公園野球場グラウンド改修など公園施設長寿命化計画に基づき、安全で快適に利用できるストックマネジメントに取り組んでまいります。  水道の整備につきましては、安全なおいしい水を安定供給するため、老朽管の更新と水源施設整備に努めるとともに、施設の老朽化が進む地区組合簡易水道の上水道への統合などにより水道普及率の向上を図ってまいります。  下水道の整備につきましては、より効果的で効率的な整備手法を検討しながら、下水道整備率の向上を目指すとともに、管渠整備や処理施設の長寿命化を推進してまいります。  次に、第4の方針「健やかで笑顔あふれる、ぬくもりのあるまちづくり」についてであります。  保健・医療の充実につきましては、健康づくり推進体制の充実を図り、生活習慣病予防の強化や病気になる前からの健康相談の実施に努めるほか、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援体制を敷いてまいります。また、新川地域の医療拠点であります市民病院につきましては、引き続き、医師などの医療スタッフの確保と育成に力を注ぐとともに、高度医療機械の更新や手術支援ロボットの導入等を計画的に進め、安全安心な医療を提供してまいります。  地域福祉の充実につきましては、市民一人ひとりの暮らしと生きがいづくり、地域共生社会の実現に努めるほか、多様な団体との連携・協働、ネットワーク化を推進し、包括的な支援体制の強化に取り組んでまいります。  高齢者福祉の充実につきましては、高齢者のサークル活動等による社会参加と生きがいづくりを促進するため、コミュニティの交流拠点であります公民館の機能強化を図るほか、暮らしのサポート便実証運行など高齢者が出かけやすくなる施策を推進してまいります。また、介護事業所における人材の確保・定着を支援してまいります。  障がい者福祉の充実につきましては、地域社会で障がい者が自立した生活を送れるよう、自立支援や生活支援事業を推進してまいります。  子育て支援の充実につきましては、こども家庭センター設置に向けた準備を進めるほか、(仮称)くろべ市民交流センター子育て支援センターを移設することで、出産、子育て環境の更なる充実に取り組んでまいります。長期的には、多様な機関による重層的な相談支援体制、相談しやすい体制を築いてまいります。  また、物価高騰による影響を軽減するため、民間保育所等の給食材料費や電気料金に対して引き続き支援するほか、保育施設の老朽化への対応や快適な保育環境の確保のための整備に取り組んでまいります。  次に、第5の方針「豊かな心と生きがいを育み、人が輝くまちづくり」についてであります。  家庭教育の充実につきましては、相談体制の充実や親学び推進リーダーなどの指導者の育成に引き続き取り組んでまいります。  学校教育の充実につきましては、物価高騰による影響を軽減するため、保護者が負担する学校給食費に対して支援するほか、地域の特色ある活動をされている方々を講師に迎え、児童生徒が、地域社会や地元企業等に対する理解を深めるとともに、課題を発見し、自分にできることを考えて行動する力を育てるため、ふるさとキャリア教育を推進してまいります。また、学校教育の質の向上にむけた教員の働き方改革などを推進するとともに、KUROBE型地域部活動の拡充に取り組んでまいります。
     青少年の健全育成につきましては、青少年育成団体の活動支援などに引き続き取り組んでまいります。  生涯学習の推進につきましては、市民が集い学ぶ文化・交流の拠点である(仮称)くろべ市民交流センターをはじめ、公民館や図書館などの各種公共施設を活動の場として、誰もが自主的に、自分に合ったスタイルで学ぶことができるよう学習機会の充実を図ってまいります。  芸術文化の振興につきましては、優れた芸術に親しむ機会を幅広く充実させるため、各種芸術文化活動への支援を行うほか、指定文化財や郷土芸能・伝統行事の保存・継承のため、指定文化財保存会等への支援に取り組んでまいります。  スポーツの振興につきましては、拠点施設である総合体育センターの長寿命化に向け取り組むとともに、市民ひとり1スポーツの推進とスポーツによる交流人口の増加に向けて各種大会やイベント等の充実に努めてまいります。特に、コロナ禍で実現しなかった令和3年度の市制施行15周年記念大相撲黒部場所の開催につきまして、改めて令和5年度に招致し、市民をはじめ県民の皆様に楽しんでいただくとともに、宇奈月温泉開湯100周年とあわせて広く本市のPRにも活用してまいりたいと考えております。  