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令和2年6月定例会議(第4日目) 本文
令和2年6月定例会議(第4日目) 名簿

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  1. 小松島市議会 2020-06-04
    令和2年6月定例会議(第4日目) 本文


    取得元: 小松島市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-08
    2020年06月25日:令和2年6月定例会議(第4日目) 本文 ◎ 議長(出口憲二郎議員)ただいまより本日の会議を開きます。  本日の議事日程については,お手元に配付いたしましたので,御了承願います。 ─────────────────────────────────────────── ◎ 議長(出口憲二郎議員)これより,本日の日程に入ります。  日程第1 議案第37号から議案第55号までについて一括議題といたします。  議案に対する質疑及び市政に対する一般質問を続行いたします。  通告の順序に従い,順次発言を許可いたします。  6番 橋本議員。               [6番 橋本 昭議員 登壇] ◎ 6番(橋本 昭議員)皆さん,おはようございます。日本共産党の橋本昭でございます。  私はこの6月定例会議に臨みまして,3項目の発言通告を出しております。その第1は小学校の再編について,第2は6市町広域ごみ施設処理整備計画について,第3は新型コロナウイルスの問題でございます。  それでは,まず初めに,小学校再編問題から質問していきたいと考えております。  中山市長に質問します。私は小学校再編計画の白紙撤回を求めております。私が白紙撤回を求めておりますのは,小学校という存在は地域住民を結びつける絆であります。地域の住民は小学校を中心にして動いております。児童の登校・下校には,地域の人が出て交通整理で児童を見守っております。また,小学校の運動会には,学校と地域の諸団体が一体になって取り組んでおります。  皆様も御存じのように,どの小学校にも長い歴史と校風があります。また,学校を中心にした地域の文化があり,婦人会,老人会,自主防災会などの諸団体が学校とも関連して自治的な機能を持っております。ですから,小学校は地域住民を結びつける絆なのであります。  学校がなくなれば地域のコミュニティが壊されてしまいます。私は,小学校は地域にとって本当に大切な宝物であると思っております。この私の考えについて,中山市長はどのように思っているのか,お考えをお聞かせください。よろしくお願いします。                [市長 中山俊雄君 登壇] ◎ 市長(中山俊雄君)皆さん,おはようございます。ただいまの橋本議員の御質問にお答えいたします。  議員おっしゃるように,私も小学校というのは地域の宝,まずもって子どもは地域の宝であると思っております。学校は長い歴史の中で地域コミュニティの中心的な役割を担ってきた側面があり,地域の伝統や文化の継承についても重要な役割を果たしていることについては,十分承知をしております。ただ,学校だけが地域コミュニティを維持する役割を負うものではないと考えております。               [6番 橋本 昭議員 登壇] ◎ 6番(橋本 昭議員)私は,小学校がなくなれば地域が寂れるのではないかと心配しております。小松島市の人口減少は,転出は男女とも20歳代から30歳代の転出が多いのです。転出先では徳島市が多くを占めております。このままでは人口減少が止まりません。子育て所帯を応援する厚い対策も必要でございます。
     そして,小学校がなくなれば,地域に子育て所帯がさらに住まなくなり,人口減少が加速すると私は思っております。小学校の再編によって地域が寂れ,衰退を待つだけになっています。  ですから,私は,7つの小学校の削減というのは愚かな政策であると思っております。この私の見解に対する中山市長のお考えを聞かせてください。                [市長 中山俊雄君 登壇] ◎ 市長(中山俊雄君)橋本議員の御質問にお答えいたします。  全国的に少子化はますます進み,本市においても想定以上のスピードで児童数が減少しております。市内のほとんどの小学校は小規模校となっております。しかし,学校は,児童が集団の中で多様な考えに触れ,認め合い,協力し合い,切磋琢磨することを通じて,一人一人の資質や能力を伸ばしていく必要があると考えております。そのためには,よりよい教育環境を整えることを第一に学校再編は進めていかざるを得ないと考えております。議員おっしゃる人口減少対策については,他の施策を考えていきたいと存じます。               [6番 橋本 昭議員 登壇] ◎ 6番(橋本 昭議員)さきの市長選挙では,市長さんは小学校の再編を見直すというふうに主張しておったと私は理解しております。市長さんが小学校の再編を見直すと言うについては,やはり子どもの教育の将来について,市長さんなりにいろんなお考えがあって見直すと言ったと思っておるのです。  今日はここで質問しておりますけど,これは有線テレビで放送もしておりますので,小学校再編を見直すという市長のお考えを私と市民の皆さん方にお伝えしていただければと思っております。よろしくお願いいたします。                [市長 中山俊雄君 登壇] ◎ 市長(中山俊雄君)橋本議員の御質問にお答えいたします。  小松島市にとってどのような形がよいのか,また,生徒さん,子どもさん,保護者にとって何が一番いいのか,これは昨日の井村議員の質問の中でもお答えをいたしましたように,まずは,直接,市民の皆様から御意見を伺い,その意見を反映できるような対策を教育委員会とともにしっかりと取り組んでいきたいと考えております。               [6番 橋本 昭議員 登壇] ◎ 6番(橋本 昭議員)小学校再編については市民の間にもいろいろな御意見があるわけでございます。小学校の削減を白紙撤回してくださいという意見もございます。また,こういう意見もあるのですね。7つの小学校の削減そのものには反対でないと,しかし,見直しに当たっては,削減する学校と,そして置く学校の入替えをしてもらいたいという御意見もあります。さらには,小学校を7つも減らすのでなしに,もう少し数を減らすわけにはいかないかという御意見もございます。そして,見直しの中には,この問題に1年やそこらで結論出してもらったら困ると,もっともっと時間をかけてやってほしいという御意見もございます。  私ども市議会の文教厚生常任委員会は,今年の1月に広島県の呉市と府中市に学校再編問題についての視察を行ってきました。小松島市の場合は教育委員会が地元小学校の説明会を2回やりましたね。呉市は「4回やりました」と言っておりました。しかも,1つの小学校にいろんな団体がございましてね,老人会とかいろんな団体があって,頑固に反対している団体には教育委員会が10回,お会いして話をしたのだというように,学校再編については相当な努力をやっておるのですね。  また,府中市はこういう考えを言っておりました。1学年2クラスある学校は再編の対象にはしないというふうに言っておるのですね。だから,基本的には1学年1クラスの学校を再編の対象にするのだという方針で臨んでおりますということも言っておりました。そして,府中市では,どうしても小学校がその地域に必要であるならば複式学級もやむを得ないということで,府中市は学校再編で10年たつのですけど,複式学級も置いておるということであるわけです。  そういうことで,私,やっぱり市長にお願いしたいのは,簡単に結論を出してもらいたくないのですね。今年の3月定例会議がございまして,市民の間から学校再編に対する陳情が出ておりまして,この本会議で議決をしたら,8対8の可否同数になったわけですね。私ども市議会にはいろいろと会派がございます。しかし,3月定例会議のこの議決では,それぞれの会派が自由に態度を取ってくださいよと。ですから,同じ会派の中からも学校再編反対と賛成という議員さんも生まれてきておりますので,どうか,市長さんにはよくよく市民と相談して,この学校再編はやっていただきたい。もう1年やそこらでは,私としては結論を出してもらいたくないのです。「よく小松島市は学校再編で努力してくれた」と市民に思ってもらえるような,ぜひとも行動を取っていただきたいというふうに私は思っております。  これで私の学校再編についての質問を終わりまして,次に,私は,6市町広域ごみ整備計画について市長に質問をいたします。  私は,小松島市を含む6市町広域ごみ整備計画に反対をしております。この計画に反対している最大の理由は何かと言いますと,徳島市が建設予定しております徳島市飯谷町の枇杷ノ久保というところに大型焼却炉を建設しようとしておるわけでございますが,実はこの場所というのは,小松島市田浦町の上水道水源地のすぐそば,約1.5キロですけど,そういうすぐそばにあるということです。私は,ですから,上水道水源地の近くには大型焼却炉の建設はしてはならないと思っております。これに対して徳島市は,「焼却炉の建設によって勝浦川を汚すことはない」と言っております。私は,この徳島市の言い分,何を根拠にしてこんなことを言ってるのかと疑問を持っておるのです。  なぜかと言いますと,小松島市の市営焼却炉がございます。過去において大きな事故を起こしておるのですね。これはどういうことかと言いますと,生ごみを燃やしやすくするために,油,オイルを焼却炉の中に注ぎ込んでおりました。このオイルが焼却炉からあふれ出し,付近の用水路に大量に流れ込んだという事故を起こしておるわけでございます。このことについて私は議会で質問しました。小松島市は,この事故の原因を電気の漏電による燃料輸送系統の不具合であったと断じております。電気系統に漏電が起きるということは,日常の整備点検が十分でなかったということの表れであります。  ですから市長,事故は絶対に起きないということは言えないのです。起きることもあるのです。ならば,近くに上水道水源地のある場所には大型焼却炉を造ってならんというふうに私は思うのであります。  そこで,市長さんにお尋ねします。あなたは,この田浦町の上水道の水源地の近くに大型焼却炉建設をすることに賛成ですか,反対ですか。考えをお聞かせください。                [市長 中山俊雄君 登壇] ◎ 市長(中山俊雄君)橋本議員からは,広域ごみ処理施設の現建設候補地に関する御質問がございましたので,お答えいたしたいと思います。  現建設候補地に隣接する本市の立場からいたしましては,候補地の下流には水源地があることから,御心配されている市民の方も,議員もしかりだと思いますが,おられるということは十分認識しているところではございます。  既に策定済みの施設整備基本計画における排水処理に関しましては,プラント排水は無放流とし,生活排水は,合併処理浄化槽での処理後,環境保全目標値を遵守した上で安全に処理していくこととなっていると聞いております。  こうしたことから,これまで現建設候補地の隣接地である本市4町の協議会等をはじめとする市民説明会の開催や市議会への事業説明等を通じ,市民の方々の事業理解に努めてきているものと認識しております。               [6番 橋本 昭議員 登壇] ◎ 6番(橋本 昭議員)小松島市の焼却炉の事故,市当局は,これ,想定外の事故であったわけですね。想定してなかったのですよ。ですから,これまでも市当局はこの安全面についてはるる説明なさっておりますけど,これは言うたら,それはそうですね。不安がありますなんていうことを言えませんよ,絶対に安全ですって。小松島だってそう言ってきたのですから。それでも事故は起きたのですから,私は,やはり上水道水源地の近くに大型焼却炉は建設してはならないということを,基本といいますか,原則にせないかんというふうに思っております。  ところで,6月15日,徳島市の市議会本会議で6市町広域ごみ処理施設整備計画について,議員の質問に対して市当局の市民環境部長が,事業の進め方に関しては地元住民の意見を聞いて判断をすると,そして,業者に委託している環境影響評価は中断すると答弁しております。徳島市の内藤市長は,さきの徳島市長選挙では広域ごみ処理施設整備計画のスケジュールを凍結すると公約してきましたが,法律的に理解するならば,凍結と中断というのは,中断の方が重いのです,凍結よりかはね。ですから,現在進行中の内容が全てにおいて効力が失われることを意味します。  最近,地元には,飯谷町や多加良町でごみを誘致するために,一生懸命進めてきた幹部がおるのですね,何名かの。そこの幹部の自宅を徳島市の環境部門の幹部が訪問しまして,新しい市長の方針を説明しております。私流に考えるならば,残務整理に入ったなというふうに私は思っております。  そして,実は徳島市の市長選挙の投票日の2日前に,内藤候補が建設予定地の地元で街頭演説をしているのですね。その中で彼女は,徹底的に地元住民と話し合うと。市長さんのこの学校再編と同じ態度ですよ。徹底的に話し合うというふうに訴えておるのですね。ですから,近いうちに内藤市長は地元に出向くそうです。そして地元住民と意見を交わすというふうに言っております。  徳島市長選挙の結果というのは,内藤候補は1,999票差で当選したのですね。もう僅少差で当選しました。地元には2つの反対団体があるのです。この2つの反対団体が取りました反対署名,合わせて7,500筆なのです。そういうことで,内藤候補がスケジュールを凍結するということを受けて,この両団体は内藤候補の応援をしております。それでも内藤さんは1,999票差という,僅少差になったわけですね。ですから,彼女は地元の住民の意思を無視して強行に飯谷町に大型焼却炉を建設できる状況ではないというのが現在の状況だということを,中山市長さんも御理解いただきたいと思っております。  そういうことで,私も1つ市長さんにお尋ねしたいことがあるのですね。それは,私が3月定例会議で質問したこととも関連するわけですけど,将来,徳島市から6市町広域ごみ整備計画白紙撤回の通告を受ける可能性があります。今年の小松島市の3月定例会議で私の質問に対して,前の市長さんは「ごみ処理について,担当の課において県内外の他の処理方法を研究していくことは,実務的な点において否定するものではない」と答弁しているのですね。研究をしましょうということをね。  実を言いますと,前副市長がこのごみの処理問題について庁内協議をやっておるのですね。今年の2月ぐらいだったでしょうかね。前の市長さんはこの時こういう発言をしているのですよ,文書の中でですよ。徳島市長さんも変わるでしょうと。2月の段階でそう言っているのです,前の市長は。だから,この広域ごみ処理施設整備計画から脱退しますというふうに前の市長は言っているわけでございます。  ですから,私が市長にお尋ねしたいのは,小松島市は,徳島市から広域ごみ処理施設整備計画白紙撤回の通告を受けるまで辛抱強く待つのですか。市長の考えをお聞かせください。                [市長 中山俊雄君 登壇] ◎ 市長(中山俊雄君)橋本議員の御質問にお答えしたいと思います。  まずは,可能性について徳島市長がどうこう言うということは,現状では分からないところでありまして,そういったことから今ここで判断することはできないと思っております。  いずれにしても,広域ごみ処理施設整備につきましては,今後,徳島市長が建設候補地の地元に赴き,意見交換会を開催していく中で,事業の進め方を判断されるということなので,まずはその推移を見守っていく必要があるものと認識しております。               [6番 橋本 昭議員 登壇] ◎ 6番(橋本 昭議員)私がこの市議会で広域ごみ処理施設について質問したときに,市当局は,広域行政というのは一部事務組合という方式もあるのです。しかし,今回の徳島市を含む6市町のやり方というのは事務委託方式なのです。事務委託方式を取った理由について,早く物事が進みますということでございました。しかし,実際は,もう4年が過ぎているのに,いまだにこういう状況でしょう。  ですから,私,市長にお願いしたいのは,やはり小松島市の焼却炉ももう寿命を超えているんじゃありませんか。ということで,徳島市待ちになってはいかんと思うのですね。新聞コメントを読みますと,市長も,徳島市が徳島市独自でやるのならば,徳島市以外の5つの自治体と協力をしてごみ処理をするのだというようなことを言われております。同時並行なるかどうか分かりませんけど,担当課においてその準備もする必要があるのではないかというのが,私の考えといいますか,意見なのですね。ぜひとも中山市長には万全を期していただきたいということをお願いして,ごみ問題の質問はこれで終わります。  最後の質問に移りますが,新型コロナウイルスの問題について質問します。総務部長から答弁していただきたいと思います。  皆さんも御存じのように,この新型コロナウイルスというのは,日本では第1波が峠を過ぎたのではないかと言われておりますけど,2波,3波の襲来も否定することはできないと。世界的には,アフリカ大陸などではむしろ拡大をしているのですね。ですから,外国人が日本に入国する場合にいろいろと制限しておるでしょう。ですから,安心はできんのですね。  そういうことで,やっぱり第2波に備えた体制が必要でないかと私は思うのです。そこで,小松島市はこれまでいろいろ,私も3月定例会議でコロナの問題について質問いたしましたけど,これまで,どのように取り組んできたのか。それから,これからの課題は何であるのか。感染防止及び国・県の補助事業も含めて明らかにしていただきたいと思います。               [総務部長 西照保彦君 登壇] ◎ 総務部長(西照保彦君)橋本議員からは,本市の新型コロナウイルス感染症対策にこれまでどのように取り組んできたかといった御質問をいただきました。  新型コロナウイルス感染症の防止対策に関するこれまでの本市の取り組みにつきましては,昨日の井村議員の御質問に対して答弁をいたしましたとおり,対策本部を設置いたしまして,合計13回の本部会議を開催する中で,感染拡大防止や市民生活に影響を及ぼす内容について協議をいたしまして,対策等を決定,また実施をしてまいりました。  緊急事態宣言発令期間中におきましては,公立学校の臨時休校をはじめ,市の所管施設の利用休止やイベントの中止,また,市民への外出自粛要請などを行いまして,宣言解除後については,引き続き感染防止対策の徹底を図るとともに,新しい生活様式の周知,また広報にも努めてきたところでございます。  また,経済活動が収縮し,事業者や家計への負担が増加いたしましたことから,予算面,また事業面においては,予備費の充当や一般会計の1号補正,また2号補正において雇用の維持や事業継続,また,暮らしを支え,家計を守るための事業なども実施をしてまいりました。  