備前市議会 2023-03-01
03月01日-02号
令和 5年 2月第1回定例会 第 1 回 定 例 会 会 議 録 (第2号)会議開閉日時 令和5年3月1日 午前9時30分 開議 午後4時35分 散会会議の場所 備前市役所議場出席した議員の番号氏名 1番 草 加 忠 弘 2番 丸 山 昭 則 3番 奥 道 光 人 4番 内 田 敏 憲 5番 松 本 仁 6番 藪 内 靖 7番 青 山 孝 樹 8番 山 本 成 9番 森 本 洋 子 10番 石 原 和 人 11番 西 上 徳 一 12番 立 川 茂 13番 尾 川 直 行 14番 土 器 豊 15番 中 西 裕 康 16番 守 井 秀 龍欠席・遅参・早退した議員の番号氏名 欠席 なし 遅参 なし 早退 なし説明のため出席した者の職氏名 市長 吉 村 武 司 副市長 杉 浦 俊太郎 教育長 松 畑 煕 一 市長公室長 藤 田 政 宣 総合政策部長 梶 藤 勲 総務部長 今 脇 典 子 市民生活部長 濱 山 一 泰 保健福祉部長兼福祉事務所長 文化観光部長 大 岩 伸 喜 森 優 文化事業推進室長大 橋 宗 志 産業部長 河 井 健 治 都市整備部長 大 森 賢 二 教育振興部長 石 原 史 章 社会教育部長 波多野 靖 成
国際教育推進部長兼
教育まちづくり推進部長 守 屋 孝 治 総合支所部長 杉 田 和 也職務のため議場に出席した議会事務局職員 事務局長 石 村 享 平 事務局次長 大 西 健 夫 議事係長 青 木 弘 行 議事係主任 楠 戸 祐 介
△議事日程並びに付議事件(結果)
番号議事日程付議事件等結果1一般質問
・3番 奥道光人議員
・12番 立川 茂議員
・9番 森本洋子議員
・13番 尾川直行議員
・10番
石原和人議員通告事項(一般質問通告表のとおり) ──
△
一般質問通告事項 順位通告者氏名質問の要旨答弁者13番
奥道光人1 認知症について市長
保健福祉部長
(再質問あり)2 奨学金について市長
社会教育部長
(再質問あり)3 子育て支援について市長
保健福祉部長
(再質問あり)4 小中一貫教育について教育振興部長212番
立川 茂1 令和5年度施政方針から
① 少子化対策「備前モデル」の確立は
② DXコンセプトのその後について
③ 備前市の
デジタル田園都市国家構想はどこを目指す市長
総合政策部長
(再質問あり)2 財政と予算について
① なく
てもよかった事業、事業の効果、削減努力は
公会計制度による各事業の
行政コスト計算書の提出は
② 予算計上についての見解は
③ 予算の未執行の事業は市長
副市長
保健福祉部長
文化観光部長
産業部長
(再質問あり)3 教育行政について
① 教育現場とのコンセンサスは
② 教育の政治的中立・専門性についての見解は教育長
(再質問あり)39番
森本洋子1 令和5年度施政方針について
① 備前市
が目指し
ているデジタル社会について
② マイナンバーカードについて
③ 条例について
④ 高齢者支援について市長
教育長
教育振興部長
(再質問あり)2 観光振興について
① 2025年大阪・関西万博について
② 日本遺産について
③ 観光船について市長
(再質問あり)413番
尾川直行1 備前市の少子化対策について
① 人口動向、岡山県と備前市の少子化対策の整合性
② 若手職員と若い市民から少子化対策と未来の提案を求めるべき
③ 子どもたちのためにブックセカンドの導入を市長
(再質問あり)2 新
図書館建設設計業務委託技術提案書を受け
て
① 技術提案者に対する市長の所見とスケジュールは
② 新図書館長、
建設設計業務委託プロポーザル審査結果は
③ パブリックコメントをどう生かすのか
④ ゆかりの文学者記念文庫、
サイクリングセンター機能活用と片鉄広場などの整備について
⑤ 備前市歴史民俗資料館の名称、機能分担と歴史民俗文化の保存活用は市長
副市長
教育長
社会教育部長
(再質問あり)3
文化財保存活用地域計画の推進について
① 保存活用地域計画の推進と今後の「地域のまつり」の保存活用の調査の取組は
② 祭り、伝統行事の伝承継続に充実した支援制度を市長
教育長
(再質問あり)4 公共交通機関の利活用について
① JR在来線利用促進検討協議会の活動状況と利活用の向上は
② 赤穂線の減便に備前緑陽高校や他の自治体と連携し対策を
③ 公共交通機関の利活用に職員の協力と新たな利活用強化策を市長
(再質問あり)5 備前市
文化芸術振興財団設立と芸術文化活動について
① 財団の組織体制、運営方法並びに
文化芸術振興ビジョンの作成は
② 文化芸術振興の課題とニーズを把握し活性化に奨励策を市長6 通学路の安全確保対策等について
① 通学時の事故発生件数、「ゾーン30」の指定と事故分析結果からの対策は
② 「ゾーン30プラス」の導入と合同点検方法の再考を
③ 自転車乗車時の
ヘルメット着用推進策と
スクールヘルメットのデザインの変更を教育長
教育振興部長
(再質問あり)510番
石原和人1 令和5年度当初予算について市長
総務部長
(再質問あり)2 令和5年度主要事業について市長
教育振興部長
(再質問あり)3 教育行政について教育長4 人口減対策について市長
総合政策部長5 保育料・給食費・学用品費の無償化事業について市長
教育振興部長
(再質問あり)6 公園整備について市長
(再質問あり) 午前9時30分 開議
○議長(守井秀龍君) 皆さん、おはようございます。 ただいまの出席は16名で
あります。定足数に達し
ておりますので、これより本日の会議を開きます。 議事に先立ち、1件御報告いたします。 備前市監査委員から、地方自治法第235条の2の規定に基づき報告の
ありました令和4年度令和5年1月分の
例月現金出納検査報告書の写しを事務局で保管し
ておりますので、御覧願います。 以上で報告を終わります。 これより議事日程に入ります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(守井秀龍君) 日程1、一般質問を行います。 15名の方からの通告を受け
ております。 重複する質問は努め
て排除し
ていただき、執行部における答弁は簡潔にお願いいたします。 また、
備前市議会基本条例の施行に伴う留意事項を申し上げます。 議会基本条例第10条第3項による質問趣旨の確認等は、議長の許可を得
てから発言願います。 なお、許可後の発言中は、質問持ち時間の計測を停止する取扱いといたします。 それでは、通告に従い、順次発言を許可いたします。 まず、奥道議員の一般質問を願います。 3番奥道議員。 〔3番 奥道光人君 登壇〕
◆3番(奥道光人君) 皆さん、おはようございます。 それでは、通告に従いまして質問をさせ
ていただきます。 最初に、資料をお願いしましたところ、大変ありがとうございました。 まず、大きな1点目です
が、認知症の問題について伺いたいと思います。 昨年9月発表の総務省統計局の統計では、日本の高齢者数は3,627万人、人口率にし
て29.1%の高齢者の方
がいらっしゃると、世界一の数値で
あります。 平成29年度高齢者白書によると、2025年には人口で約700万人、人口の約20%、85歳以上の5人に1人は認知症患者で
あるとの推計
が出
ております。そして、この比率は年々上昇し、いずれは高齢者の30%、3人に1人
が認知症という時代
が来ると推計をされます。 備前市では、もっと高い比率になるのではないかとも懸念をされます。 このような状況によって、さきの市長の施政方針演説の中でも、認知症施設の充実について、早期診断、早期対応への支援体制の整備、啓発活動、認知症当事者の社会参加の促進により地域で支え合う体制づくりを進める、また地域住民
が住み慣れた地域で自分らしい日常生活を送れるように努力する旨をお伺いしました。 「認知症の人と家族にやさしいまち備前市」を目指し
ての多くの取組や認知症対策のポイントを突いた大切な視点と思います。 今後、認知症の方
が急増される中、引き起こし
てしまう事故やトラブルの増加も心配されます。特に、認知症の方の周辺症状によっては、他人の物を壊したり粗暴な行動や道に迷っ
て行方不明になる、あるいは電車や自動車等との交通事故に巻き込まれるなどといったトラブル
が考えられます。 その場合、法律上の損害賠償責任はその家族や法定の監督義務者に及ぶ可能性
があります。そのため、民間保険を活用した事故救済制度を独自に導入する自治体
が年々増加し
ています。 各自治体は、
個人賠償責任保険という民間保険を活用し、民間保険の加入を支援する等の施策を実施し
ており、認知症に伴う何らかのトラブルで認知症の人やその家族、監督義務者
が賠償責任を負ったときに保障される仕組みを構築し
ています。 その上で伺います。 1点目、ホームページによると、令和3年3月現在、4,219人の方
が市の
認知症サポーターとして見守っ
ているということです
が、直近のサポーターの方は何人いらっしゃいますか。 2点目、令和元年11月定例会での同様の先輩議員の一般質問について、市長からは、徘回を見守る機器の導入と併せ
て検討し
てまいりますとの答弁
がなされ
ています。 ひとり歩きおまもりシールの配布と同時に、
認知症等ひとり歩き対策事前登録制度に登録すると、自動的に
認知症損害賠償保険に加入できる制度の導入をお考えいただけないでしょうか。 次に、大きな2点目です
が、奨学金制度についてお伺いをします。 現在、備前市の奨学金制度はかなり充実され
ていると自分なりには感じ
ております。
奨学金貸付制度では、保護者
が市内在住の高校生、大学生に対して無利子の奨学金
が貸与され
ています。 さらに、備前市
定住促進奨学金返還補助制度では、備前市圏域に就業した方に貸与し
ている奨学金の返還金の一部を補助され
ています。また、篤志奨学金では、条件は少し厳しいです
が、給付型の奨学金制度も
あります。 しかし、今、奨学金の返還
が、昨今のコロナ禍の状況も相まって経済的に困難な状況になり、借入金額
が多くなればなるほど返還に困り、時に結婚、出産、仕事等に対して非常な重荷になっ
てしまうことも決して珍しいことでは
ありません。 そこで現在の
貸与型奨学金制度を
給付型奨学金制度に変更することはできないでしょうか。 次に、大きな3点目です
が、不妊治療について伺います。 子育て支援については、
伴走型子育て支援や出産育児金の増額、市でも出産祝い金の支給や
家庭育児応援金の支給の計画
がなされるなど、様々な手厚い支援
がなされ
ています。 しかし、妊娠のその前、子供
が欲しい
がなかなかうまくいかなく
て、不妊治療を受診しなければならない夫婦も
いると思います。しかし、備前市内に不妊治療を受けることのできる病院
がなく、岡山の病院に通わなければなりません。 不妊治療自体は、健康保険の適用となり、また通院費用も医療費の一部として所得税の控除の対象とはなっ
てはいます
が、不妊治療に通うための交通費は医療費控除でしか
ありません。 現在、京都府の各自治体をはじめとして、多くの自治体
が交通費の助成制度を導入し
ています。子供
が欲しく
てもなかなかかなわない家庭に、少しだけ光を当て
ていただくことをお願いしたいと思います。 その上でお伺いします。 1点目、
伴走型子育て支援での経済的支援は令和5年度は現金支給ですか、それとも備前の地域ポイントですか。 2点目、備前市内に不妊治療のできる病院
がない以上、岡山市内もしくは赤穂市内への通院費用または交通費、ガソリン代といったような助成を考え
てはいただけませんか。 さて、最後に4点目です
が、平成28年からスタートした
小中一貫教育推進について、その進捗状況について伺います。 これまで市長、教育長から、市内各小・中学校の一貫校化に向け
ての答弁を何度か伺っ
てきました。 さきの11月定例会でも、土器議員の質問に対して、明確に、教育のまち備前の柱となるものは小中一貫教育の推進で
ある旨、また
教育長政務報告においても、市内5中学校区全てで小中一貫教育を推進する、伊部小学校の移転も含め
て一日も早い実現を図りたいというふうに伺っ
ております。 また、さきの厚生文教委員会では、令和5年1月、備前市
小中一貫教育基本計画の改訂版の案
が提出され
て議論
がなされました。 さらに、今議会提出の当初予算にも、学校教育の充実
があって、小中一貫設計調査委託料としての予算計上もされ
ているようです。 そしてまた、2月21日の新聞の記事には、教員免許
があっても教職に就い
ていない
ペーパーティーチャーを対象にしたセミナーを岡山県の教育委員会
が開催し、昨年7月に教員免許の更新制度
が廃止されたことを踏まえ
て、免許の再申請を促し、深刻化する教育現場の人手不足の解消につなげるとの記事
がありました。これも教員不足への一つの対応で
あろうとは思います。 そこで3点について伺います。 まず1点目、
小中一貫教育実施について、理念等は非常に理解できます
が、各中学校の現在どの程度進捗し
ているのか、その状況をお知らせください。 2点目、それぞれの学校の今後の取組、また計画についてお示しをいただければと。 そして3点目に、教員不足について先ほども県教委の取組を申しましたけれども、市としてどのような対策を取られ
ていくお考えなのか、教え
ていただければと思います。 以上、よろしくお願いをします。
○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。
森保健福祉部長。 〔保健福祉部長兼福祉事務所長 森 優君 登壇〕
◎保健福祉部長兼福祉事務所長(森優君) おはようございます。 それでは、私から、1番、3番についてお答えいたします。 まず、認知症についてお答えいたします。
認知症サポーターの人数は、備前市では、令和5年1月末時点で、延べ4,767人の方
が認知症サポーター養成講座を受講され
ております。 次に、民間保険の導入については、令和元年度の答弁では、徘回を見守る機器導入と併せ
て検討することとし
ておりました。 備前市では、令和2年度から、認知症または認知機能の低下により行方不明になる可能性の
ある方の情報を事前に登録し、実際に行方不明となったときに早期発見と早期保護につなげる事前登録・備前市あんしんおまもりシールの制度を構築し、推進し
ているところでございます。
認知症個人賠償保険につきまし
ては、この制度と一体的に運用すること
が望ましいと考え
ておりますので、既に実施し
ている他市の状況を情報収集しながら検討し
てまいりたいと思います。 続きまし
て、3番、子育て支援についてで
あります
が、今年度、国より、妊娠時から出産、子育てまで一貫した
伴走型相談支援と経済的支援を一体として実施する出産・
子育て応援交付金事業が創設されました。 備前市におきましても、出産・
子育て応援金支給事業として、11月議会にて追加の補正予算を御承認いただき、事業実施に向け準備を進め
ているところでございます。 応援金の給付方法につきまし
ては、令和4年度分については、対象者への子育てに関するアンケート調査を実施後、現金で支給し、令和5年度以降は
電子地域ポイントでの支給を考え
ております。 市内には、出産準備品を取り扱う店舗
が少なくなっ
ております
が、妊娠中、授乳中に不足しがちな栄養素を補うサプリメントや食品の購入、おむつ用品や授乳用品、ベビーフードなど、市内でも購入し
ていただける出産準備品やベビー用品などの購入に役立て
ていただければと考え
ております。 また、不妊治療に係る交通費の助成についてでございます
が、令和4年4月から不妊治療
が保険適用となり、治療費に係る経済的負担
が軽減したものの、議員御指摘のとおり、市内には不妊治療
が受けられる医療機関
がないため、岡山市など遠方への治療に何度も通院しなければならないなど交通費の経済的負担は大きいと思われます。 県内の他市の動向も注視しながら、今後検討し
てまいりたいと思います。 私からは以上です。
○議長(守井秀龍君)
石原教育振興部長。 〔教育振興部長 石原史章君 登壇〕
◎教育振興部長(石原史章君) それでは、私から、4番、小中一貫教育についてお答えいたします。 まず、1点目と2点目、各中学校区の取組の進捗状況及び今後の取組、計画についてお答えいたします。 備前市の小中一貫教育は、中学校区ごとに義務教育9年間で育てたい子供像を共有し、それぞれの実態を考慮しながら、6・3制から4・3・2制への移行を視野に、9年間の系統性や継続性を重視した各種の指導計画を小・中学校の教職員
が協働し
て作成をし、教育活動を設定し、活動を工夫しながら指導に取り組んでおります。 主な取組としては、小・中学校の教職員
が相互の授業を参観し、お互いの学校の授業づくりの理解を深めることを通して小・中学校の接続を意識した授業の改善を進め
ております。 教育課題ごとに小・中学校の教職員で構成する部会を立ち上げ、教育課題の改善や解決を目指した取組を行っ
てき
ているところで
あります。 そのほか、小・中学校
が合同で行事や活動を行っ
ている事例も
あります。 このような小中一貫教育の取組により、義務教育9年間の系統性や継続性を重視した取組
が定着し
てき
ており、子供たちの小・中学校の円滑な接続
が図られ
ております。 今後の取組についてです
が、4月から、市内全中学校区を
小中一貫教育校として指定いたします。そして、学習指導要領で示され
ている探求の学びを推進し、主体的で対話的な深い学びをより一層進め
ていく必要
があります。 そこで市内全小・中学校で4月から新たに
学校版備前未来学や
国際バカロレア教育のプログラム等を活用した研究を進め、探求の学びの充実を図っ
てまいります。 限られた人員では
あります
が、教職員の互いの学校への乗り入れ事業についても可能な範囲で進め、子供たちにとっての小・中学校の円滑な接続を進め
てまいります。 全市的に小中一貫教育を推進するに当たり、市議会をはじめ各地域の皆様方にも、各学校の応援団として御理解と御協力を賜りたいと存じます。 次に、3点目、教員不足への対策についてお答えします。 教員は、原則、岡山県教育委員会
が採用及び配置を行います。その上で、各校の抱える教育課題に適切に対処できるよう、市の施策として非常勤講師等を配置し
ています。 また、教員
が児童・生徒に関わる時間を増やし、教員本来の仕事にできる限り専念できるよう、教育支援員やALT、図書館司書等の全校配置を市の施策として行っ
ており、教員の働く環境を整え
ているところでございます。 本年度は、岡山県教育委員会からこれまでも案内の
あった講師募集及び講師登録に加え
て、議員からも御指摘いただい
ております
ペーパーティーチャー掘り起こしについての案内も複数回ございます。 備前市教育委員会としては、その都度適切に案内及び周知を行い、講師の募集ポスターについても各総合支所等にも掲示の協力をお願いするなど、行っ
ています。 また、岡山県教育委員会と同様、本市の窓口において、随時、講師登録等の相談を行っ
ています。 そのほかにも、校長会で人材に係る情報提供を依頼すること、市内の学校で勤務経験の
ある方に直接声をかけさせ
ていただくこと、ハローワークを通じて募集する取組を行い、人材の確保に努め
ているところでございます。 私からは以上でございます。
○議長(守井秀龍君)
波多野社会教育部長。 〔社会教育部長 波多野靖成君 登壇〕
◎社会教育部長(波多野靖成君) それでは、私から、奥道議員の質問にお答えいたします。 2番、奨学金についてで
あります
が、まず2021年度末での滞納者数及び滞納総額についてです
が、それぞれ19人、629万2,482円でございました。 また、奨学金の貸付制度を廃止し
て給付型への変更についてで
あります
が、現在行っ
ている貸付型奨学金については貸付けを行った方からの返還金を次の世代への貸付金として運用を行っ
ているため、給付型に比べ財源確保
が安定し
ております。 給付型につきまし
ては、今年度から、
篤志奨学金給付事業といたしまし
て、要件を満たした進学者を対象に奨学金の給付を行っ
ているところでございます。 議員御指摘の給付型の拡大は、奨学生の負担軽減の観点から効果的で
あると思いますので、財源を確保の上、
篤志奨学金給付事業の対象者拡大など、今後、しっかりと検討し
てまいります。 以上でございます。
○議長(守井秀龍君) 再質問は
ありますか。 再質問に入ります。 奥道議員。
◆3番(奥道光人君) 資料、ありがとうございます。 まず、1点目なんですけども、認知症のことについて、この資料から、現在、約2,500人は
いるだろうと、そしてひとり歩きに登録し
ている方は22名だと。 先ほど申しましたパーセンテージからいいますと、もっともっと、認知症で本当に支援
が必要な方
が、本当はたくさん
いるんじゃないかなと。その方
が何らかの理由
があってこれをされ
ていない。され
ていない方を家族なりなんなり
が当然見守りながらといいますか、市のほうでも、今、22人に対して四千何百人、4,800人と言うたんですか、1人、200人余りのサポーター
が見
てくださるというふうに考えれば心強いのかもしれませんけど、私
が先ほど申しましたとおり、認知症の方
が、例えば事故、事件、そういったようなことに巻き込まれたりし
て、あるいは他人の財産を傷めつけるといいますか、壊したりと、他市で取っ
ている制度
がやはり保険の導入なんですけど、そんなに莫大な金額にはならないと思うんですね。単純に計算し
てみ
ても、1年間で1人1,000円、仮に1か月2,000円かかったとしても、単純に考えれば2万4,000円掛ける人数ですわ。 だから、これを隠れたと言ったら失礼ですけど、要するに本当は認知症なんじゃけども、そこまでの、まだまだというふうに思われ
ている方もいらっしゃる。見守りで、それに登録しなく
ても何らかの形でそれを、大きな莫大な金額にならないという点でいいのかどうかは私はよう分からんですけども、できればそういうふうな形でひとつ考え
ていただきたいと思います
が、市長、いかがでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 私も決して若く
ありませんし、私の家内もそうで
あります。若い方も発症する可能性
があります。 やはり、今現代社会において、この認知症は家族及びその周辺にとって、発症しなけりゃあそれにこしたことはありませんけど、これは人間のメカニズムにおいて発生する割合の強い方もおるわけでございますから、そのような保険制度を令和5年度には実施できるように担当部局に指示をさせます。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 奥道議員。
◆3番(奥道光人君) 私もちょっと調べ
てみまし
て、神戸市
がやっ
ておられる制度
が、市民税に400円を付加しまし
て、それで、それを財源にし
ていると。こういったものも考え方としてはできるんかなというふうに思います。よろしくお願いします。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 〔「続け
ていいですか」と3番奥道議員発言する〕 はい、続け
てお願いします。
◆3番(奥道光人君) 奨学金のことなんですけども、2点目。 資料をいただい
て驚きました。滞納され
ている方
が19名、その総額
が約600万円、この資料を見させ
てもらっ
て、備前市で約250万円、旧日生町で140万円などなど、旧吉永町
が230万円と
あります。 私
が先ほど申しましたとおり、市長、この30代の方の11名、単純に考え
て理由を探ることはなかなか難しいかもしれませんけど、やはりこれは先ほど申し上げたようなこと
が一つの理由ではないのかなと。 ほかの新聞記事なんかでも、今はもう貸付け型、貸与型のこの奨学金制度よりかは、より経済的な負担
が少ない、1か月に借りる金額
が少なく
ても、仮に5万円では大きいですけど、1万円でも2万円でも仮に借し
てもらえたとしても、これ
が、返さなきゃならないということになるとかなり大変なんですね。 ちなみに、私のところも2人おりましたけど、2人ともこの間まで払うとりました。はい。もう30半ば過ぎ
ていますけど。卒業し
て10年以上かかるわけですね。20年というふうにシステム上はなっ
ていますけども、やはり30代までには何とか払い終えるようにし
て、結婚するに当たって困らないように、何かそういうふうな形の制度としてつくっ
ていただけたらというふうに思うんです
が、市長、どんなですかね。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 奥道議員と全く同じで
あります。実は、私の家内も大学へ入るときに貸付け型奨学金で大学に入り、卒業しました。そして、卒業後、給料の中から返し
ていったというような経験は、団塊の世代の連中はちょうど大学進学ということも時代の中に
ありましたので、多くの方
がこういう制度を利用しました
が、やはり時代は変わっ
てき
ておりまし
て、給付型という形になっ
てき
ておるわけですから、そのはざまに
ある方の、いわゆる返還については、備前市に在籍し
ておる、あるいは備前市で就職し
ておる、そういう人たちにはメリット性を出し
てもいいんじゃないかと思っ
ておりますので、検討し
てまいりたいと思います。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 奥道議員。
◆3番(奥道光人君) ありがとうございます。ぜひ、そういう制度
があれば、進学するに当たって、私は何人も、うちの子は、シングルマザーといいますか、そういう表現
がいいのかどうか分かりませんけど、要は、なんで、上の学校へやるのを考えとんじゃという方からお話を聞きます。 奨学金制度も
あるよと。いや、いつか返さなあかんがんという言葉
が、これ
がいつか返さないけない
がというの
がその方のやっぱり共通した、そういった方の共通した、それ
が就職等々をするに当たって、やっぱり進学をし
て、そこで例えば専門学校で技術を身につけたいけど、行くお金
が厳しいと。いやいや、市としてはこんなお金
があるよというふうに伝え
てあげられたら、その方も安心し
て上の自分の子の進路を確保できたんじゃないかなと、そういったようなことにぜひお力を、ぜひよろしくお願いします。 それから、次に行かせ
てもらいます
が、いいですか。
○議長(守井秀龍君) どうぞ。 奥道議員、一問一答方式でお願いいたします。
◆3番(奥道光人君) はい、すいません。 もうあれです
が、不妊治療のことで交通費の件、今後、他市の動向を見
てというふうなお答えをいただきました。 今、これも市内に病院
があれば、私は特に問題視する必要ないかなと。だけど、岡山市、赤穂市に
ありましたかね。岡山まで行かなきゃならないという、これは車で移動するにせよ、公共の交通機関を使うにせよ、やはり結構なお金
がかかると思うんですね。 要は、出産後の子供さんについての子育てという部分については、今、非常に手厚い支援
があるのも周知のとおりですけども、その前、要はお子さん
が欲しいけどできないんじゃと、だから不妊治療するんじゃ、けど岡山まで行かにゃああかんのだったらしょうがないかな、やめるかなという方だって
いてもおかしくないです。じゃあ、むしろ市からこんだけガソリン代
が出るから行ったらというふうに言えると思うんですね。 これについては、またぜひ、市長、お答えを、お考えをお知らせください。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 国、県、市挙げ
て、今、一番大事なことは、新聞にも毎日のように出
ておりますけども、子育て、少子化、この2つ
がキーワードでございます。 そのような妊婦健診をし
て、そして新しい宝を生み出そうと、残念ながら備前市にはそのような病院施設
がない、そして岡山市に行かれる。御夫婦の御心配は大変なことだと思います。 その中で、少しでも経済的に助かるような施策で