国際化への対応につきましては、海外姉妹都市・国際友好都市との交流を引き続き推進してまいります。  次に、第6の方針「市民と行政がともに支えるまちづくり」についてであります。  市内外との連携・交流の促進につきましては、移住定住・関係人口の拡大に向け、官民連携による施策の推進や独身男女の出会いの場の創出のほか、地域おこし協力隊による地域活性化の取組や空家情報の提供・支援に取り組んでまいります。特に、移住支援と関係人口増加施策の推進を強化するため、(仮称)くろべ市民交流センター内に、「移住・人つなぎ支援センター」を設置し、市内・市外の人材と市内の人材・企業等とのマッチング・コーディネートを行っていきます。  市民・NPO等との協働・共創の推進につきましては、先ほども申しましたが市民が自由に参加し、本市の将来について我がこととして捉え、考え、議論する場として、黒部市未来会議の開催のほか、市民が考えた新しい取組を応援するマイプロジェクト発表会の開催など、住民参画のまちづくりに取り組んでまいります。  コミュニティの維持・強化につきましては、(仮称)くろべ市民交流センターや地区公民館を、人と人とが出会うコミュニティの交流拠点として機能の強化に取り組んでまいります。  特に、(仮称)くろべ市民交流センターでは、図書館、三日市公民館、子育て支援センターに加え、協働パートナーとして、ボランティア団体や市民公益活動団体が連携することで、相乗効果を生み出す機能融合事業、即ちクロスアシスト事業に取り組んでまいります。  開かれた行政への取組につきましては、市ホームページ、公式LINE、SNS等による情報発信を行うとともに、黒部市未来会議や地区要望会等を通して市民の声の把握に努め、市政への反映等を推進してまいります。  人権尊重と男女共同参画の推進につきましては、市民の人権が等しく尊重され、差別がなく、それぞれの幸せを追求することができる社会の実現に向け、児童に関する権利を含めた人権教育、啓発活動等に取り組んでまいります。  デジタル化の推進につきましては、公民館等のWi-Fi整備や図書館ICシステムの導入など市民の利便性向上に向けた取組のほか、被災者再建支援システムの導入など災害時も想定した業務の効率化による行政サービスの向上に取り組んでまいります。  計画的行政運営の推進につきましては、公共施設の適正配置に努め、簡素で効率的な行政運営を推進してまいります。  健全財政の推進につきましては、財政運営指針に基づく財務規律の堅持と市勢発展のための投資とのバランスを保ちながら、持続可能な財政運営に取り組んでまいります。  次に、歳入予算のうち、主なものについてご説明申し上げます。  まず、一般会計におきましては、市税収入として77億8,100万円を計上しております。各税目の見積りにあたりましては、新型コロナウイルス感染症の影響やこれまでの本市の経済動向に加え、地方財政対策などを総合的に勘案し計上したところであります。  地方交付税につきましては、地方交付税総額や本市の基準財政収入額及び基準財政需要額の動向などをもとに、見込み得る額を計上しております。  国及び県支出金につきましては、事業の内容、採択の見通しなどの精査、把握に努め、それぞれ事業に見合った額を計上しております。  地方譲与税や地方消費税交付金、地方特例交付金などの各種交付金につきましては、国の地方財政対策などを基礎として積算し、計上しております。  市債につきましては、公共事業などの財源として必要な額を計上したほか、国の制度による財源対策として臨時財政対策債を発行することとしております。  以上、歳入の状況でありますが、なお不足する額につきましては、財政調整基金及び減債基金の繰入れをもって編成したところであります。  また、特別会計、企業会計につきましても、それぞれ見込み得る財源のほか、一般会計からの繰入れをもって財源調整を行ったところであります。  続きまして、令和4年度補正予算について申し上げます。  まず、先議としてお願いしております議案1件についてご説明申し上げます。  一般会計の補正であり、歳入、歳出それぞれ800万円を追加し、歳入、歳出それぞれの総額を236億5,066万円とするものであります。  県の11月補正予算において設定されたゼロ県債は、事業実施時期の平準化及び景気浮揚を目的として県単独農業農村整備事業が予算化されたところであります。