幸いなことに,本市におきましては現在のところ感染者の発生は確認されておりませんが,議員からもありましたように,第2波・第3波の襲来に備えた対策が喫緊の課題であることは十分認識をいたしております。  このようなことから,関係機関と密に連携を図りながら,新しい生活様式の啓発や定着により,市民一人一人の行動変容を促し,感染予防に努めてまいりたいと,このように存じております。  また,感染症対策につきましては,長期化も予想されますことから,災害対応にも資するよう,マスク・消毒液等の備蓄,指定避難所以外のいわゆるサブ避難所の確保といった取り組みや,遠隔教育のための環境整備など,感染症に強い地域の構築,地域経済の立て直しに向けた産業活性化策の実施も重要であると認識をいたしておるところでございます。  こうした事業に対する財源につきましては,国において令和2年度第二次補正予算が6月12日に成立をいたしておりますが,その中で,地方自治体向け地方創生臨時交付金として2兆円が上積みされておる,こういった状況もございますことから,今後,本市への配分も十二分にあるものと考えております。これにつきましても,新型コロナウイルス感染症の状況を勘案しながら,対策として必要な施策の財源として活用してまいりたいと,このように考えておりますので,御理解のほどよろしくお願い申し上げます。               [6番 橋本 昭議員 登壇] ◎ 6番(橋本 昭議員)実はこの新型コロナウイルスが発生して,日本だけではないのですね。世界も含めて,政治,経済,社会,これがいろんな問題が出てきたのですね。ですから,国政の場では,通常国会は終わりましたけど,閉会中審査ということで,引き続きコロナ対策が多分議論になるだろうと思います。  そういうことで,本市におきましても,第2波は絶対来ないということは言い切れませんから,やはり小松島市当局も,県や国とも連携しながら,市民の経済活動あるいは教育,そして感染症対策に十分取り組んでいただきたい,このことをお願い申し上げまして,私の新型コロナウイルス対策の質問について,終わらせていただきます。どうも御清聴ありがとうございました。(拍手) ◎ 議長(出口憲二郎議員)マイク消毒のため,2分間休憩いたします。                午前10時38分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午前10時40分  再 開 ◎ 議長(出口憲二郎議員)小休前に引き続き会議を開きます。  1番 南部議員。               [1番 南部 透議員 登壇] ◎ 1番(南部 透議員)皆さん,おはようございます。このたび,6月定例会議にて発言の機会をいただきました至誠コマツシマ南部透でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  このたびの一般質問では,通告どおり,市街化区域の用途地域について,GIGAスクール構想について,小松島市人口ビジョンについての3点を順番どおり行わせていただきたいと思っております。御答弁のほどよろしくお願いいたします。  では早速になりますが,市街化区域の用途地域についてなのですが,本題に入る前に少しお話しさせてください。  先月,商工会議所,商業・サービス・工業の3合同部会が,5月頭から3週間かけて,新型コロナウイルスの商工業への影響を調べるため,会自らが足を運び,調査アンケートを行いました。そのアンケートの結果は小松島市にも提出され,103社中7割以上の商工業の皆様の業績が悪化しているという回答を頂きました。その生の声は本当に衝撃的で,現状の深刻さを目の当たりにさせていただきました。  小松島市も手を差し伸べるべく,独自施策として,県内で一番受け取りやすい対象者条件を当てはめた小松島市事業者応援給付金などを行ってくれています。ちなみに,この話も少しさせていただきたいのですが,市内の税理士を含む財務コンサルタントの皆さんの友人の話の中で,これ,すごく話題になっておりまして,10万円という額は少し少ないと言われるところもあるのですが,売上げの20%ダウンで頂ける給付金なのです。徳島県では本当に一番受け取りやすい給付金だとも言われてまして,県内で50%というところもあるのですが,例えば50%だったら持続化給付金と変わらんのではないかと。個人で100万円,会社で200万円という,それを考えると,それに当てはまらない事業所さんに迅速に行うと,そして,受け取っていただきたいという小松島市の本気度を感じさせていただきました給付金なのです。この商工業者の生の声も理解していただいた事業ではないかなと私自身は感じさせていただきました。現在では,昨日の話で,対象者の半分にも到達していないという話も聞かせていただいたので,周知徹底をぜひお願いさせていただければとは思います。  少し話がそれましたが,今後も小松島市としてできることを示していただきたいと思っています。しかし,これらの事業にはやはり財源というのが必要になります。小松島市は,周知のとおり,財源が乏しいまちでございます。独自施策は,3月予算より緊縮財政にかじを切った小松島市にとって簡単ではないだろうと思います。  ここで,昨年度の決算と本年度予算で発表されていますので,その中で分かる範囲内で少し財政のお話をさせてください。  来年度の決算時には財政調整基金の残高が6億円ぐらいになると。市債残高が169億円。もちろんコロナ禍の中でもっと大変になるのかもしれません。現在,小松島市は実質公債費比率が12.7。これは3年間の平均になると思いますので,11,13の間ぐらいだろうと思います。地方債の発行が総務省の許可なく行うことができる18%を基準に計算すると,今後,小松島市も地方債が発行できる金額というものを計算できると思いますが,ここではあえて幾らと言わせていただくのは差し控えさせていただこうと思います。  しかし,これから行われる大規模事業などの計画のことを考えると心細くも感じます。その中で,商工業の皆様,そして市民の皆様に明るい未来や希望を小松島市は示していかないといけません。そして,選択と集中を図っていき,行政の安定も考えないといけません。難しいかじ取りだとは思いますが,その中で考えていただきたいのが,予算を多く活用しなくても明るい未来・希望を示せる事業もあるのではないかというところです。  その1つが,将来のあるべき姿を定める都市計画のマスタープランだと思っています。昨日,少し話が出ましたが,本年度,ちょうど改定の時期であり,現在,アンケートも行っているとも聞いております。  ここで聞かせてください。小松島市の都市計画マスタープランの現在の状況と,そして今後のスケジュールについてお聞かせください。よろしくお願いいたします。            [まちづくり推進課長 溝杭慎二君 登壇] ◎ まちづくり推進課長(溝杭慎二君)南部議員からは,次期小松島市都市計画マスタープランの策定の取り組みについて御質問をいただきました。  現行の都市計画マスタープランは,平成22年度を基準として,おおむね20年後の都市の将来像を展望した本市の都市計画の基本方針として策定されたものでございますが,計画の進捗管理を行うため,令和2年度を短・中期の目標年次と定め,適切なPDCAサイクルにより評価改善を行うこととしており,今年度がその時期に当たることから,令和元年度から令和2年度にかけての2カ年度事業としてマスタープランの見直しに取り組んでいるところでございます。  これまでの取り組みについて申し上げますと,上位計画である徳島県が定める都市計画区域マスタープランや小松島市第6次総合計画はもちろん,小松島市まち・ひと・しごと創生総合戦略や地域公共交通網形成計画,地域防災計画などの関連計画とも整合を図る必要があることから,これら計画内容の整理を行いました。  また,都市の現状把握と将来見通しとして,人口動態,産業動向,土地利用動向,交通動向などのデータ分析を完了しております。  これらのデータ分析結果や,去る5月26日から実施いたしました市民アンケート調査結果などをもとに課題の抽出を行うこととなりますが,あわせて,地域の方々の代表やまちづくりに造詣の深い方々,さらには関連分野の有識者の方々などで構成する外部委員会を設置するとともに,策定の進捗に応じまして地元住民との意見交換会や地域別のワークショップ等も開催し,よりきめ細かなまちづくり計画として,まちづくりの具体性ある将来ビジョンとしての目指すべき都市像の検討,将来都市構造や土地利用の方針を定める全体構想の作成,地域の特性に応じた方針を定める地域別構想の作成と取り組みを進めていく予定でございます。  現時点におきましては,令和3年3月を目途に作成を進めており,議会に対しては各作成段階において御報告させていただきますので,議員におかれましては御支援賜りますようお願い申し上げます。               [1番 南部 透議員 登壇] ◎ 1番(南部 透議員)今,データ分析が終わり,これから外部委員会,そして声を拾い上げる段階だということだとお話しいただきました。  この小松島市の都市計画マスタープランにおいて,もし反映したいことがあれば今言う時期だということで間違いないでしょうか。ということで,私もぜひお話ししたいことがございまして,それが市街化区域の用途地域についてなのです。  まず,少し整理をさせていただくと,市街化区域というのは,市街地を形成していく区域であって,年度を決め,優先的に,そして計画的に市街化を図る区域だと。また,用途地域については,市街化区域内では,具体的に建設できる建物を13種類,例えば住宅を建てていきましょうとか,商業ビルを建てましょうとか,工場を誘致しましょうとかというのを細かく決めていくと。その中でマッチしないところがあったら,条例も含めて,さらに別の地域地区を定めることができるというようなものだと思うのですが,つまり,市街化区域において,このマスタープランが市街地の計画であって設計図であるというふうに思います。この見通し,見直し状況が,小松島市が市街地の活性に向けて取り組んでいる本気度を表す指数と言ってもおかしくないのではないでしょうか。  近年,市街化区域全体を見ると,この用途地域を大きく変更したイメージは,すいません,ありません。本気度を測る指数というような言い方をさせていただきましたが,そう考えると少し物足りない気もいたします。市街地の活性自体が長年の小松島市の課題でございます。結果につながってこれたかと考えれば,もっと積極的に取り組んでいただきたい部分も感じております。  しかし,近年,市街地においても新しい動きがあるのは事実です。市街地の沿道,道路沿いには日赤病院が新たに建設され,バイパスまで抜ける道もできました。また,前原町に小松島市インターチェンジができることが決まり,市街地を結ぶ江田バイパスの一部も開通いたしました。沿道には大型スーパーも進出され,現在,徳島市の人を含めて人の流れができてきています。  また,現在進められている計画で2つのホテルが進出するなど,新しい小松島市の動きも感じます。もちろん地元の商店街の商店の皆様の配慮は必ず必要だとは思うのですが,近年まれに見る市街地の大きな変革が見てとれるように感じます。  こう見ていくと,近年の開発は,私は,沿道とか道路沿いに結構進められているのではないかなと,その相乗効果により周辺の開発・発展にもつながっていってるのではないかなというふうな印象を受けます。つまり,キーになっているのは,道路,沿道というようなものではないのかなと感じます。  そこで聞かせていただきたいのですが,近年小松島市の用途地域の変更はどのようなものが行われてきたのか,そしてまた,沿道沿い,30メートルの用途地域とかが小松島市にあるのですが,このような変更は近年行ってこられましたでしょうか,聞かせてください。            [まちづくり推進課長 溝杭慎二君 登壇] ◎ まちづくり推進課長(溝杭慎二君)南部議員の御質問にお答えいたします。  市街化区域における土地利用規制の根幹をなす用途地域について,本市の市街化区域では,昭和48年度に最初の決定があって以来,これまで11回の変更を行っており,平成30年3月28日に県が定める区域マスタープランの変更に合わせて行った直近の変更により,現在の用途地域となってございます。  直近の用途地域の変更内容について御説明いたしますと,県が定める区域マスタープランに示すまちづくりや,市の地域防災計画等と整合を図るとともに,周辺隣接地域との継続性や一体性,住環境に配慮した効率的な土地利用を図ることを目的とし,徳島赤十字病院周辺地域や国道55号沿道部分などについて,市の都市計画マスタープランにおける位置づけや市街地の形成状況,隣接する用途地域との一体的土地利用の必要性,都市基盤施設の整備状況などを勘案し,それぞれ用途を定めたものでございます。  沿道の用途地域につきましては,県の用途地域等決定運用方針で定める「用途地域を路線的に定める場合は,原則としておおむね30メートルの区域とする」との基準に基づくものであり,これによって,これまで後背地に配慮した市街地環境の保全が図られているところでございます。               [1番 南部 透議員 登壇] ◎ 1番(南部 透議員)30メートルの話が出ました。これを私は県に確認してみました。確かに,その当時,30メートルルールというのは原則としてでも示されてたのかもしれませんが,あったのだと思います。現在,県にそういうルールはあるのですかというのを問わせていただきました。「いや,もう答えとして,ない」と答えられました。「小松島市として考えていただければいい」という御返答をいただきました。  これもぜひ理事者の皆様にちょっと確認をしていただいて,これは,すごく大きな用途地域の未来を開くものになるんじゃないかなと私自身は思っています。道路沿いに行ってきている30メートルの部分なのですが,例えばその30メートルを50メートルにとか,これは今までの一般質問でも,バイパス沿いなどでそういうことができないかというような話で質問された議員の皆様もいらっしゃると思います。それを計画に考えて,都市計画の中で,マスタープランの中でこの市街地で行っていくというのもひとつ面白いのではないか,やるべきことの1つなんじゃないかなというふうに考えております。開発をしやすい条件を新たにつくることで投資を呼び込み,そのような未来を,市街地を造ることも可能なのではないかなと感じています。  近年,都市計画は全国的に変わり続けています。香川県のように都市計画自体をなくしたところもあります。これはすぐ徳島県に当てはまるものではないとはもちろん思うのですが,近隣市町村でも,市街化区域においては,沿道の用途地域の変更が活発である地域もあると聞いています。隣の阿南市なども,本当に沿道で複雑に線が引かれたようなところも見受けられる地域もございます。
     前段で申し上げました,予算がない中で希望をつくっていく事業と考えるこの都市計画のマスタープラン,ぜひ思い切った発想で市内外に小松島市をアピールしていただきたいと考えています。  例えばですが,1つアイデアを提案させていただきたいと思います。それは,道路沿いの条件を緩和し,新たに前原町にできる小松島インターチェンジを中心とし,市街地をぐるっと回る市街地の環状線構想というものを立ち上げてみてはどうでしょうか。小松島市のインターチェンジから江田バイパスを通り,日赤,旧小松島港を通り,ぐるっと回って横須,日開野,中郷,バイパスを回って周遊するような道。場所によっては30メートルを50メートルにしたり,規制を緩和したり,徳島市の人が,市内外の人が中心市街地に来やすい流れがつくり出せるのかもしれません。さらに,投資を得ることができれば,長年課題でありました市街地の活性に大きく一歩踏み出すことができるのかもしれません。  新しい発想で,新しいビジョンで小松島市を再興していっていただきたいと思います。もちろん,これは1つのアイデアでありますが,様々な方向性があると思います。ぜひ考えていただけないでしょうか。  最後に聞かせていただきます。市民の皆様や企業の皆様に明るい未来を示すためにも,このたび改定されるマスタープランに,この環状線構想を含めて新しい考えや取り組みを落とし込むことはできませんでしょうか。お願いいたします。             [産業建設部副部長 小林 潤君 登壇] ◎ 産業建設部副部長(小林 潤君)南部議員からはたくさんのアイデアを頂きました。私からは,国道55号や都市計画道路といった幹線道路の沿線における用途地域に関する御質問に対して,御答弁を申し上げたいと思います。  都市計画道路は,都市の骨格を形成し,安全で安心な市民生活と機能的な都市活動を確保する,都市交通における根幹的な都市施設であります。平成31年2月に徳島県において整備が進められてきた都市計画道路・江田-小松島港線が全線供用したことにより,国道55号から市街地中心部及び小松島本港地区が結ばれ,さらに,市街地中心部及び徳島赤十字病院から国道55号まで縦断する,既に供用済みの都市計画道路・芝生-日ノ峰線と連結したことから,国道55号から市街地中心部を周遊する道路ネットワークが形成されました。  これによりまして,都市活動を牽引する市街地中心部の求心力を高めるとともに,産業の発展,人口の交流によるにぎわいを維持し,また,新たなまちづくりの創出が求められているところでございます。  議員お尋ねの国道55号や都市計画道路といった幹線道路の沿線における用途地域につきましては,指定区域境界は原則として道路端からおおむね30メートルの区域となっており,第1種住居地域,第2種住居地域及び近隣商業地域の路線型の用途地域が指定されており,その後背には第1種中高層住居専用地域が広がる地域が大半を占めております。  現行の都市計画マスタープランにおきましては,本市の将来都市構造を都市拠点,都市軸,エリアで大別し,おのおのの持つ役割を,農業,観光等の他分野の施策と連携を充実させ,まちづくりの目標に掲げた計画の実現を目指すこととしておりますが,幹線道路の沿線におきましては,現在の用途地域指定では,後背の用途地域が過半を占めることにより,生活利便施設等の建て替えや新規出店が困難となっているケースがあることは承知しております。  本市都市計画マスタープランが目指す将来的な都市構造の都市中心拠点及び産業拠点を実現していくためには,路線型の用途地域が指定されている幹線道路の沿線におきまして,地域の持続的な生活を支える生活利便施設の維持や集積が不可欠であります。