阿南市議会 > 2016-02-25 >
03月03日-01号

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  1. 阿南市議会 2016-02-25
    03月03日-01号


    取得元: 阿南市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-15
    平成28年 3月定例会 ┌───────────────────────────────────┐ │            平 成 28 年               │ │        阿南市議会3月定例会会議録(第1号)         │ └───────────────────────────────────┘◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 阿南市告示第14号  平成28年阿南市議会3月定例会を次のとおり招集する。   平成28年2月25日                         阿南市長 岩 浅 嘉 仁 1 招集の日  平成28年3月3日 1 招集の場所 阿南市議場◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇      平成28年3月3日(木曜日)午前10時    開会◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇議事日程(第1号)第1 会議録署名議員の指名第2 会期の決定第3 議席の変更第4  第1号議案 阿南市情報公開個人情報保護審査会設置条例の制定について 第2号議案 阿南市行政不服審査会条例の制定について 第3号議案 阿南市職員の退職管理に関する条例の制定について 第4号議案 阿南市職員の降給に関する条例の制定について 第5号議案 阿南市西春日野生活排水処理施設条例の制定について 第6号議案 阿南市情報公開条例の一部改正について 第7号議案 阿南市個人情報保護条例の一部改正について 第8号議案 阿南市行政手続条例の一部改正について 第9号議案 阿南市固定資産評価審査委員会条例の一部改正について 第10号議案 阿南市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について 第11号議案 阿南市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部改正について 第12号議案 公聴会参加者等実費弁償支給条例の一部改正について 第13号議案 阿南市職員の給与に関する条例等の一部改正について 第14号議案 阿南市特別会計条例の一部改正について 第15号議案 阿南市税条例の一部改正について 第16号議案 阿南市手数料条例の一部改正について 第17号議案 阿南市こどもの医療費の助成に関する条例の一部改正について 第18号議案 阿南市国民健康保険税条例の一部改正について 第19号議案 阿南市農業委員会に関する条例の一部改正について 第20号議案 阿南市営土地改良事業に係る経費の賦課徴収条例の一部改正について 第21号議案 阿南市県営土地改良事業分担金徴収条例の一部改正について 第22号議案 阿南市立勤労青少年ホーム条例の一部改正について 第23号議案 阿南市水道事業の利益及び資本剰余金の処分等に関する条例の一部改正について 第24号議案 阿南市水道事業条例の一部改正について 第25号議案 阿南市上水道事業分担金徴収条例の一部改正について 第26号議案 阿南市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について 第27号議案 阿南市火災予防条例の一部改正について 第28号議案 阿南市防災会議条例の一部改正について 第29号議案 阿南市国民保護協議会条例の一部改正について 第30号議案 平成27年度阿南市一般会計補正予算(第3号)について 第31号議案 平成27年度阿南市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)について 第32号議案 平成27年度阿南市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)について 第33号議案 平成27年度阿南市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)について 第34号議案 平成28年度阿南市一般会計予算について 第35号議案 平成28年度阿南市国民健康保険事業特別会計予算について 第36号議案 平成28年度阿南市加茂谷診療所事業特別会計予算について 第37号議案 平成28年度阿南市伊島診療所事業特別会計予算について 第38号議案 平成28年度阿南市加茂谷財産運営事業特別会計予算について 第39号議案 平成28年度阿南市伊島財産区運営事業特別会計予算について 第40号議案 平成28年度阿南市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について 第41号議案 平成28年度阿南市公共下水道事業特別会計予算について 第42号議案 平成28年度阿南市介護保険事業特別会計予算について 第43号議案 平成28年度阿南市伊島地区生活排水処理事業特別会計予算について 第44号議案 平成28年度阿南市学校給食事業特別会計予算について 第45号議案 平成28年度阿南市奨学資金貸付事業特別会計予算について 第46号議案 平成28年度阿南市春日野地域下水道事業特別会計予算について 第47号議案 平成28年度阿南市羽ノ浦農業集落排水事業特別会計予算について 第48号議案 平成28年度阿南市豊香野地区生活排水処理事業特別会計予算について 第49号議案 平成28年度阿南市後期高齢者医療特別会計予算について 第50号議案 平成28年度阿南市西春日野生活排水処理事業特別会計予算について 第51号議案 平成28年度阿南市水道事業会計予算について 第52号議案 公有水面の埋立てについて 第53号議案 定住自立圏の形成に関する協定の締結について(牟岐町) 第54号議案 定住自立圏の形成に関する協定の締結について(海陽町) 第55号議案 定住自立圏の形成に関する協定の一部を変更する協定の締結について(那賀町) 第56号議案 定住自立圏の形成に関する協定の一部を変更する協定の締結について(美波町) 第57号議案 公営住宅(仮称)春日野団地2号棟建設工事のうち建築工事の請負契約の締結について  ………………………………………… 報告第1号 損害賠償の額の決定及び和解に係る専決処分の報告について 報告第2号 損害賠償の額の決定及び和解に係る専決処分の報告について 報告第3号 損害賠償の額の決定及び和解に係る専決処分の報告について 報告第4号 阿南市土地開発公社の経営状況の報告について   ───────────── 本日の会議に付した事件日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 会期の決定日程第3 議席の変更日程第4 第1号議案から第57号議案     報告第1号から報告第4号   +++++++++++++出席議員(25名)  1番  表  原  立  磨 議員  2番  保  岡  好  江 議員  3番  喜  多  啓  吉 議員  4番  岩  原  計  憲 議員  5番  仁  木  啓  人 議員  6番  井  坂  重  廣 議員  7番  山  崎  雅  史 議員  8番  平  山  正  光 議員  9番  湯  浅  隆  浩 議員 10番  飯  田  忠  志 議員 11番  佐 々 木  志 滿 子 議員 12番  橋  本  幸  子 議員 13番  小  野     毅 議員 14番  住  友  利  広 議員 15番  林     孝  一 議員 16番  住  友  進  一 議員 17番  星  加  美  保 議員 18番  藤  本     圭 議員 19番  奥  田     勇 議員 20番  日  下  公  