あれば、その結果、本当に立派な子供
がおぎゃあと生まれ
てくるんで
あれば、これまた備前市の宝で
ありますので、でき得る限り、その人たち
が御夫婦で決定したことを岡山の病院でできる、その助走段階についてはできるだけのことを備前市はつくっ
ていきたいと思いますし、また議案等に出し
て、制度設計をはっきりと令和5年度中の初めにはつくり上げ
ていきたいと思います。 安心し
て、備前で生活する方
が子供
が産めますように、それは少し婚期の過ぎた方も含めまし
て、家族で決定された以上は、ぜひともいい病院で本当にお子さんを産んでいただきたい。これは市長としても当然の願いで
あります。よく検討し
て十分な答えを市民に出したいと思います。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 〔「ありがとうございました。以上で終わります」と3番奥道議員発言する〕 以上で奥道議員の質問を終わります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(守井秀龍君) 会議中途です
が、感染症対策のため、この際暫時休憩いたします。 午前10時07分 休憩 午前10時20分 再開
○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、立川議員の一般質問を願います。 12番立川議員。 〔12番 立川 茂君 登壇〕
◆12番(立川茂君) それでは、通告に従いまして一般質問をさせ
ていただきます。 今回は、大きく3点についてお伺いをいたしたいと思います。 まず、大きな1点目、令和5年度施政方針から本定例会初日に、多少どたばた感
がありました
が、市長の愛する我がまち備前市の市政推進についての所信表明
がなされました。 最優先課題として人口減対策を掲げられ、心豊かな暮らしと持続可能な環境、社会、経済の実現を目指す
デジタル田園都市国家構想に取り組んでまいります。揺るぎない覚悟と先を見通すビジョンを持っ
て、市民の期待を正面から受け止め、市民一人一人に恩恵
が行き届くよう、備前市に住んでよかったと実感し
てもらえるよう、職員と共にスピード感を持っ
て市政を推し進め
てまいりますと力強く述べ
ていただき、多岐にわたり、主要な市政事項についての方針を拝聴させ
ていただきました。 いずれの言及をとりまし
ても、言葉巧みでバラ色ですてきな市政
が待っ
ているかのようで、現実とのギャップにかえって幾ばくかの不安を覚えたところで
あります。 最優先課題と位置づけられた人口減対策につきまし
て、異論を唱えるものでは毛頭
ありませんし、将来推計による減少には、あがなうことはできないまでも、昨日の報道でございました、初めて80万人を切った子供の出生、それに控え、その倍、160万のお年寄りほか
が亡くなられ
ておる、その倍、亡くなられ
ておるという現状を考えますと、爆発的な増加、転入増を望むより、なぜ転出
が多いのか、移住、転入
が進まないのかと、むしろ現実をしっかりと受け入れるところからの施策展開
が必要ではないかと考え
ております。 また、
デジタル田園都市国家構想の実現を掲げ
ておられ、既に物議を醸し
ておられるマイナンバーカードの普及を鍵と捉え、具体策についても述べ
ておられました。 そうした中で、何点かお伺いをさせ
ていただきます。 1点目、人口減対策につきまし
ては、全国の地方自治体
が最優先課題として取り組んでおり、それぞれ
が知恵を出し、工夫し、対策をし
ているところではないでしょうか。近隣を見
ても、奇跡のまちと呼ばれ、総理大臣も視察された奈義町では、大きな施策として高校生までの医療費無償化、高校生の就学支援、奨学育英金事業等で
あります
が、出生率2.95人と全国平均の約2倍に
あります。 また、四国の市町では、母親の就労支援策と子育てを同じ場所で実施し、成果とし
ているところも
あるそうです。 翻って、我が備前市を見
てみると、独自の切れ目ない子育て支援策と称し
て、こども園の環境整備、保育士の確保、給食費等の無償化、家賃の援助といった具合で、特筆すべきは英語教育の推進というところでしょうか。 少子化、出生率の低下、未婚率増加に係る原因を分析し
てみると、既に御承知のことと思います
が、仕事、子育て両立
が困難で
あること、高額子育て負担
が上がります。 前述の奈義町の取組からのヒントは、母親の就業支援と子育ての同時進行、マッチングではないでしょうか。母親
が就労支援を受けながら、傍らで子供
が遊んで
いる、そんな状況
が浮かんでくる少子化対策はできないものか、備前モデルの確立を考え
てはいかがでしょうか、お尋ねをいたします。 2点目、
デジタル田園都市国家構想に取り組んでまいりますとのことです
が、以前にもお伺いさせ
ていただきましたDXへのコンセプトをお聞きしたところ、ハッシュタグ誰でも、ハッシュタグどこでも、ハッシュタグスマート備前をキャッチコピーとして目指す未来像を示し
ているとの答弁をいただい
ております
が、その後、浸透はでき
ているのでしょうか。 備前市スマート自治体戦略はどのように進んで
いるのでしょうか。フリーアドレスのような庁舎内情報管理システムでは、固定電話とLANケーブルによる有線ネットワークの構築
が問題で
ありました
が、スマートフォンなどを利用したクラウドPBX、有線ネットワークの無線化の導入計画は、次年度当初予算計上実施を検討し
ておられました
が、どうなりましたのでしょうか、お尋ねをいたします。 3点目、同じく
デジタル田園都市国家構想への取組につい
てで
あります
が、当初予算に計上され
ているデジタル田園都市国家構想交付金(地方創生推進タイプ)と絡め
てお尋ねをいたします。 施政方針では、マイナンバーカードの普及を中心に据えた推進策で
あるように示され
ております。地方創生推進タイプの位置づけは、今後、未来技術を活用した新たな社会システムづくりの全国モデルとなり得る事業の普及、実用化を目指し、数か年にわたり継続的に財政支援を行うものと
あり、事業要件
が5項目提示され
ており、5番目に、マイナンバーカード申請率
が全国平均交付率以上で
ある、かつ全住民への交付を目標として掲げ
ていることとは
あります
が、ここで備前市の
デジタル田園都市国家構想は、どこを、何を目指すのでしょうか。 まさか、マイナンバーカードの100%取得やスマホの市民配付
が目的ではないと思います
が、全国モデルとなり得る事業として、デジタルを活用し
ての市民福祉、生活向上への具体的取組はどこに
あるのでしょうか、お聞かせをください。 大きな2点目、財政と予算につい
てで
あります。 健全な財政運営につきまし
ては、ふるさと納税6億円や企業版ふるさと納税4億円を有効利用するとの言及で
あります
が、全く同感で、ぜひとも有効利用を願いたいと思っ
ております。 そのための東京事務所、名古屋事務所開設で
あったと記憶をし
ております。 しかしながら、令和5年度の予算計上では、いわゆる貯金の取崩しで
ある基金繰入額を見
てみると、財政調整基金3億8,300万円、昨年は
ありませんでした。振興基金6億2,800万円、昨年は9,000万円でございました。まちづくり応援基金6億6,300万円、昨年は8億500万円でございました。まちづくり振興基金5億2,000万円、昨年は2億400万円。合計で21億9,400万円、昨年比10億9,500万円増の計上で
あります。 また、借入金で
ある市債では、過疎対策事業債5億4,000万円、消防施設整備、道路新設改良工事等々、昨年は2億1,100万円でございました。合併特例事業債5億5,600万円、旧アルファビゼン跡地活用に充てられ
ております。合計10億9,600万円の計上
がなされ
ております。 つまり、令和5年度の事業計画を実施するためには、貯金取崩し約22億円、借入金約11億円
が必要で
あるということで
あります。 我々の生活に不可欠な道路、飲料水、電気といった社会インフラや医療、介護など社会保障の関連支出、教育関連支出にはどのように捻出されるのか。また、守られるのか、大いに危惧をされ
ているところではないでしょうか。 そうした中で、何点かお尋ねをいたします。 1点目、新規の事業や設備はなるほど、
あればいいな、
あるにこしたことはないです
が、本当に必要なのでしょうか、今なのでしょうか、効果
があるのでしょうか、代替案はなかったのでしょうか、見極め
がなされるべきと考えます。 令和4年度の予算を見
ても、なく
てもよかった事業は
ありはしないか、効果は
あったのか、削減できたもの
があるのではないかとの観点からお尋ねをいたします。 まず、なく
てもよかった事業としてサンプリングし
ておりますの
が、新型コロナウイルス感染症の抗体検査に関する研究への1億円の支出は、市税からでもなく、県、国レベルの事業としてはどうで
あったのか、見解をお尋ねいたします。 次に、効果を考えると、瀬戸内国際芸術祭2022関連事業としたフェリー乗船料無料キャンペーン、315万円で
あります
が、3,000人を見込んでおります。財源はコロナ感染症の臨時交付金でございました
が、これの効果、実績はどうで
あったのでしょうか。 削減努力としては、施設管理公社へ委託料として1億円を超える契約金額
があります。当然、社内監査はなされ
ているはずです
が、報告はなされ
ているのでしょうか、お尋ねをいたします。 最後に、公会計制度による各事業の
行政コスト計算書の提出は
あるのでしょうか。 2点目、予算計上についてお伺いをいたします。 まず、予算の計上は、事業を展開するに当たり、事業の必要性と効果を見定め、計上するもので
あると理解をいたし
ております。 私は、事業予算とは、必要な予算を必要なときに計上し、速やかに事業を実施するものと思っ
ておりました
が、この点について市長の見解をお伺いいたします。 3点目、最近の予算を見ると、未実行の事業、見送りや再計上
が散見され、入札工事も35件程度で近隣市町と比較し
ても低調で
あり、さらには落札情報の開示も大変遅いの
が気になります。 さらには、ライフライン整備における未実行予算はないとは思います
が、いかがでしょうか、お尋ねをいたします。 3点目、教育行政につい
てで
あります。 備前市の未来を背負っ
て立つ志を持った子供を育てるため、ICTの活用、英語教育推進に向け御努力をいただい
ておりますこと、感謝申し上げるところで
あります。 さりながら、最近の教育委員会には、本当に大丈夫なのかなと一抹の不安を抱かざるを得ない状況を大変残念に思っ
ております。 と申しますのも、8月議会質問時の答弁では、市外中学校進学者数の御答弁
があり、訂正をされ、11月議会質問時での答弁で、コミュニティ・アート・プラザ等の構想では、組織の構築もなされ
ていないのに堂々と実績報告をし
ておられたりと、およそ教育委員会らしからぬ対応
が続い
ているからなので
あります。 加え
て、委員会審議の中で感じるところで
あります
が、教育委員による教育委員会会議は機能し
ているのだろうか、形骸化し
ているのではとの思いも不安に駆られる要因で
あります。 そうした状況を鑑みるとき、教育行政に携わっ
ている皆様の気概、自負、誇り
が希薄に感じられること
が残念でたまりません。ただただ残念で悔しく
て、じくじたる思いでございます。 備前市の教育行政は、教育委員会の我々
が担っ
ているんだとの気概、自負、誇りをぜひとも取り戻し
ていただきたい、持ち続け
ていただきたいと切に願っ
ているところで
あります。 そうした中では
あります
が、何点かお伺いをいたします。 1点目、通学路の危険箇所への対応を見るとき、現場とのコンセンサス
が取れ
ているとは言い難い状況も
ありました。
国際バカロレア教育への対応も、校長会での説明、依頼は
あるものの、現場職員に対する説明は十分で
あるのかとの不安もよぎります。 教育長からは、私は現場第一主義でございますとの思いを聞かせ
ていただい
ております
が、現場とのコンセンサスは十分に取れ
ていると思われ
ているのでしょうか。見解をお伺いいたします。 2点目、文部科学省
が、教育委員会制度について概要を示し
ており、それによりますと、教育委員会制度の意義、1つ、政治的中立性の確保、2つ、継続性、安定性の確保、3つ、地域住民の意向の反映
が示され、教育委員会の特性として、1つ、首長からの独立性、2つ、合議制、3つ、住民による意思決定を示し
ております。 その後、平成27年4月、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律により、教育の政治的中立性、継続性、安定性を確保しつつ、地方教育行政における責任の明確化、迅速な危機管理体制の構築、市長との連携を図る総合教育会議の創設とともに、地方に対する国の関与の見直しを図るとされ
ております。 ここで原点に立ち戻り、教育の政治的中立性、専門性について、教育長の見解をお伺いいたします。 以上、御答弁をよろしくお願いをいたします。
○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。 〔市長 吉村武司君 登壇〕
◎市長(吉村武司君) 皆さん、こんにちは。 3月定例会、一生懸命議論をし、市民のためにいい令和5年度をつくっ
ていこうでは
ありませんか。どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、立川議員の質問に順次お答えをいたします。 1番1点目、本市としましては、切れ目のない子育て支援として出産から巣立ちまで、また移住・定住に関連するものなど、数多くのメニューの補助金を用意し
ております。議員も質問の中で取り上げられた奈義町の子育て支援メニューと比較し
ても、決して引けを取るものではないと考え
ております。 今後も、出生率の高い先進地から学べるものは学び、新しい、または改善した子育て支援事業を実施するよう努め
てまいります。 2点目、本年実施した主な事業といたしまし
ては、デジタル母子健康手帳の導入、デジタル地域ポイントの導入、スマートフォン講座の開設を行っ
ております。 また、子育て、介護関係の26の手続について、マイナポータルからの申請
ができるように、現在、システム改修を行っ
ているところで
あり、令和5年4月以降、オンラインでの手続
が可能となるよう予定をし
ております。 スマート自治体戦略に記載し
ておりますその他の取組につきまし
ても、優先順位をつけ
て順次取り組むこととし
ており、現在申請中で
あります
デジタル田園都市国家構想交付金(デジタル実装タイプ)
が採択されれば、各種取組を進め
てまいりたいと考え
ております。 フリーアドレスにつきまし
ては、業務改善に対する意識の醸成、コミュニケーションの活性化等を目的に開始し
ており、各所属でそれぞれの業務の特性に応じたフリーアドレス化を実践し
ているところで
あります。 ペーパーレス化をさらに進めるなど創意工夫をしながら、フリーアドレスをサポートする推進をし
てまいりたいと考え
ております。 3点目、国
が掲げ
ているデジタル田園都市国家構想は、デジタルの力で地方の個性を生かしながら社会課題の解決と魅力の向上を図り、地方に都市の利便性を、都市に地方の豊かさを、を実現し
て、全国どこでも、誰でも
が便利で快適に暮らせる社会を目指すもので
あります。 本市においても、デジタルの力を活用し、都市部や山間部などの居住地域の違いや高齢者や若者など年齢の違いにかかわらず、誰でも便利で快適に暮らせる備前市を目指し
てまいります。 2番1点目で
あります
が、まず新型コロナウイルス感染症の抗体検査に関する研究につきまし
ては、国のコロナ交付金等を活用し、市民及び市内事業所に勤務する方に御参加いただき、実施し
てまいりました。 先日2月10日には、中間報告会を開催し、これまでの経過の報告
がなされたところでございます。 未知のウイルスで
あった新型コロナウイルスと共存する生活を送る中で、ワクチン接種の効果には個人差
があり、抗体のできやすさや効果の持続期間に長短
があること
が判明し、参加された市民の方や医師会の先生方からも高い評価をいただい
ております。 現在は、まだ研究途中で
あるため、引き続き研究成果を見守っ
てまいります。 次に、瀬戸内国際芸術祭2022関連事業としたフェリー乗車料無料キャンペーンについ
てで
あります
が、前回の瀬戸内国際芸術祭2019の開催月と比較しますと、全体で65%程度の回復では
ありました
が、コロナ禍で
ある前年同月と比較しますと、全体で約1.7倍近くの乗船者数まで回復し、一定の経済効果は
あったものと思われます。 次に、施設管理公社に対する監査等についてで
あります
が、毎年5月末に、決算報告書と監査報告書をいただくとともに、財政援助団体として市の監査も行われ
ています。 最後に、公会計制度による
行政コスト計算書の作成についてで
あります
が、本市では、統一的な基準による地方公会計制度に基づき、一般会計等財務書類あるいは連結財務書類のレベルで
行政コスト計算書を既に作成し
ており、事業別の作成には至っ
ておりません。 人件費を含めたそれぞれの事業や施策の費用対効果につきまし
ては、引き続き行政評価制度において検証し
てまいります。 2点目、予算は事業の必要性と効果を見定め
て計上するものという考えは、立川議員と全く同じでございます。 また、スピード感を持っ
て市民サービスを提供するためには、速やかな事業の実施に努めなければならないと考え
ております。 一方、予算の執行においては、地方財政法第4条に必要かつ最少の限度を超え
てこれを支出し
てはならないとあるとおり、スピード感とは別に、最少の経費で最大の効果を得るための知恵と創意工夫、最適な手法の検討
が求められ
ておるわけで
あります。 事業の実施につきまし
ては、これらのバランス
が重要で
あると認識をし
ております。 3点目、ライフライン整備における未執行予算の事業は、事業実施の際には将来に与える影響や工法の再検討、各種設備の状態を詳細に確認した上で、支障
がないと判断されたものについては実施時期の延伸や施工方法の見直しを行ったもの
があります
が、必要な工事や改修については実施し
ているところで
あります。 私のほうからは以上で
あります。
○議長(守井秀龍君) 松畑教育長。 〔教育長 松畑煕一君 登壇〕
◎教育長(松畑煕一君) 改めまし
て、皆さん、こんにちは。 それでは、私から、立川議員の御質問に順次お答えをし
てまいります。 3番、教育行政についての1点目、教育現場とのコンセンサスについてお答えいたします。 日頃から、先生方とのやり取りから学校の様子の把握に努めるとともに、特に学校からの報告や連絡
があった際には、正しい内容の把握に努め、場合によっては学校を訪問し、詳細を確認するとともに、情報の共有や共通理解の下、適切な対応となるよう職員共々努力し
ているところでございます。 議員御指摘の
国際バカロレア教育にかかわらず、教育委員会の取組に関わる内容につきまし
ては、基本的には校長先生を通じて各校の先生方に説明や連絡等をし
ていただくこととなっ
ております。
国際バカロレア教育の件についても、教育委員会会議及び校長会での説明によってコンセンサスは取れ
ております。 今後、具体的な取組を進め
ていく際には、先生方の声については校長先生を通じて聞き、時には一緒に考えながら進め
てまいりたいと思います。 次に、2点目、教育の政治的中立、専門性についてで
あります
が、教育委員会は、地方自治法上も行政委員会の一つとして独立性
が確保され
ており、政治的中立の確保及び専門性につきまし
ては継続的かつ安定的な教育の実現に必要不可欠な要素で
あります。 一方で、地方自治法や地方教育行政の組織及び運営に関する法律においても、予算の調製及び執行、議案の提出のほか、教育長の任命、教育大綱の策定などの権限は市長に
あることとされ
ており、密接な関連
があることから、この法改正の趣旨に沿うよう、市長と教育委員会
が協議、調整をすることにより、政策の方向性を共有し、一致し
て気概を持っ
て教育行政の執行に当たるよう心がけ
てまいりたいと考え
ております。 私のほうからは以上でございます。
○議長(守井秀龍君) 再質問は
ありますか。 再質問に入ります。 立川議員。
◆12番(立川茂君) 御答弁ありがとうございました。 それでは、順次再質問に移らせ
ていただきます。 少子化対策の備前モデルはということで私はお尋ねをさせ
ていただいたんです
が、ちょっと申し上げましたように、母親の就業支援と子育ての同時進行、もっと言いますと、母親
が就業支援を受けながら傍らでは子供
が遊んで
いる、そんな情景
が浮かんでくる少子化対策はできないものかとお尋ねをいたし
ております。 そういったところの御答弁につきまし
て、もろもろ子育て施策を述べ
ていただきました
が、その点についてのお考えはどうでしょうか。再度お尋ねをいたします。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 梶藤総合政策部長。
◎総合政策部長(梶藤勲君) 議員おっしゃるように、奈義町についての子育て支援については、母親の、細かな仕事を分割し
てするとか、いろいろな事業
があることは確認させ
ていただい
ております。 備前市について、具体的に一緒の事業はございません
が、今年度計上させ
てもらっ
ております家庭内での育児の補助金とか、そういう形で、そういう形とか医療費の無償化とかという形で、非常に多くの事業を計上し
ているということで、あと市長の答弁にもございました
が、ないような事業につきまし
ては、今後、いろいろと事業化に向け
て検討し
てまいりたいと考え
ております。 以上です。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。
◆12番(立川茂君) ありがとうございます。 言っ
ても無駄なような気
がします。金銭的な支援、環境の支援ではなく
て、情緒的な支援のお話を私はし
ております。備前モデル
が何とかできないものか、市長の施政方針にございましたように、夢見るすてきな備前市のためにお金は出し
ています。そういうことではなく
て、奈義町は、仕事
が公務員的な考え方もございます
が、じゃなぜ増えたんでしょう。その原因を、したらどうですか、政策に生かされたらどうなんですかという意味で申し上げました。 ですから、子育てに関するいろんな支援、承知をし
ております。財政的な支援も承知をし
ております。そうした中で、備前モデルとして確立できるものはないでしょうかというお尋ねです
が、今のお話ですと、どうしても支援策は財政的援助、大変残念に思っ
ております。その件については結構です。 それから、
デジタル田園都市国家構想の分で、私、申し訳
ありません、予算を見ると地方創生推進タイプと書い
ておりましたので、その件についてお話をさせ
ていただきました
が、スマート自治体の進展その他についてはもう結構です。 これも一緒で、どこへ行くのか、全国モデルとなすべき具体的事業の取組はどこに
あるんでしょう。実装タイプも一緒なんです
が、このデジタル技術を使っ
てどこへ行くのだろう、何をするのだろう、これは実装タイプになりますと1年ぐらいしか補助金も出
てこないというふうに私は解釈し
ておりますし、地域課題の解決や魅力向上の実現に向け
て、他地域等で既に確立され
ている優良モデル等を活用すると。 これをもってサービス支援というふうなところ
が実装タイプの補助金の要綱で
あります
が、本当にどこへ行くんでしょうか。補助金もらうだけの事業に終わらないように、備前の、いいですか、部長、いいですか。もう大丈夫ですか、やり取りは大丈夫ですか。 備前市として、デジタルを実装し
てどういうところへ行くんでしょうか。最初、御答弁いただきましたように、ハッシュタグどこでもというチラシ、あのとき見せ
ていただいた以来、役所内で見ることはございませんでした。 立てるのは結構ですけど、いかにやっ
ていかれるのか、この他市にない備前市のモデルはどこにされ
ておるのか、ちょっと答弁をいただきたいと思います。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 梶藤総合政策部長。
◎総合政策部長(梶藤勲君) 今、議員からお話
がありました地方創生の部分の
デジタル田園都市国家構想の交付金の話なんです
が、今年度予算につきまし
てはそちらでの計上はし
ておりません。 今、申請をし
ておりますので、市長の答弁の中にも
ありました実装タイプにつきまし
ては、これ
が交付決定されれば、次回議会に間に合えば、それに向け
て予算化し
ていくということでございます。 以上でございます。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。
◆12番(立川茂君) どうもかみ合わなく
て大変残念なんです
が、よく
あるじゃないですか。前回も申し上げましたけど、健康特区ということで吉備中央町
がやっ
ておられます。お話の中で出
てきます
が、救急車の中で母子手帳を使っ
てどうこうという事業もございます。 スマートヘルスで
あったり防災、行政もそうです、おっしゃったとおり手続頑張っ
て窓口に行かなく
て済むようなこともなるでしょう。農業も水管理
ができたり鳥獣管理
ができたりということも、しっかりと皆さんにお伝えし
てしたらどうでしょうかね。 最近のキーワードで、さっきおっしゃった実装タイプではTYPE3として誰一人取り残されないエンゲージメント、コミュニティー、いわゆる産学官ではなく
て、産官学金民でというところのスーパーシティーの推進協議会もでき
ておるところもございます。 どうですか、ひとつ備前モデルとして何か確立するお考えはないでしょうか。その点、お尋ねをし
ておきます。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) スマートフォンを活用し
て1歳から100歳までの皆さん方にLINE等やアプリを使っ
てそのようなこの小さな地域、3万2,000の地域でデジタル化を進め
ていくという、国では多分最初の実証実験として、内閣府に一つの要件を満たしたものですから申請すること
ができました。 これも皆さん方
が、当時、70%以上の申請率
があったもんですから、それ以上の申請率の
ある町でなければもともと申請もできなかったんです
が、これにつきまし
て、ナカシマプロペラさんの橋本君等
が献身的に努力し
てくれまし
て、どうにかこうにか期日に間に合ったということで、やっぱりこういうものを一つ一つ着実に、今
あるデジタル化の方向とそれを具象的に結びつける機具、そしてその無償化、その財源、これら
が整っ
てき
ておるからこそ、令和5年度のこの一般会計におけます主なものとして、デジタルでキャッシュレスで、そのような信念を2024年はスタートし
ていきたいということの予算草案でございますので、備前市
が遅れ
ている、遅れ
ていると、根拠もなしに遅れ
ている、遅れ
ていると、そういうことは十分、備前市は、今、いいところを行っ
ておると、たまには褒め
ていただきたいと思いますね。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。
◆12番(立川茂君) 私は、お話の中で、市長、褒めましたけど、進んでおりますと。そういう論点ではなく
て、今のお話ですとマイナンバーカード取得
が市の目標です、これ
がデジタルです。スマホを配ります、これ
が目標です。じゃないでしょう。どこへ行くんですか、何をするんですか、備前市
が全国のモデルとし
ていくためには何を考えるんですかということをお尋ねいたしました。 ちゃかされるんで、それ以上申し上げません。私の真意はそういうところでございます。 どうぞ、備前市のモデル、しっかりとつくっ