このため,次期都市計画マスタープラン策定におきましては,近年の生活利便施設の立地傾向に合わせ,生活利便施設の建て替えや新たな立地について,土地利用の動向,公共施設の整備状況等の把握を行うなど,幹線道路の沿線における土地利用に関し十分検討するとともに,あわせて,周辺環境への影響や地域住民の意向も踏まえながら,将来の小松島を見据え,用途地域指定の見直しはもとより,地区計画制度の導入も積極的に取り入れるなど,その健全な発展に資する次期都市計画マスタープランとなるよう,しっかりと検討を重ねてまいりますので,御理解と今後一層の御支援を賜りますようよろしくお願いいたします。 ◎ 議長(出口憲二郎議員)小休いたします。                午前11時04分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午前11時20分  再 開 ◎ 議長(出口憲二郎議員)小休前に引き続き会議を開きます。  1番 南部議員。               [1番 南部 透議員 登壇] ◎ 1番(南部 透議員)御答弁いただきました。土地利用に関してこれからも御検討いただけるというようなお話をいただきました。ぜひマスタープランの中に新しい考えも含めて落とし込んでいただけるようにお願いできればと思います。ぜひよろしくお願いいたします。  さて,続きまして,GIGAスクール構想についてでございます。  昨日も,これは近藤議員の方からもオンライン授業のためのタブレット端末の話が少し出てきておりましたので,私はちょっと違う視点で質問をさせていただきたいと思っております。  これは教育に関わる質問でございます。私は,教育においては,子どもたちのために,財源が乏しくても,チャンスがあるのであれば,チャンスがあるのであれば,思い切った一歩を踏み出していただきたいというふうに思っております。ですので,まず聞かせてください。このGIGAスクール構想とはそもそも何なのか,そして,本市の取り組み状況について教えていただければと思います。よろしくお願いいたします。               [学校課長 吉原稔祐君 登壇] ◎ 学校課長(吉原稔祐君)南部議員の御質問にお答えいたします。  GIGAスクール構想は,児童生徒に1人1台の端末と高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備し,多様な子どもたちを誰一人取り残すことなく,公正に個別最適化された創造性を育む教育を全国の学校現場で持続的に実現させることを目的としています。  その手法として,大きく分けて3つの方針から成っています。1点目は,動画配信ができる高速大容量の校内通信ネットワークの構築や,児童生徒が使うタブレット端末の調達などのハードの面と,2点目は,デジタル教科書や教材を活用した学習活動の実践,3点目は,ICTを活用するための教員養成や研修の充実を図り,指導体制を確立することが掲げられております。  令和元年度末には校内通信ネットワーク整備事業として,各学校における無線通信環境,いわゆるWi-Fi環境を教室など校内全般に張り巡らせるため,ルーターやサーバー,アクセスポイントなどの機器類の設置とLAN配線工事に係る費用,タブレット端末を充電・保管するための電源キャビネットを設置するための工事費用の補助金制度が補正予算化され,本市においても,本年度当初予算で計上し,現在,全ての小・中学校において整備するよう手続を進めているところでございます。  タブレット端末については,新型コロナウイルス感染症拡大の防止に伴う学校の長期にわたる臨時休業を受け,昨年度までの端末調達整備費用に併せて,残りの分を全て本年度中に購入できるよう,国が令和2年度補正予算を計上したところでございます。  これにより全学年分のタブレット端末購入予算が計上されたことから,本市では,本年度中に小・中学校の全学年の児童生徒,教職員分のタブレット端末を購入できるよう,6月補正予算案として上程しております。               [1番 南部 透議員 登壇] ◎ 1番(南部 透議員)子どもたちを誰一人取り残すことなく,公正に個別最適化された創造性を育む教育を実現すると,この言葉だけでも本当にすごい事業であるなというのは感じさせていただきますが,このGIGAスクール構想,政府は,新型コロナウイルスにおいて大きく影響を受けた教育を後押しすべく,本当は5カ年計画だったと聞いておりますが,それを前倒しを行い,本年度1年で整備だけでも実現するというのを熱意を込めて動いていただいております。  小松島市においても本議会に補正を上げていただいているということなのですが,私は,この機会にこそ小松島市のICT教育を前に進めるチャンスだと思っています。ですので,聞かせてください。これまでの小松島市のICT教育の取り組みについてお聞かせください。               [学校課長 吉原稔祐君 登壇] ◎ 学校課長(吉原稔祐君)南部議員の質問にお答えさせていただきます。  本市におきましては,今回のGIGAスクール構想以前からICT教育への取り組みの必要性を十分認識しており,当然,そうした教育ができるIT機器などの導入についても研究や研修を重ねてきました。  まず,これまでの環境整備の面に関して,本市では,小学校へ2期に分けてタブレット端末を整備しております。平成26年度に小松島小学校,立江小学校,櫛渕小学校,坂野小学校,和田島小学校の計5校に140台のタブレット端末を整備し,平成28年度には,南小松島小学校,北小松島小学校,千代小学校,児安小学校,芝田小学校,新開小学校の6校に合計204台のタブレット端末を整備しています。また,中学校には,平成27年度に生徒用コンピューターを80台とタブレット端末16台を整備しております。  実際に,昨年度,小学校,中学校では,体育や理科の授業で,動画や写真を撮っての振り返り,ホームページを使った調べ学習や,番組・動画の視聴,プレゼンテーションを使った発表・まとめ,プログラミング教育,教科書やノートなどを大型テレビに映しての説明や話合いなどにタブレット端末などが活用されております。  また,平成30年度には南小松島小学校が第4次産業革命時代に活躍するためのプログラミング教育事業の委託を受け,公開授業や成果報告を行っております。               [1番 南部 透議員 登壇] ◎ 1番(南部 透議員)小松島市では,平成26年度からタブレットを導入し,少しずつ小学校,中学校でも授業に活用させていただいていると。今まで,何人に1台といった整備の中で先生もどのように活用するべきかとか,試行錯誤の中,考えてやってきていただいたのではないかなというのを,今のお話を聞かせていただいて本当に感じさせていただきます。1人1台もない中で効率的に子どもたちに触れさせるにはどうすればいいのかとか,マニュアルもない中で動いていただいたということは本当にすばらしいことだと思っております。  その先生方の経験をもとに高めていただいた小松島市のICT教育,その状況をさらに加速させる,一変させるかもしれないこのGIGAスクール構想なのですが,ですので,ぜひもう1回聞かせてください。GIGAスクール構想を実現するため,今後のスケジュールをお聞かせください。お願いいたします。               [学校課長 吉原稔祐君 登壇] ◎ 学校課長(吉原稔祐君)南部議員の御質問にお答えさせていただきます。  現在のタブレット端末数は,学級ごとに持ち回り,児童1人1台となるまでの台数はなく,さらに,OSのバージョンアップや新規格への適合・不適合なども考慮すると,更新時期も迎えており,GIGAスクール構想で国が定めた標準仕様に基づいた新しいタブレット端末の導入は不可欠であると認識しております。  構想に基づいたハード面での今後のスケジュールといたしましては,小・中学校の各教室へWi-Fi環境を整える,そのためのLAN工事配線工事を令和2年度末までに完了する予定で,業務委託などの発注作業を現在進めております。  タブレット端末につきましては,国の標準仕様書に基づき,徳島県が共同調達を行う意向で,本市においてもその共同調達に参加希望を示し,必要な予算を6月定例会議で補正予算として計上させていただいているところでございます。予算案の成立後は,7月以降,県において入札などを実施し,物品調達に係る本市議会の議決などを経て調達を開始する見込みとなっております。  その調達方法としては,12月末までに調達台数の3分の1を納品し,年明けの令和3年2月までに残りの台数を納品完了する見込みで入札等を実施すると県から聞いております。本市においては全小・中学校分で約2,700台が必要となり,予定どおり納入されれば,12月末で約900台,2月末で約1,800台が納入されることになります。  以上がスケジュールでございます。               [1番 南部 透議員 登壇] ◎ 1番(南部 透議員)学校ではネットワーク環境も随時進められており,年度末には完成すると。また,タブレット端末においても,12月までに3分の1,年度末までに3分の2の機器がそろうということで,来年早々にも小学校,中学生の方にはタブレットが活用できる状況がそろうのかもしれません。しかし,私は,これで全ての整備が整ったとは思っていません。5カ年計画を1年で進めようとしたのですけど,そんなに簡単なことではないと思っています。  今回,ハードが整ったとしても,ソフト面はこれからではないでしょうか。例えば,小松島市として子どもたちのためにどんなICT教育をするべきなのかという議論もそうです。そして,それに必要なソフトは何なのか。そしてまた,それに対する導入することができる予算はあるのか。また,4校に1人配備される予定であるICT指導員も本当に整備・配備することができるのか。考えないといけないことは,これからもたくさんあると思います。  タブレットが来ても活用できないのではなく,前段で話をさせていただいたとおり,その内容も含めてしっかり検討していただき,すぐに活用できるようにする環境を整えていただければ,何よりも子どもたちのためによりよいICT教育ができる体制を行政としてぜひ後押しをしていただきたいと思っております。  ちなみに,このGIGAスクールにおいて萩生田文部科学大臣はこんなメッセージを示しています。「このGIGAスクール構想で忘れてはならないことは,ICT環境の整備は手段であり,目的ではないということです」と。つまり,子どもたちをどう育てていくのか,ICTを活用し,どんな教育を行っていくべきなのかということが大事だということです。  OECDの経済協力開発機構の生徒の学習到達度調査2018(PISA2018)では,学校外でのデジタル機器の利用状況についても調べています。日本は,学校の授業,国語・算数・理科におけるデジタル機器の利用時間が短く,OECD37加盟国中の最下位であると。日本は,ほかの加盟国と同様,学校外で多様な用途にデジタル機器は使用していると。特にネット上でチャットやメールやゲームを利用する割合は高いのですが,コンピューターを使って宿題をする頻度は,これもまた加盟国中最下位であると。  私は,目指すべき姿は,当たり前のように授業や学習環境でもICTを活用できる状況をつくることが重要ではないかと考えています。例えば,日本のICT環境の先進地である渋谷区では,いつでもどこでも学べる環境を実現するという形で,家庭学習でも活用できるシステム,タブレットを導入しました。ドリル問題2万本以上,予習復習動画1万本以上を用意し,子どもたちがあらゆる場面でICTを活用し,その進捗状況も閲覧も成果確認も先生や親御さんがすることができます。  このような状況は,確かに財政が厳しい小松島市で簡単にできることかといえば,そうではないのかもしれません。が,それでも,もしです,もし一歩踏み出すことができるのであれば,ICT教育の先進地である渋谷区と同じ環境が小松島市でできていますということをうたうことができれば,人口流出に悩んでいる小松島市にとって,転出・転入に大きな影響があると言われる小学生や中学生の親世代に小松島市は魅力的なまちだと訴えることができるのではないでしょうか。  また,プログラミング授業に力を入れることにより,誰もがプログラミングができる人材が豊富にあふれるまちになることができれば,小松島市にオフィスを設けたいという企業が出てくるかもしれません。また,個人が稼げるようなまちになるのかもしれません。  子どもたちのためによりよい環境を実現していただきたいと思っています。子どもたちの明るい未来は小松島の明るい未来だと私は思っています。  最後に聞かせてください。タブレット端末を導入し,よりよいICT教育を実現するために,このチャンスの時期に一歩踏み込んで,子どもたちのために充実したICT環境整備を行っていただけないでしょうか。よろしくお願いします。               [学校課長 吉原稔祐君 登壇] ◎ 学校課長(吉原稔祐君)南部議員の御質問にお答えさせていただきます。  端末整備,LAN整備につきましては,先ほど答弁させていただいたとおりでございます。1人1台のタブレット端末が実際に整備されますと,子どもたち一人一人の反応を踏まえた双方向の一斉事業が可能となります。また,一人一人の教育的ニーズや学習状況に応じた個別学習も可能になるといった効果が期待できます。さらに,高速LAN整備により,これよりもたくさん動画教材を使った授業,さらに遠隔授業なども増えると考えられます。  これまで本市での,プログラミング教育などの教育実践の実績,蓄積,そして,GIGAスクール構想を融合させることで個別最適で効果的な学びの実現に向け,さらにICTを活用した学習活動を充実させていきたいと考えております。               [1番 南部 透議員 登壇] ◎ 1番(南部 透議員)ぜひ,これから見させていただきたいと思います。本当に子どもたちのためによりよい学習環境を整えていただければ幸いでございます。よろしくお願いいたします。  では,最後の質問です。小松島市人口ビジョンについてです。  小松島市は,長期ビジョンである小松島市人口ビジョンの改訂版を令和2年3月に発表いたしました。それによると,国立社会保障人口問題研究所,以降,社人研と言わせていただきますが,の調べでは,今から40年後,2060年の小松島市の人口は1万8,151人と,現在,5月末での人口が小松島市は3万7,141人ですので,約半分になると。小松島市では1980年代がピークでした。その当時のピークが4万4,000人台,それから40年で7,000人が減少し,そして,さらに40年で1万9,000人が減少すると。つまり,加速度的に人口が減っているのが分かります。  ちなみにですが,昨年度の3月から本年度の3月まで,小松島市の人口,何人減ったか,分かる方いらっしゃいますでしょうか。小松島市の2020年の3月の人口が3万7,243人です。そして,2019年の3月が3万7,795人ですので,552人です。それを40年と考えると,40倍してみると,単純に2万2,000人です。つまり,社人研推計が出している予想以上に人口が減る可能性もあるのではないかなと私は危惧しております。  そこで,お聞かせください。小松島市人口ビジョンで,この人口減少スピードを抑えるべく,将来目標人口設定と,そのための目標条件を立てています。その目標を教えていただくとともに,その目標をクリアした場合,40年後どのような未来になるか,教えてください。              [総務部参事 芳賀美香君 登壇] ◎ 総務部参事(芳賀美香君)南部議員の御質問にお答えいたします。  平成27年度策定した第1期小松島市人口ビジョンでは,いわゆる社人研の平成25年の推計値をもとに推定した2060年の本市の人口は約2万800人でございました。これに対し,人口ビジョンの中で本市が目指すべき将来人口を算定するに当たり,第1期総合戦略に盛り込まれました取り組みや,それ以降に続けられる様々な人口減少抑制施策の結果として,2020年には転入転出者数を均衡させ,2025年からは転入超過とすることとし,また,合計特殊出生率を上昇させ,2025年以降は1.80,2035年以降は2.07とすることといたしました。このようにして算出した2060年の人口約3万人を目標人口に設定したわけでございます。  しかしながら,今回,人口ビジョンを改訂するに当たり,2018年に改訂された社人研の推計値を使用して2060年の本市の人口を推定したところ,先ほど申し上げましたが前回の推計値約2万800人より,さらに2,600人以上も減少する結果となっております。また,令和2年総務省公表の人口移動報告では,本市は284人の転出超過となっており,依然としてその傾向が続いていることから,2020年の転入転出者均衡という前提についても見直しが必要となってまいりました。  こうしたことから,今回の改訂においては,第1期総合戦略の検証結果を第2期以降の取り組みに反映しつつ,引き続き人口減少対策を進める中で,人口推計条件のうち転入転出者均衡の達成につきましては2030年までシフトさせることとし,転入超過につきまして2035年以降とすることにより,2060年の目標人口を2万9,000人と算定したところでございます。               [1番 南部 透議員 登壇] ◎ 1番(南部 透議員)目標条件が2つあると。合計特殊出生率と転入転出の均衡を目標として掲げていると。新しく改訂されたものの中には,合計特殊出生率自身が,2025年には1.8と,2030年以降としては2.07になるように,そして転入転出においては,2030年度に均衡し,その5年後以降は転入を増やしていくというようなお話だったと思います。  それをクリアすると40年後には2万9,000人になると。本当に頑張らないと,先ほど言わせていただいた1万8,000人から考えたら1万人も多いわけですから,本当に頑張らないといけないと改めて思うのですが,改めてなのですが,この2つの条件に関しては,どのように感じられますでしょうか。  まず,転入転出ですが,私のデータでは2018年しかなかったので,2018年でお話しさせていただくと,徳島市・阿南市への転出が605人と,転入が430人となっており,170人余り出ていってしまっていると。徳島市・阿南市に出ていってしまっていると。そしてまた,県外を含む2市以外からの転入転出は,若干転出が多いのですが,ほぼ均衡してるのではないかなというのが見てとれます。つまり,小松島市にとって重要な課題は,徳島市・阿南市への転出を止めないといけないということが重要であるのではないかなと考えております。  この問題に関しても,すごく大きな課題ですので,しっかり問わせていただきたいと思うのですが,今回は次の合計特殊出生率の話を重点に置かせていただきたいので,別の機会に一般質問や委員会の場で質問させていただきたいと思います。  