明 議員 21番  荒  谷  み ど り 議員 22番  小  島  正  行 議員 23番  久  米  良  久 議員 25番  横  田  守  弘 議員 26番  野  村     栄 議員   +++++++++++++欠席議員(1名) 24番  山  下  久  義 議員   ─────────────説明のため出席した者の職氏名 市長       岩 浅 嘉 仁 副市長      亀 尾 貞 男 教育委員長    里 美 文 子 教育長      新 居 正 秀 政策監      惠 来 和 男 政策監      西 田   修 代表監査委員   岩 淺 英二郎 企画部長     美 馬 隆 司 総務部長     杣 友 秀二三 防災部長     石 居   玄 市民部長     打 樋 昌 之 環境管理部長   幸 坂 雅 好 保健福祉部長   福 谷 美樹夫 産業部長     桝 田   勲 建設部長     吉 川 博 文 特定事業部長   小 林 洋 一 会計管理者    坂 本 誠 規 水道部長     岐   謙 司 教育次長     長 野 荘 次 消防長      豊 田   實 特定事業部理事  石 原 弘 之 監査事務局理事  大 黒 正 和 企画部参事    鈴 江 省 吾 財政課長     半 瀬 恒 夫   ─────────────議会事務局出席職員氏名 事務局長     茂 村 福 和 議事課長     青 木 芳 幸 議事課長補佐   佐 坂 泰 資 議事課主査    東 條 智 子 議事課主査    田 上 浩 通  ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(久米良久議員) おはようございます。 本日は多数の御出席を賜りまして開会の運びとなりましたことに対しまして厚くお礼を申し上げます。 まず、本日の議事日程から御報告申し上げます。 日程第1 会議録署名議員の指名。日程第2 会期の決定。日程第3 議席の変更。日程第4 第1号議案から第57号議案及び報告4件に対する提案理由の説明。 以上であります。 なお、本日の会議に欠席の通知のありましたのは、山下議員、また、遅刻の通知のありましたのは、表原議員。 以上であります。  ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(久米良久議員) ただいまから平成28年阿南市議会3月定例会を開会いたします。  ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(久米良久議員) これより本日の会議を開きます。  ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(久米良久議員) 日程に入る前に申し上げます。 議員皆様方御承知のように、故仁木睦晴議員は、去る1月13日、63歳の生涯を閉じられました。仁木睦晴議員は、平成21年11月から2期連続で当選され、今後の御活躍を議員一同御期待申し上げておりましたが、本当に残念でなりません。 私たちは、仁木睦晴議員の志を受け継ぎ、今後とも阿南市発展のため、市民一人一人のために、議員としてその職責を果たしてまいりたいと思います。ここに謹んで故人の遺徳をしのび御冥福をお祈りいたしまして、黙祷をささげたいと思います。 皆さん、御起立をお願いいたします。 黙祷。   〔黙  祷〕 ○議長(久米良久議員) お直りください。 ありがとうございました。御着席ください。 お諮りいたします。 故仁木睦晴議員に対する追悼演説をいたしたい旨の申し出があります。これを許可することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(久米良久議員) 御異議なしと認めます。 よって、発言を許可いたします。 橋本議員。   〔橋本議員登壇〕 ◆12番(橋本幸子議員) おはようございます。 ただいま同僚議員各位の温かい御配慮をいただきますとともに、議長のお許しをいただきましたので、故仁木睦晴議員の逝去を悼み、阿南市議会を代表いたしまして謹んで追悼の意を表したいと存じます。 仁木睦晴議員が、本年1月13日に亡くなられました。享年63歳という若さでした。最期まで議会復帰を強く望まれ、懸命に病と闘っていただけに、誰もがこの訃報に心を痛め、運命の余りの厳しさに心打ちひしがれる思いであります。本日、ここに平成28年3月定例会開会に当たり、今1人議席にありし日のお姿とお声に接することができず、議員一同惜別の情を禁じ得ないところでございます。 仁木睦晴議員は、平成21年11月に初当選されて以来、常に全力で議員としての職責を果たされてこられました。市民の皆様の要望に応えるべく邁進され、住民福祉向上のため熱心に、そして真っすぐに議員としての挑戦を続けてこられた、そのいちずなまでの姿勢は人々の胸に永く刻まれていくことでありましょう。 また、議会活動以外におきましても、阿南市消防団員として四十一年有余にわたりその闘志と情熱を持って消防活動に全力を注がれ、幾多の災害に対し常に第一線に立ち御活躍されましたことは、住民からの信望も厚く、尊敬の念を抱くところでございます。 そして、いかなるときもふるさと阿南を思い、愛し、次の世代に安心で安全な未来をつくっていくことを胸に誓い進んでこられたあなたは、今も生まれ育った郷土阿南を温かく見守られ、その輝かしい未来に思いをはせておられることでしょう。願わくば、あなたが公共の福祉に献身されたとうとい御遺志を継いで、及ばずながら市政発展のために努力することを私ども議員一同決意を新たにお誓い申し上げる次第でございます。 もう議場であの真摯なお姿に接することはできませんが、どんなときも自分に最善を尽くし、決して妥協を許さず、最期まで諦めることなく頑張り続けた仁木睦晴議員を私たちは忘れることはありません。 終わりに、ここに仁木睦晴議員ありし日の面影をしのび、生前の御功績をたたえ、謹んで御冥福をお祈りし、阿南市議会議員を代表してお別れの言葉とさせていただきます。ありがとうございました。  ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(久米良久議員) この際、諸般の報告をいたします。 まず、議長会関係の報告書をお手元に配付いたしておりますので、御了承をお願いいたします。 また、お手元に御配付のとおり、市長から第1号議案から第57号議案及び地方自治法の規定による報告4件が提出されておりますので、御了承をお願いいたします。 次に、監査委員からは、平成27年12月から平成28年2月に実施いたしました例月出納検査の結果の写しを御配付いたしておりますので、御了承をお願いいたします。 次に、去る2月19日、議会運営委員であります湯浅議員から辞任願が提出され、議長においてこれを許可いたしました。 欠員となりました委員の選任については、委員会条例第8条第1項及び第2項の規定により、議長において荒谷議員を指名いたしましたので、御報告いたしておきます。 なお、お手元に委員会組織一覧表を配付いたしておりますので、御了承をお願いいたします。 以上で諸般の報告を終わります。 これより本日の日程に入ります。  ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(久米良久議員) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、小島議員野村議員を指名いたします。  ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(久米良久議員) 日程第2 会期の決定を議題といたします。 本件につきましては、去る2月25日に議会運営委員会を開催し、協議されておりますので、その結果について委員長の報告を求めます。 野村議会運営委員長。   〔野村議員登壇〕 ◆議会運営委員長野村栄議員) おはようございます。 議長の指名をいただきましたので、議会運営委員会の結果について御報告申し上げます。 本委員会は、去る2月25日に会議を開き、今期定例会の会期について協議をいたしました。 