これに呼応すべく、本市においても村椿地区及び前沢地区の農道舗装について、農作業が本格的に始まる前の早期発注、早期完成につなぐことができるよう、取り組んでまいりたいと考えておりますので、どうぞ慎重ご審議の上、本日、適切なるご決定を賜りますようお願いを申し上げるものであります。  次に、先議をお願いしております議案以外の議案についてご説明申し上げます。  まず、一般会計の補正についてでありますが、歳入、歳出それぞれ4,118万7千円を減額し、歳入、歳出それぞれの総額を236億947万3千円とするものであります。  歳出の主なものとしましては、国の第2次補正予算や県補助金の追加採択に伴い土地改良事業費等を計上したほか、新川地域介護保険・ケーブルテレビ事業組合分担金の事業費確定に伴う減額や新型コロナウイルス感染症の影響により中止や規模縮小となったイベント等の事業費の減額を計上しております。その他、ふるさと黒部サポート寄附推進事業費の追加や、ふるさと納税等の寄附金の各基金への積立を計上したほか、昨年12月に臨時経済対策費として普通交付税が追加交付されたことに伴う財源更正などを計上しております。  歳入としては、当初予算で計上している財政調整基金繰入金2億円を1億円へ減額するほか、地方交付税、分担金及び負担金、県支出金、寄附金並びに繰越金の追加や国庫支出金、繰入金、諸収入及び市債の減額を行うものであります。  継続費の補正は、市民交流センター整備事業の年割額を変更するものであります。  繰越明許費の補正は、年度内に完了しない見込みの事業費を翌年度に繰り越して執行しようとするものであります。  国民健康保険事業特別会計につきましては、保険基盤安定などにかかる一般会計からの繰入金の追加に伴い、歳入を更正するものであります。  後期高齢者医療事業特別会計につきましては、後期高齢者広域連合への納付金の追加など、所要額を計上するものであります。  発電事業特別会計につきましては、売電収入の追加に伴い、一般会計繰出金及び基金積立金を追加計上するものであります。  フィッシャリーナ事業特別会計につきましては、令和4年度の事業の実績等により、減額するものであります。  専決処分は、令和5年1月31日に実施した除雪対策事業費の補正予算の承認をお願いするものであります。  次に、予算関係以外の議案につきまして、その概要を申し上げます。  まず、新規条例制定議案として、現在、市内三日市地内において建設中の(仮称)くろべ市民交流センターの設置及び管理運営に関し、必要な事項を定めます「黒部市くろべ市民交流センター条例」ほか3件を提出しております。  また一部条例改正議案として、放課後児童クラブ等において利用者の送迎などで自動車を運行する場合に、利用者の乗降車時に所在確認を義務化する規定等の整備を行う、「黒部市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正」ほか12件を提出いたしております。  さらに、その他議案といたしましては、令和5年度から向こう5年間を計画期間として定めます「第2次黒部市総合振興計画後期基本計画」について、ほか1件及び報告案件が2件であります。  以上、本日提出いたしました議案等につきまして、その概要を申し上げました。なお、詳細につきましては、本会議、委員会等でご説明申し上げます。  何とぞ慎重ご審議の上、適切なるご決定を賜りますようお願い申し上げ、提案理由といたします。              〔市長 武隈義一君自席に着席〕 ○議長(中村裕一君) 日程第4、「議案第5号」を議題といたします。  議案の細部説明を聞くため、暫時休憩いたします。  全員協議会を開催しますので、ご関係の方は、第1委員会室にお集まり願います。   休  憩  午前 10時42分   再  開  午前 11時00分 ○議長(中村裕一君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  日程第4の議事を継続いたします。  これより、「議案第5号」について質疑を行います。質疑は、ありませんか。               〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村裕一君) 質疑なしと認めます。  これをもって、質疑を終結いたします。  これより、「議案第5号」について、委員会付託を行います。  