では,そのメーンの話といいますか,合計特殊出生率についてなのですが,ちなみに,合計特殊出生率というのは,対象となる人口を15歳から49歳の女性に限定し,その1歳ごとの年間出生数を人口で割って年齢別出生率を算出し,それを合計すると,ちょっと分かるような分からないような計算をもって算出するということなのですが,ちなみに人口を維持するためには,この合計特殊出生率が2.1以上ないといけないとされています。  その中で掲げられた数字,小松島市は合計特殊出生率を今から5年後までに1.8にすると。さらに言えば,10年後まで2.07にすると。  では,聞かせいただきたいと思います。現在,小松島市の合計特殊出生率はどれぐらいでしょうか。              [総務部参事 芳賀美香君 登壇] ◎ 総務部参事(芳賀美香君)南部議員からは,本市の現在の合計特殊出生率に関する御質問がございましたので,お答えをいたします。  厚生労働省人口動態統計において集計確定値の公表が行われておりますが,公表には時間を要することから,徳島県の報告に基づく推計値として,平成30年の合計特殊出生率1.33が最新の数値でございます。               [1番 南部 透議員 登壇] ◎ 1番(南部 透議員)現在,推定値で1.33であるということなのですが,5年後までにこの1.3の目標を1.8までに上げるということなのですが,10年後までだとすればもっと頑張らないといけないと。この数値なのですが,私は目標を高く設定することはすごく大事なことだと思っています。といいますか,するべきことだとも思っています。しかし,そもそもこれだけの目標をクリアすることが可能なのかというところなのです。例えば,徳島県の合計特殊出生率を考えてみると,県では平成30年度で1.43。ちょっと負けてるのですが。その中でも最も低かった年が平成17年で1.26です。つまり,徳島県では13年間で0.17しか上昇できておりません。現在,都道府県で最も高い数字では沖縄県の1.8,これを小松島市は5年で1.8まで上げようと目標を挙げました。なかなか簡単な数字ではないと私は思っています。  では,少し聞かせてください。そもそもこの小松島市の合計特殊出生率の目標1.8というのは,なぜ1.8になったのでしょうか。              [総務部参事 芳賀美香君 登壇] ◎ 総務部参事(芳賀美香君)南部議員の御質問にお答えをさせていただきます。  人口減少を克服し,将来にわたって成長力を確保し,活力ある日本社会を維持するために,平成26年,まち・ひと・しごと創生法が成立し,国においては,まち・ひと・しごと創生長期ビジョン並びに総合戦略が策定されました。この法律で,地方自治体に対しても,まち・ひと・しごと総合戦略の策定が努力規定としてされておりますことから,本市におきましても,平成28年3月,小松島市まち・ひと・しごと創生総合戦略並びに小松島市人口ビジョンを策定いたしました。  国のまち・ひと・しごと創生総合戦略には4つの基本目標が掲げられ,その中の1つに,結婚,出産,子育ての希望をかなえるという項目が設定されております。この中で政府は,我が国においてまず目指すべきは,若い世代の希望の実現に取り組み,出生率の向上を図ることであるとし,国民希望出生率1.80の実現に向け,就労,結婚,育児に係る社会経済的環境を整備・支援することとなりました。  本市といたしましても,政府の示す国全体の方向性に都道府県市町村が一丸となって取り組んでいく政策目標の指標であることから,小松島市人口ビジョンにおきましても,達成指標として合計特殊出生率1.80を設定し,第2期総合戦略にもこれを引き継いでおります。               [1番 南部 透議員 登壇] ◎ 1番(南部 透議員)国や県の上部目標1.80に沿って,小松島市もその数値を落とし込んだということでございました。私はそれも大事だとは思うのですが,違うのではないかなと思う部分もございます。もちろん県の方針,国の方針に整合性,方向性に沿うことは大事なことだと思いますし,何度も言いますが,高い目標を立てることはすばらしいことだと私は思っています。しかし,高過ぎる目標は正確な分析もできないのではないでしょうか。それでもそれを目指すということなのであれば,それだけ思い切った施策を打ち出さないといけないのではないでしょうか。  今回,改定された小松島市人口ビジョンに実現ができないかもしれない目標が記載されていたのであれば,よい未来に落とし込むために数字合わせをしてしまったと言われてもおかしくないのかもしれません。本来ならば,社人研が出された衝撃的な人口減少への数値を真摯に受け止め,市民の皆様に現状をしっかり知っていただき,共に課題解決に取り組むべきではなかったのでしょうか。そして,行政としては,思い切った施策の立案を進め,市民の皆様に真剣に取り組む姿勢を示す必要があったのではないかなと今思います。  そこで,聞かせてください。人口ビジョンを作成するに当たり,開かれた小松島市まち・ひと・しごと創生総合戦略会議では,合計特殊出生率においてどのような分析がされ,この小松島市において1.8に向けてどう目指していくのかということが決まったのでしょうか。お願いいたします。               [総務部長 西照保彦君 登壇] ◎ 総務部長(西照保彦君)南部議員からは,第2期の人口ビジョンをもとに戦略会議ではどういうことが決定されたのかと,こういった御質問でございます。  先ほど担当参事の方からもございましたが,このたび,第2期ということで小松島市まち・ひと・しごと総合戦略第2期の計画も新たに作成をいたしております。先ほど若干,参事の方からも政策分類での話がございましたが,具体的な戦略といたしましては,議員さんも御承知かと思いますが,大きく4つの柱を立てておると,こういったところでございます。
     まず,政策分類1といたしましては,安心な暮らしを守るとともに,地域と地域を連携するために施策を打ち出していくということといたしております。昨年を行いましたまち・ひと・しごと総合戦略策定に関するアンケート調査におきましては,今後10年間の生活の中では,市民の方々は,地震,津波などの災害に対する不安という回答が最も多くあったところでございます。そういった不安を解消するための取り組みというのも,今後,重要な施策ではないかといった位置づけを行っております。  また,政策分類2といたしましては,誰もが活躍できる仕事づくりといった取り組みを進めることといたしております。これにつきましては,いわゆる企業誘致等の促進でありますとか,中小企業の振興,また,持続的に力強い農業施策の推進に向け,こういったいわゆる産業の育成にも取り組むことといたしております。  また,政策分類3では,新しい人の流れをつくるということの位置づけといたしておりまして,これにつきましては,東京一極集中というのが人口動態の中では続いている中で,移住関係の施策はなかなか思うように進んでいないといった状況がございます。こういった部分については,今後も息の長い支援が必要になってくるものといった考えでございます。  議員さんも御承知のとおり,来春には市内に2つのホテルの開業も予定されておりまして,こういったことについては,政策分類2の仕事づくり,それと先ほど申しました政策分類3の新しい人の流れ,こういった点においては,今後,本市としても新しい取り組みもまた必要になってくるものと考えるところでございます。  また,政策分類4では,先ほど参事の方からもございましたが,結婚,出産,子育てに安心し希望の持てる環境づくりを推進していくといたしておりまして,この中では,子育て世帯への負担軽減など,切れ目のない支援が当然必要になってくるものと,こういうふうに考えております。  また,先ほど来,議論されております学校再編におきましても,今後のまちの姿に大きく影響を与えることから,総合戦略の中でも子育て世代を引きつける事業として捉えておると,こういったところでございます。  こういった政策体系の中で,全体を通して事業推進を進めていくといったことがその会議の中でも認識され,決定されておる,こういった状況でございますので,御理解のほどよろしくお願い申し上げます。               [1番 南部 透議員 登壇] ◎ 1番(南部 透議員)西照総務部長がまとめて話をしていただいて,4つの柱のもと進められているという話だったのですが,具体的な話自身まで突っ込むところはしなかったとしても,今お話を聞かせていただく私の質問として,合計特殊出生率においてどういうふうな動きがあるのか,どういうふうに目指されるのかという質問をさせていただいたつもりだったのですが,やはり,その御回答の中にも,関わる部分ではあるのですが,これに直接当たるような部分というのは,そんなにたくさんあったようにも感じることはありませんでした。  正直,いろんな分野においてこの1.8というものを考えながら動いていかないといけないというのは理解できるのですが,分析においても,施策においても,これ足りていないのではないのかなというのを私自身はすごく感じております。具体的に何が足りていないのか,どう目指していくのか,どう一歩踏み出していくのかというのを考えていただきたいというふうに思うのですが,それは本年度予算においても見受けられまして,難しい財政状況とはいえ,合計特殊出生率1.8を目指すという予算案には正直見えませんでした。  人口減少は小松島市にとって本当に大きな課題だと思っています。人によっては,「人口減少は仕方ない」という言葉を私自身よく受けることもあるのですが,日本の人口が減ってるのに,地方が増えるわけがないじゃないかと。ただ,40年で人口が半分になるという,先ほどの話だったら552人なので,30年で半分になることもあるかもしれません。これだけ速いスピードで減っていく小松島市にとって,行政運営は本当に簡単なことではないと考えます。  人口が半分になったら,当然国からの交付金も減ります。税収も減ります。予算が少ない中で,老朽化したインフラ整備や住民サービスなど,市民が納得できる行政サービスを維持することができるのか,考えないといけないと思っています。  私はやはり最低でも人口減少のスピードを落とすべきだと思います。私は無謀なのですが,日頃から小松島市の人口増を目指すべきだとずっと訴えております。それぐらい本気で人口増に挑まなければ,人口減少スピードを抑えることができないですし,維持することもできないと感じているからです。  海外や県外では,この合計特殊出生率が上昇または高い事例はございます。奇跡のまちと言われた合計特殊性率2.81の,10年で2倍にしたとかいう岡山県の奈義町や,小松島市と同様3万人規模の都市でも合計特殊性率2.01の長崎県平戸市など,どのまちも納得するだけの環境,理由がそこにはあります。他市町村とは違うんだよという本気度も見受けられます。  共通する点としては,女性に対する経済的視点,時間的な視点,この時間的な視点というのは,お仕事に行くに当たって,2時間かけて通勤通学をしてしまったら,将来のビジョンをなかなか考えることができないのでないかというような時間的な視点のことです。働く場がまちに確保されていたり,家庭を持たれた方には家族や地域で支える環境形成がされていたり,そして行政は,財源を確保した上で,子育て支援や複数のお子さんを持ちたいなと思っていただけるような施策を打ち出しています。  本当に簡単ではないですが,一歩踏み込んだ活動をしているからこそ,結果につながっているのではないかなと感じます。小松島市も合計特殊出生率の上昇に向けて一歩踏み込んだ活動をぜひしていただきたいと思います。  最後にお聞かせください。正直5年後,合計特殊性率1.8を実現しなければ,小松島市はなかなか明るくないと思っています。であるならば,再度詳細に分析され,各課とも連携し,目標に向かう道筋を検討していただき,そして人口減少対策に予算をつけ,思い切った施策をお願いできないでしょうか。お願いいたします。               [総務部長 西照保彦君 登壇] ◎ 総務部長(西照保彦君)南部議員からは,やはり人口減少対策に一歩踏み込んだ考え方,また予算編成をやってはどうかと,こういった御再問でなかろうかと思います。  本市の現状を考えますと,先ほど私の答弁でもお話を申し上げましたが,新たな視点として,市内に2つのホテルなどが来春開設されると。そういった交流でありますとか関係人口を増やすためには,そういったホテルを利活用して,この議会でもほかの議員さんから御質問いただいておりますが,いろんな企業との連携をしていく中で関係人口を増やしていくという取り組みも必要じゃないかと,そういったことも御質問なり,私どもの御答弁でもお話を申し上げておると,こういった状況であると。  それが1つと,それと,もう一方では,今年度,やっぱり新型コロナウイルス感染症の影響もございまして,本市の事務事業といたしましては,港まつりとか,あと客船の入港中止といったマイナス要素もまたあるわけでございまして,私ども行政といたしましては,その時々で柔軟な対応もしていかなければならないと,こういった社会経済情勢の状況もございます。  議員からは,そういった状況においても強く前へ踏み出すべきではないかといった御再問かと思います。当然,私ども行政が仕事をしていく中ではそういった気構え,もしくは,そういった考え方は当然必要でなかろうかと思いながら日々業務をやっておるわけなのですが,個々具体の事務事業の実施に当たっては,そういった社会経済情勢の見極めを十分する中で適切に対応していきたい,こういうふうに,ざっくりではございますけども,考えておりますので,よろしくお願いしたいと思います。               [1番 南部 透議員 登壇] ◎ 1番(南部 透議員)私自身は,先ほどの質問は,本当は合計特殊出生率の考えのもとに人口減少対策に予算を考えてほしいという思いで聞かせていただいたのですが,確かに人口減少と合計特殊出生率の対策というのは本当に似ている部分もあるのですが,再問はいたしませんので,もう少し私もお話しさせていただくとすれば,合計特殊出生率の現状を変えていくということ自身を再度考えていただいて,1.8を目指す環境を整えていくということを再度考えていただき,小松島市として動いていただければというふうに思います。  以上で私の一般質問を終わらせていただきたいと思うのですが,今回,私の一般質問では,本気であるとか,もう一歩踏み込んでとかという言葉をたくさん使わせていただきました。財政のかじ取りが難しい中で,市民の皆様に希望を持っていただくためには,やはりいろんな議論,頭を使って議論し,行動するしかないと思ってるのです。その上で,今までないもう一つを,もう一歩を踏み出していくことがすごく重要ではないかなと私自身は感じております。  私たち議員を含め,小松島市は頑張っているのだなと感じてもらえるような活動をこれから私たちもしていかないといけないと思っています。新市長にもなられまして,ぜひ,その指針を示していただきたいと思います。ぜひよろしくお願いします。  以上をもちまして,一般質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。(拍手) ◎ 議長(出口憲二郎議員)午後1時まで休憩いたします。                午後 0時11分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 1時00分  再 開 ◎ 副議長(吉見勝之議員)休憩前に引き続き会議を開きます。  9番 米崎議員。               [9番 米崎賢治議員 登壇] ◎ 9番(米崎賢治議員)令和2年6月定例会議におきまして一般質問の機会を得ました新風はなみずきの米崎でございます。ここに立つのは,一般質問,昨年の改選前の3月以来となります。副議長という大役を仰せつかっておりましたので,議会運営に一生懸命取り組んでいたということなのですが,逆にここに立って本当に久しぶりに緊張しているということでございます。お聞き苦しい点が多々あると思いますが,御了承いただきたいと思います。  新型コロナウイルス感染症が拡大する中,医療の最前線で新型コロナウイルス感染症に立ち向かう医師や看護師をはじめとする医療従事者の皆様に感謝申し上げるとともに,一日も早いコロナの収束を心よりお祈り申し上げます。  今回は,小・中学校の新型コロナウイルス感染対策について,競輪事業の取り組みと今後の展望について,スポーツイベントについてと,大きく3点を通告に従いまして質問をさせていただきたいと思います。  今回は新型コロナウイルスに関する質問をたくさんの議員さんがされております。自分もその中の1人で,他の議員と重複する点がたくさんありますので,できるだけ重ならないように質問させていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。  1点目の小・中学校の新型コロナウイルス感染症対策についてでございますが,臨時休校による影響と具体的な対応については,昨日の井村議員並びに近藤議員に詳しく答弁されており,お聞きはいたしませんが,簡単に言うと,今回の臨時休業期間中の授業日数はたしか26日間となり,学習の遅れを取り戻すため,木曜日の6校時の活用,また学校行事の精選,時間割編成の工夫,単元配列の見直し,夏季休業日,夏休みに小学校で17日,中学校で20日間という授業日を設定し,授業時数を確保する予定であるというふうに答弁されておりました。  小・中学校で今年度中にできなかった課程教育について,文科省は,最上級生以外の生徒は次の学年に持ち越し,2年,3年かけて取り戻す特例を通知,卒業を控える小学6年生と中学3年生については,分散登校の際,優先的に登校させ,1年で課程を修了できるようにすると。また,分散授業により多くの教室が必要であることから,公民館や図書館などの学校以外の施設の活用も進めているとありますが,本市においては学校施設内での対応が可能であるとお聞きしております。できるだけ迅速に柔軟に対応していただきたい。児童生徒,保護者等が混乱をしないように十分に配慮をしていただきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。  現在,日本国内での新型コロナウイルス感染拡大は,落ち着きつつはあり,緊急事態宣言が解除されましたが,決してコロナウイルスが終息したわけではございません。油断は禁物なのです。必ず来ると言われております第2波・第3波,そのとき感染の規模を大きくしないことが大事となり,そのために備えなければなりません。  そこで,お尋ねをいたします。新型コロナウイルス感染症の第2波・第3波が来た際の小学校6年生,中学校3年生への配慮についてお聞きいたします。               [学校課長 吉原稔祐君 登壇] ◎ 学校課長(吉原稔祐君)米崎議員の御質問にお答えいたします。  