その結果につきましては、さきに御通知いたしましたとおりでございまして、本日から3月25日までの23日間の会期を予定いたしております。 以上、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げまして、議会運営委員長の報告といたします。 ○議長(久米良久議員) お諮りいたします。 ただいま野村委員長から御報告がありましたとおり、今期定例会は本日から25日までの23日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(久米良久議員) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決しました。  ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(久米良久議員) 日程第3 議席の変更を議題といたします。 お諮りいたします。 議員の議席は、ただいま御着席のとおり変更することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(久米良久議員) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決しました。  ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(久米良久議員) 日程第4 第1号議案から第57号議案及び報告4件を一括して議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 岩浅市長。   〔岩浅市長登壇〕 ◎市長(岩浅嘉仁) 本日、平成28年3月定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、御多忙の中にもかかわりませず御参会いただき、まことにありがとうございます。 平素は市政各般にわたり御指導、御支援を賜っておりますことに対しまして心から厚くお礼申し上げる次第でございます。 所信を述べさせていただく前に、私からも、去る1月13日、63歳で御逝去されました仁木睦晴議員に衷心より哀悼の意を表します。 仁木議員は、奉仕の心を信条に、長きにわたって消防団や体育協会など地域活動のリーダーとして御活躍され、その責任感と献身的な姿は地域住民の模範であり、阿南市議会にとってもかけがえのない人でございました。難病を抱えながらも、最期まで議会に復帰するんだという強い信念で闘病生活に立ち向かい、がん対策を初め県南の高度医療体制の必要性を病床から熱く訴えておられただけに痛惜の念に耐えません。 仁木議員には、阿南市のさらなる発展のためにまだまだお力添えをいただけるものと信じておりましただけに、まことに残念であり、ここに御本人の御無念をお察し申し上げ、心から御冥福をお祈り申し上げる次第でございます。 それでは、平成28年度予算を初めとする提出議案の説明に先立ち、市政に取り組む所信の一端を申し述べ、議員各位並びに市民の皆様方の御理解と御協力を賜りたいと存じます。 私の4期目にかける抱負や公約の概要につきましては、さきの12月定例会所信で申し述べさせていただきましたが、私はスピード感と相乗効果、この2つの意識を常に高く持って、市民サービスの向上と重要施策の実践に取り組んでまいる所存であります。 ただいまからその指針となる中・長期的な計画の策定、当初予算及び公約実現のため取りかかる新規事業等の概要、さらに市政の情勢等について順次申し上げます。 最初に、地方創生に係る戦略の策定についてであります。 国におけるまち・ひと・しごと創生長期ビジョン及び総合戦略を受け、鋭意取り組んでおりました阿南市人口ビジョン及び阿南市版総合戦略である、あなん地域好循環総合戦略の策定が間もなく完了いたします。 阿南市人口ビジョンでは、国、県の長期ビジョンと整合性を保ちながら、目指すべき将来の方向と人口目標を定めており、この目標達成に向けた処方箋となるのが総合戦略でございます。その内容は、政策パッケージとして、まず基本方針と、それを実現するための重要施策、そして5つの基本目標と数値目標を掲げ、具体的な施策を体系化しており、独自性を持った本市ならでは総合戦略となっております。 今後におきましては、本戦略に基づき、とりわけ少子高齢化人口減少社会における持続可能なまちづくり地域産業の成長、雇用の維持創出、この2つの施策テーマを念頭に、市民の皆様とともにまさにオール阿南の体制で果敢に挑戦してまいりたいと考えております。 次に、第5次阿南市総合計画後期基本計画についてであります。 本市は、平成23年3月に第5次阿南市総合計画「しあわせ阿南2020」を策定いたしました。この計画は、地域の特性、市民の皆様のニーズなどを踏まえ、計画的、持続的な行政運営を推進するための指針として、平成23年度から10年間の基本的なまちづくりの方向を示す基本構想と5年間の具体的な施策の展開を示す前期基本計画で構成されております。 今回、前期基本計画の期間が平成27年度で終了することを受け、平成28年度から平成32年度までの後期基本計画の策定に取り組んでおり、間もなく完了する予定でございます。 策定に当たりましては、前期基本計画の検証と、この5年間に生じた社会情勢の変化を反映させ、さきの総合戦略と一体的に作業を進めてまいりました。 また、4期目に向けて私が掲げさせていただいた阿南に住む幸せを次世代へを理念とする6つの柱から成る45の公約につきましても、全て本計画に反映いたしております。今後は、この後期基本計画を積極的に推し進め、基本構想に掲げた本市の将来像である「ひと、まち、心をつなぐ笑顔の光流都市」の実現を図ってまいりたいと考えております。 次に、一般会計執行状況と当初予算の概要についてであります。 初めに、平成27年度の一般会計執行状況につきましては、当面する課題であります南海トラフ巨大地震に備えた教育施設の改築などの防災・減災対策や、急速に進む少子化・高齢化社会への対応、農林漁業・商工業等の振興、さらには生活関連道路、住宅、公共下水道等社会基盤整備など、特に生活環境に係るものを優先し、安全で安心なまちづくりのための諸施策の執行に努めてまいりました。 平成26年度決算額と比較いたしますと、歳入におきましては、アベノミクスによる緩やかな景気の回復により個人市民税は増収が見込まれるものの、為替レートの変動や中国経済の景気減速の影響などにより、法人市民税は13億円程度の減収となる見込みであり非常に厳しい状況となっております。歳出におきましても、各種事業経費のうち、普通建設事業費等は減額となるものの、人件費、維持補修費等は増額になると見込んでおります。 なお、国の補正予算である臨時福祉給付金給付事業及び情報セキュリティー強化対策に要する経費、TPP関連である、人・農地問題解決支援事業を初めとする8事業と、公営住宅建設事業こどもセンター建設事業河川整備事業等の各事業におきまして、国の補正予算関連事業工事関係業務並びに国、県等の関係機関との調整などから、19億8,832万6,000円の事業費について繰り越しせざるを得ない状況となっております。 収支の見通しにつきましては、これら繰り越しに伴う留保財源や住宅新築資金等貸付事業の繰上充用が必要でありますが、引き続き市税等の歳入確保を図り、財政調整基金を活用するなど、普通会計におきましては収支の均衡を図ることといたしたいと考えております。 次に、国の平成28年度予算につきましては、経済・財政再生計画の着実な推進及び一億総活躍社会の実現とTPPを踏まえた対応を基本的な考え方としており、平成28年度地方財政計画によりますと、地方財政は、地方税収入が増収となる中で地方交付税総額について、前年度とほぼ同程度の額を確保しつつ、歳出においても自治体情報システム構造改革推進事業などの地方の重点課題対応分の創設、昨年に引き続きまち・ひと・しごと創生事業費並びに公共施設の老朽化対策の推進など、地方が地方創生等の重要課題に取り組みつつ、安定的な財政運営を行うことができるよう配慮された対策が講じられているようであります。 こうしたことを踏まえ、平成28年度の当初予算につきましては、今後の社会経済情勢の変化を的確に見据え、施策の優先順位の厳しい選択と予算配分の重点化、効率化を基本に、対前年度比12.5%増の予算編成といたしたところであります。 