ただいま議題となっております、「議案第5号」は、お手元に配付してあります「議案付託表」のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。  各常任委員会開催のため、暫時休憩いたします。  総務文教委員会及び産業建設委員会を開催しますので、総務文教委員会に出席される方は第1委員会室へ、産業建設委員会に出席される方は第2委員会室へそれぞれお集まり願います。   休  憩  午前 11時02分   再  開  午前 11時20分 ○議長(中村裕一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  日程第4の議事を継続いたします。  「議案第5号」を付託した各常任委員会の審査の結果について、各委員長から報告を求めます。  まず、総務文教委員長の報告を求めます。総務文教委員長、大辻菊美君。             〔総務文教委員長 大辻菊美君登壇〕 ○総務文教委員長(大辻菊美君) 本委員会に付託されております、「議案第5号の所管部分」について、慎重に審査を行いましたので、その結果についてご報告申し上げます。  「議案第5号 令和4年度黒部市一般会計補正予算(第9号)の所管部分」は、原案を可とすることに決定。  以上、審査の結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議くださいまして、適切なご決定を願う次第であります。           〔総務文教委員長 大辻菊美君自席に着席〕 ○議長(中村裕一君) 次に、産業建設委員長の報告を求めます。  産業建設委員長、柳田 守君。             〔産業建設委員長 柳田 守君登壇〕 ○産業建設委員長(柳田 守君) 本日、本委員会を開催し、委員長の互選を行った結果、委員長に私が選任されたのであります。  その後、本委員会に付託されております、「議案第5号の所管部分」について、慎重に審査を行いましたので、その結果についてご報告申し上げます。  「議案第5号 令和4年度黒部市一般会計補正予算(第9号)の所管部分」は、原案を可とすることに決定。  以上、審査の結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議くださいまして、適切なご決定を願う次第であります。            〔産業建設委員長 柳田 守君自席に着席〕 ○議長(中村裕一君) ただいまの各委員長報告に対する質疑を行います。  質疑は、ありませんか。               〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村裕一君) 質疑なしと認めます。  これをもって、質疑を終結いたします。  これより、討論を行います。討論は、ありませんか。               〔「討論なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村裕一君) 討論なしと認めます。  これをもって、討論を終結いたします。  これより、採決を行います。  「議案第5号 令和4年度黒部市一般会計補正予算(第9号)」を起立により採決いたします。  本件に対する各委員長の報告は、原案を可とするものであります。  各委員長の報告のとおり、決することに賛成の諸君の起立を求めます。                  〔賛成者起立〕 ○議長(中村裕一君) 起立全員であります。  よって、「議案第5号」は、原案のとおり可決されました。以上で、本日の日程は終了いたしました。  お諮りいたします。
     議事の都合により、3月2日及び3日並びに6日から9日までの6日間は、本会議を休会とすることにいたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村裕一君) ご異議なしと認めます。  よって、3月2日及び3日並びに6日から9日までの6日間は、本会議を休会とすることに決しました。  なお、3月4日及び5日の2日間は、市の休日でありますので休会です。  3月10日は、午前10時開議、会派代表及び各議員による提出諸案件に対する質疑並びに市政一般に対する質問を予定しております。  提出諸案件に対する質疑並びに市政一般に対する質問の通告書は、6日、正午まで提出願います。  本日は、これをもって散会いたします。   散会 午前11時25分...