ていただい
て進め
ていただけたらなという思いで、次へ行かせ
ていただきます。 予算のほうに参ります
が、よかったんかな、はい。 なく
てもよかった事業ということでサンプリングを3つほど上げさせ
ていただきました
が、これについてはちょっとだけ、抗体検査の部分についてです
が、これは、これも私
が申し上げたとおり、いいことでは
ありますし必要なことでは
あるんでしょう。ところが、備前市
が必要なのか。 これは、1点だけお尋ねし
ておきます。 一般参加2,000人ということで始められました
が、職員とかそれをのけた一般の参加者はどの程度されたんでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。
森保健福祉部長。
◎保健福祉部長兼福祉事務所長(森優君) すいません、全体なんですけど、全体で、すいません、全参加者数につきまし
ては約1,900名でございます。 市職員以外の参加者につきまし
ては328名でございます。違うわ、すいません。市の職員のほう
が328名でございます。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。
◆12番(立川茂君) 一般参加2,000人募ったところ、今のお話ですと1,500ほどしかできなかったというところで理解をし
ておきます。 この点については、また委員会でも、何かされたらいかがでしょうかと思います。 2点目、瀬戸内国際芸術フェリーの料金追加です
が、御答弁によりますと1.7倍ほど増えたということでした
が、これは当初3,000人に対して補助します。1.7倍はいいんですけど、何人
が対象になったんでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 大岩文化観光部長。
◎文化観光部長(大岩伸喜君) 1.7倍といいますの
が、2021年度、瀬戸内芸術祭の期間に集まられたと想定し
て、このとき
が1万3,159人でございました。2022年度に、その期間、キャンペーンをしたところ、2万3,181人
が日生・大部間あるいは大部から日生の人数で来られ
ております。それを割り戻したの
が1.76ということで、1.7倍ということでさせ
ていただい
ております。 以上でございます。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。
◆12番(立川茂君) 御丁寧にありがとうございます。 私は、この3,000人に対してどの程度消化されたのかということをお尋ねしたんです
が、その御答弁は
ありませんか、分かりませんか。
○議長(守井秀龍君) 大岩文化観光部長。
◎文化観光部長(大岩伸喜君) 2,987名でございます。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。
◆12番(立川茂君) それに味をしめ
て、またフェリーの料金無料化を進め
ていかれるんですね。ほぼ3,000人に達したよという解釈でよろしいですね。 3点目です
が、削減計画で、これもサンプリングで施設公社のお話をさせ
ていただきました
が、監査等々もちゃんと
ありますよと。そうではなく
て、その中で、いかに削減計画を練られたのか、監査を受け
て、ここを気をつけなはれや、これあきまへんでというところで終わられたんでしょうか。それとも、ここは削減できるんではないでしょうか、市からの委託金、もうちょっと削れるんではないか、市長は鋭い観察眼をお持ちなんで、その点のほうはいかがでしょうかというお尋ねをさせ
ていただきました。どうですか。 社長にお聞きしましょう。社長いらっしゃいますか、社長は、管理公社の。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 杉浦副市長。
◎副市長(杉浦俊太郎君) そういうなく
てもよかったみたいな言われ方ですけれども、そういう御指摘をされるんで
あれば、具体的にこの部分
が無駄で
あるという根拠をもっ
て御指摘をいただくの
が本来ではないかと。これはおおよそ立川議員らしくない、曖昧な御指摘だなというふうに思いました。 ただし、施設管理公社としては、私は理事長として、今、発言させ
ていただい
ていますけども、それこそ削減努力もし
ておりますし、個別具体的に、まだ手のつい
ていない修理案件で
あるとか、そういったことも市役所の本庁にたくさん上げ
ておりますけれども、これは認められません、なかなか。 そういったことで、例えば極端な事例です
が、植木の剪定などは、これはもう予算
がどうやっ
てもつかないので職員
がやっ
ているんですよ。そういった自助努力というか、そういったところもきちんと見
ていただいた上で、なおかつ、やっぱりここは無駄じゃないか、これはなく
てもいいんじゃないかという具体的なことをお示しいただいたら、我々も反省し
てきちんと経営改革をさらに進め
ていきたいと思っ
ております。よろしくお願いします。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。
◆12番(立川茂君) すいません、私の発言
が悪かったんでしょうかね。一般質問ではそんなことを言っ
ておりません。 それは御努力は十分承知をし
ております。削減努力することの一例として、そういったところの、1億円を超え
ていますから、委託料
が、そういうところの削減努力としてのサンプリングでお伝えしました。すいません、私の言い方
が悪かったですかね。
あってもなく
てもじゃなく
て、削減努力のうちの一つのサンプリングとして申し上げましたので、その点ちょっと誤解のないように。 ですから、今おっしゃっ
ていただいたように、決算を見
て、監査を見
て、もうちょっと削れるところは
あるのかな、反対に削らなければ予算要求したらいいじゃないですか。そういう御努力をされ
ていますかということのお尋ねをしましたんです
が、その点はいかがですか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 杉浦副市長。
◎副市長(杉浦俊太郎君) これは責任として当然やっ
ております。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。
◆12番(立川茂君) そういう答弁をお願いしただけで、別にやっ
ておりませんでと、削減し
てくださいという意味では
ありませんので、私も、言い方
がちょっとあれだったのかなと反省はし
ております
が、真意はそういうところでございます。 未実行事業の内容について、大変お忙しい中、資料をいただきまし
て大変ありがとうございます。ちょっと見させ
ていただきました。今朝、頂戴したもんですから。 金額的なところの走りを見ると、水道では3億6,500万円未実行ですよ。その中、さらさらっと見させ
ていただきますと、来年度以降の実施としました、繰越しとなりました、見直しを行いました。大変、残念な経過で、どうしたもんかなというふうに思っ
ております。 下水にし
ても、5,800万円ですか。これも一緒ですね。前年、工事
が繰越しになり、来年度以降としましたと。 先ほど市長
がおっしゃいましたように、本当にTPOですね、予算の、これはライフラインなんで、これ
がこんだけ残るという不安
が大変大きいわけでございまし
て、道路維持に関しても1億円超える繰越し
がございます。入札で承認済みで
あったり、繰越しし
ておりますよと、ライフライン
が遅れ
ているんじゃないかと。今年度の特別会計における財政不足について、市長
が初日に答弁をされました
が、損益勘定の留保資金で補填ということ
が多発をされ
ております。 本来なされるべき公共事業、単年度で計画をされた公共事業、これ
がなぜ繰越し、こんなにされるんでしょうか。理由は
ありますけど、これで果たして大丈夫なんでしょうか。突然、ここら辺の水道管
が破裂はしないかというふうな危惧も生まれますので、その点についての考え方ですね。 ぜひともライフラインはお守りいただきたい。そんな思いからお尋ねをし
ております
が、その点いかがですか。これは理由等々を見させ
ていただい
て、そうだなという納得できる理由
がほぼ見当たらないような気
がするんです
が、こんな理由でライフライン延ばし
ていいんでしょうか。その点の御答弁いただきたいと思います。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 河井産業部長。
◎産業部長(河井健治君) 私のほうからは、水道、下水についてお答えいたします。 資料のとおり、例えば水道の支障移転工事、こういったものについては工法を改めたために必要なかったと、必要なくなったということで取りやめ
ておりますし、水道、松本橋のこの支障移転工事は県工事で繰越しになったということで、今年しなく
てもよくなったということでございます。 それと、水道の上でいいますと、下水道工事の実施を取りやめた。これは物価高騰によりまして、3本予定し
ていた工事
が2本になったということで、1個、支障移転
がなくなったということで
ありますし、一番大きいものでいいますと、一番下の辺に
あります、2億円ほど
ありますけれども、これは水道の監視制御システムについて施工方法を見直すために先へ送ったということで
あります。 これを含め考えますと、水道、下水とも、おおむね8割を超える執行率を出し
ておりますので、十分事業内容としましては、市長
が冒頭答弁させ
ていただいたとおり、最適な手法の検討というところで実施した次第でございますのでよろしくお願いいたします。
○議長(守井秀龍君) 立川議員。
◆12番(立川茂君) 種々の説明は、また委員会のほうでもしっかりし
ていただいたらいいと思います。 私
がお聞きしたのは、ライフラインについてこういうこと
が行われ
ておる、工法、工程の調整を行い、先ほど部長
がおっしゃいました、それをし
ていただい
て結構だと思います、当然だと思います。 ただ、そのためにこの年度いったんですかというところ
がお聞きしたかったわけで、分かりますかね、部長。 これは、これで例えば水道
がどこかこの区間
が破裂したらどうされるんですかということで、しっかりと工法も新しい工法を取り入れ
ておられると思いますので、対応策についても。その点、安心できるかどうかという御答弁をいただきたい。私に任せ
ておい
てくださいというんで
あればそれで結構です。こんだけ執行残を残し
ていますけど全然大丈夫でっせということで
あれば、それを御答弁いただけたら、我々はそれ
が一番不安なわけで、その点ちょっと御答弁を、ここで詳細については結構です。また委員会でやっ
てください。その点だけお願いします。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 河井産業部長。
◎産業部長(河井健治君) 今回の水道管自体の今議員
がおっしゃられたようなものは、支障移転については老朽化し
ているから支障移転するようなものではなく
て、下水道を工事することによって支障移転ということで
ありますので、老朽管については一応今年も工事はやっ
ているところでございます。 ただ、御指摘のように、
いつ、例えば老朽化した水道管
が吹くかというのは、管路延長はとても長いというふうなところでございますので、今大きな工事も発注し
ております。市の水道事業の財政状況も見ながら工事のほうは発注し
てまいりますので、その点については、順次、施工のほうはやっ
ていきたいと考え
ておりますので、御理解をいただきたいと思います。 以上でございます。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。
◆12番(立川茂君) 理解は十分した上でのお話なんです
が、公共事業は絶対に必要なもんで
あって予算
が組まれ
ていると、我々素人は思っ
ております。それ
が延びるということになったら、別状ないんかなという不安
がありますよということでお尋ねをしました。 中身等々についてはまた委員会でやれたらいいと思います。さっきの予算の使い方についても委員会でやられたらいいと思います
が、そういう論議を委員会でし
てもよろしいでしょうか。市長、どうですか。これは委員会でやるべきような感じを受けるんです
が、どうでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 私は、それに全く賛成です。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。
◆12番(立川茂君) ありがとうございます。 それでは、そういったところは委員会のほうでしっかり練っ
ていただき、今の御説明も皆さん理解できるように、市民はとにかくライフライン予算
が延びるの
が一番つらいもんですから、よろしくお願いしたいと思います。 それから次に、教育行政につい
てでございます
が、やはりここでも市長、教育長に現場とのコンセンサスをお尋ねしました
が、取れ
ておりますと大変力強い御答弁をいただきまし
て、ありがとうございました。後日、また訂正
がないようにと思います。 といいますの
が、これは現場の声といいますか、備前市内じゃないんですけど、先生のお話を聞くと、備前地区の勤務希望はこらえ
てほしいんだという声がちょこちょこあるやにお聞きをし
ております。 それは、備前市の教育委員会へあまり行きたくないなという先生
が増えるの
が残念だなと思っ
てお尋ねをいたしました。 そういうお声を聞かれたことは
ありますか、
ありませんか。それだけちょっとお答えください。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 松畑教育長。
◎教育長(松畑煕一君) 特例の、特別な例としてお聞きしたことはございません。そういうことはどこでも
あり得るかなとは思います
が、聞いたことはございません。 以上でございます。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。
◆12番(立川茂君) 聞いたこと
がなければ幸いでございます。大きくなることだけを憂慮し
ておったんです
が安心をし
ておきます。 最後になります
が、当然皆さん御存じだと思います
が、教育界の法律の条文、その前に前文というの
がございまし
て、御存じだと思います
がちょっと読ませ
ていただきます。 「我々日本国民は、たゆまぬ努力によって築い
てきた民主的で文化的な国家を更に発展させるとともに、世界の平和と人類の福祉の向上に貢献することを願うもので
ある。 我々は、この理想を実現するため、個人の尊厳を重んじ、真理と正義を希求し、公共の精神を尊び、豊かな人間性と創造性を備えた人間の育成を期するとともに、伝統を継承し、新しい文化の創造を目指す教育を推進する。 ここに、我々は、日本国憲法の精神にのっとり、我が国の未来を切り拓く教育の基本を確立し、その振興を図るため、この法律を制定する」というの
がございますので、どうか再度思い起こし
ていただくことを願いまし
て、終わらせ
ていただきます。ありがとうございました。
○議長(守井秀龍君) 以上で立川議員の質問を終わります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(守井秀龍君) 会議中途です
が、この際、感染症対策のため暫時休憩いたします。 午前11時18分 休憩 午前11時30分 再開
○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、森本議員の一般質問を願います。 9番森本議員。 〔9番 森本洋子君 登壇〕
◆9番(森本洋子君) それでは、通告に従いまして一般質問をさせ
ていただきます。 1点目の令和5年度施政方針について。 国の重要施策で
あるデジタル田園都市国家構想、市長も施政方針で、市民
が誰一人取り残されないという信念の下、心豊かな暮らしと持続可能な環境、社会、経済の実現を目指す
デジタル田園都市国家構想に取り組んでいく。また、この
デジタル田園都市国家構想の実現には、マイナンバーカードの普及
が鍵となることから、昼食費や学用品、保育料の納付免除など、市
が政策的に実施する補助金等を市民の皆様
がマイナンバーカードを取得するインセンティブとして位置づけることとしましたと述べられました。 国もマイナポイントをつけるなど、マイナンバーカード普及に力を入れ
ており、マイナンバーカードを活用し
て行政サービスや交通、環境など地域の様々なサービスの活用化
が可能とし
ております。 紙の健康保険証は2024年秋に原則廃止される方向で、マイナンバーカードに一本化されると言われ
ております。 そこで1点目として、施政方針でも全庁的に行政手続のオンライン化を推進するとされ
ています。備前市
が目指そうとし
ているデジタル社会とはどのようなものか、市長にお尋ねいたします。 国は、
デジタル田園都市国家構想交付金を創設し、一部の配分を各自治体のマイナンバーカードの交付率に基づい
て決める方針を示し
ていました
が、交付率ではなく申請率に見直したと聞い
ております。 そこで2点目、マイナンバーカードについて、少し細かく質問させ
ていただきます。 現在のマイナンバーカードの申請率を教え
てください。あわせ
て、交付率もお願いいたします。 給食費や保育料の無償化にマイナンバーカードの取得を条件とすることに反対の声
があり、大きく報道され
ています。 令和5年度、マイナンバーカードの取得を条件とし
ている事業を教え
てください。 次に、昨年12月16日付で、保育園、こども園園児の保護者に、令和5年度の保育料について、また市立学校児童・生徒の保護者、市立学校入学予定児童・生徒の保護者に、令和5年度の給食費及び学用品費についてお知らせを配付したということを委員会の席で述べられ
ております。 この内容について、私個人の意見としましては、これはあまりにも説明
が不十分で
あると思いました。
デジタル田園都市国家構想交付金の説明を行うなど、備前市の取組や目的を説明し、まずは取得し
てくださいとの協力を求めるべきではなかったのかと考えます
が、この点いかがでしょうか。教育長にお尋ねいたします。 このたび請願事項として、マイナンバーカードを取得し
ていても、取得し
ていなく
ても、園児の保育料、児童・生徒の給食費、学用品費について平等な支援を求める請願
が提出され
ております。 その中で、署名活動を通し
てと
あり、議会初日、署名を市職員に渡し
ているテレビ報道を拝見しました。オンラインも含め
て4万人の署名
があったとのことです。 そこで備前市在住の方、市外在住の方、それぞれ署名され
ている人数
が分かれば教え
てください。割合でも結構です。 また、保護者への配付物以降、市役所に問合せ等の電話や今年に入っ
てからは報道され
ている内容に関しての電話
が増え
ていると聞い
ております
が、内容としてはどのようなものか、具体的にどのような内容で
あったか、お尋ねいたします。 3点目の条例について、議案第44号と第45号の条例についてお尋ねいたします。 どちらも第4条「市長は、特に必要
があると認めるときは、規則で定めるところにより」、第44号では「給食費」、第45号では「学用品費を減額し、又は免除すること
ができる」と
あります。 特に必要
があると認めるときとはどのような場合を想定され
ているのか、具体的に教え
てください。 こども園や小・中学校、マイナンバーカード取得を条件とし
ている事業に関して、有償か無償かを判断する基準日を教え
てください。 次に、要保護者、準要保護者の世帯については、マイナンバーカードの取得に関してどのような対応をされ
ているのか、併せ
て教え
てください。 4点目、高齢者支援について。 備前市の子育て支援は、日本をリードする取組を展開し
ていると思っ
ております。今後とも、しっかりと子育て支援の継続を望んでおります。しかし一方で、高齢者も支援し
てもらいたいとの声も多く聞い
ております。 年金も減っ
ていく、物価や光熱費も上がっ
ていく、年金生活は大変厳しい、苦しいとの声です。高齢者支援、今後、検討される予定は
ありませんか、お尋ねいたします。 大きな2点目の観光振興について。 1点目、2025年大阪・関西万博についてです。 令和5年度備前市当初予算の概要には、北前船を模した観光船を建造し、近隣の寄港地を巡る観光ルートを設定、運航することで、大阪万博の開催に合わせ
て国内外からの誘客を図ると
あります。 新型コロナウイルス
が日本で確認され
て3年、5月8日からは、政府は今の2類相当からインフルエンザなどと同じ5類に移行する方針を決定しました。経済
が大きく回り、観光客の増加も予想され
ています。 そこで1点目、2025年大阪・関西万博に向け
て、インバウンドを見据え
ておられると思います
が、北前船を模した観光船のほかに取組を考え
ていらっしゃるのでしょうか、お尋ねいたします。 2点目に、日本遺産についてです。 旧閑谷学校、備前焼、北前船、この3つの日本遺産の今後の取組をお尋ねいたします。 また、新規事業で
ある備前焼、備前刀の魅力発信、販路拡大のための地域商社の設立に係る瀬戸内市との連携事業について、詳しく説明をお願いいたします。 3点目、観光船について。 現在、備前市では観光船NORINAHALLE
が運航され
ております。北前船観光船とNORINAHALLE、どのように活用されるのでしょうか。また、NORINAHALLE
が運航され
てからの年度ごとの乗客数をお尋ねいたします。 次に、北前船観光船の建造工事総額2億5,500万円、令和5年度は1億500万円計上され
ております。北前船観光船運航
が決まりましたら、ランニングコストはいかほどになるのか、教え
ていただきたいと思います。 観光船は、近隣の寄港地を巡る観光ルート設定と
あります
が、ルートを既に決定され
ておられるなら教え
てください。 そして、財源
が問題になっ
てくると思います。日本遺産「荒海を越えた男たちの夢
が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」に、備前市
が49番目に追加認定され
ております。全国には、北前船のファンの方もたくさんいらっしゃると思います。クラウドファンディングのお考えはなかったのでしょうか。 以上、よろしくお願いいたします。
○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。 〔市長 吉村武司君 登壇〕
◎市長(吉村武司君) それでは、森本議員の御質問に順次お答えをいたします。 1番1点目、備前市
が目指し
ているデジタル社会につい
てで
あります
が、本市では、令和4年3月に、デジタル化に関する取組の方向性を示す備前市スマート自治体戦略を策定いたしました。 その中で、デジタルトランスフォーメーション、俗にDXと呼びます
が、それを目指す未来の姿として、これまで市役所の窓口で行っ
ていた手続
がスマートフォンででき、自宅や外出先などでの空いた時間で簡単にできるだけでなく、証明書の発行や公共料金の支払い
がコンビニなどの市役所以外の場所でもできることを実現するために、全庁的に行政手続のオンライン化を推進し
ております。 今年度の主な取組としましては、子育て、介護関係の26手続について、マイナポータルから申請できるように、現在、システム改修を行っ
ており、令和5年4月以降、オンラインでの手続
が可能となる予定で
あります。 次に、
デジタル田園都市国家構想交付金についてで
あります
が、先月、
デジタル田園都市国家構想交付金のデジタル実装タイプのうち、マイナンバーカード利用横展開事例創出型と優良モデル導入支援型、いわゆるTYPE1を申請いたしました。 このうち、マイナンバーカード利用横展開事例創出型は、マイナンバーカード申請率
が本年1月末時点で70%以上、かつ全住民への交付を目標として掲げ
ていること
が申請要件で、補助率は10分の10となっ
ており、書かない窓口の導入、電子地域通貨の利用拡大、市営バスの利便性向上、図書館サービスの利便性向上に取り組むこととし
ております。 また、TYPE1は、マイナンバーカード申請率
が昨年11月末の全国平均を上回る場合、加点対象とし、申請率
が高い団体に対して、より多く加点されるもので、補助率は2分の1となっ
ており、水道メーターの設置、鳥獣対策に取り組むこととし
ております。 また、交付決定は令和5年4月で、採択されれば、その後の補正予算を提案させ
ていただく予定とし
ております。 2点目、マイナンバーカードについ
てで
あります
が、現在の申請率は令和5年1月31日時点で80.58%、交付率は令和5年2月24日時点で77.56%となっ
ております。 次に、マイナンバーカード取得のお願いについてで
あります
が、令和5年度に、市
が、政策的に実施する補助金等、全般を対象とし
ていく方針で
あること、財源として昨年度活用した新型コロナウイルス対応地方創生臨時交付金
が活用できず、まちづくり応援基金などの財源を充てることで事業を練り上げる方針で進め
ていることを最初に申し上げ
ておきたいと思います。 すなわち、コロナ対策給付金
が、コロナの鎮静化に基づきまし
て、国のほうから交付金として令和5年それ相当のもの
が入っ
てこないという現実で、財源
がなくなったというところでございます。 そのなくなった財源を同じ事業に使うことは、当然財源不足で事業
が成立しないということを議員の皆さんには御理解いただきたい。そのために、新しい財源
がどこに
あるか、
あるとしたらそれ
が使えるか、そこ
があらゆる新しい制度設計をするときに最も大事なことでございまし
て、財源もなしにあれするこれすると言う
て、これは全く前に進まんことでございます。そこを御理解いただいた上で次のように申し上げます。 この決断に至った理由の一つといたしまし
ては、国
が進める
デジタル田園都市国家構想に呼応する形で、本市のデジタル化とキャッシュレス化を進めたいということ
が一番で
あります。 今後のデジタル社会の構築に向けた施策展開には、マイナンバーカード
が必須で
あり、より多くの市民の皆様に取得し
ていただくこと
が相互の利益につながるものとの考えから、それを後押しするインセンティブとして、メリットとしてお願いを込めたもので
あります。 また、インセンティブの付与に当たっては、地域内での経済循環を生み出す
電子地域ポイントを主に活用することで、地域の商工業者の方々も応援する仕組み
が同時に成立するものと思われます。 具体の事業といたしまし
ては、子育て世代への経済支援策として、小・中学校の児童・生徒に対し、土曜、日曜、祝日及び夏休み等の長期休暇中を含む1年間、365日のお昼御飯代を支援する取組を考え
ておりますので、詳しく説明させ
ていただきます。 この取組は、市内に住民票の
ある小学校1年生から中学3年生までの児童・生徒に、小学生は1日300円の300ポイント、中学生は1日350円の350ポイントを、365日分のお昼の御飯代として小・中学校で年間10万9,500ポイント、中学生で年間12万7,750ポイントを
電子地域ポイントにより付与することとし
ております。 備前市立小・中学校に通う児童・生徒の場合は、有償で
ある給食費の支払いにこの
電子地域ポイントを活用したり、活用したい小・中学生の方
が差し引くこと
ができ、土日、祝日及び夏休み等の長期休暇中、病気等で欠席した場合や市立小・中学校以外の学校に通っ
ている場合など、お昼御飯として
電子地域ポイントを付与するもので、ポイントの付与の時期については4月1日を想定し
て検討し
ております。 現在、
電子地域ポイント事業では、市内69の店舗