教育委員会といたしましては,小学校6年生,中学校3年生に関しましては,これまでも5月25日からの教育活動スタート期間におきましても,優先的に授業を進め,この2学年はできるだけ早い段階で学習の遅れを解消し,第2波・第3波だけではなく,台風やインフルエンザによる休業にも備えなければなりません。  文部科学省は,新型コロナウイルス感染症の第2波の際の対応といたしまして,小学校6年生,中学校3年生の優先登校や少人数授業のプランを示しております。  本市におきましては,県内・市内の感染拡大状況にもよりますが,再度,臨時休業措置が講じられた段階で,特に小学校6年生,中学校3年生の児童生徒の学びの保障や進路指導の観点から,県教育委員会,保健所などの関係機関とも協議を重ね,優先的に学習活動を開始できるよう,6年生,中学3年生の優先登校や地域別の分散登校の在り方について検討していくことになると考えております。               [9番 米崎賢治議員 登壇] ◎ 9番(米崎賢治議員)御答弁いただきました。小学校6年生,中学3年生の優先登校や少人数授業のプランを示し,学びの保障や進路指導の観点から優先的に学習活動を開始できるよう,優先登校や分散登校の在り方について検討するとのことでありました。やはり何事においても備えが必要であると改めて再認識いたしましたので,御配慮のほどをよろしくお願いいたします。  次に,各校での基本的な感染症対策についてお尋ねをいたします。  3月から新型コロナ対策として臨時休校となっていましたが,緊急事態宣言の解除を受け,各地域で学校生活が始まっています。そんなさなか,県外の小学校でのクラスター発生の報道がありました。  新型コロナウイルス感染症を控えるためにも,密閉,密集,密接,いわゆる3密を控えるように進めることを求められています。また,新型コロナウイルスは,症状が出なくてもウイルスを保有している,いわゆる無症候の方もいます。無症候の場合,自分がコロナウイルスに感染していると考えずに人に接触してしまうこともあり,気がついたら自分自身がクラスターとなってしまう可能性もあります。自分だけでなく相手への感染を防ぐために,ひいては日本全体の感染拡大を防ぐために,社会的距離の確保,人的距離の確保としてソーシャルディスタンスという考え方が提唱されました。最近ではフィジカルディスタンス(身体的距離)という言葉を用いられて推奨しております。  そこで,学校現場における基本的な感染症対策についてお聞きいたします。               [学校課長 吉原稔祐君 登壇] ◎ 学校課長(吉原稔祐君)米崎議員の御質問にお答えいたします。  新型コロナウイルス感染症対策については,国・県のガイドラインや指針をもとに,全ての学校において取り組みを徹底しております。  各校の基本的な感染症対策として,毎朝,家庭で検温及び健康観察を実施し,記録をしています。家庭で検温できていない場合には,学校で検温等を実施しております。また,給食前の手洗いの徹底,手指消毒及びドアノブなど多くの児童生徒が触れる場所や共用の教材,教具,個人の椅子,机などの定期的な消毒も実施しております。  さらに,マスクの着用の徹底,密閉・密集・密接の3つの密が重ならないように注意喚起や感染防止行動の仕方を掲示したり,教室などの小まめな換気や席の配置の工夫などを行ったりしております。特に,音楽の歌唱や家庭科の調理,体育の接触を伴う運動など,感染リスクが高まる活動は,指導の時期を変更しております。給食時間は,一方向に向いてしゃべらずに食べるということも指導し,感染防止対策を講じております。  ただ,おおむね30名を超える児童生徒が在籍する学級においては,教室の広さにもよりますが,座席の間隔を十分に確保することが難しい状況です。そのため,限られた教室内のスペースで机の配置を工夫し,最大限,座席の間隔の確保をしております。特に十分な座席の間隔を確保できない教室は,常時2方向以上の窓を開放し,扇風機なども併用しながら十分換気に気をつけ,3密の防止を図っております。  市内各校では,学校の規模や施設の状況にかかわらず,発達段階に応じた対策を教職員が一丸となって知恵を絞り,子どもたちの大切な命と健康を守っております。               [9番 米崎賢治議員 登壇] ◎ 9番(米崎賢治議員)御答弁いただきました。家庭での検温及び健康の観察,手洗いの徹底や消毒の実施,さらに,マスクの着用の徹底,密閉・密集・密接の3つの密が重ならないように教室等の換気や席の配置を工夫し,また扇風機等も併用しながら十分に換気に気をつけて3密防止を図っている,また,命と健康を守るという御答弁でございました。  相当,現場の方は気を使っていただいているなというふうに思っております。本当に,この場をもって感謝申し上げたいと思います。  新型コロナウイルスの予防や感染拡大のためにマスクを着用して外出する人は今も多く,営業を再開した店舗の中には入店時のマスク着用を必須としているところもあります。一方,関東地方は,本格的な夏を前に暑い日が続いていて,6月15日,先週になりますが,35度以上の猛暑日,30度を超える真夏日となっています。気温が上がってくると,気をつけなければならないのが熱中症であり,昨年5月から9月に熱中症によって救急搬送された方は約7万1,000人,現在までの新型コロナウイルスの患者数は約1万8,000人余りで,比べても非常に多くの方々が熱中症によって救急搬送されております。  厚生労働省は,新型コロナウイルス対策として,着用されるマスクについて,夏季の気温や湿度が高い中でマスクを着用すると,熱中症のリスクが高くなるおそれがあるとして,場所によってはマスクを外すなど,熱中症予防を呼びかけています。  先ほどの答弁の中で,マスクの着用を徹底しているとお聞きいたしましたが,学校現場におけるマスク着用と熱中症対策について,どのような指導を行っているのかをお聞きいたします。               [学校課長 吉原稔祐君 登壇] ◎ 学校課長(吉原稔祐君)米崎議員の御質問にお答えします。  マスクの着用については,文部科学省の作成した「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル~学校の新しい生活様式~」に基づいた使用を各校でお願いしております。基本的に常時着用することが望ましいと考えられますが,十分な身体的距離が確保できる場合,夏季の気温・湿度が高い中で熱中症などの健康被害が発生する可能性が高いと判断した場合,十分な距離を確保できる登下校中,体育の授業中はマスクを着用する必要はないとされております。  基本的には,1時間に2回,5分程度の教室の換気を行い,本年度はエアコンの設定温度を下げて熱中症対策をしております。ただ,夏季の気温・湿度が高い中でマスクを着用すると熱中症のリスクが高くなり,命に関わるおそれがあるため,各校には熱中症への対策を優先するようにしております。  マスクの取り外しについては,児童生徒自らが状況に応じて適切に対応できるように指導するとともに,活動の態様や児童生徒の様子なども踏まえ,感染症対策と熱中症対策のバランスを取りながら臨機応変に対応するように努めております。               [9番 米崎賢治議員 登壇] ◎ 9番(米崎賢治議員)御答弁いただきました。エアコンの設定温度を下げて対応していると,マスクの取り外しについても,感染症対策と熱中症対策のバランスを取りながら臨機応変に対応していくことでありました。  命の危険性もあるので,本当にそこらはしっかり対応していただきたいと思います。喉の乾きに気づきにくく,体温も上がるため,隠れ脱水となり熱中症のリスクが高くなるため,小まめな水分補給を促すとともに,児童の安全の確保をしていただけますよう,重ねてお願いをしておきます。  次に,学校行事等についてお尋ねをいたします。  やはり,日本国内で新型コロナウイルス感染症が拡大している影響を受け,学校行事,様々なイベント等々についても中止または延期となっている状況でございます。第102回全国高等学校野球選手権大会,いわゆる夏の甲子園は中止,また全国高校総体,インターハイと呼ばれるものですが,インターハイや全国中学総体についても中止となっております。  日本高校野球連盟は6月10日に,中止となった第92回選抜高校野球大会の出場32校の試合機会を設けるため,8月に甲子園に招待する2020年甲子園高校野球交流試合を発表いたしました。地方大会の代替も47都道府県で独自大会を開催する予定。県高校総体についても,32競技中24競技が開催される予定であり,開催されない卓球,ラグビー,なぎなたの3競技を除き,開催の可否を検討しているとの報道がありました。  全国中学総体の中止を受けて,市内の中学3年生への代替試合を検討するということをお聞きする予定ではございましたが,昨日の井村議員の質問と重なりますので,質問はいたしませんが,親善試合という形で計画を進め,卓球,ソフトテニス,バドミントンの3つの競技で小松島中学校と小松島南中学校による親善試合が行われたと。今後においては,野球,バレーボール,サッカー等の競技でも親善試合が実現できるように支援していきたいということでありました。  本当に思春期の子どもにとって,目標を失い,やり場のない悔しさが募り,精神的にも大きなダメージを受けているので,ぜひ親善試合の実現をしていただき,少しでも心のケアにつなげてほしいと切に願っております。よろしくお願いいたします。  中学3年生の総体の中止に代わる大会の開催については,分かりました。では,中学3年生以外の小・中学校における行事についてお尋ねをいたします。  私も子どもの頃,非常に楽しみにしていたのが運動会や体育祭,宿泊訓練,修学旅行に遠足と,様々な行事がめじろ押しでありまして,自分自身,勉学よりもかなりこちらの行事にウエートを置いていたかと思います。  そこで,中止・延期が懸念される中,今後の学校行事等についてお聞きをいたします。               [学校課長 吉原稔祐君 登壇] ◎ 学校課長(吉原稔祐君)米崎議員の御質問にお答えします。  学校行事の実施につきましては,その教育的意義や児童生徒の心情などに十分に配慮して,中止ではなく延期の方向で進め,時間の許す限り,感染状況などを見て実施をするかどうか判断していきたいと考えております。  まず,7月に予定していました小学校5年生が実施しています牟岐少年自然の家での宿泊体験学習は,施設内での3密の回避が十分にできないために中止となりました。  小学校の運動会や中学校の体育祭につきましては,現時点では実施の方向で考えております。小学校の運動会は9月下旬から10月上旬にかけ,町民運動会なども兼ねる学校もあることから,関係機関と十分に協議して,開閉会行事の削減,コロナ感染症対策も含めた協議の見直し,時間短縮や実施形態の工夫など,詳細につきましては,現在,各校で検討しております。また,5月実施予定であった中学校の体育祭は,両中学校とも,現在,10月下旬に学年別での開催など,実施形態や内容について具体的に検討に入っております。  9月開催予定の中学校の文化祭についても,10月下旬に時期をずらして,体育祭と同時期に形態などを工夫して実施する方向で進めております。  次に,修学旅行については,特に児童生徒の心情などに配慮して,現時点では実施の方向で考えております。小学校が5月実施予定の修学旅行を10月下旬から11月上旬に時期をずらして変更して,1泊2日で関西方面への旅行を予定しております。また,中学校も,5月・6月の修学旅行を1月以降に延期して,2泊3日で沖縄方面への旅行を予定しております。在校生の遠足につきましては,10月下旬から11月初旬の実施で,現在,各校で調整をしております。               [9番 米崎賢治議員 登壇] ◎ 9番(米崎賢治議員)御答弁いただきました。小学校5年生の宿泊体験は,施設の3密防止策が不十分であるため,延期ではなく中止となったと。しかしながら,運動会,体育祭,文化祭については実施する方向と,また修学旅行や遠足についても,延期をしながら実施する方向で調整をしているとのことでありました。  他の自治体においては早期に中止決定をしているところもございます。実施の方向で調整をしているという,ありがたい,それこそお返事といいますか,答弁であったとお聞きいたしました。相手先もありますので,今後の状況にもよると思いますけど,自粛モードでストレスを抱えていたことを考えますので,できるだけ楽しい思い出づくりに協力をして,実りある学校生活が過ごせるように力を尽くしていただきたいと思います。  また,ICT活用についてもお聞きする予定でございましたが,昨日の近藤議員より,また,先ほどの南部議員より質問されていましたので,自分からは質問いたしませんが,これ,新聞に掲載されておりました。もし仮に各家庭でインターネットに接続できる環境が整っていれば,教育クラウドを活用し,担任の先生や学校とのつながり,具体例としては,朝夕の短い時間に児童生徒一人一人と担任教諭が動画でチャットし,メッセージの交換や小テストなどの課題の配布・回収をするといった活用法も挙げられ,対話を通じて精神的なケアや細かな連絡等も可能になり,定期的なやり取りで休校中のリズムが整うということも載っていました。  昨日の答弁においても,先ほどの答弁にもございましたが,Wi-Fiの保有環境を調べていきながらということでございました。将来を見据えて,早急にネットのLAN整備,環境整備を整えれば,学習の遅れも少しは軽減できると思いますし,何より児童生徒の心のケアにもつながっていくと思われます。新型コロナウイルスの第2波・第3波の備えにもなってくると思いますので,ぜひ早急に実現できますようお願いをしておきます。  次に,2点目の競輪事業の現状と今後の展望についてお尋ねをいたします。  世界的に新型コロナウイルスの感染拡大を受け,多くのスポーツ,スポーツイベントや試合が中止・延期となっていました。2月末に日本国内において,依然,感染の報告が相次ぐ中,大規模なスポーツや文化イベントなどについて,今後,2週間程度,中止か延期,または規模を縮小するよう要請が出されました。全国的な自粛を受けて,国内の主なイベントについて,サッカーであったり,柔道,相撲,ゴルフ,テニス,ラグビー,卓球,フットサル,競泳等,ほぼ中止か延期の対応で,公営競技として中央競馬,地方競馬やボートレースは無観客での開催がされておりました。また,東京オリンピックやパラリンピックも1年程度延期,聖火リレーの延期も発表されました。また,開幕が再三延期されたプロ野球は,国内の主要なスポーツの中で先陣を切って,先週,19日に観客を入れずにレギュラーシーズンが始まりました。  感染のリスクに向き合い続ける必要があります。競輪開催についても同じであると考えます。選手や関係者等,選手宿舎や控室,食堂やお風呂場,ローラー場等の3密回避,ソーシャルディスタンス等,様々な取り組みが必要であると思います。  そこで,お尋ねいたします。新型コロナウイルス感染症に伴う小松島競輪開催への影響について,お聞きいたします。               [競輪局長 尾山 正君 登壇] ◎ 競輪局長(尾山 正君)議員からは,新型コロナウイルス感染症に伴う小松島競輪開催への影響についての御質問をいただきましたので,お答えさせていただきます。
     新型コロナウイルス感染症対策に伴い,本年2月27日から,全国の競輪場において無観客での開催と場外発売を中止することとなりました。令和4年度4月以降に関しましては,小松島市主催となる開催が,4月6日から8日までのF2開催と,4月12日から14日までのF1開催の2開催において無観客による開催を実施したところでございます。  また,4月16日には政府から全都道府県を対象に緊急事態宣言が発令されたことを受け,4月27日から29日まで開催を予定していたF1開催,西日本カップを中止するに至っております。  その後,5月4日に政府から緊急事態宣言期間を5月末まで延長するとの発表が再度あったことから,小松島市主催の5月の開催についても,市民への感染防止の観点から中止いたしました。               [競輪局長 尾山 正君 登壇] ◎ 競輪局長(尾山 正君)先ほどの答弁の訂正をさせていただきます。  私,先ほど令和4年度4月以降と申しましたが,令和2年度4月以降でございます。               [9番 米崎賢治議員 登壇] ◎ 9番(米崎賢治議員)御答弁いただきました。全国的に無観客での開催と場外発売の中止,4月は本場でモーニングとF1を無観客による開催を2回実施して,緊急事態宣言が発令し,その後の西日本カップは中止と,また,緊急事態宣言延長に伴い,5月の開催についても中止したとのことでありました。他の競輪場においては,開催している施行者もございましたが,売上げと人命のリスクを考えるのであれば賢明な判断であったのかなと思います。  では,緊急事態宣言解除後の競輪再開に向けた取り組みについてお聞きいたします。               [競輪局長 尾山 正君 登壇] ◎ 競輪局長(尾山 正君)議員からは,緊急事態宣言解除後の小松島競輪再開に向けた取り組みについての御質問をいただきましたので,お答えさせていただきます。  政府から発表された緊急事態宣言に関しましては,一部の地域を除き5月14日に解除されたものの,県域をまたぐ移動については自粛要請が継続されていたことから,5月の開催に関しましては,先ほど申しましたように中止といたしております。  その後,5月25日には政府から緊急事態宣言の終了宣言が発令され,この緊急事態宣言解除を受け,全国の競輪場専用場外車券売場において,新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインに即した対応が可能となった競輪場専用場外車券売場から,順次,払戻業務及び車券発売の再開が始まっております。  小松島競輪場においても,各施設の状況を踏まえまして,新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインに即した再開準備に着手し,払戻し・発売業務について,6月18日から小松島本場,サテライト鴨島での業務再開が見通せたことから,6月3日に業務再開日時の決定発表を行ったところでございます。  開催周知・告知といたしましては,競輪場ホームページへの掲載をはじめ,6月16日に徳島新聞への掲載などを通じてお客様への広報を行ったところでございます。  また,業務再開に向け,小松島競輪場における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインの特筆すべき取り組みといたしましては,従事員等に,関係者に関しましてはフェースシールドの着用,また使い捨て手袋着用の徹底を図り,関係職員等の安全対策を図っております。               [9番 米崎賢治議員 登壇] ◎ 9番(米崎賢治議員)御答弁いただきました。