市民の命と健康を守り、地方創生に向けた政策を理念とし、市民一人一人が生き生きと輝き、阿南に住む幸せを次世代でも感じていただけるよう、市民の皆さんとともに築いていくことを念頭に、生活環境に係るものを優先し、防災・減災対策の整備、少子化対策子育て支援の充実、福祉・保健・地域医療施策の充実、安全・安心で良好な教育環境の整備、生活関連・生産基盤の整備促進などの重点施策を取り上げ、これまでの継続事業に重点配分するとともに、市民生活に密着した新たな事業にも積極的に取り組んでまいりたいと考えております。 今後の財政運営につきましては、合併後10年が過ぎ、合併算定替による普通交付税の縮減が始まるなど、平成の大合併による真価が問われる新たなステージを迎えるに当たり、合併によるスケールメリットを最大限に活用し、地方分権時代にふさわしい自立した持続可能な行政運営を行うため、自主財源の確保と限られた財源の重点的かつ効果的な活用に努め、財政の健全性を堅持し、引き続き慎重な配慮をしつつ、施策の実現に邁進してまいる所存でございます。 続きまして、公約のうち平成28年度から直ちに実践いたしたい主な新規事業について御説明申し上げます。 まず、新たな定住自立圏の拡充についてでありますが、本市では、平成23年3月に隣接する那賀町、美波町とそれぞれ定住自立圏形成協定を締結し、平成24年度から阿南・那賀・美波定住自立圏形成協定を締結し、平成24年度から阿南・那賀・美波定住自立圏共生ビジョンとして取り組んでまいりました。 定住自立圏構想は、都市機能を擁する中心市とその周辺自治体で市町村の枠組みを越えた圏域を形成し、集約とネットワークの考え方に基づき、相互に連携と協力を行い、圏域全体の活性化を図ろうとするものであります。 この構想をさらに進化させるため、本市とかかわりの深い牟岐町、海陽町と精力的に協議を重ねてまいりましたところ、このほど定住自立圏形成の基本的な目的や連携する事項などを規定した協定案がまとまりましたので、今議会に上程させていただく運びとなりました。 また、那賀町、美波町との協定内容について、一部変更すべき項目が生じましたので、あわせて上程させていただいており、これらの協定が成立いたしますと、本市と那賀町、美波町、牟岐町、海陽町の県南1市4町で、国勢調査の速報値では人口規模10万2,153人のまとまりのある圏域を形成することになります。 この新たな定住自立圏の拡大により、圏域に暮らす住民の皆様はもちろん、若者が安心して次の時代へ引き継いでいけるような元気で魅力的なエリアとなるよう、一体となって取り組んでまいりたいと考えております。 次に、阿南医療センター施設等の整備に伴う財政支援についてであります。 徳島県厚生農業協同組合連合会が施設等の整備、運営をいたします阿南医療センターは、現在、実施設計業務を進めており、来年度にはいよいよ建築工事に取りかかることになります。 また、先月18日には、JA徳島中央会会長並びに県南部のJA組合長同席のもと、JA徳島厚生連から阿南医療センターの施設等の整備に当たりましての財政支援の要望がございました。 これまでにも申し上げてきましたように、本市が将来にわたって安心できる地域医療体制の確立を図るためには、阿南医療センターの整備は何としても進めていかなければならない最重要事項であると認識いたしております。 こうしたことも考慮しながら、阿南医療センターへの補助金の交付額や交付方法等につきましては、本市の財政状況を見きわめるとともに、国、県の補助金の動向やJA徳島厚生連の新病院に他市が財政支援をしております全国の事例なども参考にしながら、総合的に検討を重ね、決めさせていただいたところであります。 まず、交付額につきましては、阿南医療センター基本計画の概算整備事業費の額をもとに、建築工事費、設計費、医療機器などの整備費、開設準備費を補助金の交付対象経費区分とし、その区分ごとの実支出額に応じて交付するとともに、補助金の総額はJA徳島厚生連の自己資金及び他の補助金等の額を控除した額とし、41億円を限度といたします。 なお、JA徳島厚生連の半永久的な財産となります用地取得費は、補助金の交付対象外経費といたします。 また、補助金の交付方法等につきましては、本市の財政負担の軽減を図ることや、県が阿南医療センターへの補助金交付期間を3年程度と示していることなどから、平成28年度から平成30年度までの3年間とし、平成28年度につきましては、県の平成27年9月補正予算額と同額の10億円を当初予算に計上させていただき、残りの31億円につきましては、平成29年度、平成30年度に債務負担を設定させていただきたく存じます。 あわせて、阿南医療センターの診療体制を初め、地域医療の連携や本市への支援体制、交付条件等を定めた阿南医療センターの補助金に関する協定書と阿南医療センター開院後の新たな協力、支援関係を構築するための協議機関設置に関する協定書をJA徳島厚生連と締結いたします。さらには、JA徳島厚生連に詳細な補助金交付申請書などを提出させるために阿南医療センター施設等の整備事業補助金交付規則を策定することといたしております。 今後におきましても、本市は、阿南医療センターが市民の命と健康を守るために、高度専門医療を初め救急医療、災害医療、周産期医療などの多様な機能に対応できる医療体制を構築していただけるよう、引き続き要望、提言をしてまいる所存であります。 さて、医学界では、心臓病や脳疾患といった循環器病に関して我が国最先端の医療、研究機関である国立循環器病研究センターの理事長に阿南市富岡町出身の小川久雄氏が就任されました。小川理事長は熊本大学医学部出身で、36年間にわたり田舎から都会まで多くの病院で勤務され、その診療の合間に重ねた研究や功績により、旧帝国大学出身者以外で初めて同センターのトップとなられました。小川理事長と私は、熊本の御自宅にこれまで何回もお伺いし旧交を温めてまいりました間柄でございます。 また、4月から徳島大学病院長となります永廣信治氏も熊本大学出身で小川理事長の後輩に当たりますので、阿南医療センターの将来を担う医師の確保についても、お二人に大きな御協力をいただくことになりました。 次に、乳がん、子宮頸がん検診の支援の拡大についてであります。 乳がん、子宮頸がんは、女性のがんの中で最も多いがんでありますが、早期発見、早期治療により完全治癒が期待できることから、定期的にがん検診を受診することが重要でございます。そのため、がん検診の受診を促進し、受診者の負担の軽減を図るために、現在、一部個人負担となっております乳がん及び子宮頸がんの検診費用を来年度から完全に無料といたしたいと考えております。 あわせて、子宮頸がん検診におきまして、子宮頸がんの発症原因となり得るヒトパピローマウイルス(HPV)の検査について、30歳、35歳、40歳の節目となる年齢の方も無料で受診できるように制度を拡充し、一人でも多くの方のがんの早期発見、早期治療につなげてまいりたいと考えております。 次に、市民の方が定期的に健康チェックできる環境づくりの推進についてであります。 本市では、これまで阿南市健康増進計画に基づき、市民一人一人が主体的に健康増進に取り組めるよう環境整備に努めてまいりました。 その新たな事業として、平成28年度におきまして、徳島県美容業生活衛生同業組合阿南支部の御協力をいただき、市内の美容室等に血圧計を設置いたしたいと考えております。市民の方が定期的に利用される店舗において気軽に血圧測定ができることで健康チェックへの関心が高まり、特定健診の受診率向上などさまざまな相乗効果が期待できます。 さらに、測定結果について、かかりつけ医や行政に気軽に相談していただけるよう、相談機関などを掲示したポスターも作成し、市民の健康づくりへの機運を高めてまいりたいと存じます。 次に、不妊治療の支援の拡充についてであります。 本市では、不妊治療を行う夫婦の経済的負担の軽減を図るために、医療保険が適用されない特定不妊治療を対象として、治療費の一部を助成してまいりました。 これは、平成19年度から県の助成決定者への上乗せ助成として、県内の市町村に先駆けて単独事業として始めたものであり、これまでに222件の申請があり、妊娠された方が85人、うち66人が出産されており、事業の成果が着実にあらわれております。 