が加盟店として登録され
ておりますので、お昼御飯代として活用し
ていただくこと
ができると考え
ております。 また、保育施設を利用せず、在宅で育児をされ
ている保護者の支援に、今まではなかったんです
が、毎月3万円、3万ポイントを付与することによって、新たに在宅にて自分の子供の養育をしたときのメリット制、インセンティブを差し上げようとし
ておりますので、必ずしも家で子育てをする人は全て自分の経費でやらなく
ても、園に送った方は園の経費
が相当数になっ
ておるわけでございますから、3万ポイント
が十分かどうかは別として、第1陣としてさせ
ていただこうということでございます。 次に、市民全体
が対象とはなるのです
が、特に高齢者に影響
が大きいと思われるデマンド交通等において、経済支援を行うこととし
ております。 このように、経済支援策に
電子地域ポイントをできるだけ活用することで、地域での経済循環につなげ、地域活性化を図っ
てまいりたいと考え
ておりますの
がこの制度設計の骨子でございます。 次に、提出の
あった署名の市内の人数で
あります
が、市内の署名数は、私の聞くところ1,779筆で
ありました。 次に、保護者への通知後の問合せ電話の内容につい
てで
あります
が、保護者からの問合せ電話
が43件、うち22件は、通知内容の確認、21件のみ
が否定的な御意見で
あったと報告を受け
ております。 3点目、条例につい
てで
あります
が、まずマイナンバーカードをどうしても取得できない世帯につきまし
ては、個々のケースごとに判断する必要
があると考え
ております。 次に、有償、無償の判断の基準は4月1日となります。 次に、要保護、準要保護世帯につきまし
ては、マイナンバーカードの取得
が困難な場合で
あっても、小・中学校においては教育扶助費や就学援助費により支給されることから、これらを超えた場合は御負担をいただくこととなります。 4点目、高齢者支援についてで
あります
が、現在、65歳以上の独居高齢者や高齢者世帯のうち日常生活に支障の
ある方を対象に、つえや補聴器等の購入補助や配食サービスなどの支援事業をマイナンバーカード取得者に対し、実施し
てまいります。 また、市営バス等の運賃の無料化も予定し
ております。 今後も、財源を考慮しながら、備前市
電子地域ポイントを活用した支援の実施に向け
て検討をし
てまいりたいと考え
ております。 2番1点目、2025年大阪・関西万博につい
てで
あります
が、3つの日本遺産を巡る周遊コースをPRするとともに、北前船をイメージした観光船の建造や空飛ぶ車のドローンタクシーの導入など、インバウンドを含む観光誘客の増加並びに魅力発信に取り組んでまいりたいと考え
ております。 また、大阪・関西万博で実施するTEAM EXPO2025共創チャレンジの参加団体へ登録、企業
が実施する日本遺産を活用したPR活動に連携協力、そのほか万博首長連合
が取り組む会場周辺での関連イベントへの参加をし、備前市の知名度向上と地域への観光誘客に取り組んでまいりたいと考え
ております。 2点目、日本遺産につい
てで
あります
が、地域商社については、備前市の備前焼と瀬戸内市の備前刀、刀ですね、備前刀を伝統工芸美術品と位置づけ、国内販売はもとよりフランスを中心とした欧州に販売するため、魅力発信や認知度向上などの販路開拓を行い、欧州での伝統工芸美術品の販売を行う地域商社を備前市、瀬戸内市
が共同で出資し
て設置するもので
あります。 この事業は、現在、申請中で
あるデジタル田園都市国家構想交付金地方創生推進タイプを活用するもので、事業計画は令和5年度から5年間で、新年度は両市を中心とした設立推進組織を設け、地域商社の規模や形態、運営、経営方針の策定などの基礎調査、計画策定などを行い、2年目の地域商社設立を目指し
ております。 地域商社の設立に当たっては、備前市、瀬戸内市のほかに地元金融機関からの出資も期待するところで
あり、私から出資のお願いをし
ているところでございます。 地元金融機関の参画により、地域商社の経営にも関わっ
ていただき、協働し
て地域商社を支えることで安定的な経営
が確保できるものと考え
ております。 3点目、観光船についてで
あります
が、NORINAHALLEとの活用はどのように考え
ているかについては、NORINAHALLEはあくまでも備前(「日生」と後刻訂正)諸島の生活航路を運航する定期船で
あり、通常は国の補助航路の認定を受け
て運航し
ているため、観光船として使用できるのは年間5日程度との制約
があるそうで
あります。 したがいまし
て、NORINAHALLEは生活航路、北前船については純粋な観光船として活用し
てまいりたいと考え
ております。 次に、NORINAHALLEの乗客数についてで
あります
が、NORINAHALLEは、平成29年4月に竣工し、乗客数につきまし
ては、令和(「平成」と後刻訂正)29年度3万2,646人、令和(「平成」と後刻訂正)30年度2万7,393人、令和元年2万8,902名、令和2年2万6,513名、令和3年2万4,510人、令和4年度につきまし
ては12月末時点で2万553人となっ
ております。 次に、建造後の年間ランニングコストの見込みにつきまし
ては、年間約2,000万円を見込んでおります。ランニングコストについては、建造する船の総トン数や搭載するエンジンによって大きく変動いたします
が、船の規模をNORINAHALLEと同様20トン未満に抑え、乗組員数や定期検査などの修繕費用を抑制し
てまいりたいと考え
ております。 次に、運航ルートについ
てで
あります
が、日生港を起点に東ルートと西ルートの周遊コースを予定し
ており、北前船の航路を再現し
てまいりたいと考え
ております。 次に、クラウドファンディングの活用についてで
あります
が、市の負担を軽減する上で有効な手段の一つと考え
ておりますので、国の補助制度を含め財源確保のため、今後、実施し
てまいります。 私のほうからは以上で
あります。 失礼いたしました。先ほど乗客数につきまし
て、令和と平成を間違っ
て言う
ておりますので訂正をさせ
ていただきます。 平成29年
が3万2,646人、平成30年
が2万7,393人、令和元年度
が2万8,902名、令和2年
が2万6,513名、令和3年
が2万4,510名で、これでいいんかな。 それと、3点目に申し上げましたところ、3点目の観光船についてで
あります
が、NORINAHALLEとの活用はどのように考え
ているかについては、NORINAHALLEはあくまで日生諸島の生活航路を運航する定期船で
あり、「日生」というところを「備前」と読んだそうでございます。訂正をさせ
ていただきます。 以上で
あります。
○議長(守井秀龍君) 松畑教育長。 〔教育長 松畑煕一君 登壇〕
◎教育長(松畑煕一君) それでは、私から森本議員に、御質問にお答えをいたします。 1番2点目、12月16日付のこども園や小・中学生の保護者への通知文につい
てで
あります
が、取組の経緯といたしまし
ては、全庁的にもろもろ行っ
ていることに加え
て、保護者の方々に取得のお願いを、趣旨を行っ
てき
ているところでございます。 具体例といたしまし
ては、令和4年11月18日と12月2日には、マイナンバーカード申請案内についてのリーフレットを全小・中学校、全園を通じ保護者へ配布をし
ております。 また、11月19日には、伊部小学校、西鶴山小学校、東鶴山小学校などでの学習発表会の開催に合わせ
て、教育長部局の職員によって啓発活動も行うとともに、伊里公民館、伊部公民館で、小・中学生とその家族の方々を対象とした出張申請窓口を開設するなど、取得促進のための取組を行っ
てきたところで
あります。 昨年12月当時、12月末
が国のマイナポイントを取得するためのカード申請期限で
あったことから、最もメリット性の
ある期間内での協力依頼といたしまし
て、12月16日付で通知することとなったもので
あり、可能な範囲でお願いをし
てきたという認識でございます。よろしく御理解をいただきたいと思います。 私のほうからは以上でございます。
○議長(守井秀龍君) 再質問は
ありますか。 再質問に入ります。 森本議員。
◆9番(森本洋子君) それでは、再質問に入らせ
ていただきます。 まず、上のほうから順番に行かせ
ていただきます。 市長
が目指そうとし
ているデジタル社会ということでもろもろ御説明
があったんですけど、おっしゃることを要約すると、行かない窓口を進め
ていこうというふうにされ
ていると思うんですけれども、ただ備前市はなかなか高齢者の方も多いので、行かない窓口はもちろん進め
ていただきたいんですけど、俗に国のほうでも言われ
ている書かない窓口のほうも充実し
て進め
ていただきたいと思うんですけど、その点はいかがでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 森本議員、質問の内容をもう一度はっきりおっしゃっ
ていただけたらと思います。
◆9番(森本洋子君) すいません、書かない窓口も充実し
て進め
ていただきたいと思うんですけど、いかがでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) デジタル社会では、例えばマイナンバーカードを渡せば、もうそこには現住所、性別、年齢
が分かっ
ておるわけですから、まさしく重複する必要はないわけですね。そのように、このマイナンバーカードは、これからいろんな電子保険証あるいは運転免許証、あるいはいろんな補助金の、補助の申請について大変大きなメリット
があったり、あるいは申請料
が安くなったり、そのようなこと
が、総務省のほうのホームページを見ますと、1週間に1つずつぐらい新しい目新しいもの
が上がっ
てき
ております。 多分、それらは、書かないでそのマイナンバーカードを見せれば済む、またこのマイナンバーカードも、写真の
あるマイナンバーカードと写真のないマイナンバーカードと、いろんなものを総務省のホームページを見ますと考え
ていっ
ているということでございますので、我々は地方自治体で
ありますので、総務省の通達どおり間違いのないように、市民の皆さん方にしっかりと電子市役所としてお受けをすると。また、市民の皆さん方に、リテラシーと申しまし
て、少し電子的なそういう機具に対しての勉強を公民館なり地区でやっ
ていただくということも必要になろうかと思います。 今回、内閣府に取っ
ておりますもの
が、
いつ認定されるか分かりませんけども、このスマートフォン2万台
が全て無償で5年間使えるというような大変大きなデジタル社会に備前市は変わる可能性
があるわけで
ありますので、そうしますと一気に私は進んでいくんじゃないだろうかと思っ
ております。 東京事務所の岩崎君
が本当によく仕事をし
てくれまし
て、このような、ルーティングを楽天さんとつけ
てくれ
て、全国の自治体で初めてのことだろうと思っ
ております。このように。
○議長(守井秀龍君) 市長、答弁に対する回答だけでお願いします。
◎市長(吉村武司君) じゃあ、以上でございます。
○議長(守井秀龍君) 森本議員。
◆9番(森本洋子君) マイナンバーカード取得され
ているの、高齢者の方もたくさん本当に取得され
ています。今回のもろもろの報道を受け
て、私もふだんなら、皆さんたくさん自宅のほうまでお電話を下さる方もいらっしゃいますし、道を歩けば、どうなっとんだということを聞かれることも多いんですけれども、このたびの件に関しては、正直なところ本当にお考えを聞かせ
てください
が1件と、東京のほうの方から留守電
が1件と。そのような形で、保護者、対象になる方からの御意見とか御質問もなかったですし、正直なところ、ネットとか報道され
ているので、もう本当に地元備前市で起こっ
ていることかなというふうに思うことも
あるわけです。 それで、私もこのマイナンバーカード推進に当たって、私なりにちょっと皆さんの御意見を聞きに回ったところ、さきの議会でも申しましたように、給食費はもともと保護者
が払うの
が当然だという御意見ももちろん根強く
あります。それで、このたびマイナンバーカード取得に当たって、給食費無償化の恩恵を受ける人
がマイナンバーカードの取得をするのは当然じゃないかという御意見も伺いました。 また、ほかには、子供や孫と一緒に住んで
いないけれども、もうマイナンバーカードを既に取っ
ているよと、私も協力した一員になるのかなという声も
ありました。また、高齢者だから、実は関係ないかなという方もいらっしゃいます。 ただ、皆さん、マイナンバーカード取得をされた高齢者の方も併せ
て言われたの
が、本当にポイントは助かったと。備前市独自で行った2,000ポイントも助かったと、大変物価高で困っ
ているときに、そういうポイントをつけ
ていただい
て、しっかり、やっぱり生活
が大変厳しいので使わせ
ていただいたというようなお声は本当にたくさん聞きました。 先ほども言われた申請率とか交付率から見
て、市長としては、
ある一定以上の方
がこの今回の、テレビで報道され
ていますけれども、いろいろ言われ
ていますけれども、市民の方はおおむね了解された取組で
あるというふうに市としては受け止め
ておられるのかどうか、お尋ねしたいと思います。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 私は、2月13日に、議会に、正副議長に令和4年度の一般会計及びそれの内容の説明に行きました。ここで決まったわけで
あります。 今年1月の中頃から、東京の一部の新聞から発したこと
が、曲解だらけで
あったんだろうと思います。本当に似
て非なるもの、世の中には似
て非なるもの
がたくさん
あるんですね。我々はたまたま財源としてコロナ給付金を使っ
てやった制度で、学校の先生方の負担を軽減しようとしたの
が令和4年です。 今度は、応援基金の財源を使っ
て、単年度このようなことをしようという形で始めたわけで
ありまし
て、私はこの根本に
あるのは、私は実は自分の経験で昼御飯
が食べたいけども昼御飯を作っ
てくれない、食べられない、当時、大変貧しい時代を過ごし
てきた人間として、やっぱり備前の子供は全てどこにおろうとも昼御飯ぐらいは食べられるように、しかも地域の中で食べられるポイント制にすれば本当にいいじゃないかと、11万円からの昼食代
が子供に行くわけです。 学校へ行けばそれを学校給食代に使えばいいし、学校へ行かない夏休みや土曜、日曜日、祭日は家の近くでパンやおにぎりを買えばいいわけで、取りあえずそのお小遣いとして、通常お小遣いというのは昼御飯代でもらうんですよね。あるいは、夕食代、ちょっとお父さん、お母さん帰り
が遅くなるからという
て、ちょっと食べとくんですよね。
○議長(守井秀龍君) 市長、質問に対する答弁のみでお願いします。
◎市長(吉村武司君) 私は、大変いいことでございますので、残念ながら一部の市民の人は、私の政策とは似
て似ないもので
あろうかと思っ
て、それはそれで一生懸命勉強させ
てもらっ
ております。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。
◆9番(森本洋子君) 反対の方の声も、やはり一旦しっかり受け止め
ていただい
て、間違い
がないようにし
ていただきたいというふうに思っ
ております。 あと、先ほど市長
が昼食のお話を出されたので、ちょっと確認させ
てください。365日昼食代を見るということで、これは市内に住民票
があれば全員ということなので、ということは市外の学校に行かれ
ている方もされると、行われるという受け止めでよろしいんでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 市内に住民票
があって、市外の例えば就実中学に行っ
ている場合、それはカウントとして350円分を使っ
て昼食を買うこと
ができます。例えば就実中学は何か給食
がないそうですから、全部弁当持ちだそうですけど、そういうものに使われることは何の問題も
ありません。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。
◆9番(森本洋子君) 先ほど、署名のお話も聞かせ
ていただい
て、4万人以上といっ
て、いうような報道も
あったので、備前市の人口を優に超え
ている人数だったので、正直なところ、備前市内の方は、本当に自分たち
が直接関わっ
ている方
が何人署名されたのかということ
が、非常にやっぱりこれは注目する点でございましたので質問させ
ていただきました。 本当に回っ
ている中で、備前市のこの報道され
ている、テレビで報道されたりSNSに載っ
ているの
がすごい不愉快だという声はたくさん聞きました。早く解決し
てもらいたいという声
がほとんどでした。 そういう点も含め
て、署名、どれぐらいの方
がされたのかなというの
が実質本当に気になったところでは
あるんですけれども、市長も先ほど言われたような回答
が出されたのではないかなというふうに思っ
ております。 そこで電話
が43件
あって、そのうち市内の方の保護者関係で、確認の電話と否定的な御意見
があったというようなお話も
あったんですけど、この否定的な御意見の方は、これはもうマイナンバーカードを取らないというような御意見だったんでしょうか。その点をちょっとお聞かせください。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。
石原教育振興部長。
◎教育振興部長(石原史章君) お答えいたします。 今議員
がおっしゃっ
ていただいたような御意見のお電話
がかなり多かったと理解をし
ております。 以上でございます。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。
◆9番(森本洋子君) それでは、その方は、もう取らないと、マイナンバーカードを取らないということですか。
○議長(守井秀龍君) 答弁願います。
石原教育振興部長。
◎教育振興部長(石原史章君) マイナンバーカードの制度自体に反対をされ
ている、そういうお考えを主張され
ているということでの否定的な御意見というふうに捉え
ているところでございます。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。
◆9番(森本洋子君) 今、順序
がちょっとあちこちするんですけれども、申し訳ないですけれども、12月16日に委員会で報告をされ
ています。その件に関して一部のSNS上で、関係者はその日報告だけを受けたというふうに受け止め
ておりますので、採決とかを採ったつもりはなかったというふうに聞い
ておりますし、ただその文書の中で、御覧になった方
が、あたかも採決を採られ
て賛成、反対ということで、一部の議員の方に、あなたは賛成したんですか、反対したんですかという問合せも
あったというふうには聞い
ております。 確認です、教育長、このとき、12月16日の委員会において、これはあくまでも教育委員会
が報告したと、この内容に関しては、報告したということでよろしかったでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。
石原教育振興部長。
◎教育振興部長(石原史章君) 教育委員会からの報告事項ということでございます。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。
◆9番(森本洋子君) ありがとうございます。報告事項ということで、はい、受け止め
ておきます。 次に、条例に関してなんですけれども、市長、ちょっと具体的にお答え
がなかったんですけれども、特に必要
があると認めるときということなんで、私としては少しでも、皆さん、条件を緩和し
て拾い上げ
ていただきたいというふうに思っ
ているんですけど、その点は、市長、いかがでしょうか。 ごめんなさい、すいません。だから、認知症を、御家族の方でされ
ていて、なかなか写真も撮りづらいとか、もちろん担当課の方
が、おうちまで伺っ
て撮られ
ているとか、そういうこともお聞きし
ていますので、皆さん本当に庁挙げ
て、全庁挙げ
て協力し
て推進され
ているのは重々承知なんですけれども、なかなかそれでもできない方もいらっしゃるかと思うんですけど、その点、やっぱり条件を、もう本当に緩和し
ていただい
て、誰も
がそういうことで漏れ
がないような形で進め
ていただきたいというふうに思っ
ているんですけども、市長、その点はいかがでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) もう既にマイナンバーカードじゃなしに通知カードは全ての国民に番号付きで行っ
ておりますので、今言われたような事例の方、写真
が写しにくいとかという方は、多分通知カードと、同じもんで
ありますので、それを出し
てもらえばいいんじゃないかというふうな気はいたします。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。
◆9番(森本洋子君) 当初から皆さん番号つけられ
ているので、あとはカード化するかしないかの問題だというふうに私自身は受け止め
ています。 取得し
ていただい
て、落とすの
が不安だとかなんとかとおっしゃる声
があれば、ひもづけもせずに取得だけし
ていただくの
が一番かなというふうには考え
ていますけれども、先ほどおっしゃったように、マイナンバーカードを制度的に否定される方
がいらっしゃったら、そこはもう何ともしようがないので、そこまで私も強制することもできないので、あれなんですけれども、結果的にいろいろこうやっ
て報道もされたり騒ぎにはなったけれども、皆さん給食費
が無償化を受けられたという形
が一番理想ではないかなというふうに考え
ておりますので、その点だけよろしくお願いいたしたいというふうに思っ
ております。 続い
て、高齢者支援なんですけれども、先ほど市長も言われたように、タクシーとかいろんな面で高齢者支援はいただい
ております。 ただ、今回のように、すごく給食費
がクローズアップされ
て、何かやっぱり子育て支援の人だけ
が、すごいメリットを受け取っ
ているような感じを高齢者の方はお持ちなんですね。 国のほうも子育て支援に、このたびすごい力を入れ
ているので、特にだと思うんですけど、高齢者の方は、先ほども言いましたように、マイナンバーカード取得に協力し
ていると。だから、私たちも目に見える、タクシーとかそういうのはもちろん知っ
ていただい
ているんですけど、きっと私としては、ポイントを付与し
てもらいたいとか、そういうことかなというふうに思っ
ております。 生活
が厳しいので、少しでもそれに使えるものというふうに私は受け止め
ているんですけど、市長も今後検討し
ていくというようなお話も
あったんですけれども、再度すみません、そういう形での目に見える検討をもしよければ考え
ていただきたいと思うんですけど、いかがでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) そのとおりでございまし
て、今回、デマンドバス等を出すことにし
ております。 これは、主に、妊婦も含みますけども、高齢者の人
が市営バスのバス停まで行けないというところを、10台、全地区小学校単位で出そうということで、これも1億円近い費用はかかります
が、3月末で剰余金
が上がっ
てきます。その剰余金の半分は財政調整基金に半分回しますけども、その半分は一般財源で使うこと
ができますので、今のところ、正確なことは言えませんけども、残念ながら厚生年金をもろう
ておらない、国民年金だけの方、3万円から5万円しか年金
が入っ
てこないんですよ、月に。それ
が、ちゃんとした生活
ができるとは思っ
ておりません。 この3月で上がっ
てきます余剰金をよく見
て、使えるもんで
あれば、厚生年金をもらってない、国民年金だけで本当に3万円、4万円、5万円で月を送っ
ている方に、できれば私はこのようなマイナンバーカードを持っ
ていただい
ておれば助成金を出し
ていっ
てもいいんじゃないかというような形、またその余剰金の金額によっては若干数字は少ないですけども、厚生年金と国民年金を持っ
て生活をし
ておられる、十二、三万円から15万円ぐらいの方に、地域経済を活性化するためにポイントを差し上げるような事業も、6月、9月にできるんじゃないだろうかと思っ
ております。 上にも厚く、下にも厚く、そして私ども若い者はしっかり働くと、そして働く環境をつくると、ほんでコロナ禍
が終わった備前市を明るくし
ていきたいと、そういうふうに考え
ております。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。
◆9番(森本洋子君) よろしくお願いいたします。 次に移ります。2月17日の山陽新聞にも、外国人の宿泊は8.5倍に増えたと、県内。そういう報道も
ありましたので、このコロナ禍、まだ完全に終息し
ているわけでは
ありませんけれども、それを見据え
て様々、観光客を誘致し
ていこうという取組はどこも進め
ていくように思っ
ております。 市長のことですから、万博、すぐ取り組まれ
ているんだろうなというふうには考え
ておりました。ただ、観光船を造るということになったので、少々びっくりはいたし
ております。 ルートのほう
が、日生を中心にと言われたんですけれども、この間も北前船の講演会に参加させ
ていただい
て、赤穂の坂越のほうからも来
ていらっしゃったので、これは県外も、坂越のほうにも、赤穂市と連携し
て北前船の観光船は回される予定は
あるんでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 坂越のほう
が北前船では早めに寄港地になっ
ております先輩で
ありますし、坂越は大変熱心な地域で、それを守っ
ておられます。我々参考になるところもたくさん
ありますので、港の開港さえし
てもらえれば、ぜひ日生と坂越は東ルートで観光客の皆さん方に乗っ
ていただくと。そういうようなコースはぜひともしたいということで、担当の者には言っ
ております。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。
◆9番(森本洋子君) 東は、東のほう
が赤穂で
あれば、西は結局、終着、折り返し地点というか、そちらはどこらあたりを検討され
ているんでしょうか。分かればで。
○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) もちろん、牛窓は北前船の寄港地でございます。ですから、瀬戸内市で
あります。 岡山市
が、実は西大寺
が、来年、寄港地として50番目、51番目、52番目の中に入っ
てきます。そのために、今年10月5、6、7、岡山で寄港地フォーラム
が実施されます。そして、岡山市の松田会頭
が実行委員長でやられます。これ
が出来上がりますのは2年後でございますので、大阪万博の開催につながっ
てきますので、当然、牛窓から西に犬島、犬島には福武さんの大きな立派な文化施設
がございます。 その辺に行け
て、今度は新岡山港までかなと思っ
ております
が、逆に京橋クルーズというの
が京橋から犬島まで通常は不定期船、瀬戸内芸術祭のときは毎日の運航で
あります。 このところと新しく作ります船の喫水
がどのぐらいで、今日は、京橋まで上がっ
ていけるかいけないか、行けなければ新岡山港で止まるというようなことで、ぜひとも西は牛窓と、犬島には観光客の皆さん方を御案内したいというふうに考え
ております。 また、ドローンはドローンで、一つ有効な手段を考え
ております。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。
◆9番(森本洋子君) 最後にいたします。 金額