6月18日から小松島本場,サテライト鴨島での再開業務をするための準備のめどが見通せたから,6月3日に業務の再開の発表を行ったということでありました。また新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインの取り組みとして,従事員・関係者にフェースシールド及び使い捨て手袋着用の徹底と,関係職員等の安全対策を図っているとのことでありました。  また,開催周知・告知として,競輪場ホームページへの掲載と6月中旬に徳島新聞への掲載などを通じてお客様への広告を行ったとのことでありました。この徳島新聞ですが,自分も拝見いたしました。かなり大きな広告であったなと,目立って本当によかったなとは自分自身は感じております。  競輪を統括するJKAは,19日,新型コロナウイルス感染拡大防止のために,7月から9月までのG3,F1,F2開催を7車立9レース制で実施することを発表いたしました。G1,G2は従来どおり行われますが,開催参加選手を減らして選手の移動を最小限にすることで,密閉・密集・密接を回避して選手の人命と安全を確保しながら,公正・円滑な競輪開催の継続を維持するための措置を講じております。7月に開催されます小松島競輪開設70周年記念G3阿波おどり杯争奪戦においても,感染者が出ないよう,徹底して感染予防に努めていってほしいと願います。  次に,老朽化している小松島競輪場の走路などを改修する工事の一般競争入札が,市の事務手続ミスで2回中止となったとの報告を議案説明会で受けました。小松島競輪場走路及び関連施設等整備工事の入札が遅れたことを踏まえて,今後において小松島競輪の開催等にどのような影響があるのか,お聞きいたします。               [競輪局長 尾山 正君 登壇] ◎ 競輪局長(尾山 正君)議員からは,小松島競輪場競走路及び関連施設等整備工事の入札が遅れたことを踏まえまして,今後の小松島競輪開催への影響についての御質問をいただきましたので,お答えさせていただきます。  当初の計画では,今年度の小松島競輪開設70周年記念競輪開催終了後早々に工事着手し,12月末までをめどに工事を完了し,今年度下期の開催を令和3年1月から3月の期間で行う予定でおりました。しかしながら,この工事発注時期が大幅に遅れたことを考慮いたしますと,再度,入札公告,工事着手を順調に行ったとしても,当初の開催予定期間内における小松島競輪場本場での下期の開催は現実的に不可能な状況となっていることから,今年度の本場開催が困難であると判断し,上部団体である公益社団法人全国競輪施行者協議会に対しましてその旨を相談いたしましたが,昨年度に設定した開催節数を削減することは困難であるとの見解であり,小松島競輪場での本場開催が困難であれば,中四国地区内で調整を行ってくださいとの回答でありました。  現在,今年度下期の中四国での日程調整を行っておりますが,前段でも御説明させていただきました回答を受け,四国地区,中国地区の各施行者に本市の事情を御説明した結果,各施行者からは,可能な限り御協力をしていただけるとの温かい御回答をいただきました。  その後,個別に各施行者への御相談をさせていただいた結果,令和2年度下期開催のうち,F1開催に関しましては,高松市さんの御好意により,高松競輪場を借り上げて小松島市営競輪の開催を行う方向で現在調整を行っております。また,F2開催に関しましては,松山市,広島市,防府市のそれぞれの施行者に代理開催で行っていただく方向で最終調整を行っているところでございます。               [9番 米崎賢治議員 登壇] ◎ 9番(米崎賢治議員)御答弁いただきました。7月中旬に工事に着工し,12月末をめどに工事を完了し,今年度下半期の開催を令和3年1月から3月の期間で行う予定であったと。それが入札のミスによって現実的に不可能な状況になったと。今年度の本場開催が困難と判断して,F1開催については,高松競輪場を借り上げて小松島市営競輪の開催を行う方向で調整をしていると。また,F2開催に関しましては,松山市,広島市,防府市のそれぞれの施行者に代行施行で最終調整を行っているということでありました。  迅速に対応していただいた競輪局には,本当にねぎらいの言葉をかけたいなというふうに思いますが,今後このような事態が起こらないように,各課とも連携し,未然防止に努めていただきたいと思います。そのことをお願いしておきます。  次に,今後の競輪事業のビジョンについてお尋ねいたします。  競輪と聞いて何をイメージするか。ギャンブルとか(4文字削除)など,競輪場に足を運んだことのない人の中には,特にそういう印象を持っているということもよく聞かれます。確かに,お金を賭け,レースを予想し,的中すれば配当金を得る,ギャンブルに違いはありません。競輪場には,時には大声で檄を飛ばす人もいらっしゃいます。しかし,競輪は公営競技として,自転車競技振興事業への補助など,社会貢献の側面もあります。もちろん,一般会計への繰入れも担っております。競輪選手の中にはオリンピック出場経験者もいます。世界的プロスポーツを生で観戦できる場所が競輪場です。徳島県には小松島市にしかありません。  自分は小松島競輪を一企業であると考えています。収入はもちろん雇用促進にも一役買っていますし,徳島県の競輪選手はとても優秀で,特別競輪,いわゆるGグレードといいますが,たくさん活躍しています。また,競輪ファンとの交流を持ち,競輪の魅力を発信しています。  施設が新しくなれば,新たなファンも増えてくると思いますが,今後の競輪ビジョンについて,また市長の思いについてお聞きいたします。                [市長 中山俊雄君 登壇] ◎ 市長(中山俊雄君)米崎議員の御質問にお答えいたします。  競輪場の将来を見据えた取り組みについては,私の公約に掲げた政策の1つでございます。昨日にも担当局長の答弁にもございましたように,まずは老朽化が進んでいる施設整備を進めていくよう指示したところでございます。加えて,私の理想をお示しいたしますと,競輪場のスリム化,特に観客エリアをコンパクト化することで,例えば公園機能を兼ね備え,ファミリーや若年層に滞在していただけるようなスポーツパークとしてリニューアルできればと思っております。  実は私も自転車愛好家でありまして,春とか秋の気候のいいときには行楽地へ自転車を持っていって,自転車で回っております。昨年は,しまなみ海道,約180キロだったかな,1日は無理ですけれど,2日かけて往復してまいりました。思うに,本当に週末とか,家族連れとか,自転車を楽しむ方が多くなってきたかなと,昨今,特に思っている次第でございます。  議員おっしゃるように,小松島競輪場というのは県内唯一の自転車競技施設でもあり,その資源を最大限に生かして,自転車競技を通じてアマチュアの愛好家を含め,レジャー施設としてもファミリーサイクルスポーツを楽しんでいただき,市民の皆様により身近に競輪の魅力を感じていただけるような取り組みも考えていきたいと思っております。  そのようなことから,競輪場を憩いの場,観光資源と位置づけ,一つ一つのステップを着実に実行してまいりたいと考えておりますので,議員各位におかれましても,今後も御意見,御協力を賜りますようお願い申し上げます。               [9番 米崎賢治議員 登壇] ◎ 9番(米崎賢治議員)御答弁いただきました。しまなみ海道180キロを2日でと。今,思いは自分が現役のときでもそれだけ走ったことはないなと,ちょっと恥ずかしい感じであります。  市長の御答弁の中にもございましたが,資源を最大限に生かして,自転車競技を通じて,アマチュアの愛好家を含めて,レジャー施設として競輪の魅力を感じられるような取り組み,憩いの場と観光資源と位置づけるとのことでありました。非常にすばらしいビジョンを語っていただきました。一日も早く施設改修を行っていただき,新たな競輪ファンの獲得,そして自転者の魅力をみんなで力を合わせて市民参加型で競輪場を盛り上げていけるようによろしくお願いをいたします。  3点目のスポーツイベントについてお尋ねいたします。  スポーツイベントというと,都道府県や市町村主催によるスポーツフェスティバルのようなものから,国民体育大会やプロスポーツの試合のように,毎年,日本各地で開催されるもの,オリンピックやサッカーのワールドカップのように世界的に関心を集めるものまで,多くの種目のものを思い浮かべることができます。  参加者の要件から見ますと,レベルも様々なたくさんの人の参加が望ましいものから,世界のトップクラスの人しか出場できないものまで,多様であります。スポーツイベントは参加する一般の方々にスポーツへの関心を引き起こし,また,世界のトップレベルの競技を見ることが大きな刺激になることもあります。世界の注目を集める人気選手が出ることでその競技人口が増えることもあるように,スポーツイベントはスポーツの振興に直接的な影響を与えていると考えられています。  また,環境産業へのインパクト,医療費の削減,施設建設に伴う直接効果などの経済的効果,コミュニティの発生,地域文化の創造,人材育成・青少年育成などの社会的効果,生活の向上,健康増進,自己実現,生きがいの発見などの個人的効果と,様々な効果があり,地域の活性化に向けて取り組む姿勢によって,とても重要な役割を持っていると考えられています。  そこで,本市のスポーツイベントについて,現在までどのような方針で取り組んできたのかをお聞きいたします。              [生涯学習課長 寺橋和彦君 登壇] ◎ 生涯学習課長(寺橋和彦君)米崎議員からは,本市で行っておりますスポーツの現状ということで御質問がございましたので,お答えをいたしたいと思いますが,御承知のように,今年度に関しましては,新型コロナウイルス感染症の影響によりまして既に中止となったものもございますので,あくまでも昨年までの取り組みに基づいてお答えをさせていただくということで御了承願いたいと存じます。  議員御質問の本市で行われておりますスポーツにつきましては,大きく分けますと,市や市教育委員会で行っているもの,それから,小松島市体育協会の加盟団体やみなと小松島スポーツクラブなどの関係団体が行っているもの,それから学校体育として行われているもの,これらがございます。  具体的に申しますと,市や市教育委員会では,9月に子ども会ドッジボール中央大会,それから11月に市民クロスカントリー大会,そして2月には市民なわとび大会を実施しております。また,毎年,新春を飾る徳島駅伝では,小松島選手団を結成いたしまして,第4回大会より参加をいたしまして,県内一円を力走しております。  次に,陸上競技協会やバレーボール協会など全部で20の競技団体が加盟しております小松島市体育協会におきましては,それぞれの加盟団体で年間を通じて様々な大会を開催するとともに,毎年10月にはその加盟団体が市立体育館の一堂に会しまして小松島市体育大会を開催しております。また,これを補完する形で,みなと小松島スポーツクラブでも様々なスポーツイベントの実施に取り組んでいただいているところでございます。  また,学校体育といたしましては,市小学校体育連盟では,体操発表会,水泳能力検定会や陸上運動記録会が,また,市中学校体育連盟では,夏季総合体育大会,新人戦や市陸上大会等がそれぞれ行われているところでございます。  このように,本市におきましては,子どもから高齢者までの幅広い年代の方がおのおのの体力の状況等に応じまして参加することができるスポーツの取り組みに努めてきているところでございまして,これらのイベント等を1つの目標として,それぞれの状況に応じてスポーツに取り組むことによりまして,技術の向上や体力づくりに励んでいただいているところでございます。               [9番 米崎賢治議員 登壇] ◎ 9番(米崎賢治議員)御答弁いただきました。市の教育委員会が行っているものや小・中学校体育連盟主催のもの,また小松島市体育協会の加盟団体が実施しているものなど,様々なスポーツイベントを開催していただいているようです。  今年は新型コロナウイルス感染症の影響を受けて,いろいろなスポーツが中止または延期となってしまいました。夏の甲子園大会の中止は記憶に新しいところでございますが,特に中学3年生などは,中学における部活動の集大成とも言うべき中学総体が中止になってしまいました。これについては,先ほども申し述べましたが,昨日の井村委員の御答弁にもありましたように,一生懸命スポーツに取り組んできた生徒にとって,総体の代替試合として親善試合という形で計画を進め,実現できるように支援していくということで,形を変えて取り組んでいただいております。  このように中止または延期となったイベントについて,何らかの形で内容等を変更して実施したり,また,この機会に何か新たなスポーツイベントを企画してみてはどうかと思いますが,教育委員会の考え方をお聞きいたします。              [生涯学習課長 寺橋和彦君 登壇] ◎ 生涯学習課長(寺橋和彦君)米崎議員からは,中止または延期となったイベントについて,形を変えて開催したり,また,スポーツを通じたまちづくりにつながるような何か新しいスポーツイベントを企画してはどうかと,こういった趣旨の御質問がございましたので,お答えをいたします。  議員も御存じのように,令和2年5月14日をもって徳島県に対する緊急事態宣言が解除されたことを受けまして,市立体育館をはじめとしたスポーツ施設につきまして,一定の感染防止対策を講じることを前提に,順次,貸し館を再開いたしました。これによりまして,現在は卓球やソフトテニスなど,平日において定期的に御利用いただいております団体などにつきましては,おおむねコロナ禍による休館前の状態に戻っておりまして,多くの皆さんにスポーツを楽しんでいただいております。  一方で,比較的大規模なスポーツ大会つきましては,いまだに開催の自粛が続いておりまして,再開は早くても7月の中旬以降となる見込みでございますが,先ほど議員からの昨日の井村議員の一般質問のことにも触れられてございましたが,中学生による夏季総合体育大会につきましては,関係者の方の尽力によりまして,内容を工夫した上で親善試合という形での開催となったところでございまして,特に中学3年生には心に残るイベントとなるよう,私どもも期待をしているところであります。  なお,本市の社会体育における最大のイベントであります小松島市体育大会につきましては,今後の感染状況を見定めるため,現在のところ,開催の判断を保留としている状況でございまして,まずは新型コロナウイルス感染症の影響により,通常どおりの開催ができなくなってしまったイベント等が円滑に実施できるように,関係者等と連携をしながら取り組みを進めてまいりたいと,考えているところでございます。  本市におけるスポーツの普及・振興につきましては,小松島市第6次総合計画に基づきまして,生涯学習の一環として,市民の誰もがそれぞれの体力や年齢,目的などに応じて,健康で活動的な日常生活を送ることができるように取り組んできているところでございまして,各種スポーツ団体で構成されております小松島市体育協会や総合型地域スポーツクラブでありますみなと小松島スポーツクラブなどの関係団体等との連携・協力によりまして,子どもから高齢者までの幅広い年代の方にスポーツに携わる機会を提供してきたものと考えております。  こういった状況ではございますが,小松島市教育委員会といたしましては,現在実施してきてございますスポーツイベントの内容等に関する検証や創意工夫等に努めるとともに,今後におきましては,中・長期的な視点に立って,前段申しました関係団体と相談をしながら,新たな取り組みに関する検討を進めてまいりたいと,このように考えてございますので,御理解賜りますようお願いをいたします。               [9番 米崎賢治議員 登壇] ◎ 9番(米崎賢治議員)御答弁いただきました。中・長期の視点に立って新たな取り組みを検討したいということでありました。ぜひいろいろと工夫をしていただいて,新たなイベントを実施し,スポーツの振興を図っていただきたいと思います。  近隣の自治体では,例えば,お隣の阿南市では野球のまち推進課を設置し,産業振興の一環として,野球を通じたスポーツの普及に積極的に取り組んでいます。また,鳴門市では,徳島ヴォルティスの本拠地ということで,サッカーを通じて市の活性化を図っています。このように,それぞれに工夫を凝らし,自治体の特色が生かされた取り組みを進めているように思います。  小松島市には,県内唯一の競輪場があります。この小松島市ならではの施設を活用して積極的にイベントを開催し,市の活性化を図ってはいかがでしょうか。  中山市長は,これまで,野球,ゴルフはもちろん,フルマラソンやスイム,バイク,ランという3つの種目を同時に行う鉄人レース,トライアスロンなど,いろいろなスポーツに熱心に取り組まれていると聞いています。特に自転車競技に限ったことではありませんが,何か新たなスポーツイベントを計画していただきたいと思います。そして,あわよくば,市長自らが広告塔として出場し,大会を盛り上げていただくことができればと思いますが,市長の考えをお聞きいたします。                [市長 中山俊雄君 登壇] ◎ 市長(中山俊雄君)ただいま米崎議員からは,新たなスポーツイベントを計画し,市長自身が広告塔として参加して大会を盛り上げてはどうかといった,大変魅力的な御提案をいただきました。  委員のお話にもございましたように,本市には県内唯一の競輪場がありますので,これを積極的に活用したイベントを開催し,活性化を図ってまいりたいと考えております。昨年11月には,県主催によるサイクルイベント「自転車王国とくしま」が本市で開催されました。競輪場を出発し,立江寺,あいさい広場,ステーションパークなどを経由する約15.9キロのコースで,最後に競輪場内のバンクを走行できるものであります。  私も数年前に,このイベントに参加して競技場のバンクを走った経験がございます。一生懸命,バンクの頂点を目指して走ろうとしたのですけれども,なかなか怖いですね。もう本当直角に見えるのですね。半分ぐらいでちょっと挫折してしまって,これを上まで走る米崎議員はじめ競輪選手の勇気に本当に敬意を表したいと思います。  このイベントは,健康増進にもつながることはもとより,本市の歴史や文化,グルメを堪能することができるもので,今後も引き続き開催したいと考えておりますので,県とも効果的に連携し,事業内容の充実に努めてまいります。  これに加えて,市内のサイクリングマップやランニングマップのようなものをつくることができないものかと考えております。幾つかのポイントまでの距離が示され,また休憩場所や商店等の必要な情報が掲載されれば,走るべきコースをイメージしやすくなります。