現行制度では、1年度当たり10万円を限度に通算5年間、最大50万円を助成しておりますが、今後は、年度に関係なく、1回当たり10万円を限度として、通算6回、最大60万円の助成をしたいと考えております。 このことにより、同一年度内に複数回の治療を行う場合の助成が可能となり、対象者の治療計画に応じた利用しやすい制度となるものと存じます。不妊治療は、少子化対策のみならず、定住施策にもつながるものであり、積極的に不妊治療助成制度を活用していただけるよう啓発に努めてまいる所存であります。 次に、子供のインフルエンザ予防接種費用の一部助成についてであります。 インフルエンザは季節性の風邪とは違い、高熱、頭痛、関節痛など全身の症状が強く、気管支炎、肺炎などを併発しやすく、幼児がかかるとまれに急性脳症を起こし、死に至ることや後遺症が残ることもございます。 特に本年は全国的にインフルエンザが流行し、本市でも2月に入ってから幼稚園や小中学校で感染拡大防止のための学級閉鎖が相次いでいる状況であります。 しかしながら、子供のインフルエンザ予防接種は国が定める定期予防接種ではなく、任意の予防接種であるため、現在、全額個人負担となっております。こうしたことから、子育て家庭の負担の軽減や子供の接種率の向上を図ることなどを勘案し、平成28年度から接種費用の一部助成を行いたいと存じます。 なお、助成対象年齢は、インフルエンザの発症により重症化や合併症のおそれが高い生後1歳から小学校入学前までとし、助成額については、1回当たり1,500円程度を考えております。 次に、こどもの医療費助成制度の拡充についてであります。 本市では、平成25年4月から、中学校修了までの子供を医療費助成の対象といたしておりますが、このたび次代の阿南市を担う子供たちが家庭の経済状況等にかかわりなく安心して医療機関等で治療が受けられることや、子育て支援少子化対策充実の声が高まる中で、時代の趨勢や子育て家庭への支援策を総合的に勘案いたしました結果、平成28年7月から、助成対象年齢を18歳に達する日以後の最初の3月31日までに拡大いたしたく、今議会に条例の一部改正を提案させていただいたところであります。 この改正によりまして、新たに対象となりますのは約2,300人、必要な経費は年間約4,300万円増加するものと見込んでおります。 なお、子育てにやさしい事業といたしまして、対象年齢を18歳まで拡大することにつきましては、四国38市の中で初めての取り組みでございます。 次に、地域おこし協力隊の導入についてでありますが、これまで地域おこし協力隊の受け入れ予定団体と連携して、都市部での地域おこし協力隊募集会や移住・交流フェア等を通じて隊員の募集活動を展開し、2月には現地説明会並びに個人面接を実施いたしました。 その結果、加茂谷地区で愛知県在住の男性1名と兵庫県在住の女性1名が、椿地区では大阪府在住の男性1名が地域おこし協力隊員としてそれぞれ内定しております。 今後、受け入れ団体とさらに連携を密にしながら、隊員が4月からスムーズに活動を開始できるよう、受け入れ態勢を整えてまいりたいと考えております。 次に、指定管理者制度の導入についてでありますが、先月、阿南市文化会館及び阿南市情報文化センターの指定管理者制度導入検討委員会を設置し、導入に向けての諸準備を進めております。 導入に当たっては、市民の視点に立った行政経営の観点から、市民、NPO法人、企業等との連携や協働、また、市民の主体的な活動の支援に努めるとともに、民間の経営に関するノウハウや事業手法を取り入れることにより、市民の皆さんに満足いただける良質のサービスの提供を目指す所存であります。今後、施設設置条例の改正、指定管理者の募集、選定委員会の開催等を経て、平成29年4月から指定管理者制度を開始いたしたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。 次に、暮らしやすいまちづくりの形成に向けた立地適正化計画への取り組みについてであります。 この計画は、人口減少や少子高齢化を背景として、持続可能な都市経営を進めることが重要な課題となる中、医療・福祉施設、商業施設や住宅等の立地、高齢者を初めとする市民の交通アクセスなど、都市全体の構造を見直すとしたコンパクトシティ・プラス・ネットワークの実現を目指すもので、昨年度に創設された都市再生特別措置法に基づく制度でございます。 本市におきましては、県南の拠点都市としての都市づくりを進めておりますが、少子高齢化の進展により人口が減少に転じ、中心市街地等における産業活動の維持、コミュニティーの活力の低下が課題となっているほか、津波災害警戒区域の指定に対応した持続可能な都市経営を確保することが必要でございます。 これらの諸課題の打開策として、国が支援する立地適正化計画を活用し、それぞれ地域の拠点において必要とされる都市機能の再構築や拠点間の結びつきを強くする都市空間の形成を目指すことが有効であると考えており、まずは人口構造や見通し、医療、福祉、商業等の都市機能の現状把握を行い、将来を展望した暮らしやすい都市づくりに向けて、市民との合意形成を図りながら、平成30年度を目標に策定できるよう取り組んでまいりたいと考えております。 次に、各分野における市政の取り組み状況について御報告いたします。 最初に、北條民雄文学賞についてであります。 この賞は、阿南市出身の作家、北條民雄の生誕100周年を記念し、ハンセン病や人権問題に対する理解を深め、北條民雄の作品や業績を顧みることを願って、阿南市合併10周年記念事業として創設したものでありますが、先月29日に応募期間を終了したところ、全国から50編を超える応募をいただきました。 今後は、選考委員に作品の選考をしていただき、受賞者の発表は本年12月号の「広報あなん」に掲載し、来年1月には阿南市文化会館で授賞式を行う予定といたしております。 次に、観光振興についてでありますが、先月21日に開園した長生町の明谷梅林は、現在、見ごろを迎えており、谷合いに広がる約5ヘクタールの園内では約4,000本の梅の木に紅白の花びらが咲き誇り、甘い香りに包まれております。梅の花は古くから春を告げる花として知られており、間もなく津峯山の桜まつりを初め、中林の観光地びき網の開幕など、本市の代表的な観光イベントが始まります。 また、今月の27日には、JR牟岐線の羽ノ浦駅から桑野駅までの区間が開通80周年を迎えることを記念して、JR四国主催の沿線探検スロー列車特別運行が行われます。当日は、徳島駅から乗車した鉄道ファン約90人が南小松島駅を経由しながら、羽ノ浦駅及び阿南駅にて途中下車し、沿線の魅力を味わっていただく内容となっており、本市といたしましても、両駅での滞在時間を利用し、町の歴史や文化、見どころの紹介、バンド演奏や歌、踊り、人形浄瑠璃や特産品のプレゼントなど、精いっぱいのおもてなしをいたしたいと考えております。 次に、AMA(阿南、室戸、安芸)地域連携によります広域観光施策につきましては、昨年、観光庁が外国人旅行者向けに設定いたしました全国7つの広域観光ルートの一つであるスピリチュアルな島~四国遍路~が注目を集め、外国人の遍路がふえております。 AMA地域は、四国遍路の中でも特に弘法大師修行の地として知られ、外国人が興味を示す文化遺産や物語も多く残っていることから、先月、本市においてAMAの国づくり観光会議を開催し、四国在住の外国人の方を講師にインバウンド事業での可能性と課題について意見交換を行ったところでございます。都市部と比べて、四国東南部は外国語表記の案内も少なく、情報発信力も弱いことから、まずはウエブサイトあまナビ内に外国人目線で作成された外国語ブログを開設し、訪日外国人向けのサイトと連携をとりながら、四国東南部AMA地域への誘客を図ってまいりたいと考えております。 次に、津乃峰総合センターについてであります。 平成26年9月から阿南市津乃峰町長浜に建設を進めてまいりました津乃峰総合センターが完成し、先月28日に落成式をとり行い、今月1日から運用を開始いたしました。 