が一番問題になっ
てくると思います。市民の方も、極力財源問題は敏感な話になっ
てくるとは思うんですけれども、先ほど言いましたクラウドファンディングに取り組んでいくというようなお考えを示されたので、少し安心はし
ておりますけれども、極力使える補助金を調べ
て取っ
てき
ていただい
て、あとはクラウドファンディングで、本当に先ほども申しましたように、北前船のファンの方はたくさんいらっしゃいますので、その方たち
が、もし建造することになった場合は来
ていただい
て乗っ
ていただくと。そういう形で進め
ていただい
て、極力市民の負担
がないように、市民の方
がそれでよかったと、観光客
が増えたと、日生も潤ったと、そういう形を日生というか、備前市内も潤ったと、そういう形を取っ
ていただくの
がベストだと思うんですけれども、お願いいたします。市長、いかがでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 森本議員と全く同じ考えでございまし
て、やはり日生の観光をまず元気にする、赤穂線の日生駅のリニューアル化を含め
て、そして日生・小豆島の瀬戸内観光汽船のフェリー化、そして我々は鹿久居島、頭島での観光資源の開発、そして北前船
が出来上がれば、そういう周りの町とやりながら、観光資源を大いに日生を中心にもうけ
てもらっ
て、そしてそれから
が閑谷学校へ行き、備前焼に行く、このような日本遺産をうまく活用し
て、アフターコロナの時代に、どう備前市で中小企業の経済の活性化、それをし
ていく、またファンド等もよく勉強し
て、備前市にファンドを設定するとそれに応援し
てもらえる、これからは攻め
ていかなければ、じっとしとっ
てもやっぱり駄目な時代になるんだろうと思います。 若い職員にいろんなことを起案させながら、まずやっ
てみなはれと、その後からじゃということで、職員に元気と勇気を持たせ
てプロジェクトチームをつくっ
て、本当に老壮青の職員
が一生懸命になっ
て、小さなお子さんから高齢者まで、備前
が住みよい、あるいは少子化の中で子供を産みやすい、住宅政策も含め
て、本当に令和5年、アフターコロナの一番新しい時代の出発点として大事と思っ
ておりますので、議員各位の御指導も今以上に賜りながら、議会とも一緒になりながら備前市をよくし
ていきたいと思っ
ておりますから、御協力をお願いしたいと思います。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 〔「終わります。ありがとうございました」と9番森本議員発言する〕 以上で森本議員の質問を終わります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(守井秀龍君) 会議中途です
が、この際暫時休憩いたします。 午後0時31分 休憩 午後1時30分 再開
○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、尾川議員の一般質問を願います。 13番尾川議員。 〔13番 尾川直行君 登壇〕
◆13番(尾川直行君) 通告に従いまして一般質問をさせ
ていただきます。 1番目、備前市の少子化対策について。 少子化
が加速し、昨年、全国の年間出生数は、本日の朝刊にも詳しく書い
ていますけども、統計開始以来初めて80万人を割り込み、国は異次元の少子化対策を議論する関係部署会議の開催、1として、児童手当などの経済支援、2として、学童や病児保育を含めた幼児保育サービスの拡充、3として、育児休業強化や働き方改革の3つの論点を検討し、3月末までに政策のたたき台をつくるとし
ています。 河合雅司氏の「未来の年表」で人口減少を静かなる有事と名づけ、じわじわと日本社会をむしばむという出生数の回復は簡単には見込めないと言われます。 少子化対策について、市長にお尋ねします。 1点目、備前市の人口動向、人口出生数、高齢化率などから、備前市の課題、岡山県の少子化対策と備前市の少子化対策との整合性と令和5年度の備前市の少子化対策についてお尋ねいたします。 特に、重点施策についてお尋ねしたいと思います。 2点目、「未来の年表」に若い世代の視点、感性は多くの気づきをもたらし
てくれたと結んで
います。これまで、私は職員の若手の意見を生かすべきと提案いたしました。改めて、若手職員から備前市の少子化対策、未来について語り提案し
ていただく、また若い人からの声を聞き、政策に生かすべきと考えます。 そのような考え方について、市民は市長に期待し
ていると考えます。 3点目、他市で、職員
が全ての子供に会う、子供の顔を100%見る施策を行っ
ています。全ての子供のための施策です。 私は、本当に具体的な提案ですけれども、ブックスタートの次のステップとして、3歳児、乳幼児健康診査時に絵本を送るブックセカンドを導入し、保護者の皆さん
が安心し
て子育て
ができる環境づくりを進めるべきと提案いたします。 2番目、新
図書館建設設計業務委託技術提案書を受け
て、令和5年度施政方針に新図書館を市民
が多様に使うサードプレイス、第3の場と位置づけ、整備を進める新図書館建設に期待をいたし
ております。 市民からも、備前市の一番の課題は新しい図書館の建設整備と強く訴えられます。期待は大きく膨らんで
います。 備前市立図書館等整備計画案にパブリックコメントを実施し、新図書館建設設計業務委託に関わる公募型プロポーザル2次審査も行われ、事業者も選定されました。 新図書館建設について、市長、副市長と教育長にお尋ねします。 1点目、新図書館建設設計業務委託に関わるプロポーザル2次審査結果
が公表されました
が、この技術提案書に対する市長の御所見、これからのスケジュールの確認について市長にお尋ねいたします。 2点目、私は、まず新図書館長は誰ですか、一連の新図書館建設について立ち上げから携わり進め
ていくこと
が定石と考えます。決まっ
ているならば公表すべきと考えます。 また、新図書館の名称も行うべきではないかと考えます。 技術提案書に関して、プロポーザル1次審査、2次審査の経緯、副市長から見た新図書館の特徴、審査員7名の選任、審査結果は僅差と見えます
が、株式会社岡田新一設計事務所となった審査の経緯、審査基準、審査委員からの講評、選定理由の公表について説明ください。 また、新しい図書館を創ろう会の委員長で
ある立ち上がりからお願いし
てき
ております中国学園大学副学長住野好久氏はなぜ審査委員として選任されなかったのか、副市長にお尋ねいたします。 3点目、パブリックコメント
が、令和5年1月1日から1月31日まで行われました。意見の提出状況、応募人員、件数、内容を
いつ公表され、どう生かされるのか、そして今後の新図書館建設の取組で市民からの意見をどのように集約し、新図書館建設の建築設計に生かされるのか、教育長にお尋ねします。 4点目、新図書館の技術提案書について、1階ホールの設備機能、音楽ホール300人規模というふうにお聞きし
ております
が、音楽ホールとして活用されるのか、郷土ゆかりの文学者の記念文庫の開設など、機能を明確にすべきと考えます。 サイクリングセンター
が設置される計画です
が、サイクリングのコース設定、行事の実施を今から、上郡町、赤穂市、和気町、美咲町などと連携協働し
て、イベントの企画運営の推進組織を立ち上げ、準備を進めるべきではないかと考えます。 また、片上片鉄広場の整備については、片鉄広場を産業遺産として保存活用、現在、静態保存され
ているディーゼル機関車DD13-552などを片上鉄道の歴史に併せ保存活用する。そして、避難所の機能について、ぜひ実施設計に織り込むべきと考えます。この点について、教育長からお答えください。 5点目、昨年11月議会でもお尋ねいたしました
が、多くの文化財産を保有する備前市歴史民俗資料館、埋蔵文化センターの機能をどう引き継ぎ、充実した施設とするのか、新図書館、旧アルファビゼン、備前焼ミュージアムなどについて、どう機能分担し、魅力
ある施設、町のシンボルとして、まちづくり、観光、産業振興など様々な面で活用するために、文化財保護審議委員会委員、学芸員、郷土の歴史民俗文化の研究者、産業界など関係者から意見を適宜聞くべきと考えます。 施設の名称は、先人
が築き、歴史
ある備前市歴史民俗資料館の名前を変えるべきではないと考えます。 耐火物について、岡山セラミックスセンター平研究所長は、備前のまちは耐火物のふるさと、貴重な歴史資産で
あり、現在でも品川リフラクトリーズの誇るべき研究所も
あり、耐火物の研究拠点で
ある。備前市は、耐火物をもっと表に出すべきと話されます。 日本の基幹産業で
ある鉄鋼業など、そして備前市の発展に寄与し
ていることを認識し、伝え
ていくべきと考えます。教育長のお考えをお尋ねいたします。 3番目、
文化財保存活用地域計画の推進について。 令和3年12月17日、新規に文化庁から認定された備前市
文化財保存活用地域計画の今後の取組について、計画期間は令和3年から12年度、10年間となっ
ています。 地域の歴史や文化、生活を伝え
ている文化遺産の保存活用、特に地域の活性化、地域に伝わる祭りの保存活用、観光振興の取組について、市長、教育長にお尋ねします。 1点目、文化資源、歴史文化の保存活用の調査研究について、文化財保護審議会委員、専門委員、学芸員等による令和4年度の備前市歴史文化基本構想、備前市
文化財保存活用地域計画に基づく活動、新たな文化財指定、保存、調査研究の委員会は開催されましたか。 学芸員の調査研究発表の機能充実は図られ
ていますか。 また、地域の祭りについて、文化財保護審議委員会委員、学芸員などによる今後の保存活用の調査の取組は計画され
ていますか。教育長にお尋ねします。 2点目、少子・高齢化、加え
てコロナ禍で各地区の祭り、伝統行事
がひっそりと消えたところも
あり、次につなげる意欲を持続しようとし
ている地域も
あります。 地域の文化や芸術は、人と人との結びつき、人の心のよりどころになる大切なものです。地域の活性化、郷土愛の醸成に地域に根差した祭りをはじめとする伝統文化、芸術、芸能の伝承、継続に充実した支援制度の設計を行うべきと考えます
が、市長のお考えをお尋ねします。 4番目、公共交通機関の利活用について。 3月のダイヤ改正で赤穂線の減便
が発表されました。暮らしや地域振興への支障、減便による利便性の低下
が利用者の減少となり、さらなる減便につながる懸念
があります。 公共交通機関の利活用について、市長にお尋ねします。 1点目、3月18日に行われるJR西日本の春のダイヤ改正で、赤穂線は岡山と播州赤穂を結ぶ上下4本を長船、西大寺までに短縮されます。 岡山県は、昨年、県JR在来線利用促進検討協議会を県内全27市町村やJR西日本と設けたと報道され、具体的な改善策を協議するワーキングチーム
が赤穂線と姫新線で検討
が進むとのことでした
が、その協議会活動に参加され、協議の内容と具体的な施策についてお尋ねします。 市として、JR赤穂線利活用向上のために、駅の整備、パーク・アンド・ライドのための駐車場の整備を進め
ているところで、減便は疑問
が残ります。JR西日本と、平素からコミュニケーション、情報連携等を行われ
ているのか、お尋ねいたします。 2点目、今回の赤穂線の減便、このダイヤ改正は事前に打診など
あったのか。備前緑陽高校の生徒さんの通学、特に下校時間の列車
が減便となり、影響
が出るとお聞きし
ています。 通学の利便性低下ともなり、また地域、備前市のイメージダウンにもなりかねない、何とし
てでも負の連鎖を避けなければなりません。 備前市としての対応、他の自治体との連携、備前緑陽高校との連携した対応についてお尋ねします。 3点目、公共交通機関の活用を市職員から率先垂範、マイカー通勤の方にJR赤穂線、宇野バス、市営バスの利用に協力し
ていただく、環境問題からもノーマイカーデー運動推進等も含め
て、公共交通機関の利用増に協力し
ていただく取組と、新見市、真庭市といった他の自治体も行っ
ているJR利活用強化策を従来の啓発活動に加え
てJR赤穂線の新たな利活用強化の取組を行うべきと考えます。市長にお尋ねいたします。 5番目、備前市文化芸術振興財団の設立と芸術文化活動について。 令和5年度施政方針に、新規の事業として文化活動の振興、備前焼等の伝統工芸の振興を目的として、備前市文化芸術振興財団の設立、運営
が掲げられ
ています。 文化芸術振興財団の設立と備前市の芸術文化活動活性化について、市長にお尋ねします。 1点目、備前市文化芸術振興財団の設立理由、基本方針、目指すところ、組織体制、運用方法、予算案の詳細、モデルとした自治体あるいは財団は
あるのか。 私は、文化芸術振興財団活動について、岡山市の例を調べ
てみました。岡山市では、岡山市文化芸術基本条例、岡山市
文化芸術振興ビジョンを策定し、活動を展開し
ています。 まず、文化芸術基本条例、
文化芸術振興ビジョンを定め、地域における文化芸術振興、鑑賞機会の充実や創造活動などの支援、地域住民の芸術文化活動への参加促進など、担い手の育成に注力する。まず、市民に理解と協力をいただくべきと考えます。 2点目、備前市の文化芸術活動の中心組織で
ある、現在、備前市文化協会は、昭和48年、1973年6月に発足し、現在、活動団体18団体、会員数600名で50年余り備前市の文化芸術の推進役として活動を続け
てき
ています。 各団体では、高齢化、後継者不足、若い世代の減少という状況で
あります
が、工夫あるいは効果的な企画運営により文化芸術活動を推進し、地域の魅力づくり、地域への愛着、活力とにぎわいをもたらす努力を行っ
てき
ております。 市としての役割は、文化芸術の重要性を再認識し、再確認し、文化芸術の担い手の育成、次世代への引継ぎなど、まず現在活動を行っ
ている人たちの課題とニーズを把握し、活動の推進に補助役としての方策を探ると同時に、積極的な奨励策を考える必要
があると思います。市長のお考えをお尋ねいたします。 6番目、通学路の安全確保対策等について。 先日の厚生文教委員会において通学路危険箇所の報告
がありました。子供たちに関わる交通事故等をゼロにする強い信念の下、通学路の安全確保の対策の必要性を感じました。 通学路の安全確保対策について、教育長と担当部長にお尋ねします。 1点目、先日の新聞、2月5日、全国で2019年から2021年に発生した約100万件の人身事故のデータを分析した結果、小・中学校や高校の近くの生活道路に
ある229か所の交差点で3年連続で事故
が起き、1,140人
がけがをしたと報告され、警察庁は市街地の事故対策としてゾーン30の導入を促し
ています
が、指定され
ていたのは19か所で、9割の211か所は指定の範囲外だったとのことです。 備前市内での最近5年間の小・中学校、高等学校児童・生徒の通学路、帰宅後の交通事故について、単独事故を含む事故発生件数、小・中学校や高校の付近のゾーン30指定箇所数、その評価、交通事故のデータ分析による連続し
て発生場所の集中とか、分析結果と防止対策について、教育長にお尋ねします。 2点目、安全対策としてゾーン30を強化したゾーン30プラスの導入、時速30キロメートル規制や通学路の一方通行等の規制を行うべき箇所はないのか、点検について5年に1回行われる合同点検だけではなく、毎年、春、秋の交通安全運動期間中に小学校区ごと、中学校区ごとに、児童・生徒の通学路点検の方法の検討、見直し地点などを検討しながら繰り返し実施すべきと考えます。 道路通行環境の変化に対して対応、本質安全化のための課題を掘り起こし、道路施設の改善、走りやすさ、白線の明確化など、横断歩道での歩行者優先の徹底した指導活動に併せ、地域の声をすくい上げ、連携し
て取り組む体制づくりについて、教育長にお尋ねいたします。 3点目、令和5年4月1日より、自転車乗車時のヘルメット着用を全年齢で努力義務とする改正道路交通法
が適用になります。 岡山県内での自転車事故で、死者18人は、全員着用し
ていなかったと報道され
ていました。 備前市としての自転車乗車時にヘルメット着用への奨励策と、中学生の現在着用し
ているスクールヘルメットですか、自転車用のヘルメットについてのデザインあるいは形式の見直しを行う考えはないのか。この点については、教育長にお尋ねいたします。 前の、前半の全員着用、ヘルメット着用の改正道路交通法については、担当部長にお願いしたいと思います。 以上で質問を終わります。御答弁のほどよろしくお願いいたします。
○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。 〔市長 吉村武司君 登壇〕
◎市長(吉村武司君) それでは、尾川議員の御質問に順次お答えをいたします。 1番1点目、人口動向、岡山県と備前市の少子化対策の整合性についてで
あります
が、本市の人口動向につきまし
ては、施政方針でも申し上げましたとおり、令和4年は出生数
が127人にまで減少し、市外への転出168人と相まって少子・高齢化と人口減少
が進展し
ております。 将来推計では、2年後の令和7年には人口
が3万人を下回り、65歳以上の老年人口の割合
が40%を超えると推測され
ており、このような状況を踏まえると、本市
が最も優先し
て取り組むべき課題は少子化、人口減対策で
あると認識をし
ております。 県においても、待ったなしの課題として少子化対策に取り組むこととし
ており、令和5年度は、結婚支援や子育て支援策等に重点的な予算配分
が行われ
ております。この県の少子化対策の方向性は、結婚、妊娠、出産から子育てまでライフステージに応じた切れ目のない支援を総合的に展開されるもので
あり、本市の方向性と同一のもので
あります。 本市としまし
ても、これまでの少子化対策に加え、令和5年度から、小・中学校の児童・生徒に対し、土日、祝日及び夏休み等の長期休暇中を含む365日の昼御飯代を支援する取組や、保育施設を利用せず在宅で育児し
ている保護者の支援等を新たに講じることで、切れ目のない少子化対策を引き続き経済対策とともに展開し
ていきたいと考え
ております。 2点目、昨年度から庁内の全職員を対象として実施し
ている政策コンペでは、若手職員から少子化対策の提案
があるなど、職員間において政策アイデアの企画立案に前向きな機運
が醸成されつつ
あります。 このことから、引き続きこの政策コンペや職員提案の制度を活用しつつ、若手職員を含む全職員に対して本市の未来を形づくる提案を促し
てまいります。 次に、若い人からの声を聞くことにつきましては、本年度においては、旧アルファビゼン跡地利用ワークショップを開催した際に、30代の方に数名参加いただいた例
があります。 また、3月には、新図書館を考える市民ワークショップを開催します
が、若い人も参加しやすいようSNSを利用し
て情報発信したり、開催日を休日にするなどの工夫をし
て開催することとし
ております。 これからもまちづくり会議や様々な協議会等において、若い人はもとより幅広い世代の市民からの声を聞き取り、市政運営に生かし
てまいりたいと考え
ております。 3点目、子供たちのためのブックセカンド導入をについ
てで
あります
が、現在実施し
ています乳児の4か月健診の際に絵本を送るポイント支給によるブックスタート事業に続き、子供の成長に合わせ3歳児健診の際にも絵本を送り、幼少時から本に親しむことで生涯を通じた読書習慣につながることを期待するもので
ありますので、導入を検討し
ていきたいと考え
ております。 2番1点目、プロポーザル2次審査項目として、図書館建設基本計画を具現化できる提案か、全ての利用者安全・安心、環境への配慮、図書資料の保全などを審査基準として、最高点を獲得した提案で
あります。 その中でも評価されたのは、プロセスを重視する姿勢、建物や駐車場の配置の考え方、また図書館設計の実績など
が評価されたと聞い
ております。 また、スケジュールについて担当者に確認したところ、現在、順調に打合せ
が進んでおり、広報3月号で募集し
ているとおり、市民ワークショップについて設計業者を踏まえ
て複数回行うこととし
ております。 なお、2月23日の山陽新聞東備版に新図書館イメージ図公表という記事
が掲載され、市民に、より広く周知されたことと思います。 今後、可能な限り、市民の皆様の御意見を取り入れ
てまいりたいと考え
ております。 3番2点目、伝承の記録保存のための聞き取りや調査を行うことも必要で
あります
が、祭りの魅力を多くの市民や県民に知っ
てもらえるような施策
が重要だと考えます。 今後、地域に根差した祭りをはじめとする伝統文化芸術、芸能の伝承継続についての支援につきまし
ては、国
が行っ
ている伝統文化保存に関する補助制度、例えば記録作成事業、後継者養成事業、用具等国整備事業などを利用し
て取り組んでいきたいと思っ
ております。 4番1点目、令和4年8月の同協議会では、岡山県内のJR在来線の利用状況やJR、県市町村の取組状況について情報共有を行い、令和5年1月の同協議会では各ワーキングチームの中間活動報告などを行いました。 ワーキングチームは、10月、12月に開催しました
が、赤穂線の利用状況や駅前整備の状況を背景に、利用促進策の検討を行いました。また、議員御指摘のとおり、市といたしまし
ても、これまで駅前周辺整備に力を入れ、取り組んで
いる中での減便で
あり、沿線自治体の取組を考慮するよう同協議会の赤穂線ワーキングチームでお願いしたところで
あり、情報交換についても同協議会等を活用し行っ
ているところで
あります。 2点目、赤穂線の減便に、備前緑陽高校、他の自治体と連携し対応をについ
てで
あります
が、毎年、ダイヤ改正について事前に来庁
があり、説明を受け
ております。 このたびの減便により、備前緑陽高校のほか、赤穂市立赤穂西小学校に通学する児童の下校にも影響
があるため、東備西播定住自立圏域JR利用促進協議会から、令和4年11月25日に、JR西日本中国統括本部岡山支社に対しての要望書提出に加え、令和5年2月7日には同支社に対し嘆願書を提出したところで
あります。 また、備前緑陽高校に状況を伺い、本市からも改めて、同支社に対し、備前緑陽高校の大半の生徒
が下校に影響
が出ることと時間割の作成に苦慮し
ている旨を伝え
ております。 3点目、公共交通機関の利活用に職員の協力と新たな利活用強化策についてで
あります
が、職員に対しては、毎月第1水曜日をノーマイカーデーとし、公共交通機関の利用を啓発し
ているところで
あります
が、JRの輸送人員の増加につなげるには定期券による利用
が大きいため、令和5年度から、マイカー通勤の職員に対し、通勤手段として市職員
が率先し
てJR赤穂線をはじめ市営バスや民間バスの公共交通機関の利用を呼びかけました。 また、JR赤穂線の新たな利活用強化策につきまし
ては、引き続き赤穂線ワーキングチームなどにおいて検討をし
てまいります。 5番1点目、人口減少、財政の縮小、SNS等の情報発信技術など
が進展し、備前市でも、今後、新図書館、新備前焼ミュージアム、旧アルファビゼン跡地の多目的施設などのオープン
が予定されるなど、文化行政を取り巻く環境は大きく変化し
ていきます。 また、再来年には、合併20周年の節目を迎え、本市文化行政のさらなる飛躍
が期待され
ていることから、文化芸術振興を目的とした財団を設立しようとするもので
あります。 基本方針、目指すところについ
てで
あります
が、備前市民の文化活動の振興及び地域に育まれた伝統工芸備前焼の振興に資する事業を行い、個性豊かで活力の
ある地域社会の発展に寄与することを目的に掲げ
ております。 当初は一般財団法人でスタートします
が、将来的には公益財団法人を目指し
ております。 組織体制、運営方法につい
てで
あります
が、一般財団法人の組織及び運営については、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律に規定され
ており、組織体制については、議会で御承認いただいた後、財団の理事会で御審議いただいた上で決定することになろうかと思います。 設立当初の職員数については、市から職員を数名派遣する予定で、理事会決議を得
て、今後、必要に応じたプロパー職員
が採用されるものと思います。 予算案の詳細につい
てで
あります
が、出捐金5,000万円のほか、財団運営費補助金5,281万円、財団設立負担金154万7,000円などを計上させ
ていただい
ております。 モデルとした自治体、財団は
あるかについてで
あります
が、岡山市の公益財団法人岡山文化芸術創造や、備前焼と同じく日本六古窯の一つ瀬戸焼で有名な愛知県瀬戸市の瀬戸市文化振興財団などの先進団体を参考にさせ
ていただい
ております。 次に、
文化芸術振興ビジョンの作成についてで
あります
が、文化芸術は心豊かな活力
ある社会の形成に極めて重要な役割を果たすものと認識し
ております。 また、観光やまちづくりと連携した文化振興など、文化芸術振興施策を取り巻く環境は大きく変化し
ているのも事実で
あります。 議員御指摘のとおり、文化芸術の振興について、理念や方向性を明らかにし、文化芸術振興施策を総合的に推進するための条例や指針などは一考に値するものと考え
ております。 条例や指針作成の必要性も含め、市民の皆様や議会の御意見を伺いながら検討させ
ていただきたいと考え
ております。 2点目、本市の文化芸術活動の中心組織で
あり、文化芸術の推進役として長年御尽力いただい
ている備前市文化協会関係者各位にこの場をお借りいたしまし
て感謝申し上げます。 文化芸術は、心豊かな活力
ある社会の形成に極めて重要な役割を果たすものと認識し
ております。市といたしまし
ても、文化芸術の担い手育成、文化行政組織における専門性や知識不足
が大きな課題で
あると認識し
ております。 引き続き、備前市文化協会として、現在御活動いただい
ている方の課題やニーズをはじめ、複雑多様化する御意見をいただきながら、市民の文化芸術施策の推進に努め
てまいりたいと考え
ております。 私のほうからは以上で
あります。
○議長(守井秀龍君) 杉浦副市長。 〔副市長 杉浦俊太郎君 登壇〕
◎副市長(杉浦俊太郎君) それでは、私からは、2番2点目についてお答えをいたします。 新図書館長につきまし
ては、ふさわしい方にお願いをしたいというふうに考え
ておりますけれども、現在のところ、決定したとの報告はまだ受け
ておりません。 新図書館の名称につきまし
ては、開館を見据え
てしかるべき時期に公募をしたいというふうに考え
ております。 技術提案のプロポーザル審査に関する概要につきまし
ては、1次審査に御応募をいただきました13者の中で書類審査を行いまし
て、上位6者
が2次審査へ進まれました。その6者によるプレゼンテーション
が、先日1月26日に行われまし
て、その設計業者を決定したもので
あります。 審査委員からの講評等につきまし
ては、1点目の市長の所見の中で御説明をしたとおりで
あります
が、私自身としては、市の基本理念、それから基本方針を尊重し、その具現化に徹する設計思想で臨みますと表明され
て、その具体的な提案をされた点を評価いたしました。 また、住野先生
が委員として入っ
ていないという御指摘で
ありますけれども、今回の審査委員の選定につきまし
ては、主に建築分野の専門家、そして図書館等の運営に実際に携わられ
ている方を中心に選ばせ
ていただい
ております。 創ろう会の委員さんとしては、副委員長、この方は同時に図書館協議会委員長、それから何よりも備前市民の方で
あります。この方にお願いし
て審査委員としてふさわしい方を選ばせ
ていただいたということで
あります。 私からは以上でございます。
○議長(守井秀龍君) 松畑教育長。 〔教育長 松畑煕一君 登壇〕
◎教育長(松畑煕一君) それでは、尾川議員の御質問に順次お答えをいたします。 2番3点目、パブリックコメントについてです
が、2月10日に、図書館プロジェクト推進課のホームページに掲載をさせ
ていただい