本市では2つのホテルの建設が予定されておりますので,例えば,これらを利用されるお客様に対する飲食店マップとマッチングさせるなど,より効果的な取り組みについて検討してまいります。私も,いろんなところに視察に行ったときに,初めての場所に行ったときは,まず,ホテルのフロントでジョギングマップはないかというふうなことを聞いて,あったらそのマップを参考に毎朝走っている。それぐらい,そういうことを楽しみにされている旅行者もいらっしゃると思いますので,これはぜひ実現したいなと思っております。  私は,先日にお伝えいたしました市政運営方針の中で,参加型イベントの開催についても申し述べさせていただきました。私自身,これまで御紹介がありましたように,マラソンやトライアスロンの大会に何度も出場いたしております。大会を開催するためには,ボランティアを含めたくさんの方の協力が必要となりますが,一方で,参加者同士や運営関係者間の絆が深まるとともに,地域の活性化などにも大きく寄与するものと考えております。  こういったことを踏まえ,私は,ぜひともこのたびの任期中にマラソン大会の開催に取り組みたいと考えております。私自身が率先して参加することも念頭に置いて,いろんな方の御意見をお聞きしながら検討を進めてまいりたいと思います。               [9番 米崎賢治議員 登壇] ◎ 9番(米崎賢治議員)御答弁いただきました。本当に前向きな御答弁だったと思います。逆に,自分にしたら,ジョギングマップとか飲食店マップというのも,ほかに行ってそういうことがあるのかと逆に今知った感じであります。  市長もぜひマラソン大会を行いたいとおっしゃいました。まちづくりへのスポーツの活用としては,特定の競技振興のみならず,先ほどもありましたが,スポーツ合宿の誘致ということもございます。小松島市においても,先ほど市長も述べられましたが,ホテルの建設もあります。  まずは地元の人が参加できるスポーツイベントを考えていただいて,経済的効果,社会的効果,個人的効果をさらに検証していただいて,将来的には老朽化した競輪施設をリニューアルさせ,スポーツのまち小松島の実現に向けて,市民参加型で協力をしてもらい,1つのプロジェクトとして,地域の活性化,まちづくりができますよう,私も一生懸命頑張ってまいりますので,願いを込めまして私の6月定例会議の質問を終了させていただきたいと思います。御清聴ありがとうございました。(拍手) ◎ 副議長(吉見勝之議員)小休いたします。                午後 2時16分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 2時30分  再 開 ◎ 議長(出口憲二郎議員)小休前に引き続き会議を開きます。  2番 津川議員。               [2番 津川孝善議員 登壇] ◎ 2番(津川孝善議員)令和2年6月定例会議におきまして一般質問の機会を得ました至誠コマツシマの津川孝善でございます。6月定例会議では10人登壇中の8番目ということになりますので,お聞きするところをさきの議員さんが幾つか聞いていただいております。ですので,できるだけ,このたびは簡潔に進めようと思っておりますので,よろしくお願いいたします。  今回の一般質問では,まず1つ目に,市長の公約・政治姿勢について,今後の事業等見通しについて,3点目にコロナ対策についての3つを通告に従い質問させていただきます。  質問の前に,まず,このたびの中山市長の御就任,高いところからではございますが,誠におめでとうございます。コロナ禍であるにもかかわらず,投票率はできるだけ高い方がいいのですが,世間で言われてたよりはコロナの影響を加味しても投票率が高い結果であったのではなかったのかなとは思っています。閉塞感を感じる小松島の希望を見いだしてほしい,安定的な市政を取り戻してほしいなど,新市長にかける期待の大きさの表れなのだろうと感じております。初登庁翌日の議員全員協議会では,「質問にはできるだけ私がお答えしたい」と市長の方からおっしゃられてましたので,お言葉に甘えまして,市長に少しだけ多めにお答えいただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。  それでは,まず,市長の公約・政治姿勢についてです。  選挙期間に頒布されたビラや選挙公報に,中山市長は小松島創生八策を掲げられておりました。江戸時代末期に坂本龍馬が起草したとされる船中八策,新国家体制を連想させるネーミングでありますが,文字どおり,小松島を創生,新しくつくり変えるための8策,8つの政策または施策というふうに受けとめさせていただきました。内容を拝見し,大きな夢や思いを持っていらっしゃるなと感じておりましたが,大変失礼ではございますが,人によれば,策というには少し抽象的かなという御意見を耳にしたこともあります。  そこで,中山市長にお伺いいたしますが,市長が選挙で掲げた8つの策,暮らしを変える,健康と福祉を変える,教育を変える,経済を変える,防災を変える,イメージを変える,市民の気分を変える,市役所を変える,この8つの策を実現するためのそれぞれの具体の政策または施策をお聞かせください。                [市長 中山俊雄君 登壇] ◎ 市長(中山俊雄君)津川議員からは,私の提唱する小松島創生八策の具体策についての御質問をいただきました。  先日の市政運営方針の中でも8策の具体策について少し触れており,重複するところもございますが,幾つか御説明させていただきたいと思います。  まずは8策の前半,暮らし,健康と福祉,教育,経済は地方自治の最も基本となる事柄であります。これまでの市政においても,これらは十分に取り組まれてきたものと存じておりますが,それが刻々と変化する現在と将来の状況にスピード感を持って対応できているのか,いま一度見詰め直す必要があろうかと思います。  道路・上下水道等の社会基盤,交通インフラの整備,そして交通安全,夜間の安全確保に向けたハード・ソフトの両面からの取り組みについて,短期・中期の事業リストを作成し,実行したいと考えております。
     高齢化が一段と進む市内の現状については,お年寄りお一人お一人の生活の様子を確実に把握するため,社会福祉協議会等との連携を今まで以上に深め,地域共生社会の実現に取り組みを進めてまいります。  また,若い世代の家庭に対しましては,北欧フィンランドで実施されているネウボラの小松島モデルを構築し,妊娠時から就学までの一貫した子育て支援に取り組みます。  学校教育再編につきましては,単なる校区の統廃合,校舎の建て替えということではなく,未来の子どもたちの教育環境をいかに守っていくかという視点に立ったものでなければならないということは,市民の皆さんの意見の一致するところであろうと考えております。これからの世の中を想像いたしますと,ICT技術,ネットインフラを積極的に導入した科学的・合理的な学校教育改革に取り組んでまいります。  いわゆる経済そのものは民間が主となり回っていくものでありましょうが,都市の経営となりますと,行政が大きな力を発揮すべき分野であろうと考えております。午前中の南部議員の御提案にもありましたように,住宅,商業,文化,医療といったゾーンの積極的な活用や,地区計画の策定等に積極的に取り組むことで,企業等の外部からの進出にインセンティブを与える都市環境整備も進めてまいりたいと考えております。  続きまして,8策の後半部分であります。  防災につきましては,市長直属の危機管理局を創設し,職員全員が防災士の資格を取得することとし,近い将来予想される大規模災害に向け,庁内一丸となった体制整備を早急に行ってまいります。  小松島市のイメージとはどのようなものでしょうか。本市には,日ノ峰山や港湾の風景,金長たぬき,義経像,港まつりに花火といった観光・文化資源がありますが,その潜在力を今以上に活用するアイデアが必要であろうかと考えております。例えば私は,新港エリアの倉庫群にはレトロと言うべき魅力が生まれているのではないかと思っております。このような地域の潜在力をもっともっと引き出して,まちのにぎわいを市内外に発信していく取り組みを行いたいと考えております。  以上,申し上げましたような施策取り組みを進めていくことにより,これまで変わらなかった小松島市の制度,組織,市政がスピード感を持って変わっていく姿を市民の皆様に見せることができましたならば,将来への確かな希望を持つことができるものと信じております。  最後に,変わらなければならないのは市役所であります。職員は常に市民と向き合い,施策・事業の現場に積極的に足を運んで市民の目線に立って判断を行わなければなりません。そういった市民中心,現場主義の事務事業を推進してまいりたいと考えております。  今後も,スピード感を持って全公約を達成できるよう取り組みを推し進めてまいりますので,御理解,御協力のほどよろしくお願いいたします。               [2番 津川孝善議員 登壇] ◎ 2番(津川孝善議員)御答弁ありがとうございました。大変力強いお言葉で,これから先の小松島づくりというのを,しっかり御協力もしながら,一緒に見届けて前に進んでまいりたいというような思いで聞かせていただきました。  手前みそですけど,私も実は防災士を取得してたりだとか,日赤の救急員の制度とかを利用をして,そういったものも取ったりもしてます。港の倉庫群を利用した過去に音楽イベントなどもされてた,それは団体さんがされてたようなものも見てたりしますので,本当に,そういった民間の力だったりだとか,職員さん,様々な制度の利用というところを生かすというのは本当にすばらしいことだと思います。ただ,何においても,それをつくったもの,始めたものを持続していくというのが本当に大変なことだと思いますので,まずは1つつくり上げて進めていただきたいと思いますので,よろしくお願いします。  では,次に,市長選挙に係る地元新聞掲載の主張についてです。  こちらは新聞社が用意したテーマに沿って回答されておりますが,その中でも特に最近,市の課題として議会や報道で取り上げられているものを抜粋してお伺いします。  市民の皆さんの関心度が高い部分でもあるとは思いますが,新聞紙面上では文字数の制限もございます。なかなか伝え切れない部分もあろうかと思いますので,施策や事業の方向性を示していただくため,引き続き,市長の御答弁をよろしくお願いします。  まず,小学校再編についてですが,基本計画についてはおととし,実施計画については去年,各小学校区で住民説明会が行われました。これまでの住民説明会や議会への報告は教育委員会が行ったものであり,市長部局での対応も必要ではないかという声も多数聞かれ,昨年度の3月定例議会や12月定例議会でもそのような御指摘が非常に多かったと記憶しております。  昨日の一般質問では,子育て世代を中心に意見を収集する会を開き,教育委員会とともに考えていきたいというふうなお話が市長からもありました。昨年度は何度お聞きしましても,教育委員会で対応するというお返事だったことを考えると,中山市長は非常に前向きな御決断をされているというふうに感じますが,あと少し,もう一歩踏み込んでお聞かせいただくとすれば,おっしゃられる意見収集の会の場に市長御自身も座られ,直接市民の声を聞く御予定ではありそうでしょうか。期待を持ってお聞きいたします。                [市長 中山俊雄君 登壇] ◎ 市長(中山俊雄君)津川議員の御質問にお答えいたしたいと思います。  私はもうずっと,小松島の未来を担う子どもについては,本当にいろんなこと,できることを全てしていきたいなと思っております。当然,教育についても非常に大事なことだと思っております。そういうふうな観点から,今回の学校再編というのは非常に重要かつ重いテーマではないかなと思っております。  私,ずっと選挙期間中も申しておりましたとおり,やはり市民の皆さんとの対話,会話というのが非常に大事なことではないかなと思っておりますゆえ,昨日からの答弁にもありますように,小学校再編に関しては,幅広い市民の皆様から直接御意見を聴取するための会については,当然,市を預かる立場として私も出席するものと考えております。よろしくお願いいたします。               [2番 津川孝善議員 登壇] ◎ 2番(津川孝善議員)ありがとうございました。  私も去年,おととしも学校再編の説明会というのは,体育館に足を運んでいろいろお話を聞かせていただきました。今までの議会でいろいろ,これについては話されてるので,あまりくどくどは言わないのですけども,やはりちょっと市長部局,本当は市全体の問題ですので,市長がなかなかいろんな業務もあるかと思うのですが,意見を収集していただいてというのがいいなというふうには,もう本当に昨年度から思ってたのですが,そういった声をお聞きできて,私も,恐らく中継を見ている市民の皆様もうれしいと思います。  本当に,前向きな意見もあれば,大変厳しい意見も多いです。これについては本当に多かったです。なので,全ての皆さんの思いに応えるということはなかなかできないと思うのですけども,まず意見を直接,どういったものがあるかというのをお聞きいただいて,市長部局,教育委員会とともに一緒に考えてまとめていただければと思いますので,どうぞよろしくお願いいたします。  次に,小松島競輪については,先ほどもありましたように,スポーツパークを造るというような,かなり踏み込んだ構想も述べられております。競輪場への思いは,先ほど米崎議員への御答弁を聞かせていただきましたので,特にこの部分での回答は求めませんが,昨年,開催業務と施設整備を行う民間委託計画があったときには,施設整備のコンセプトとして,潮風と海を感じる競輪場,ワンストップで楽しむことのできる競輪場,そして,地域交流・防災拠点としての競輪場など,市民に親しみと交流を持ってもらえる整備計画を打ち出していました。しかし現実は,昨年度のプロポーザル結果を受け,市単独で改修に取り組む形となり,まずは走路及び関連施設の改修をもって,レースをいち早く開催して収益を上げていく。その後,できれば一般会計に収益金を繰り入れながら競輪局の基金を積み立て,数年後,残った施設の改修に入る計画であります。  要するに,身の丈に合ったコンパクトな施設整備を行いながらのスポーツパーク構想というイメージになろうかと思うのですが,最近,ステーションパークの大きな遊具,SLのあの汽車の横というか裏にわんぱくコーナーというのがあるのですけど,そこが老朽化による不具合が目立つために撤去されました。そういうのをちょっと見かけて,市民の方,小さいお子さんを持っている同級生から,「津川君,あそこ,実はずっと閉鎖になっとんやけど,あれっていつ使えるんかな」という話で,担当部局に話をしてると,ちょっといろいろ不具合があって,撤去される方向性で話は進んでるというふうな話を聞いてた矢先に,本当にきれいさっぱりといいますか,なくなってしまったのですね。  遊具のある公園の需要が子育て世代に多い中,小松島市のいろんなところからそういった親子の触れ合いの場といいますか,遊びの場がなくなっていってるということは非常に残念なことであり,競輪場兼スポーツパーク,遊べるところですね,という計画を,時間はかかると思うのですが,ぜひ実現していただき,競輪場の発展とあわせて子どもたちの笑顔を守っていただけるようお願いしたいと思います。  それでは,新聞紙面の主張についての質問で最後となるのですが,ごみ処理についてです。  現在の中間処理施設は,一般的な使用年数を過ぎており,毎年,改修整備に約2億円ほどを要しています。現在の6市町の広域処理計画も半ば宙に浮いたような状態にも見えますが,中山市長は,広域ごみ処理施設を推進すると,徳島市撤退なら5市町での整備もあり得るというふうに新聞で述べられております。もちろん,それについては,関係市町との協議,候補地周辺住民の声に対するレスポンスが一番重要になるのだとは思いますが,広域をかなり強く推進するお話のように感じました。  朝の橋本議員の質問には徳島市の推移を見守る旨の発言がありましたが,5市町での整備計画の発言の真意を含め,再度,中間処理施設の今後についての考えをお聞かせください。                [市長 中山俊雄君 登壇] ◎ 市長(中山俊雄君)ただいま津川議員からは,広域ごみ処理施設整備に関する御質問がございましたので,お答えいたしたいと思います。  広域ごみ処理施設整備につきましては,今後の人口減少を踏まえたごみ量の減少や財政的な側面なども総合的に勘案いたしますと,現在の6市町による広域整備を推進していくことが最善と考えております。  御質問の件につきましては,関係市町において現施設の老朽化という共通課題に直面しておりますことからも,今後の事業進捗状況によっては,最終,他の選択肢を模索しなければならない見解としてお示ししたわけではございます。しかしながら,先ほど橋本議員の質問にもございましたように,今,徳島市長が誠意を持って地元に入るというふうなお話を伺っておりますので,徳島市の動向をしっかりと見極めて今後の対応を考えていきたいと思っております。               [2番 津川孝善議員 登壇] ◎ 2番(津川孝善議員)それでは,引き続き,同じくごみ処理のくくりで,最終処分場についてです。  最終処分場は,いわゆるごみ処理施設で出た焼却灰,不燃性残渣,側溝汚泥などを埋め立てる処分場ということになるのですが,現在利用している最終処分場におきましては,赤石ですね,おおむねあと3年程度で残容量がなくなるということで,かなり切迫した状況となっております。  公社と民間,次期候補地を多角的に分析し,方針を決定するということでございますが,一般廃棄物の最終処分候補は,今,二者択一の問題です。市長は現段階でどのような方向性をお考えでしょうか。よろしくお願いします。                [市長 中山俊雄君 登壇] ◎ 市長(中山俊雄君)ただいま津川議員からは,赤石地区一般廃棄物最終処分場の埋立て終了後における一般廃棄物最終処分処理に関する御質問がございましたので,お答えいたします。  当該処分場においては,徳島県より令和5年3月までの3年間の埋立処分許可は頂いているところではありますが,埋立て終了後における一般廃棄物最終処分に係る搬入先につきましては,現状ではめどがついていない状況でございます。  こうしたことから,今後,受入先の御理解が前提とはなりますが,昨年度から搬入要請の協議を進めさせていただいております橘処分場や県内の民間処理業者の検討なども含め,早期にその道筋をつけてまいりたいと考えております。               [2番 津川孝善議員 登壇] ◎ 2番(津川孝善議員)お答えいただきました。  少し前の市長,副市長のいろいろ小松島市の方であった問題にもちょっと,これ,絡んでくる話なのですが,以前,本当に前副市長さん以下職員さん,いろんな方が公社の方だとか,関係市町,漁協の方にもいろいろ走り回って調整をつけたりだとか,前市長さんも民間の方のお話を持って出されてたりだとか,様々な御意見を協議する中で,今ちょっと事業の方が延びているような形になっております。