津乃峰総合センターは、鉄筋コンクリート造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造の4階建て、延べ床面積は約1,094平方メートルで、見能林公民館津乃峰分館、消防団見能林分団第2班詰所、学童保育を備えた複合施設となっております。 災害時には、1次避難所及び2次避難所となることから、備蓄倉庫や自家発電設備を配置するとともに、直接4階屋上へ避難できる屋外階段を有し、津波避難ビルとしての機能を備えております。 また、平時は生涯学習の場として、地域住民の教養の向上、健康の増進、生活文化の振興、社会福祉の増進や防災まちづくりの拠点として、各種研修や集会等に大いに御利用いただけるものと期待をいたしております。 次に、公園整備についてでありますが、日亜化学工業株式会社からの御寄附を活用して整備を進めておりました牛岐城趾公園東口広場が完成し、今月1日に関係者御出席のもと、完成式典を挙行いたしました。 この広場は、商店街等の活性化を図り、活力ある市街地を形成するため、商業地域における交流拠点の確保を目的として平成24年度から取り組んでまいりました中心市街地活性化広場公園整備事業の一つであり、昨年4月に完成いたしました富岡西公園と富岡あ石公園も同事業によるものであります。 このたびの整備により、中心市街地のシンボルである牛岐城趾公園周辺の景観改良が図られ、市庁舎、牛岐城趾公園、富岡商店街へのエントランス及びコミュニケーションの場としての機能が整ってまいりました。 次に、市政の重要事項の情勢について御報告申し上げます。 まず、し尿処理施設であります阿南市クリーンピュアについてでありますが、当施設は、市民生活の環境保全と公衆衛生の向上を図るため、関係地元委員会、協議会、関係団体等の御理解をいただき、平成11年3月に完成し、同年4月から運転を開始いたしました。本年3月をもって17年が経過いたしますが、これまで毎年、設備機器の点検補修と適切な運営を行い、機器類、施設及び放流水の水質は常に良好に保たれております。 しかしながら、地元等とお約束をいたしております20年の運転期間は、平成31年3月まででございまして、期限まで残り3年余りとなりました。 もっとも、阿南市クリーンピュアは、し尿処理施設として市民生活に必要不可欠な施設であるとともに、災害時の避難場所にも指定されている重要な施設でもあります。こうしたことから、今後、平成31年4月以降の使用につきまして、関係地元委員会、協議会、関係団体等の御理解をいただくことが最重要ではございますが、本市といたしましては、引き続き施設の適正な管理運営に努め、設備機器の長寿命化を図りながら、阿南市クリーンピュアでの運転を継続いたしたいと考えております。 そのため、平成31年4月から平成51年3月までの20年間の運転期間延長の申し入れを、本年1月に熊谷地区へ、2月には吉井地区、上大野地区にお願いしたところであり、今後におきましても引き続き隣接周辺地域、関係団体等への申し入れを速やかに行い、御理解を得てまいりたいと考えております。 次に、水道事業の健全な経営についてであります。 公営水道は、安心・安全な水を安定的に供給する使命があり、地域住民にとって最も重要な生活インフラでございます。 一方、水道事業を取り巻く環境は、人口減少社会の到来や節水型社会への移行に伴い、有収水量の減少が著しく、高度成長期に集中的に整備した管路や施設が一挙に更新期を迎えることに備えた財源確保や耐震化等の防災・減災対策の推進が不可欠であることなど、極めて厳しい状況にあります。 このような社会経済情勢の著しい変化や公営企業を取り巻く厳しい経営環境のもとで、本市におきましても、これらに状況に対応すべく、業務部門について民間委託を導入し、その成果を踏まえ、現在、工務部門でも可能な分野において公民連携を図り、よりスリムな組織体制の構築に着手するなど、企業努力を重ねているところでございます。 今後、既存施設の有効活用や長寿命化、資産管理の効率的な運用や中・長期的な更新と投資のあり方、さらには安定的な財源確保など、総合的な観点から健全な経営内容の今後を見据え、検討を進めてまいりたいと考えております。 最後に、今月20日に挙行いたします合併10周年記念式典についてであります。 本市は、平成18年3月20日に那賀川町、羽ノ浦町と合併し、新たな歴史を刻み始めてから本年3月で10周年を迎えます。この節目となる機会を捉え、市民の皆様とお祝いするとともに、これまでの歴史と新市誕生10年の歩みを振り返り、未来へのさらなる飛躍を誓うものでございます。日本全土で地方創生の動きが加速する中、本市におきましても、それぞれの地域が持つ魅力や特徴を最大限に生かしながら、夢と希望あふれるまちづくりを力強く推進してまいりたいと考えております。 式典では、関係行政機関や各種団体などから約500人の方々をお招きし、記念祝賀のアトラクションといたしまして、阿南第九の会の皆様に合唱を披露していただくほか、作家で元東京都教育委員の乙武洋匡氏に御講演をいただくことといたしております。 続きまして、今議会に提出させていただきました議案につきまして御説明を申し上げます。 今回提出させていただきました案件は、条例案29件、平成27年度補正予算案4件、平成28年度当初予算案18件、その他の案件6件の計57件及び報告4件であります。 ただいまからその概要と提案理由の御説明を申し上げます。 第1号議案 阿南市情報公開個人情報保護審査会設置条例の制定につきましては、行政不服審査法が全部改正され、改正後の行政不服審査法が平成28年4月1日から施行されること等に伴い、関係規定の整備をする必要があるため、条例を制定しようとするものであります。 第2号議案 阿南市行政不服審査会条例の制定につきましては、行政不服審査法が全部改正され、改正後の行政不服審査法が平成28年4月1日から施行されることに伴い、阿南市行政不服審査会の組織及び運営について関係規定の整備をする必要があるため、条例を制定しようとするものであります。 第3号議案 阿南市職員の退職管理に関する条例の制定につきましては、地方公務員法の一部が改正されたことに伴い、再就職者による依頼等の規制等の制度を導入し、退職管理の適正を確保するための関係規定の整備をする必要があり、条例を制定しようとするものであります。 第4号議案 阿南市職員の降給に関する条例の制定につきましては、地方公務員法の一部改正により人事評価制度が導入されたことに伴い、能力及び実績に基づく人事管理の徹底を図るため、降給に関する関係規定の整備をする必要があり、条例を制定しようとするものであります。 第5号議案 阿南市西春日野生活排水処理施設条例の制定につきましては、西春日野生活排水処理施設を阿南市へ移管することに伴い、地方自治法第244条の2の規定に基づき、当該生活排水処理施設の設置及び管理について関係規定の整備をする必要があるため、条例を制定しようとするものであります。 第6号議案 阿南市情報公開条例の一部改正、第7号議案 阿南市個人情報保護条例の一部改正、第8号議案 阿南市行政手続条例の一部改正及び第9号議案 阿南市固定資産評価審査委員会条例の一部改正につきましては、行政不服審査法が全部改正され、改正後の行政不服審査法が平成28年4月1日から施行されること等に伴い、関係規定について所要の改正を行う必要があるため、条例の改正をしようとするものであります。 第10号議案 阿南市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正につきましては、地方公務員法の一部が改正され、阿南市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の制定の根拠となる条文に移動が生じたこと等に伴い、関係規定について所要の改正を行う必要があるため、条例の改正をしようとするものであります。 第11号議案 阿南市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部改正につきましては、地方公務員法の一部が改正され、人事行政の運営等の状況の公表すべき項目に人事評価及び退職管理の状況が新たに追加されたこと等に伴い、関係規定について所要の改正を行う必要があるため、条例の改正をしようとするものであります。 