ております。16件のコメントに対する市の見解を掲載し
ております。 先ほどの市長答弁にも
ありましたように、今後は、市民と共にワークショップを開催し、パブリックコメントと併せ
て設計に生かし
ていくようにしたいと考え
ております。 4点目につきまし
ては、議員御提案の音楽ホールや郷土ゆかりの記念文庫について御提言ありがとうございます。こちらも、今後どのように御意見
がいただけるか、併せ
て検討すべき課題で
あると考え
ております。 また、サイクリングコースなどの施策についてです
が、3つの日本遺産を巡る新ルートの提案や県
が推奨する津山から頭島までの片鉄ロマン街道ルートなど
があると伺っ
ておりますので、観光部門ともよく協議をしながら、県や近隣市町とも連携の上で、サイクリング施策を考え
てまいります。 また、提案書の中では、サイクリングターミナルの前庭的な広場整備の提案をいただい
ているところでございます
が、今後の市民ワークショップなどで御意見を伺いたいと考え
ております。 次に、図書館に避難所の機能をについては、図書館本体の防災対策は十分実施したいと思います
が、津波や高潮、そして地震時の液状化のリスクを考えると、避難所としては現状では不向きな施設ではないかと考え
ております。 5点目、備前市歴史民俗資料館の名称につきまし
ては、歴史民俗資料館の伝統を引き継いだ名称を検討し
てまいります。 また、耐火物につきまし
ては、最近、資料館に関係資料の寄贈
が相次いでおり、今後も、より充実した展示や紹介を行い、企画展等を通じて、より多くの方々に耐火物の認識、理解向上をし
ていただけるように努め
てまいります。 3番1点目につきまし
ては、まず保存活用地域計画に基づく活動といたしまし
て、令和元年から行っ
ております仏画調査を継続し
て行っ
ております。 また、今後の地域祭りの調査保存につきまし
ては、民俗の総合調査といたしまし
て、片上地域の祭礼や祭りの際に順番にだんじりを運行し
ていたという歴史や風潮についての調査を進め
ております。 今後も、地域住民からの聞き取り調査あるいは当時の写真、書類などの収集を進め
てまいりたいと思っ
ておるところでございます。 6番1点目につきまし
ては、備前警察署によりますと、小学生、中学生、高校生の最近5年間の人身事故の発生件数は10件で
あります。その内訳は、登下校時の事故
が5件、それ以外の事故
が5件です。なお、同一箇所での発生はないとのことです。 通学路における交通事故の防止策は、警察並びに岡山県、備前市の道路管理部門、学校、教育委員会で協働し
て通学路の合同点検などを実施し、学校からの危険箇所報告や警察からの事故分析を参考に実施するほか、各校における警察署の交通安全教室を通じ、安全指導や注意喚起を行っ
ているところで
あります。 なお、小・中学校や高校の付近に
あるゾーン30の指定箇所の数につきまし
ては、図面で提供され
ておりますとおり、伊部地区の1か所と確認し
ております。 2点目、ゾーン30プラスの導入や一方通行等の規制などについて、今年度の合同点検及び備前市通学路安全推進会議では、そのような決断にまで、まだ至った箇所はございませんでした。 また、通学路の合同点検については、原則おおむね5年に1回実施することとし
ています
が、危険箇所と思われる情報は児童・生徒や保護者、地域の方からの情報を基に、教職員も確認の上、学校から私どものほうへ報告されますので、教育委員会、道路管理者、学校、警察により、必要に応じ、適宜、合同点検及び本推進会議を開催するとともに、緊急性
が高い事案
が生じた場合については、随時、関係各機関と連携し
て、できる限り速やかに対応し
ているところでございます。 今後も引き続き、児童・生徒の安全を確保するために、各関係機関と連携し
て対策を進め
ていきたいと考え
ております。 3点目については、現状として、自転車乗用時のヘルメット着用の推進策としては、各校の交通安全教室での指導をはじめ、岡山県教育委員会を通じて岡山県警察本部から交通安全啓発教材の提供を受け、それを活用し
ての子供たちへの指導をお願いし
ているところで
あります。 今後も、より一層充実した交通安全指導
が行えるよう、学校はもとより、あらゆる機会を通じて啓発普及に努め
てまいりたいと考え
ております。 なお、
スクールヘルメットの着用を促す一つの策としてのデザイン変更につきまし
ては、適宜、学校へ提案をし
てまいりたいと考え
ております。 私のほうからは以上でございます。
○議長(守井秀龍君) ほかに答弁はございませんか。 建設部は
ありませんか。大森部長、
ありませんか。よろしいか。 答弁漏れ
があれば議員のほうから指摘いただきたいと思います
が、いかがですか。 尾川議員。
◆13番(尾川直行君) まず、今、議長
が心配した、この通告しとんですからね、時間止め
てよ。ヘルメットの要するに4月1日から改定、改正か、改正道路交通法の適用になると、担当部長ということでお願いしとるはずですわ。これ答弁し
てください。
○議長(守井秀龍君) どなたですか。担当部長からということですから。ヘルメットの関係、交通安全関係、大森部長、違うん、よろしいですか。 はい。ほんなら。
◆13番(尾川直行君) 質問の意味はね、要するに啓蒙ですから、改正
があって、担当じゃと思うんです。教育委員会じゃなしに、そう理解しとんですわ、こっちは。そういう質問したつもりなんですわ。
○議長(守井秀龍君) じゃから、ヘルメットの安全性の着用についての質疑ですね。
◆13番(尾川直行君) そうそう、どういうふうに啓蒙し
ていくんか、この法改正
があって、備前市としてどう対応し
ていくかということを聞い
ている。
○議長(守井秀龍君) 交通安全ですね。
◆13番(尾川直行君) 交通安全。
○議長(守井秀龍君) 交通安全の担当部。
◆13番(尾川直行君) 担当教育庁、教育委員会なら教育委員会でもええですよ、答え
てもらやあ。
○議長(守井秀龍君) 交通安全施策は。 市民生活部長、答えられますか。 そちらでよろしいんですか。それじゃあ、
石原教育振興部長。答弁漏れの件について。 〔教育振興部長 石原史章君 登壇〕
◎教育振興部長(石原史章君) 答弁漏れにつきまし
ては、大変御迷惑をおかけいたしました。 それでは、私のほうから、ヘルメット着用の奨励策につきまし
て答弁申し上げます。 先ほどの教育長答弁に類似する部分もございます
が、まず自転車乗用時のヘルメット着用の推奨策としましては、教育委員会といたしまし
て、各校の交通安全教室での指導をはじめ岡山県教育委員会を通じて教材の提供もいただい
ているところでございます。 それから、先日、県の教育委員会からも、法改正の趣旨をしっかりと踏まえた上でヘルメット着用の有効性についても学校からの推奨、そしてヘルメットを購入する際には、着用も含め
て保護者の理解
が必要で
あるという通知を受け取っ
ております。 それを受け
て、教育委員会としましては、各学校のほうにも通知を行っ
ているところでございます。 今回の法改正につきまし
ては、努力義務とはいえ、全年齢
が対象になっ
ている法改正でございます。議員御指摘の報道の内容を鑑みれば、全市民に対して、自転車の乗車時にヘルメットを着用し
ていくということを広く呼びかけ
ていかなければならないというふうに思っ
ております。 教育委員会といたしまし
ても、庁議などの会議の場でそういった提案を申し上げ
てまいりたいと思います。 また、全国的にも補助制度の仕組みなども
あるように情報を得
ておりますので、そういった点を踏まえ
て検討を進め
てまいりたいと思います。 以上でございます。
○議長(守井秀龍君) 再質問は
ありますか。 再質問に入ります。 尾川議員。
◆13番(尾川直行君) それでは、1番目から、少子化対策について再質問させ
ていただきます。 まず、市長から、政策コンペを実施し
ておるというふうにお聞きしまし
て、心強く感じました。 今回の施政方針で、あるいは具体的に予算措置で予定されとる計画についてのそのあたり、職員からの政策コンペの提案
があったもの
がどの程度
あるんですか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 機構改革を含め
て、相当、いわゆる最終コンペに残った職員の意見は取り入れ
て、令和5年度から実施しようとし
ております。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。
◆13番(尾川直行君) 市長、具体的には出んですかね。どういうもの
が、例えば北前船を造るとかという提案
があったかどうかですね。その点、ちょっと教え
てください。
○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 一番立派なの
が、2年連続、同前君
が発表したもの
が私も印象に残っ
ております。彼は、備前市だけのリーダーではなしに、この近隣の若い公務員の方たちともグループをつくっ
ておりまし
て、そして勉強会をつくっ
ております。こういう人
が、備前市の、今の中堅公務員として、これから幹部になっ
ていくわけなんで、その底の深さといいますかね、やっぱり勉強し
てもらわないと、なかなかこのデジタル社会の時代に入っ
ていく中で公務員は昔と同じというわけにはまいりません。 そういう中で、いろんな政策について特色
ある政策、それは県と国とつながった政策も
あるでしょうし、その地域の特色を生かした政策も
あるでしょうし、そしてそれはただ単なる議論で終わるだけじゃなしに、それを次の予算に反映をし
て、最終的に市民の皆さん方にその恩恵を与えるという具現的なものについて、同前君等は本当に立派な活動で
あり、私も2回とも聞きまし
て、トップ賞を彼は取っ
ております。立派な備前市の職員だと思っ
て、またこの4月以降にも適材適所で彼を使う
ていきたいと思っ
ております。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。
◆13番(尾川直行君) また、市長、具体的に報告書を見せ
てください。説明し
ていると時間
がありませんので。 次に参ります。 実は、少子化の問題で今日の新聞にも出とったんですけど、一番、非正規労働者、要するに経済的に年収
が500万円以下の家庭
が問題
があると。そういう問題についてはどういうふうにお考えなんですか。 何か具体的に、いろいろそれは救済措置というか、補助制度でやられると思うんですけど、その辺のターゲットというか、非常に国
がやっ
ても難しい問題で、備前市としては先駆けをされるんですけど、そのあたり、ちょっと御意見
があったら教え
てください。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 全国1,700の自治体
が、本当にこの少子化、高齢化、これは本当に一番の問題、その結果的に、国も、このように80万人を切るような出生数
が令和4年度に想定されるだろうということを、近々、発表したわけで
あります。 我々も、これを本当にどのように組んでいったらいいんか、思いますけども、これという妙案はないわけです。 やはり出会いから、そして結婚から、そして妊娠、出産という切れ目のない社会保障的な制度で若い人
が1人、2人、3人、産んでもらえるという政策を取ろうとして、私どもの今回のこの令和5年度の予算を組むにおいても、いわゆる出会いから18歳まで、一つのチャートをつくりまし
て、どのような動きで、我々市は新しいファミリーと、そしてファミリー
が元気に備前市で過ごし
てもらうためのチャートまでつくっ
て、その総額
がどのぐらいまで我々は今、令和5年度やるんだろうというようなことを、市長と部長さんの会議で実は昨日までけんけんがくがく話をし
ておりました。 もしよろしければ、委員会に資料提出をし
て、その出会いから18歳までの皆さん方、備前市のでき
て、特色
ある政策については、また御提案をし
てみ
ていただけばいいと思います。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。
◆13番(尾川直行君) また、お願いします。 次に、私も、市長も読まれとると思うんですけど、明石市の泉市長
が出された本を読みました。備前市とどこ
が違うかなと、やはり子供に対してターゲットを置くという考え方からいっとんです
が、備前市と明石市の独自の子供施策ということで、5つの無料化ということで書かれとんですけど、それで備前市
がないものはおむつの定期便
がないんですよ。そのあたり
が満1歳まで無料ということで、これは毎月3,000円ほどかかるらしいんですけど、それぐらいで、あとは中学生の給食代は無料化、ただし小学校は無料化はし
ていないんですけど、そのあたりで、取組ですね、あまり明石市と備前市とを比較するというのも難しいところは
あると思うんですけど、そのあたりの要するに、あと残っとるというたらおむつぐらいかなというふうな感じ
がある。その辺はどういうふうにお考えですか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 経験豊かで、今回引退されます市長さんと比較をされまし
て大変光栄で
あります。実は私もずっとフォローし
ておりまし
て、過激な発言はちょっと横に置きまし
て、本当に明石市を変え
てきた方で
あることは間違いないと思います。実は、私どもと同じ教育再生会議のメンバーでございまし
て、東京では同じ会議でよく会う先輩議員で
あります。 おむつの件につきまし
ては、先般の議会でも申し上げましたけども、持ち帰りをやめ
て園で処分するということで
あります。そのおむつを常に、
ある自治体ではもう常におむつを大、中、小、用意し
て、全く手ぶら通園という形にし
ておる私立の幼稚園や保育園も
あります。 また、ひょっとしたら公立でやっ
ているところも
あります。もうここまで来ましたら、結局、手ぶら通園という、若い人
が、やはり早く家を出られ
てお子さんを預けに行ける、手持ちのもの
があまりない、子供と仲よう行っ
て先生方にお願いする、自然的な形になると思うんですね。 私ども、先ほど言いました切れ目のない子育て支援策の一覧表
がここにございますので、また議員の皆さん方全員にお見せいたします。これを見
てもらったら、本当にでき得る限りのことを、市民生活部も保健福祉部も皆含め
て、具体的に、ほんまにようこれだけお金
があったなと思うぐらいの予算を入れ
ておりますので、ぜひ修正なく使えるようにし
てあげ
ていただいたらと思います。 以上で
あります。また、お渡しをいたします。終わりましたら。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。
◆13番(尾川直行君) 次に行きます。時間も
ありますんで。 まず、市長にそのスケジュールについて確認ということで、私も概算、瀬戸内市の図書館の建設と比較し
てみましたら、プロポーザルの2次審査を終わっ
て、ざっくりで備前市の図書館ですけど、令和8年12月竣工式というふうな予想をしたんですけど、その点は具体的に日にち
が出てなかった、答弁なかったと思うんで、そのあたりの計画書
がありますけど、そのあたりちょっと答弁願いたいんですけど。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。
波多野社会教育部長。
◎社会教育部長(波多野靖成君) お答えいたします。 今後のスケジュールでございます
が、国の補助で
あります都市再生整備計画事業といたしまし
て、本年5月に、その補助金の事業に申請いたしまし
て、翌年、その採択
が決定されます。その際には、既に設計の本予算のほう
が決定いたしますので、その後、約1年の建設期間というふうに私どもは見通し
ております。 以上です。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。
◆13番(尾川直行君) そうしたら、具体的に来年の5月で、1年間ということですか。ちょっとその辺をはっきり答弁し
てください。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) じゃあ、私のほうから、私のスケジュールをたまたま持っ
ておりますので申し上げます
が、都市整備再編申請を令和5年6月頃までに行っ
ていくと、そして令和6年5月頃から図書館、サイクリングセンター、ホール等の工事をやると、そして令和8年の、これは2期目ですから夏までを駐車場等の整備をするということで、約20億円少々で、大体議員の今言われた時期に完成するんじゃないかと思っ
ております。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。
◆13番(尾川直行君) それから、2点目のプロポーザルについてなんですけど、まず館長
が決まらんという、私はその辺の吉村市長とそれはちょっと考え方
が違うと思うんですけど、私はやっぱり館長を決め
て、最初から子育てするようなもんでね、やっぱり手塩にかけて育て
ていくというべきじゃないかと思う。何か決められんという理由は
あるんですか。 もうそろそろ決めれんと、何か順番
が狂うとんじゃないかと私は思うんですけどね。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 館長
が先か、建物の設計
が先か、私は特別な意図を持っ
てどちら
が先にしょうは
ありません。たまたま今日の時点で申し上げますと、私に入っ
ています情報では、館長の自薦、他薦は
ありません。ただ、このように一つ一つ進んでいっ
ておるわけですから、いい人材は早くお願いをしないと異動するわけで
ありますので。 それについては、もうここまで来たわけですから、後ろへ下がれませんので、たしかこの備前市の中でこの図書館を立派に運営し
ていただける人
がおりましたら、男女等は問いませんので、しっかりと応募をかけ
てみたいと思いますし、またここにおられる議員の方でそういう方を、知り合いの方を教え
ていただきましたら、それはノミネートさせ
て、そして総体的に公平に立派な方を、これだけの県下15市で一番遅れ
て、それなりの立派な図書館をつくるわけでございますので、それを直接運営する責任者の方、この方もまた見識を持っ
ている方でなければならないと思っ
ております。 その辺の人事につきまし
ても、また議会とも相談すること
があろうかと思います
が、その節は教え
ていただきたい、御相談に乗っ
ていただきたいと思います。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。
◆13番(尾川直行君) 市長から話
があっても、なかなか納得できんのです、私は。やはりやるんなら、責任持っ
てやるんなら最初から手がけ
て、やっぱり達成感というもの
が、嶋田という瀬戸内の館長も思い出し
て昔の話を書い
ていましたけどね、やっぱりそういう思い
があるんじゃないかな、苦労し
てここまで来たというふうなこと
がやっぱり、私ですか、質問で、決まっとんじゃねえんかと、名前は言わんですけど、決まっとんじゃねえんかという
て言うたんです、本人に。 そんなことも
ありまし
てね、ちょっと何か順番
が、何ぼうお話しし
ても、30分やっ
ても1時間やっ
ても一緒でしょうけど、でもちょっと悪いですけど、教育長のちょっと考え、なかなか翻し
て答弁できんでしょう。教育長の考え方を、愚問ですけどちょっと答弁し
てもろうたらと思う。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 松畑教育長。
◎教育長(松畑煕一君) せっかくの指示ですのでお答えします
が、基本的に市長の考えと変わりません。できるだけ早く、非常にできる、自分でつくる時点から、設計の段階からできれば館長
が、予定者
が進めるの
が望ましいなという考え方は、ほぼ尾川議員とも同じような考え方と思います。 ただ、全く私たちも、候補者
が、現在、一人も決まっ
ているわけじゃ
ありません。それははっきりし
ておりますので、これから早急に検討し
て進めたいと思っ
ています。 以上です。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。
◆13番(尾川直行君) それから、プロポーザルの審査で、これ
がいろいろプロポーザルのことを調べましたら、副市長にですけど、この点差というの
が540と527で、決選投票みたいなのは、そういう意見は出なかったんですか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 杉浦副市長。
◎副市長(杉浦俊太郎君) 今回については、時間的な制約も
ありまし
て、しかも見識
ある皆さん
が選ばれたということで、もう一発勝負でいこうやというようなことで、決選投票は話に上りませんでした。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。
◆13番(尾川直行君) それから、教育長に具体的な話で、特に産業遺産関係で、産業遺産というか、れんがのことを産業遺産と言うとちょっと失礼な、まだ現役なんですけど、そういった面でのどういうふうな、私は提案し
て、文化財保護審議委員とか、それから陶磁というんですか、産業界など関係者から意見を聞いたらどうですかというふうな提案かたがた質問させ
てもろうたんですけど、そのあたりについての考え方、ちょっと確認なんで、どういうふうにされるんかというふうな、ちょっと不明瞭な形になるんですけど、答弁いただけたらと思うんですけど。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 松畑教育長。
◎教育長(松畑煕一君) 民俗資料館その他、文化協会、それから新しくできる備前焼ミュージアム関係あるいは文化振興財団などなどとの関係
がございまし
て、ぜひ総合的に検討しながら、皆さんの意見を、それから文化協会も尾川議員
が会長もされ
ています。私も何度も出席させ
てもらっ
ています
が、非常にいろんな人のいろんな意見
があると思います
が、その意見を聞きながら、民俗資料あるいは文学資料館、その展示あるいは所蔵、活用などについて、あるいはアルファビゼンにも新たな民俗関係の資料展示を計画し
ていますので、それは相互に関係
がありますもんですから、ぜひそれとの関係の中で、皆さんの意見を聞きながら、図書館でどこまでやり、それぞれの館でどのように進め
ていくか、ぜひいろいろな協議会などの意見を聞きながら前向きに連携し
て進めたいと思いますんで、また御意見をよろしくお願いいたします。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。
◆13番(尾川直行君) 話
があれですけど、あと文化財、3番目の文化財保護活用地域計画について、このものについてかなり具体的に答弁いただいたんですけど、私は地域の祭りというのはやっぱり何とかし
て継承し
ていくという必要
があると思うんですよ。 そのあたりの取組は、やはりコロナでかなり、特に福石荒神社神楽とか、ああいうのはコロナは関係ないかも分からんですけど、その前からの少子化とか人の問題とか
があると思うんですけど、やはりそういうのに金だけでやるというんじゃないんですけど、何かそういう文化財としての保存活動ということで、無形文化財で補助制度
があるかないか分かりませんけど、そのふるさとづくりというのは、これは市長のほうにも係るんですけども、ふるさとづくり事業というん
がありまし
て、60万円限度で3年間期限で、そういうものをやはり有期じゃなしに、ある程度弾力的な運営をやれば、もっとそれを活用できるんじゃないかなというふうな感じ
があって、私、そう言うたらまた失礼なんですけど、日本遺産もええと、だけどやっぱり地元に根差した祭りをどう保存活用、保存継続し
ていくかということをみんな
が考えんと、地域づくりだと思う。 やはり一番ベースで、それは昔みたいに戦時中みたいに向こう三軒両隣というたらちょっと気持ち悪いんですけど、そうは別として、やはり地域
がまとまらずに、全体でただ人を集め
て交流人口を増やすということも、何かちょっと私は矛盾
があるんじゃないかなと思いまし
て、そういう、ふるさとづくり事業という名前
があるんですから、そのあたりの運用方法を再検討し
てもらえたらと思うんです
が。 その点は、市長部局になると思うんですけど、答弁願えたらと思うんですけど。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) たしか、議員
が御案内のような事業は国
が持っ
ておると思います。私も何かフォーラムで聞いたこと
があります。 もちろん、備前は1市2町
が合併したわけですから、新しいお祭りというよりも、その以前に、戦前に根づい
ておったお祭りあるいは地域の習慣、そういうもの
がひょっとするとこの新しい平成の合併で希薄になっ
ておるんじゃないかという心配もいたします。 やはり、先祖代々から受け継がれたお祭りや、それから行事や、そういうものも含め
て、地域の文化財としてどのように若い人に継承し
ていくか、地域の皆さん方
が、それを一生懸命継続し保存し
ていくかということについては、文化庁等にお聞きをする機会も
あろうかと思いますので、一回聞い
てみます。 もしその制度利用
ができるんで
あれば、早めに、どこの地区ということじゃなしに、備前市全体の文化財を広く残し
ていく努力はし
ていきたいと思います。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。
◆13番(尾川直行君) 次に、公共交通機関についてちょっと御質問させ
てもらいます。 特に、JR赤穂線の問題で、緑陽高校の生徒さん
が、今言う校長先生は授業時間を変えにゃあいけんとかと言われるんですけど、もっと何かそういう便
が、生徒
が乗る便を残すというふうなこと
ができなかったのかなと思うんですけど、市長、そのあたりは何かつかまれとるんじゃないですか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) もう議員御案内のように、このJR西日本をはじめ各JR各社の一つのスタンダードの基準
が輸送密度1,000なんですよね。ですから、輸送密度1,000をやるのに、備前市は瀬戸内市
が入っ
ておらないですから、香登から寒河までの輸送密度によっていわゆる減便等
がされ
てき
て、ここ2年続い
ておるわけですね。 まだ廃線までは、まず北側の3線
が今その対象になっ
ておりますけども、大事なことは、我々
が赤穂線を使わないと駄目なんですよね。そして、今の赤穂線の駅
が十分いいとは限りません。もっともっとよくリニューアルする必要
があります。 また、私は、もうこの案はやめましたけども、いっときは、長船駅に我々
が行けば輸送密度は香登はゼロになるわけですから、その手前に大きな団地
が将来できるだろうと、10年、20年先の駅づくりも今からやっとかないとできないと思っ
て、おととしから去年2月にかけて、お話ししましたけども、駅は駄目じゃと、公園やったらよろしいということで、もう駅のことはすっぱり忘れ
て、公園だけと思いましたけども、なかなか地元の方は御協力をするのにいろんな御意見
があるそうでございますので、一応3月31日までに、公園適地
が買えなければ、この案はしばらくなかったことにということでございます。 いずれにし
ても、輸送密度1,000を割るようなところは、もう要するに赤字
が相当進んでおるわけなんで、そこを、全然別の発想でなければ増便はできません。 今回でも、西大寺までは止まるんですね。じゃ、なぜかというたら、西大寺には私立の森学園
がやる高校、中学