ただ,これ,先ほど言いましたように,決して時間がゆっくりしたような話ではなく,話を今ある程度進めている状況とはいえ,いろんな関係市町の状況というのもありますので,できるだけ早い時期に方向性だけでもお決めいただき,我々,市民の方々が安心して日々の生活を送れるようにしていただけたらと思いますので,どうぞよろしくお願いいたします。  それでは,新聞に掲載されていた主張については,以上の3点に絞りお聞きしましたが,これまでは個々具体の中身についてお聞きいたしました。  通告の発言要旨のまとめとして,市長の思い描く未来の小松島市についてお聞きいたします。  市長は,会社員,会社役員,県議会議員など,様々な立場から地元小松島市のことで活動し,地域のために御尽力されてきたと存じます。それらの活動に身を置く中で,小松島市の様々な課題も見え,これからの小松島市はこうあるべきだと意を決して立候補者されたと思っております。そこで市長の持たれている小松島市のグランドデザイン,いわゆる未来予想図や全体構想,これを市民の皆様にぜひお伝えください。                [市長 中山俊雄君 登壇] ◎ 市長(中山俊雄君)津川議員からの御質問にお答えいたします。  市長就任から2週間が過ぎ,市長としての重責を改めて実感する中,その上で本市を見渡すと,このまちは変わらなければ衰退し続ける,我がまちを変えていかなくてはという強い覚悟を持つに至ったところでございます。時代に合わない制度を,組織を,市政をスピード感を持って変えていく。まちが変われば市民の暮らしも豊かに変わるはずだと思っております。現状のしがらみに縛られない,変えていく覚悟,変わっていく覚悟を持ち,小松島創生八策の実行を達成するまで,ゴールを目指し走ってまいる所存でございます。  今回の選挙で,津川議員が暗におっしゃっている,市を二分した選挙してしまったことに関しましては,すごく反省をしているところではございますが,それに関しましても,今後,この小松島市というのは,市民が全員が一丸とならなければどうにもならない状況まで来ているのではないかな,崖っ縁に我が市は立たされているのではないかなと思っております。  したがって,私,選挙終わってすぐに,今までのことは全てノーサイドで,市議の先生方の皆さんにおかれましても,いろんな指導,御協力いただきながら,当然,市民の皆様も含めて,全ての市民3万7,000人の皆様が1つの方向を向く,すなわち小松島市を元気にしていくというふうな気持ちを持たなければ,なかなかこの小松島市というのは変わっていかないと思っておりますので,ぜひとも御理解,御協力を賜りますようお願い申し上げます。               [2番 津川孝善議員 登壇] ◎ 2番(津川孝善議員)市長から大変熱いお言葉を頂きました。  (1311文字削除)  市長に今いろいろ政策,施策のことをお聞かせいただいたのですが,市民全体のことを思ってのそういうお考えでしょうし,私たち議員,その他市民もやっぱりトップの思ってることを考えてしっかり,これ,是々非々なのですけどもね,本当にいいとこはしっかりいいと,これって少しこう変えた方がいいんじゃないですかということころは御指摘していただくというような関係をしっかりつくっていけたらなというふうに感じました。  (70文字削除)  それでは,次に,今後の事業等の見通しについてです。  まず,緊急事態宣言の中,休業の続いた小・中学校の授業数減について,学校再開後も保護者から不安の声がよく届いておりました。通常の夏休み期間中の一部を小・中学校は授業に充てるということで,これまでの休業分の授業時間を確保していただき,教職員の方々には,今後さらに対応していただくことへの感謝とともに,また,遅れのない授業の補完をしていただくことをお願いしたいと思います。  今議会でも学校の取り組みに関する質問は多く出ておりますが,私からも1点だけ,実際に本市の児童生徒がコロナウイルス等の感染症に罹患した際の小・中学校の対応をどのようにされるのかをお尋ねいたします。               [学校課長 吉原稔祐君 登壇] ◎ 学校課長(吉原稔祐君)津川議員の御質問にお答えいたします。  小松島市の小・中学校で新型コロナウイルス感染症が発生した場合,県教育委員会により,児童生徒及び教職員に感染者が発生した場合の初動対応手順や,学校教育活動の再開に向けた留意点が示されており,県内の各市町村にも同様の対応が求められております。  具体的に申しますと,児童生徒が感染した場合,児童生徒本人は感染した日から治癒するまで出席停止となります。また,学校につきましては,判明した時点から臨時休業となります。もし,児童生徒の登校時に感染が判明した場合には,安全に配慮して下校措置を講じます。  休業期間や休業する学校の範囲については,校長,保健所,学校医,県教育委員会と相談の上,感染者の学校内における活動の様態,接触者の多寡,地域における感染拡大の状況,感染経路の明否などについて総合的に判断し,決定されます。  本市の初動対応手順について説明いたしますと,各校は,まず,PCR検査の情報を入手したら市教育委員会へ連絡をします。次に,陽性が判明したときへの準備をします。具体的には,各機関への連絡,マスコミ・保護者対応といった役割分担を決め,学校内での体制づくりをします。ほかにも,陽性が判明したときの情報公開をする内容を検討し,臨時休業に入ったときの児童生徒への対応を決めます。検査結果が陽性となった場合,緊急の職員会議を開催し,対応への共通理解を図ります。その後,保護者への連絡をし,臨時休業を開始します。また,臨時休業中は,保健所などの関係機関と連携しながら,今後の対応について協議をしていきます。また,再開への準備を進めます。  今後も,小松島市内の小・中学校で新型コロナウイルス感染症が発生した場合の対応について,県教育委員会の方針を踏まえながら,状況に応じて適切な対応ができるように努めてまいりたいと考えております。               [2番 津川孝善議員 登壇] ◎ 2番(津川孝善議員)それでは,次に進みます。  次に,観光等予算(事業中止分)についてお聞きいたします。  毎年恒例で行われている小松島港まつりをはじめ,それらの協賛行事,また客船の入港の中止など,市民の皆さんが楽しみにしているものや地域集客に還元されるイベントの中止が相次いでおります。  当初組まれていたそれらの予算の在り方についてですが,アフターコロナの行事に生かせるような種まきとして仕込んでいくのか,また,現在,コロナで苦しんでいるところへ別予算として振り替えるのかなど,様々な考え方があると思います。国からの,コロナ対策の交付金も補正されておりますが,中止になった観光等予算をどのように生かしていくのかをお聞きいたします。               [財政課長 南 賢治君 登壇] ◎ 財政課長(南 賢治君)津川議員の御質問にお答えいたします。  津川議員からは,新型コロナウイルス感染症の影響により中止となりました事業予算の活用についての御質問をいただきました。  このたびの新型コロナウイルス感染症の影響によりまして,全国各地で様々なイベント等の中止が公表されているところでございます。本市におきましても,議員御指摘のように,市が内外に誇る夏の一大イベントであります港まつりや客船入港歓迎事業などの中止が既に決定いたしております。  こうした事業の予算につきましては,今議会に議案として上程いたしております小松島市一般会計補正予算(第3号)におきまして,その減額補正を行いますとともに,新型コロナウイルス感染症対策に要する財源として,予算の組替えをさせていただいたところでございます。  具体的に申し上げますと,減額補正の対象となりました事業につきましては,一般財源で1,284万6,000円となっております。この財源につきましては,新型コロナウイルス感染症対策のうちのアフターコロナを見据えた産業活性化策として,経営相談支援事業519万5,000円や中小企業診断士活用支援事業180万円のほか,新型コロナウイルス対策に係る各種事業の一般財源に充当したところでございます。  また,既に新型コロナウイルス対策といたしまして,市内の飲食店支援事業に予備費を充当いたしましたことから,今回の補正予算(第3号)に計上いたしております予備費の財源としても活用させていただいておりまして,今後,第2波・第3波のコロナウイルスの襲来が懸念されることから,新型コロナウイルス対策だけではなく,大雨や台風といった自然災害にも備えてまいりたいと考えておりますので,御理解賜りますようよろしくお願いいたします。               [2番 津川孝善議員 登壇] ◎ 2番(津川孝善議員)同じく,その多くといいますか,額が商工関係のところにも利用されてるということで,先ほど御紹介のありました,昨日もありましたかね,みらい飯という,たしか募集期間の締切りがあしたまでで多分終わるのだったと思うのですが,途中途中,気になって,経緯ってどんなのかなと思って見てたら,最初,20人,30人になって,額も20万円,30万円だったのが,人数が50人になり100人になり,額も100万円,200万円や300万円と,気になってちょこちょこちょこちょこ見てたのですよね。そしたら,もう今,昨日,おとといぐらいに見たときには500万円を突破してたということで……。800,そんなにいっているのですか。市長ありがとうございます。すんません,今日見てない。そんなにいってるのですね。  市内業者さんの方に早い段階でそういった形の支援の気持ちだったり,金額というのが届くというのは本当に大きなことだと感じます。すばらしい制度だと思いますし,そこにそういった予算組替え,予備費等が充当されるというか,組み替えられるということは本当に素早い対応をされてると思いますので,先ほどもお話ありましたように,今後,第2波・第3波というのは十分考えられますので,その都度その都度の対応というのは大変だと思いますが,どうぞ今後とも御尽力よろしくお願いいたします。  事業見通しの最後に,小松島競輪の入札に伴う影響等についてですが,これまで様々お話しいただきましたので,1点だけ追加で聞かせていただきますと,走路改修工事の遅延により,収益の確保の部分でどのような見通しになるのかというところを御答弁お願いします。               [競輪局長 尾山 正君 登壇] ◎ 競輪局長(尾山 正君)議員からは,入札中止の影響による収益確保についてどのような見通しであるのかについて御質問いただきましたので,お答えさせていただきます。  先ほどの米崎議員への答弁と一部重複することとなりますが,当初は,工事が予定どおりであれば,令和3年1月から3月までの間,本場開催を行うこととしておりましたが,2度の中止により開催が困難な状況となり,現時点において,いわゆる義務的開催であるF1開催を高松競輪場借り上げでの調整を行っているところでございます。その際には,借上料等,本場開催以外の経費が必要となり,収益確保に少なからず影響はあるものと考えておりますので,御理解賜りますようお願いいたします。               [2番 津川孝善議員 登壇] ◎ 2番(津川孝善議員)通常の一般の仕事でも,自社でできんものを外注,アウトソーシングすると当然経費のかかってくることになります。ただ現在に関しては致し方ないことだとは思います。  当初の計画といいますか,構想のあるように,ガールズでありますとか,ミッドナイトというところ,特に走路の改修というところを,こちらは建設管理課の方になるのですが,手配していただいて,改修に取り組み,収益を上げられる体制というのをいち早くつくっていただきたいと思います。  最後に,コロナ対策についてです。  新型コロナウイルス感染症ですが,一時期の流行のピークは過ぎた感がありますが,緊急事態宣言が解除され,活動の自粛が緩むと,特に現在も都会部では感染者の報告が続く,または増えるというような状況でございます。国内の検査の陽性者数は1万8,000人ほどとなり,死者も1,000人に迫ろうとしておりますが,いまだ特効薬やワクチンの開発は追いついてなく,まだまだ収束のめどは立っておりません。  本市の取り組みについてという部分に関しては,これまでお答えいただいてますので,省略いたしますが,地方は苦しい台所事情もあり,充実した独自の支援が行き届いてないということも多くあります。  そこで,国は地域の現場を知り尽くした地方自治体だからこそできる独自の対策のために1兆円の交付金,新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金,以下コロナ交付金と略しますが,予算化しました。今議会で上程された本市の補正予算でも1億5,000万円ほどのコロナ交付金が組まれ,比較的自由度の高い交付金と言われております。現在はワクチンや特効薬がいまだ開発段階であるウィズコロナというような段階でありますが,国の1次補正でのコロナ交付金では,本市の状況に照らし,どのような事業に力を入れた補正になっていますでしょうか。               [財政課長 南 賢治君 登壇] ◎ 財政課長(南 賢治君)津川議員の御質問にお答えいたします。  議員からも御紹介ございますように,新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金につきましては,新型コロナウイルスの感染拡大を防止するとともに,感染拡大の影響を受けている地域経済や住民生活を支援し,地域創生を図るため,地方公共団体が地域の実情に応じてきめ細かに必要な事業を実施できるよう創設されました。  交付に際しましては,都道府県や市町村が,新型コロナウイルス感染症に対応するための感染拡大の防止策や医療提供体制の整備,さらには新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けた地域経済や住民生活支援といった事業を実施計画として取りまとめ,この計画に基づく事業のうち,地方単独事業などに要する経費について,人口や財政力,さらには新型コロナウイルスの感染の状況などを勘案して算出された限度額を上限として交付金が交付されるものとなっております。
     本市におきましては,この上限額は1億5,236万2,000円となっておりまして,6月定例会議初日にお認めいただきました小松島市一般会計補正予算(第2号)及び一般会計補正予算(第3号)において,その全額を予算計上いたしております。  主な事業につきましては,一般会計補正予算(第2号)における国のセーフティネット保証制度に基づく融資を利用した事業者向けの交付金であります事業者応援給付金事業に事業費全額の5,030万円を充当したほか,国が進めますGIGAスクール構想に従い,小・中学校の児童生徒に1人1台の端末を配備するための端末購入に要する費用1億2,181万5,000円のうち4,896万円,また,アフターコロナを見据えた産業活性化策として,地域産品の販売促進支援をはじめとする各種事業費2,216万5,000円のうち1,437万円部分に財源として充当をいたしているところでございます。  そのほか,市民が利用される公共施設における感染防止対策でありますとか,保健事業における集団検診における,いわゆる3密を回避する費用など,市の各種行政サービスを安心して受けていただくための対策にも交付金を活用いたしております。  なお,朝の答弁と重複をいたしますが,本日の朝刊でも,国の令和2年度の第2次補正予算が6月12日に成立をいたしておりまして,その中ではさらに2兆円が上積みをされておりまして,今後本市へも配分があるものと考えております。これにつきましても,新型コロナウイルス感染症の状況を勘案しながら,対策として必要な財源として活用してまいりたいと考えておりますので,御理解よろしくお願いいたします。               [2番 津川孝善議員 登壇] ◎ 2番(津川孝善議員)お答えいただきました。先ほど課長からも御答弁ありましたけども,国の2次補正が2兆円組まれているということで,この間のが1兆円,今回1億5,000万強ほどが本市に下りてきてるという状況で,今回の2次補正の2兆円というのは,地方への分配の計算の仕方というのは,1次と計算方式とは違うのでしょうが,大本の財源が2兆あるので,今回の補正よりはまだ少し大きめの額が本市にも来るのでないかなという予測がされます。  ただ,これに関しましても,御説明もいただきましたが,その時々で状況というのは変わってきますので,なかなか各部局での御対応というのも難しい判断にもなってくるとは思うのですが,本当にいろんな方の御意見を収集されたりですとか,状況というのを見ていただいて御対応していただけたらと思います。  以上で,全ての質問を私の方から終わりにさせていただくのですが,私も市長もSNSとかをよくされてる方で,お互いフォローもし合ってるような感じなのですけども,すいません,要らん話が多いですか。すいません。市長が就任されてからも私ずっといろいろ見てるのですけど,市長についてるコメント欄もよく見てるのですよ。市民の方がいろんなコメントされてるのです。本当にSNSを発信する市長になってよかったとか,多分,最近何か御対応されたと思うのですけど,小さなことでも声を聞いていただいて,相談に乗っていただけて非常にうれしいという形のコメントとかを見てると,非常に市民に近い活動をされてるな,そういう御対応をされてるのだなというふうなことを感じるような部分も,そういったところから見てとることができます。  そういったことというのは非常に大事なことで,さっきの学校再編のときに私も参加するという話がありましたけども,より親しみやすい市民に近い市長であるということは,やっぱり市の方針を市民の方にお示しするためにも非常に重要なことであります。そういったところから,このたびの私の一般質問というのは,市長のお考えですとか,政策,施策というところを中心にお聞きして,それを市民の方にお届けして反映していきたい,皆さんでつくり上げたいというところでの質問とさせていただきました。  以上をもちまして,これで私の6月の定例会議の一般質問を終了させていただきます。御清聴ありがとうございました。(拍手) ◎ 議長(出口憲二郎議員)以上で,本日の日程は終了いたしました。  次会の日程を報告いたします。  次会は,26日午前10時再開,議案に対する質疑及び市政に対する一般質問であります。  本日は,これをもって散会いたします。                午後 3時25分  散 会 Copyright (C) 2005 Komatsushima City Assembly, All Rights Reserved....