第12号議案 公聴会参加者等実費弁償支給条例の一部改正につきましては、農業委員会等に関する法律の一部が改正されたこと等に伴い、関係規定について所要の改正を行う必要があるため、条例の改正をしようとするものであります。 第13号議案 阿南市職員の給与に関する条例等の一部改正につきましては、人事院勧告に基づき、一般職の国家公務員及び特別職の職員の給与が改定されたこと等に伴い、本市の一般職の職員及び特別職の給与を国に準じて改定を行う必要があるため、条例の改正をしようとするものであります。 第14号議案 阿南市特別会計条例の一部改正につきましては、西春日野生活排水処理施設を阿南市へ移管することに伴い、地方自治法の規定に基づき、当該生活排水処理事業会計の設置について所要の改正を行う必要があるため、条例の改正をしようとするものであります。 第15号議案 阿南市税条例の一部改正につきましては、地方税法の一部が改正されたこと等に伴い、徴収の猶予等に関する分割納付等の方法、その申請手続等の関係規定について所要の改正を行う必要があるため、条例の改正をしようとするものであります。 第16号議案 阿南市手数料条例の一部改正につきましては、行政不服審査法が全部改正され、改正後の行政不服審査法が平成28年4月1日から施行されること等に伴い、関係規定について所要の改正を行う必要があるため、条例の改正をしようとするものであります。 第17号議案 阿南市こどもの医療費の助成に関する条例の一部改正につきましては、子育て家庭の支援策として、子供の医療費の助成対象年齢を3歳引き上げること等に伴い、関係規定について所要の改正を行う必要があるため、条例の改正をしようとするものであります。 第18号議案 阿南市国民健康保険税条例の一部改正につきましては、国民健康保険事業の安定した財政運営を図るため、国民健康保険税の税率等の関係規定について所要の改正を行う必要があり、条例の改正をしようとするものであります。 第19号議案 阿南市農業委員会に関する条例の一部改正につきましては、農業委員会等に関する法律の一部が改正されたこと等に伴い、関係規定について所要の改正を行う必要があるため、条例の改正をしようとするものであります。 第20号議案 阿南市営土地改良事業に係る経費の賦課徴収条例の一部改正及び第21号議案 阿南市県営土地改良事業分担金徴収条例の一部改正につきましては、行政不服審査法が全部改正され、改正後の行政不服審査法が平成28年4月1日から施行されること等に伴い、関係規定について所要の改正を行う必要があるため、条例の改正をしようとするものであります。 第22号議案 阿南市立勤労青少年ホーム条例の一部改正につきましては、勤労青少年福祉法の一部が改正され、勤労青少年ホームの設置に係る規定が削られたこと等に伴い、関係規定について所要の改正を行う必要があるため、条例の改正をしようとするものであります。 第23号議案 阿南市水道事業の利益及び資本剰余金の処分等に関する条例の一部改正につきましては、地方公営企業法の一部が改正され、組入資本金制度が廃止されたこと等に伴い、積立金を使用した場合の資本金への組み入れに係る規定の新設等を行う必要があるため、条例の改正をしようとするものであります。 第24号議案 阿南市水道事業条例の一部改正につきましては、阿南市内の6つの簡易水道事業(加茂、加茂谷、十八女、熊谷、大京原・中島及び阿瀬比)を上水道事業に統合すること等に伴い、関係規定について所要の改正を行う必要があるため、条例の改正をしようとするものであります。 第25号議案 阿南市上水道事業分担金徴収条例の一部改正及び第26号議案 阿南市消防団員等公務災害補償条例の一部改正につきましては、行政不服審査法が全部改正され、改正後の行政不服審査法が平成28年4月1日から施行されること等に伴い、関係規定について所要の改正を行う必要があるため、条例の改正をしようとするものであります。 第27号議案 阿南市火災予防条例の一部改正につきましては、対象火気設備等技術基準検討部会報告書の内容を踏まえ、対象火気設備等の位置、構造及び管理並びに対象火気器具等の取扱いに関する条例の制定に関する基準を定める省令の一部が改正されたこと等に伴い、関係規定について所要の改正を行う必要があるため、条例の改正をしようとするものであります。 第28号議案 阿南市防災会議条例の一部改正及び第29号議案 阿南市国民保護協議会条例の一部改正につきましては、第2次阿南市男女共同参画基本計画に基づき、阿南市防災会議及び阿南市国民保護協議会の委員への女性の登用を推進すること等に伴い、関係規定について所要の改正を行う必要があるため、条例の改正をしようとするものであります。 第30号議案 平成27年度阿南市一般会計補正予算(第3号)につきましては、国、県の補助金の確定、変更や、平成27年度の国の補正予算成立に伴う臨時福祉給付金事業、情報セキュリティー強化対策事業、担い手確保・経営強化支援事業等の各種事業を計上するとともに、県営事業負担金、基金利子の積み立てや国民健康保険事業、羽ノ浦農業集落排水事業特別会計等への繰出金、人事院勧告に基づく職員の給与等に調整を加えるなど、事務事業を執行する上での必要額を補正するもので、歳入歳出それぞれ10億6,060万円を追加し、予算総額を351億2,670万円にしようとするものであります。 第31号議案 平成27年度阿南市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、歳入については、保険財政共同安定化事業交付金を減額し、一般会計からの繰入金を増額するもので、歳出では人事院勧告に基づく職員給与費の改定額等を計上し、歳入歳出それぞれ300万円を減額、予算の総額を99億3,200万円にしようとするものであります。 第32号議案 平成27年度阿南市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、現在、実施中の富岡雨水ポンプ場長寿命化事業及び汚水管渠築造工事等について、事業の進捗状況から完成が翌年度となるため、平成28年度に繰り越して使用することができる経費を1億786万9,000円と定めるものであります。 第33号議案 平成27年度阿南市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、歳入では給付諸費等に対応する法定負担額等の国県市支払基金等を増額し、歳出では保険給付費を増額するもので、歳入歳出それぞれ1億円を追加し、予算総額を78億8,101万6,000円にしようとするものであります。 第34号議案 平成28年度阿南市一般会計予算につきましては、第5次阿南市総合計画の基本理念に基づき、市民の皆様が幸せを実感できるまちづくりを推進するため、市民生活に密着した施策の各種実現に向け、予算配分の重点化、効率化に意を用い、予算総額を367億8,000万円とし、前年度当初比で12.5%の増としております。 第35号議案 平成28年度阿南市国民健康保険事業特別会計予算につきましては、歳入では国民健康保険税13億8,920万円、国庫支出金19億6,523万3,000円、前期高齢者交付金21億6,657万7,000円、共同事業交付金26億1,462万7,000円等を計上し、歳出では保険給付費57億1,413万6,000円、後期高齢者支援金等9億1,899万5,000円、共同事業拠出金23億7,345万6,000円等を計上しており、予算総額を96億6,100万円とし、前年度当初比で1.5%の減としております。 第36号議案 平成28年度阿南市加茂谷診療所事業特別会計予算及び第37号議案 平成28年度阿南市伊島診療所事業特別会計予算につきましては、両会計とも診療所の事業運営に必要な年間の経費を計上したものであり、予算総額は加茂谷診療所は9,300万円で、前年度当初比で1.1%の増となり、伊島診療所は1,800万円の計上で前年度当初と同額としております。 第38号議案 平成28年度阿南市加茂谷財産運営事業特別会計予算及び第39号議案 平成28年度阿南市伊島財産区運営事業特別会計予算につきましては、両会計とも前年度の繰越金を主な財源として財産区の管理運営経費を計上したもので、予算総額は加茂谷財産区は36万4,000円で前年度当初と同額としており、伊島財産区は173万5,000円の計上で、前年度当初比で2.7%の増としております。 