が大変な勢いで生徒さん
が増え
ておるんですよね。例えば高校サッカーで、101回目で優勝したわけですよ。私、昨日、理事長や校長先生らにお祝いを申し上げに夜に行きましたけども、すごい生徒さんですよね、サッカー部員だけでも。そして、マーチングの人もたくさんおられました。 やはり、このように乗降する人
がおれば、向こうはビジネスですから、それはそのまま減便になることはないんですよね。でも、それから長船、香登云々はもう乗降しないわけですから、結局それは赤字路線になるんです。 ですから、やっぱり輸送密度100というところ、そして単発の切符を買うんじゃなしに、なるべく定期で買えば、実際に乗らない土日、祭日も乗降としてのカウントをし
てくれるわけですね。こういうようなことの数字を我々もつくっ
ていかなければ、JR西日本に減便するな、減便するなというような形では、もう線
がなくなっ
てしまう。そういうの
が、県北の3線
が終わったら、私は赤穂線にも彼らはお願いに来るんじゃないかと思っ
ております。 東備西播の赤穂市長をはじめ、あるいは岡山市長はじめ、両面から、備前市は減便についてはもう少し先にというようなお話は今年度も陳情には行っ
ていることは間違い
ありません。陳情すれば残る。
○議長(守井秀龍君) 市長、簡潔に答弁お願いします。
◎市長(吉村武司君) 生易しいもんではないと思っ
ております。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。
◆13番(尾川直行君) 最後に、教育長に、パトロールで、何で取り上げたかというのは、先週の委員会で見
て、4点指摘
がありまし
て、その中身
がちょっともう少し網羅した範囲の広い指摘事項かと思っとったんです
が、特にパトロールで、やはりパトロールする人も、警察とかというのとまた別に、合同もええんですけど、5年に一遍じゃちょっとね、やっぱりこれだけの交通状況というの
が変化し
て、生徒の数
が減ったり、交通の車
が減ったり、それは傾向
があるんで、そのあたりの対応をしっかりし
てもらいたいなと思っ
て、この質問に取り上げたんですけど、ちょっとその点は、もう時間
があまりないんですけど、一言
あったらお願いします。
○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 松畑教育長。
◎教育長(松畑煕一君) 尾川議員
がおっしゃるとおりで、私も同感です。本当に大変な状況に、交通事故その他、安全・安心の問題も大きな市の対策の一つですので、子供の安全をはじめ全ての市民を守る、これを5年に1回と言わずに、適切な、警察やいろんなところと協議しながら、前向きに検討したいと、このように思っ
ています。ありがとうございます。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 以上で尾川議員の質問を終わります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(守井秀龍君) 会議中途です
が、感染症対策のため、この際暫時休憩いたします。 午後2時56分 休憩 午後3時15分 再開
○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、石原議員の一般質問を願います。 10番石原議員。 〔10番 石原和人君 登壇〕
◆10番(石原和人君) それでは、通告に従いまして一般質問させ
ていただきます。このたびは、大きく6つの事業に、事柄につきまし
てお尋ねをいたします。よろしくお願いいたします。 まず、大きな1つ目、令和5年度当初予算についてお尋ねをいたします。 ここでは、当初予算のうち過去最高の217億1,200万円
が計上され
ている一般会計についてお尋ねをいたします。 まず1点目、経常収支比率を絡め
てお尋ねしたいと思います。 本市の令和3年度の経常収支比率は89.4%と、前年度比8.2ポイント減少し、県内自治体ワーストワンの座を高梁市に明け渡し、辛うじて最下位を脱出いたしました。 私自身も、過去のこの議会の場で、新聞でも大きく県内ワーストと取り上げられることから、せめてワーストワンからの脱却を求める発言をしたことを記憶し
ております。 このたびの大幅な数値改善の要因は、計算式の分母となる経常一般財源
が、国からの普通交付税
が大幅増となったことや徴収
が猶予され
ていた固定資産税
が収入され、前年度比、その分母
が10.7%増となったことで
あり、分子となる経常的経費充当一般財源は、新庁舎整備の元金償還
が始まったことなどにより、増加した中での動きで
あります。 そして、今後数年後には、新図書館、旧アルファビゼン、備前焼ミュージアム、共同調理場整備などの大きな事業の償還やその維持管理に係る経費
が重くのしかかり、数値の悪化も予想されるところでございます。 先日、市民とのお話の中で、その経常収支比率の話になりました。前述のような事情をお話しする中で、備前市は、手厚い補助、無償化事業や大きなプロジェクトを推進し
ているのに、経常収支比率
が大きく改善されるのってよく分かりませんねと話されました。 経常収支比率を算出する際の分子となる一般財源
が充てられた事業とは何なのかというお尋ねでございました。 そこで少しでも理解
が深まればと思い、このたび提示された当初予算の概要の中に令和5年度の主要事業として約60事業の一覧
がございましたので、この中から、経常収支比率の分子に当たる経常的な費用となる事業はどれか、お聞かせをいただきたいと思います。 続い
て2点目、人件費についてお尋ねをいたします。 先ほどの当初予算の概要の中の一覧の中で、人件費の伸びに目
が留まりました。今年度の令和4年度の当初予算より1億円余り増の40億4,858万円となっ
ております。 また、参考資料の分類表から見れば、物件費
が約2億円増となっ
ている総務費の中で、1億2,000万円余りの人件費減のようです
が、これは恐らく退職手当等
が約8,000万円減となっ
ていること、また消防費の人件費も大きく増額となっ
ております
が、これは消防団員報酬
が見直され
ていること、これら
が大きな要因で
あると捉え
ています。 ここでは、変動の大きなもののうち2つについてお尋ねいたします。 商工費で約3,200万円増の1億39万円、教育費で約9,800万円増の8億6,074万円となっ
ております
が、この大きな要因、その背景をお教えください。 続い
て3点目、予算執行に対する姿勢をお聞きします。 前回11月定例会のこの一般質問で、今年度の工事や委託業務の執行
が著しく滞っ
ている状況を尋ねた際、市長は、予算執行に当たってはその事業の必要性を精査し
ていくと答弁されました。 私は、事業の必要性については、予算編成段階で十分に精査
がなされ、真に必要な事業
が提案され
ているものと捉え
ております。 我々議員は、提案される予算案に対して、その事業の必要性や検討経緯、計画性、費用対効果等を検証しながら可否の判断をいたします。 中には、急な国の制度変更や諸事情の変化によって予定
が変更されることも
ありましょう
が、令和4年度はあまりにも未執行の事業
が多過ぎると感じます。 今議会の補正予算でも、数々の減額や次年度への繰越し
が盛り込まれ
ております。予算執行の中で、さらに経費を抑える努力は必要でしょう
が、年度当初の予算から年度末に大きく姿を変え
てしまう現状に大いなる不安を覚える中、この後の予算審査においても検討に検討、精査に精査を重ねられた予算案で
あると信じ、臨みたいと考え
ております。 そこで市長にお尋ねいたします
が、令和5年度の予算執行に当たっ
ても、予算可決後、その事業の必要性を精査し
ていくという姿勢で臨まれるのでしょうか。お考えをお聞かせください。 続い
て大きな2つ目、令和5年度主要事業の中から幾つかお尋ねをいたします。 その中から、子育て支援の充実、学校教育の充実に絞っ
て、3つの事業をお聞きするところでございましたけれども、先ほどまでの御質問と重複するものもございますので、ここでは1点目、2点目についてはその検討経緯のみお答えいただければ、事業内容等につきまし
ては先ほど御説明ございましたので、1点目、2点目はその検討経緯をお聞かせください。 まず1点目、予算額9,000万円の
家庭育児応援金についてお尋ねをいたします。 もろもろ規定については先ほど御答弁ございましたけれども、私もこれまで、入園を望みながらなかなか待機児童というような形で入園
がかなわない、その子供さんとの不公平感といいますか、そういう方々
が、もし仮に親御さんの事情で一時保育、一時的な保育施設利用の際には別途費用
がかかっ
ておる。何か不公平感も
あって、この手の事業は大いに意義
あるものでも
あるのかなという気もし
ておりますけれども、その検討経緯、提案に至る過程をお聞かせいただければと思います。 それから2点目、予算額1億200万円の休日及び長期休暇等における昼食費補助事業についてお尋ねをいたします。 こちらについてですけれども、こちらについては現役の子育て世代、若い方からも直接幾つか反響をいただい
て、驚かれ
ており、財政的にも備前市はここまで大丈夫なんでしょうかというような不安の声もいただいたような事業でもございます。 その審査の参考になればと、こちらも提案に至った検討経緯、どのような形で検討
が進められ
てきたのか、お聞かせをいただきたいと思います。 次に3点目、予算額304万円の新入学生通学かばん支給事業についてお尋ねをいたします。 事業内容の説明では、来年4月、小学校入学予定の児童に通学かばんを支給するとされ
ています。こちらの事業は、調べ
てみますと全国にも数々の取組事例
がございます。 例えば茨城県日立市では、古く昭和40年代のオイルショックをきっかけに、ランドセル配付事業
がスタートし、改良
が加えられながら現在に至っ
ているそうです。また、富山県立山町では、連携協定を結んで
いるアウトドアブランドのモンベル社と共同開発した通学かばんをこの春から配付するとのことです。 子供さんの小学校入学に際して、昔から、おじいちゃん、おばあちゃんも含めた、御家族からランドセル
が贈られるのも春の一つの風物詩で、色とりどりの真新しいお気に入りのランドセルを背負い、小学校に通い始める子を見るたびに、毎年、ほほ笑ましくも
あります
が、片や小さな子供さんの体型や体力には不相応としてランドセル症候群も指摘され
ています。 前述のモンベル社と連携協定を結ぶ備前市です
が、どのようなきっかけで予算化され、提案に至ったのか、その検討経緯、どのようなかばんを想定し
ておられるのか、支給に至る手続等も含めた流れはどのように想定され
ているのか、お聞かせください。 また、この事業はマイナンバーカード取得
が条件となるのか、お教えください。 大きな3番目、教育行政についてお尋ねをいたします。 教育についてのお尋ねをさせ
ていただく、その趣旨は、教育委員会と、先ほど立川議員も取り上げ
ておられましたけれども、教育現場との間で十分に意思疎通
が図られ、目的達成に向け
てその意義や課題を共有され進められ
ているのかという疑問を抱い
ているところで
あります。 学校関係の予算可決後の今年度の執行状況を見
ても、例えば普通教室のパソコンやモニター更新事業
がフューチャークラスルーム整備に変更され、再計上されたり、中学校のトイレ、エアコン改修工事
が小中一貫校としての整備を検討するため保留となったり、体育館照明のLED化
がリースから工事に変更され再計上されたりと、恐らく予算計上までの過程で学校現場とも協議をし、調整を進められたと思います
が、その後の大きな方針転換
があまりにも多過ぎるのではないでしょうか。 このような状況下で、もし私
が教育現場の一員で
あるとしたら、教育委員会に対する信頼感は著しく失墜するものと考えられます。 予算編成に至る過程での検討や調整
が不十分なままの提案
が続けられ
ているのではないでしょうか。そのような感覚を持っ
て幾つかお尋ねをいたします。 まず1点目、国際バカロレア認定校推進事業についてお聞きします。 この国際教育推進のための計画
が、昨年12月に策定され、委員会にも示され
ております。振り返ればちょうど1年前、令和4年度の当初予算として八塔寺地区にインターナショナルスクールを誘致し、英語村を創設するための研究費用など
が提案されました
が、議会の理解
が得られず、削除されました。 今度は、
国際バカロレア教育推進という計画
が打ち出され、一体、備前市の国際教育はどこに向かおうとし
ているのかという思いを抱きます。 国際教育の必要性やその意義について、幾らかは理解するところでは
あります
が、最低限、教育現場の先生方の理解と目的意識の共有は必要不可欠で
あると考えます。 そこでこれまでの学校現場との検討や協議の経緯、その中で十分に目的や意義は共有され
ているのか、状況をお聞かせください。 また、先ほどの計画では、例として令和5年度早々に関心校登録、年度末に候補校スタート、令和7年度に認定校申請から実際の認定、令和8年度から認定校スタートと
あります
が、スケジュールはこの形で進められるのでしょうか。 次に2点目、小中一貫教育についてお尋ねをいたします。 こちらの教育の推進についても、言わば迷走し
ているのではないかとの不安を抱きます。平成27年策定の
小中一貫教育基本計画の中で、備前中学校区について複合型の小中一貫校とすること、中学校と同一地区内の伊部小学校については施設一体型を目指すモデル校とし、整備をする、検討すると
ありました。 その後、平成30年3月、伊部小学校移設について、当時の教育委員会会議の検討事項として、他の小学校との格差や財政負担の大きさから、伊部小学校だけの移設は行わないとの協議結果となり、現在に至ったものと捉え
ております。 そんな中、今年1月、改定された計画
が示され、その中では、備前中学校区では1中学校、5小学校を施設分離型の一貫教育校とするとされた直後のこの議会に提案され
ている予算には、伊部小学校を備前中学校に移転するための設計調査委託料1,000万円
が計上され
ています。 果たして現場の先生方はその方針や事業の効果を十分に理解され
ているのでしょうか。 そこで小中一貫教育についての伊部小学校移転の件では、教育現場との検討や協議、どのようなものなのか、行われ
てきたのか、また現時点で想定され
ている移転のスケジュール、また財源はどのように想定をされ
ているのか、お聞かせをください。 3点目、整備に向け進んで
いる図書館について、大きくは次の機会にでも取り上げさせ
ていただくとして、ここでは、先日、市民の方と話したごく素朴な疑問についてお尋ねをいたします。 このたび提案の当初予算案では883万円の図書購入費
が計上され
ております
が、その調達先はどうなっ
ているのかという点です。 最近、全国の書店の経営
が厳しさを増し、規模の大小を問わず、次々と閉店し
ているとのニュースを見聞きいたします。 NHKの解説記事によれば、1999年、全国に2万2,000件余り
あった書店
が、21年後の2020年には約1万1,000件と半分に減っ
ているそうです。 図書館法により、貸出しへの対価はいただかない図書館
が、備前市でもスケールアップし
てリニューアルする予定です。せめて、図書館に置かれる書籍
が、少しでも地元の書店等から調達され
ていれば、またいいのになと話したところです。 現状の図書購入の状況についてお教えいただきたいと思います。 次に4点目、教育庁、教育委員会の機構改革についてお尋ねをいたします。 先ほどの質問の人件費にも関連するかも分かりません
が、令和5年度の組織体制についてどのような想定で
あるのか、現時点で可能で
あれば、大きな動きをお教えください。 続い
て大きな4つ目、人口減対策についてお尋ねいたします。 初日の市長の施政方針の中でも、冒頭で最優先課題で
あると述べられました。備前市に限らず、全国ほとんどの自治体
が直面する課題でも
あります。 備前市でも、8年前、2015年に示された人口ビジョンでの人口推計の4つのパターンのうち、合計特殊出生率及び転入転出を比較した社会動態
がそのままで推移した場合で想定された最も減少スピードの速い形で、ほぼ人口減少
が進んで
いると捉え
ております。 先ほどもございました
が、令和4年に生まれた赤ちゃんの人数
が127人、この数字も想定をはるかに上回る減少で
あろう、大きな衝撃を持っ
てお聞きをしました。 そのような状況を捉えつつ、4点お尋ねいたします。 まず1点目、本市の人口減対策の政策について、一度立ち止まっ
て考え
てみませんかという提言でございます。 全国でも恐らくトップクラスの住宅関連の移住・定住施策や保護者に対する経済的負担軽減施策
が続い
ております
が、人口や子供さんの人数を見
てもその効果はなかなか現れ
ていないものと考えます。 確かに恩恵を受ける市民の皆さんも大勢おられ、行政の目指す市民福祉の向上に寄与し
ている事業と言えるのかも分かりません。 これまでの事業に加え
て、多くの新規事業、子育て支援拡充をされ、令和5年度に向かおうとし
ております。 殊さらに、あれもこれもと拡充路線を進むのではなく、予算の範囲内で、より的を絞り、重点的に取り組むことも考えられるのではないでしょうか。 制度全体を一度見渡し、部署の垣根を越え
て、費用対効果等総点検をされ、抜本的な方針転換も検討すべきと考えます。所見をお聞かせください。 次に2点目、令和4年の人口動態を見ますに、外国人の方も含まれるのでしょう
が、転入
が転出を上回る月
が増え
ており、社会動態には幾らか改善の兆しを感じました。 そんな令和4年の社会動態について、以前より指摘をされ
ていた若年層、特に20代、30代あたりの転出の動きはいかがでしょうか。年代による何か明らかな変化等見られるのでしょうか。状況をお聞かせいただきたいと思います。 次に3点目、結婚への支援を強化すべきとの考えを持っ
てお尋ねいたします。 以前の質問でも取り上げました
が、備前市の子供
が少なくなっ
ている状況では
あります
が、御縁
が結ばれた御夫婦
が、子宝に恵まれた御家庭には子供さん
がまずまずおられるというの
が今の備前市の現状で
あると捉え
ています。 4年前実施された子育てに関するニーズ調査の子供さんの人数への質問で、その回答、小学生の
いる御家庭の子供さんの人数は、お一人
が6.9%、お二人
が44.9%、3人
が30.5%、4人
が7.9%、5人以上
が2.3%となっ
ています。これを平均すれば約2.3人余りになろうかと思います。 国も含め
て、今の少子化対策は、結婚し
ている御夫婦にもう一人産んでくださいませんかといったような政策に映ります。個々の結婚観や性に対する考え方も多様化し、経済的な状況等も加わり、難しい面も多々
あります
が、私は少子化の大きな要因は結婚しない若者
が増え
ていること、すなわち未婚率の上昇で
あると考え
ています。 先ほどの質問の施策の見直しにもつながります
が、規模の大きな子育て支援施策の予算の中から結婚支援の強化に充てるべきと考えます
が、市長のお考えをお聞かせください。 また、直近の本市の未婚率と前回の調査からどのような変化
が見られるのか、お教えください。 4点目、参考数値として、令和4年の婚姻数と収入の条件
がしばらく前に緩和された結婚新生活支援事業補助金の実績をお教えください。 大きな5つ目、保育料・給食費・学用品無償化事業についてお尋ねいたします。 現在行われ
ている保育料、小・中学校給食費、学用品無償化に加え、令和5年度からはこども園、保育園の給食費、学用品費も無償化する方針のようです。まさに際限なき無償化政策と言えるのではないでしょうか。 昨年末、注目を集め、メディアでも大きく取り上げられ
ているの
が、それら無償化の条件として、世帯全員のマイナンバーカード取得を加える方針をお伝えした12月16日付の文書で
あります。 この件について多くの市民の皆さんとお話をいたしました。御年配の方ほど、教育の分野で、しかも全ての児童
が関係する給食費や学用品費に対して、この条件は理解できない、差別で
ある、そもそもカード取得は任意のはずで、強制的に取得を強い
ているようなものだなどの声
が多く寄せられました。 片や、肝腎の現役で子育てをされ
ている世代からは、びっくりはした
が既に取得をし
ているし、やむを得ないのかなといった消極的容認のような御意見
が多かったの
が印象的です。 私自身、それらの声を加味した上で、現在、今のところ、引き続き私の中ではこの条件付加には納得でき
ておりません。 既に実施し
ている無償化に対して、いきなりマイナンバーカード取得の条件
が加わることで、この無償化事業の本来の目的さえも揺らいでしまうような気
がし
ています。 国も、判断は各自治体任せといった曖昧な姿勢のようですので、市としてこのような方針を打ち出した以上は、保護者、市民に対してさらなる説明
が求められるものと考えます。 また、印象に残っ
ているのは、
ある現役子育て中のお父さん
が言われた、友人
が備前市に転入し
てき
ていて、その友人はマイナンバーカード取得に否定的な方で、このような形で給食費の負担を求められるので
あれば、うちの子は給食ではなく、家からおにぎりなど弁当を持たせると話し
ているとの言葉でした。 参考資料では、令和5年度の児童・生徒数の予定
がちょうど1,900名となっ
ておりますので、仮にカード未取得の方
が1割としても約100名から200名程度の児童・生徒の御家庭で混乱
が生じ、またその御家庭への対応も職員の大きな負担となるのではないでしょうか。 そもそも、私は、特に給食費・学用品費について一律の無償化に大賛成というわけではございません。振り返れば、吉村市長1期目最後の定例会で、給食費一律無償化
が提案されました。当時の議会の審査で、約半額を残す形で、補助内容の再検討を求めるところとなり、その後、子供さんの人数に応じた補助制度
が続い
てきました。 そして、吉村市長の下、ちょうど1年前、改めて学用品費も併せ
て一律無償化
が提案、審査の結果可決をされ現在に至っ
ております。 1年前の審査においても、経済的に困窮され
ている御家庭の子供さんの給食費等は国の制度に沿っ
ての支援
がなされ
ており、過剰な無償化との判断から反対をいたしました。 しかし、ここは議会の場で
あり、議決を重く受け止めざるを得ません
が、一旦始められた事業で
あっても、不断の検証は行われなければならないと考え
ております。 そのような考察をもっ
て、ここでは2点お尋ねいたします。 1点目、改めてマイナンバーカード取得条件の付加の目的とその方針決定までの検討経緯についてお聞かせください。 2点目、規定するための条例も提案され
ております
が、ここでは諸事情により備前市外の、おられるか分かりませんけれども、例えば知的障害の子供さんなんか
が通う保育施設に通われる子供さんや支援学校、備前市外の学校に通学する子供さんへの対応をお聞かせください。 最後に大きな6つ目、公園整備についてお聞きします。 公園整備については、私自身も、これまで新設の前に、まずは既存施設の検証や老朽化対策を求め
てまいりました。 多くの児童公園で老朽化した遊具
が撤去はされました
が、今後についての検討
が急がれると考えます。昨年11月、備前市身近な公園の整備・管理基本計画
が示されました。そこでは、整備の基本方針として、各小学校区に1か所程度、複合型遊具を整備することや、適地
がない場合には候補地を選定するとされ
ています。 この計画に沿ったものとして、昨年11月議会に西鶴山地区の複合型遊具設置公園候補地は未定のまま、畠田地区の公園用地取得予算
が提案可決をされました。地元に対するニーズ調査や説明も行われないまま、一方的に公園用地を取得し、整備
が進められることで、地域
が混乱することを懸念し
ておりました
が、今、畠田地区のみならず、西鶴山地区としても、この公園整備について白紙撤回を求められ
ているとお聞きします。 立派な計画
ができ
ても、一歩その進め方をたがえば、市民に還元されるべき公園
が大きな混乱の要因となっ
てしまうこと、また地域と執行部との信頼関係は大きく揺らいでおり、
あるまじき形で進められた土地取得の代償はあまりにも大きいものと痛感し
ております。 どのような形で今後進むのか、しっかりと注視をし
ていきたいと存じます。 そのような状況下、ここでは2点お尋ねいたします。 まず1点目、畠田地区では、1月末に地元説明会
が開催されました。お声かけいただき出席をさせ
ていただきました
が、厳しい意見
が噴出し
ておりました。 今議会の補正予算案で、公園用地取得事業費2,700万円
が繰越明許の扱いとなっ
ております
が、これまでの進捗状況と、今後どのように進め
ていくお考えか、お聞かせください。 2点目、令和5年度当初予算に、未整備地区7か所に障害をお持ちの子供さんも遊べるインクルーシブ遊具を設置する費用1億3,870万円
が計上され
ています
が、その適地の選定や規模、検討、または地元との調整等を含め、どのように今後進んでいかれるのか、お聞かせをいただきたいと思います。 以上で一般質問を終わります。
○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。 〔市長 吉村武司君 登壇〕
◎市長(吉村武司君) それでは、石原議員の御質問に順次お答えいたします。 経常収支比率の算定は、投資的事業や期間限定のソフト事業は臨時的経費として分子には含めず、また経常的な支出となる事業で
あっても補助金や基金繰入金などの特定財源は控除するルールとなっ
ております。 これらを踏まえますと、経常収支比率の算定の分子には、保育園、こども園の接続教育マネジャー配置事業、デジタル教科書の導入、歯周病疾患検診委託、消防団員報酬の増額
が該当するものと見込まれます。 次に、人件費についてで
あります
が、商工費の増額の要因です
が、令和4年度に、文化観光部
が創設されたことに伴うもので
あります。 教育費については、特定任期付職員の採用と図書館プロジェクト推進室
が創設されたこと
が主な要因で
あります。 全体としては、消防団員の報酬増額によるものと職員の新陳代謝によるもの
が要因となっ
ています。 次に、予算執行についてで
あります
が、予算の執行に当たりましては、スピード感とともに、最少の経費で最大の効果を得るための知恵と創意工夫、不要不急、節税、最適な手法の検討等
が求められるのは当然で
あります。これらのバランスに十分配慮し
てまいりたいと考え
ております。 2番、令和5年度主要事業についてのうち、家庭育児応援事業の検討経緯につきまし
ては、備前市では平成29年度から保育料を無償化し
ており、子育て世代の経済的負担の軽減を図っ
てまいりました。 市内には、保育施設を利用せず在宅で子供子育てを頑張っ
ている保護者もおられます。この方々にも、保育施設を利用し
ている保護者と同様に、経済的な負担を少しでも軽減できるよう、また子供を安心し
て産み育てること
ができる環境づくりについて検討し
ておりましたところ、新たな子育て支援施策として令和5年度から実施することといたしました。 次に、子育て世代への経済支援策として、小・中学校の児童・生徒に対して、土日、祝日及び夏休み等の長期休暇中を含む365日のお昼御飯代を支援する取組につきまし
ては、森本議員への答弁のとおりでございます。 具体の事業といたしまし
ては、子育て世代への経済支援策として、小・中学校の児童・生徒に対して土日、祝日及び夏休み等の長期休暇中を含む365日のお昼御飯代を支援する取組を考え
ておりますので、詳しく説明させ
ていただきます。 この取組は、市内に住民票の
ある小学1年生から中学3年生までの児童・生徒に、小学生は1日300ポイント、中学生は1日350ポイントを、365日分のお昼御飯代として小学校で年間10万9,500ポイント、中学生では年間12万7,750ポイントを、