第40号議案 平成28年度阿南市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算につきましては、長期債の償還費及び債権確保等に係る法的措置に要する経費等として、予算総額を1,743万円とし、前年度当初比で18.3%の減としております。 第41号議案 平成28年度阿南市公共下水道事業特別会計予算につきましては、歳入では受益者負担金、下水道使用料、国庫補助金及び下水道債等を計上し、歳出では汚水管渠築造工事費、富岡浄化センター維持管理業務委託費、下水道の普及を促進するための公共下水道普及促進助成金及び雨水対策として富岡雨水ポンプ場の運転管理費等を計上し、予算総額を7億4,570万円とし、前年度当初比で8.4%の減としております。 第42号議案 平成28年度阿南市介護保険事業特別会計予算につきましては、第6期事業計画に沿った予算編成としておりまして、歳入の主なものでは国県支出金29億5,423万1,000円、支払基金交付金20億6,190万9,000円、繰入金では保険料負担調整分1億8,000万円を含め13億2,630万5,000円、第1号被保険者の保険料は13億648万2,000円を見込んでおります。歳出では保険給付費で73億2,800万円、地域支援事業費1億3,264万3,000円等を計上して、予算総額を76億5,500万円とし、前年度当初比で0.5%の増としております。 第43号議案 平成28年度阿南市伊島地区生活排水処理事業特別会計予算につきましては、歳入では施設使用料、繰越金等を財源に、歳出では施設維持管理費などを計上して、予算総額を830万円とし、前年度当初比で7.1%の増としております。 第44号議案 平成28年度阿南市学校給食事業特別会計予算につきましては、歳入では学校給食徴収金を主な財源に、歳出では賄い材料費等を計上して、予算総額を4億円とし、前年度当初比で0.7%の減としております。 第45号議案 平成28年度阿南市奨学資金貸付事業特別会計予算につきましては、継続貸付分及び新規貸付予定分を見込み、予算総額を1,693万円とし、前年度当初比で14.0%の減としております。 第46号議案 平成28年度阿南市春日野地域下水道事業特別会計予算につきましては、歳入では施設使用料等を財源に、歳出では施設維持管理費などを計上して、予算総額を3,962万円とし、前年度当初比で2.3%の増としております。 第47号議案 平成28年度阿南市羽ノ浦農業集落排水事業特別会計予算につきましては、歳入では施設使用料、一般会計繰入金、下水道事業債等を財源に、歳出では農業集落排水機能強化対策事業の活用による施設改修工事費、施設維持管理費及び長期債の償還費を計上して、予算総額を2億210万円とし、前年度当初比で4.0%の増としております。 第48号議案 平成28年度阿南市豊香野地区生活排水処理事業特別会計予算につきましては、歳入では施設使用料、基金からの繰入金等を財源に、歳出では施設維持管理費等を計上して、予算総額を680万円とし、前年度当初比で47.8%の増としております。 第49号議案 平成28年度阿南市後期高齢者医療特別会計予算につきましては、広域連合が賦課する保険料の徴収は市町村の事務とされており、被保険者から徴収する保険料に係る経費が主なものであります。歳入では後期高齢者医療保険料6億3,677万2,000円、一般会計からの繰入金は保険基盤安定分等で3億1,842万8,000円を見込んでおります。歳出では徴収した保険料等を広域連合へ納付することから納付金9億4,453万9,000円を計上し、保険料徴収等に係る事務費と合わせて予算総額を9億8,010万円とし、前年度当初比で2.7%の増としております。 第50号議案 平成28年度阿南市西春日野生活排水処理事業特別会計予算につきましては、歳入では施設使用料等を財源に、歳出では施設維持管理費等を計上して、予算総額を1,000万円としております。 第51号議案 平成28年度阿南市水道事業会計予算につきましては、水道の給水能力の維持向上と水道事業経営の健全性を確保するため、収益的収支については収入で15億4,992万2,000円を見込み、支出で15億1,720万8,000円を計上しております。また、老朽管の布設がえ事業等建設改良事業実施に関する資本的収支については、収入で6億9,725万6,000円、支出で12億9,495万円を計上しております。 第52号議案 公有水面の埋め立てにつきましては、本埋め立ては、老朽化が進み一部使用制限が行われている岸壁の新たな整備に合わせて、港湾施設の機能向上を目的とするものであり、阿南市の発展に大いに寄与するものと考えることから、異議のない旨の意見を述べるために公有水面埋立法に基づき議会の議決を求めるものであります。 第53号議案及び第54号議案 定住自立圏の形成に関する協定の締結につきましては、本市の中心市宣言に賛同した牟岐町及び海陽町との間において、相互に役割分担して人口定住のために必要な生活機能を確保し、協調、連携を図りながら圏域全体の住民福祉の向上及び地域振興を図るための必要な事項を定めるため、地方自治法の規定により議会の議決を求めるものであります。 第55号議案及び第56号議案 定住自立圏の形成に関する協定の一部を変更する協定の締結につきましては、平成23年3月24日に那賀町及び美波町との間に締結した定住自立圏の形成に関する協定について、中心市における医療施設の新設及び取り組み内容等の見直しに伴い、同協定の内容の一部に変更すべき事項が生じたことから、地方自治法の規定により議会の議決を求めるものであります。 第57号議案 公営住宅(仮称)春日野団地2号棟建設工事のうち建築工事の請負契約の締結につきましては、春日野団地内の市営住宅において建物の老朽化が進み、現入居者に対して計画的な移転建てかえが必要であることから、昨年完成いたしました1号棟に続き2号棟を建設するもので、木造2階建て、延べ床面積545.30平方メートルの公営住宅(仮称)春日野団地2号棟を平成29年1月10日までを工期として建設するものであります。 去る2月16日に指名競争入札に付しましたところ、株式会社田窪建設が1億2,808万8,000円で落札しましたので、請負契約を締結いたしたく、地方自治法の規定により議会の議決を求めるものであります。 報告第1号、報告第2号及び報告第3号 損害賠償の額の決定及び和解に係る専決処分の報告につきましては、報告第1号が交通事故、報告第2号は庁舎駐車場における事故、報告第3号は物損事故によるもので、それぞれ損害賠償の額を決定し、相手方と和解することについて専決処分いたしましたので、地方自治法の規定により議会に報告するものであります。 報告第4号 阿南市土地開発公社の経営状況の報告につきましては、平成28事業年度事業計画及び資金計画について、地方自治法の規定により議会に報告するものであります。 なお、任期満了に伴う人権擁護委員の候補者の推薦につきましては、後日追加提案をさせていただくことにしておりますので、御了承賜りたいと存じます。 以上、御提案いたしました議案並びに報告の概要について御説明申し上げましたが、説明不十分な点も多いかと存じますので、今後の御審議を通じまして御説明並びに御質問にお答え申し上げたいと存じます。何とぞ十分な御審議を賜り、原案どおり御承認賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明にかえる次第であります。どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(久米良久議員) 以上で提案理由の説明が終了いたしました。 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 次回は9日に会議を開き、市政に対する一般質問を行います。御協力よろしくお願いいたします。   ∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝    散会 午前11時15分...