電子地域ポイントにより付与することとし
ております。 備前市立小・中学校に通う児童・生徒の場合は、有償で
ある給食費の支払いを
電子地域ポイントで差引きするということはできるわけで
あります。 そのように、納付免除として、土日、祝日及び夏休み等の長期休暇中、病気などで欠席した場合や市立小・中学校以外の学校に通っ
ている場合など、市の学校給食の提供を受けられない日については、お昼御飯代として
電子地域ポイントを付与するもので
あります。 ポイント付与の時期につきまし
ては、4月1日を想定し
て検討し
ております。 現在、
電子地域ポイント事業では、市内69の店舗
が加盟店として登録され
ておりますので、お昼御飯代として活用し
ていただけること
ができると考え
ております。 また、保育施設を利用せず在宅で育児をされ
ている保護者の支援に、毎月3万ポイントを付与することも新たに考え
ております。 次に、市民全体
が対象とはなるのです
が、特に高齢者に影響
が大きいと思われるデマンド交通等において経済支援を行うこととし
ております。 このように、経済支援策について
電子地域ポイントをできるだけ活用することで、地域内での経済循環につなげる地域活性化を図っ
てまいりたいと考え
ております。森本議員に御説明したとおりでございます。 次に、新入生通学かばん支援事業につい
てで
あります
が、これにつきまし
ても、令和5年度当初予算を編成し
ていく中で、デジタル社会の構築を目指し
て、世帯全員のマイナンバーカード取得をお願いするためのインセンティブとして、また一層の子育て支援、保護者負担の軽減を図るため、包括連携協定を締結し
ております株式会社モンベルの通学用かばんの製品名わんパックを令和6年度の小学校入学生に支給しようと考えたもので、その軽さと機能性、耐久性から、ランドセルの代替えとして採用されるケース
が全国的に増え
ているように聞い
ております。 支給までの手続につきまし
ては、詳細はまだ検討中で
あります
が、令和5年度の早い時期に、新入学予定の保護者からの申請により、発注の上、年度末までに支給することを考え
ております。 4番、本市においては、現在、ライフステージに応じた切れ目のない支援を総合的に展開をし
ております。令和5年度においては、小・中学校の児童・生徒に対して、土日、祝日及び夏休み等の長期休暇中の昼食代等を365日支援する取組や、保育施設を利用せず在宅で子供を育児し
ている保護者の支援等を講じることとし
ております。 近年、出生数
が伸び悩んでおります
が、コロナ禍も少なからず影響し
ているものと考えます。また、施策には、すぐに効果の出ないものも
あります。出生減となっ
ていることで、すぐに方針転換ということではなく、経済社会情勢なども含め
て分析を行い、随時、施策の内容については見直しをかけ
ていくこと
が大切で
あると考え
ております。 次に、転出超過に関する年代による変化については、本市の令和4年における人口異動については168人の転出超過となっ
ており、令和3年との比較では転出超過
が163に減少し
ております。 年代別では、令和3年との比較において、全ての年代において転出超過
が減少し
ており、減少人数はゼロ歳から9歳(「19歳」と後刻訂正)までの年代で8人、二十歳から39歳までの年代で67人(「103人」と後刻訂正)、40代から59までの年代では41人、60歳以上の年代では11人となっ
ております。 次に、未婚率の上昇につきまし
ては、現在、担当課において、他自治体とも連携し
て広域的な出会いの場を提供する俗に言う婚活イベントに取り組んで
いるところで
あります
が、議員のおっしゃるとおり、個々の価値観
が多様化し、結婚
が全てではないという考え方も浸透し
てき
ており、自治体として結婚を推進し、未婚率を低下させ
ていけるかは難しいところで
あります。 しかしながら、未婚率の上昇
が出生数の増加に少なからず影響を与えることは自明の理で
あり、多様性を尊重しつつも、やはり市としても取り組むべき課題で
あると考え
ております。 予算の確保を図りながら、今後も、他自治体や民間団体との協働により、結婚の支援に取り組んでまいりたいと考え
ております。 なお、令和2年度の未婚率は60.1%となっ
ており、直近の平成27年度の58%から2.1ポイント増加し
ております。 次に、令和4年の婚姻数です
が、岡山県より、最新のデータは令和2年のもので100件と伺っ
ております。 また、今年度の結婚新生活支援事業補助金の実績につきまし
ては、2月末現在で、補助申請
が11件、補助金支払い額
が198万9,000円で
あります。 次に、5番についてで
あります
が、国
が進めるデジタル田園都市構想に呼応する形で本市のデジタル化とキャッシュレス化を進めるため、また今後のデジタル社会の構築に向けた施策を展開するためにも、マイナンバーカード
が必須で
あり、より多くの市民の皆様に取得いただくこと
が相互の利益につながるものと考えることから、それを後押しするインセンティブの意味合いとしてお願いをするもので、最終的には令和5年度当初予算を編成し
ていく中で決定をしたもので
あります。 次に、諸事情により、市外の保育施設に通園する子や支援学校、市外の小・中学校に通学する子への対応につきまし
ては、保護者の勤務等の都合により市外の保育施設へ通園される方は、所在自治体の制度により保育料等を納付いただく必要
があり、今回の条例案による免除の対象とはなりません。 また、支援学校や市外の小・中学校の児童・生徒に係る学用品費も、今回の条例案による免除の対象となりません
が、給食費については、森本議員にお答えしたとおり、地域経済の活性化、子育て支援策として、昼食費補助の
電子地域ポイントの対象として、365日分のお昼御飯代
が付与されることになります。 6番、公園整備についてのうち畠田公園用地取得費のこれまでの進捗状況と方向性についてで
あります
が、令和5年1月15日に西鶴山地区の役員の方々へ、1月29日に畠田地区の方々への説明会を行っ
ている状況で
あります。 本年度中に地権者と合意できなければ、今後とも、公園整備としては進められないと考え
ております。 次に、公園を造る場合は、インクルーシブな施設の適地選定、規模、地元調整等についてで
あります
が、複合型のインクルーシブ遊具を置く予定とし
ておりますので、基本的には面積
が大きな公園を候補地として選定し
ております。 施設の規模につきまし
ては、複合型の遊具のほか、防災機能を兼ね備えた公園として災害の被災後も活用できるかまどベンチも併せ
て設置する予定で
あります。 地元調整等につきまし
ては、現在、要望をお聞きし
ている地区も
あります
が、順次、説明、報告を行うこととし
ております。 私のほうからは以上で
あります。
○議長(守井秀龍君) 松畑教育長。 〔教育長 松畑煕一君 登壇〕
◎教育長(松畑煕一君) それでは、石原議員の御質問に順次お答えをいたします。
国際バカロレア教育、通称IB教育と申します
が、そのカリキュラムは現在行われ
ている教育の範囲内で実施できるもので
あり、思考力、判断力、表現力などの育成をはじめ、学習指導要領
が目指す生きる力の育成や課題発見、解決能力や論理的思考力、コミュニケーション能力など、重要な能力、スキルを確実に習得するためにつくられ
ております。 IB教育は、一部の優秀な生徒を対象としたようなエリート教育とは異なり、全ての子供たちのための教育で
あります。IB教育は、日本語による授業で行われるもので、国
が目指す教育目標、内容を着実に進めることによって実現するもので
あります。 その推進についての教育現場との検討協議の経緯や目的や意義につきまし
ては、教育委員会会議及び2度にわたる校長会での説明や個別の説明を重ね
てき
ており、十分共有でき
ているものと考え
ております。 スケジュールにつきまし
ては、備前市国際バカロレア(IB)教育推進計画では、過去に認定を受けた高知県香美市立大宮小学校を参考に作成をし
ております。 正式には、関心校の申請後に、国際バカロレア機構により指示、連絡
があると聞い
ております。 私どもは、あくまで認定を受ける立場で
ありますので、できるだけ計画どおりに進めること
ができるよう、各校と連携し
て取り組んでまいりたいと考え
ております。 要は、IB教育は、私
が教育長就任以来約1年半、ずっと一貫し
て検討し
てきたもので
ありまし
て、子供ファーストの教育、全ては子供たちのために、子供ファーストの教育の徹底をさらに進めるもの
がIB教育で
あります。 以上の趣旨をよく理解し
ていただきたいなと願っ
ておるところでございます。 次に2点目、小中一貫校整備のための関連予算につい
てで
あります
が、11月定例会の土器議員の一般質問の市長答弁でも
あったとおり、伊部小学校の移転について検討し
ていることから、移転先の備前中学校で必要となる施設設備についての調査、設計に係る委託料を計上し
ているところで
あります。 教育委員や校長とも協議を行っ
ているところで
あり、また備前中学校区での学校づくりサロンも実施予定で
あります。 関係者の合意を得ながら、一日でも早く、小中一貫校の具体的な実現を目指し
てまいりたいと考え
ております。 次に3番、図書の購入については、郷土資料など特定の書店などから購入を除き、地元業者で構成する備前図書組合を通じた図書館流通センターからの購入及び地元書店から直接購入をし
ています。そのため、ほぼ市内業者からの購入となります。 次に4点目、教育庁の機構改革の予定についてで
あります
が、スポーツ及び文化に関する事務について、市長部局において執行するための条例案
が提出されたところで
ありますので、関連部署の整理を行うとともに、来年度の事業実施に対応する組織体制づくりも検討する必要
があると考え
ておるところでございます。 私からは以上でございます。
○議長(守井秀龍君) 再質問は
ありますか。 答弁漏れは
ありますか。答弁漏れ
がありましたら議員のほうから指摘ください。
◆10番(石原和人君) 大きな4つ目、人口減対策のところでの転入転出改善傾向ですよの中で、年代ごと、今、市長お答えをいただい
て、僕の聞き間違いだったらあれなんですけど、言われたの
が、ゼロから9歳
が8人、僕も細かく年代を指定したわけじゃないんで、細かく丁寧にお答えいただいたんですけど、ゼロから9。
○議長(守井秀龍君) では、その点ちょっと答弁を願います。 はい、そこで。
◎総合政策部長(梶藤勲君) 記述
が間違っ
ておりまし
て、ゼロから19歳でよろしくお願いします。すみません。
○議長(守井秀龍君) 何人ですか。
◎総合政策部長(梶藤勲君) 8人は一緒です。はい。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 では、再質問は
ありますか。 再質問に入ります。 石原議員。
◆10番(石原和人君) まず、大きな1つ目、予算のところでお答えいただい
て、経常収支比率も本当に何か分かりにくい数字だなということで、なかなかそれだけを見
て判断するのは難しい数字だなというのを改めて感じたところです。 先ほど、約59ですね、歳出を伴う今年度の主要事業としてピックアップし
て上げられ
ておるもの、昨日、計算をし
てみましたら、全部合わせたら、主なものですけれども、45億2,839万6,000円のうち、先ほどこの中から4つ
が基金の繰入金や特定財源
が充てられない、一般財源
が充てられるもの
が僅か4つとお聞きし
て、4つを慌て
て足し算しましたらざっと約9,000万円ほど、今年度も、先ほども
ありましたけれども、基金から繰り入れ
ての大きなプロジェクトも
あったり、それからまちづくり応援基金
が充てられ
ての事業
が本当にたくさん
ありますので、これらの数字は幾ら継続的なものでもここの分子には上がっ
てこないというの
がよく理解はできました。ありがとうございました。 それから、すいません、2点目の人件費のところで、教育費のところで、増加の要因の一つとして特定任期付職員の方の採用と
あったんですけれども、現時点で何名ぐらいを採用される予定で、どういった業務を想定され
ておるんでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 今脇総務部長。
◎総務部長(今脇典子君) 既に令和4年度に採用し
ている職員で
ありまし
て、4名でございます。 教育費につきまし
ては、令和4年4月1日
が41人、それから令和5年4月1日
が47名となっ
ておりまし
て増額となっ
ております。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。
◆10番(石原和人君) さっきので、今のところ、4月1日時点で47名、6名増え
て47名で想定され
ておるということでよろしいですか。はい、ありがとうございます。細かくは、またいずれということと。 それから、予算執行について、市長、今お答えをいただい
て、不要不急のものは執行においてまた精査をされ
ていくのかな、その中でまた前回
あったような事業の必要性のところまで見極めながら進むのかなと。で
あるならば、今回提案され
ている当初予算
て一体どこまで
が真に必要な事業で、何
が何でも令和5年度に行われるべき事業はどうなのかなというところも、全て編成時点では必要な事業として計上され
ておるんでしょうけれども、そのあたりもまた予算委員会等でも、よくこっちのほうも精査をさせ
ていただい
て、何千万円
がということ
が改めて分かった御答弁、ありがとうございました。 それから、大きな2つ目、令和5年度主要事業のうち家庭育児応援事業、未就園の子供さん向けのお一人3万ポイントと言われたんですか、こちらは9,000万円の財政規模の事業となっ
ておりますけれども、こちらの財源はどうなっ
ていましたか。 まちづくり応援基金なんかを見
てみ
ても、充当事業には出
てこず、どういう形になっとんかなと。
○議長(守井秀龍君) 答弁できますか。 答弁願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) ふるさと納税の益金で
あります応援基金で
あります(「一般財源からの持ち出し」と後刻訂正)。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。
◆10番(石原和人君) これも、委員会でまたよく確認させ
ていただきます。僕
が見た限りじゃ、何かいただい
ておる資料では充当事業には列挙され
ていないように思いますので、こちらは確認をさせ
ていただきたいと思いますし、確認もいただい
て、僕
が違うの、見落としとんのか、そちら
がちょっと違うのか、このあたりも議会の場ですので、また精査をいただい
て。 それから、今回、主要事業についてということで、今回、保育園、認定こども園の給食費のところも、これはマイナンバーの後のいくところへつながるかも分からんのですけど、休日の取扱いについて、これは予算
が可決され
て、条例可決されれば、保育園、こども園の子供さんの給食費も、市長
が特に必要と認める規定に基づい
て免除されるんでしょうけれども、僕はふと思うんですけど、これはあくまで小・中学生の休日で
ありましょうから、1号認定の子供さんって長期休暇
があると思うんですけれども、そのあたりは議論の中には加えられず、また議論
がなされたけど、今回は含めずというようなことだったんでしょうか。 1号認定の方の長期休暇中の取扱いは、状況をお聞かせいただければと思うんですけど。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 先ほどの基金は一般財源からの持ち出しでございます。訂正をし
ておきます。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。
石原教育振興部長。
◎教育振興部長(石原史章君) お答えします。 議員お尋ねの保育園、こども園での給食費、それから学用品についてのお尋ねかと思います。 1号認定の園児につきまし
ては、いわゆる夏休みに相当するお休みの期間というの
がありますけれども、そこを何かしら手当てをするというプランでは、制度設計にはなっ
ていないということでございます。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。
◆10番(石原和人君) よく分かりました。 それから、すいません、何か順不同になっ
てしまいまし
て、もう何回やっ
てもなかなかうまく再質問
があれで。 大きな5番、5つ目に行きますけれども、保育料・給食費・学用品費無償化事業についてお聞きをします。 先ほど答弁をいただい
て、森本議員も取り上げ
ておられましたけれども、市長の発言の中で、よくこのマイナンバーカードについてインセンティブというワード
が出
てくるんですけれども、このインセンティブとは和訳をすると分かりやすく言えばどういう意味になるんでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) メリットとお答えしたらいいんでしょうか。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。
◆10番(石原和人君) インセンティブとは、取得することのメリット、ありがとうございます。 それから、僕も、先ほどの一般質問の部分でも申し上げましたけれども、マイナンバーカード取得を目指す姿勢は理解するところでは
あるんですけれども、先ほど午前中でしたか、市長の答弁で、これからはデジタル田園都市構想に基づい
て計画を立て
て、そこの補助金で
あったり交付金も含め
て検討し
ていく中で、先ほどその中で100%を目指すことを計画として掲げ
ておれば補助対象というか、加わる旨の発言をされたと記憶し
ておるんですけれども、無理に何%以上取得でなければならないようなことではなく、市として100%目指しますを掲げ
ておれば、そのような国からの交付金等の対象にも入るということで、それを聞い
て改めて、じゃこういう形で、教育長も先ほどでしたかね、市長でしたかね、あれは違う話でしたかね、学校とも、校長会とも話をされ
て、この件じゃない、バカロレアか、でしたね、この件はということで。 そういう中で、とにかく今大きく注目を集めたり、こうなっ
ておるのは、やはりいきなり感、さっき言ったようなことで、マイナンバー取得は目指すんだけれども、そこへ向け
て今既にやっ
ておる事業に対して
あるタイミングで突然その条件
が付加されたことに対する形になっとんじゃないかなという思い
がします。 振り返っ
てみ
て、この進め方、この今日までの進め方について、方針決定からそのタイミングで
あったり条件を付加することを含め
てなんですけど、いま一度ちょっと振り返っ
ていただい
て、これだけやはり僕は身近なところのお話もしましたけれども、やはり市民の皆さんの間にも、それから様々な注目も集め
ているところなんですけれども、進め方、方針決定の
ありよう、また皆様へのお知らせの仕方も含め
て、何かちょっと振り返っ
ていただい
て、何か感ずるところ、ここはちょっとどうだったかなというの
があるのか、どうなのか、ちょっとお聞かせいただければと思うんですけど。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 議員御指摘の令和4年度の給食費の無償の財源は、コロナ対策給付金で賄っ
ているということは議員も十分御承知と思います。 令和5年度には、そのコロナ対策給付金を充てる、それ
が国のほうから来るということ
が、もうこのコロナ
が終わりまし
て、ないということで
ありますから、これを単年度で終わらすか、令和5年も続けるかと、そこ
が財源をどこから取っ
てくるかということ
が一番大事で
ありまし
て、たまたま私からしましたら寄付で
あります地域おこし応援基金という全国の皆さんからいただいたものを積み上げ
ております応援基金
がありますので、その応援基金から使わせ
ていただこうということでこの制度設計になったわけで
あります。 そこをお間違いのないようにし
ていただきたいと思います。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。
◆10番(石原和人君) 僕は、これを振り返っ
ていただい
てどうだったのかな、市として、様々な方針出されるのは、それは次々
ありましょうけれども、その出され方を尋ねたわけで、財源のところで制度設計をされましたというお答えをいただい
ても、当初、令和4年度も当初はまちづくり応援基金からの繰入金を充当した当初は、給食費無償化補助事業で
あったの
が、いずれかのタイミングで財源
がコロナの交付金に組み替えられたのを記憶しとんですけれども、昨年度の提案段階で既にまちづくり応援基金
が充てられ
て実施をすると、そこはコロナの交付金
があるので、
あるタイミングで組み替えられた。 今回もこういう形で、まちづくり応援基金
がまた充てられ
ておるということだけのように思うんですけれども、振り返りのところで、なかなか答えをいただけんのんですけれども、とにかく市としての方針はこういう形で行くんだということでしょうけれども、本当にこの議案というか、この案件に対しては、議員ですからこの後審査せなあかんのんですけど、本当に何か審査
が難しい。 条例案
が3本、これに関連するの
が出
ています。保育料に関するものの条例と森本議員もおっしゃいましたけれども給食費に関するもの、それから学用品費に関するもの、3本出
てき
ておりますけれども、そのいずれもの
ある条文の中に、「市長は、特に必要
があると認めるときは、規則で定めるところにより」、保育料で
あったり給食費で
あったり学用品費を「減額し、又は免除すること
ができる」、この部分に、まさしく、一旦、捉えとしてはこの部分にここで言うマイナンバー世帯全員取得
が条件として、市長の必要とする判断によって加えられ
ておるということでよろしいんですか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) どうも議員は財源のことをあまり考えずに、政策のことを言う
ておられるように感じるんです
が、やはり執行部としましては、財源はどこに
あるかと、その財源に基づい
ていわゆる政策をつくっ
ていく、私はこれは順当なことで、このコロナ対策給付金
がこういうコロナで日本中の自治体に渡ったわけですから、それはそれで各自治体
がその給付金を使っ
て、地域の活性化、最終的には地域経済を生かし
ていく、若い夫婦の皆さん方のいわゆる経済活動を助け
ていく、そういうもので、全国でそれぞれ1,700の自治体
が使うたわけで
あります。 私どもは、そのような判断をし、議会の承認をもらっ
てやったわけで
ありますから、令和5年度には、そういう制度
がもうないだろうと、じゃあ制度を続けるためにはどこから財源を持っ
てくるか、この財源を応援基金を使う
てやること
ができるかどうかということで、できるという判断になったもんですから、その財源をそっから持っ
ていこうとしただけで、あまりどういいますか、私からしたら議員の考え
が逆に分かりません。
○議長(守井秀龍君) 石原議員、どうぞ。
◆10番(石原和人君) ちょっと質問に、事項に対する御答弁いただかんと、僕は財源のことは何も言うてないじゃないですか、今の質問で。3つ
ある条文、条例の中の条文のところの、今財源どうこうじゃないんですよ、まちづくり応援基金で
あろう
が、今は言うてないんですよ。 マイナンバー取得のところの条件の加味のところが、その条例3つに共通する市長
が必要で
あると認めるときは規則でこれを別に定めるというところへ当たるんですかという問いだけなんで、条例の中身についてお聞かせください。
○議長(守井秀龍君) 質問に対する答弁をお願いします。 〔「端的にお答えください」と10番石原議員発言する〕
石原教育振興部長。
◎教育振興部長(石原史章君) お答えします。 森本議員の質問にも御回答申し上げ
ておりますとおり、世帯全員のマイナンバー取得ということ
が条件ということでの制度設計でございます。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。
◆10番(石原和人君) 条文の中に、マイナンバー取得
がここでは加味されます、付加されますということ
が含まれるという捉えで、改めてすいません、確認なんですけど。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。
石原教育振興部長。
◎教育振興部長(石原史章君) 規則委任されるその規則の中で、そのように、議員おっしゃられるようにうたわれると、明記されるということでございます。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。
◆10番(石原和人君) 市長
が必要と認めた者に対してやるんで
あれば、規則で定めるとされとんですけど、その規則はいつ定められるんでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。
石原教育振興部長。
◎教育振興部長(石原史章君) 今定例会で議案
が可決され、速やかに公布し
ていく流れになろうかと思います。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。
◆10番(石原和人君) それから、これは、でもどうなんかな、何か使用料で
あったり利用料を減免する規定の条例の中に、よくそういう条文
が出
てきますけれども、市長
が必要だと認めるときはそれを減免することできる規定というの
が出
てきますけれども、これだけ何か、言うたら大きいじゃないですか、ほぼ全ての子供さんたちに共通するような、関連するような大きな制度設計の変更
が、何かいとも簡単にそのような条文一つで、何か片づけられ
てしまうというんですか。 市長
が認めさえすれば、あれですもんね。議決も何も経ず、幾らでも条件の変更で
あったり付加で
あったりできるということですもんね。これは、僕なんか最低限、何かそれは現時点のものでも結構ですんで、既にもう方針として提案時点で、今、テーブルに乗っとるこの議案条例の中にその市長
が必要と認めるところの中身というんですか、それは何か別途参考資料のような形ででもお出しいただくことってできないんですかね。 何か本当に曖昧なところの条例を、条例案を我々は審査せなあかんのかなという思いでいっぱいなんですけれども、だから結局、でもすいません、規則ですから、規則
ができんと明示もできんということですかね。
○議長(守井秀龍君) 石原議員、一問一答で。
◆10番(石原和人君) すいません。
○議長(守井秀龍君)
石原教育振興部長。
◎教育振興部長(石原史章君) お答えします。 まず、規則委任の考え方につきまし
ては、条例を提案する際に、法制担当部門で
ある部署とも協議を行った上でこの条例改正案を提案し
ているということでございます。 なお、森本議員の質問にもお答えし
ていた中で、様々な事情によって、すぐに、直ちにカードの取得
ができないような場合、そういったことも例外規定として説明を申し上げ
ております。いろいろな様々なケース
があろうかと思いますので、それぞれの個々の対応になろうかと思いますけれども、そのような形で取得をされ
ていらっしゃる方
が、世帯全員取得をされ
ている方
が対象で
あるといったこと、それから取れない方
がいらっしゃっ
ても、それはそれぞれの事情でどうしても取れないというところは個々の対応で丁寧にお話を聞きながら判断し
ていくというような形での申請手続を考え
ておりますので、今のように丁寧に説明を委員会の中でもさせ
ていただき、議案を審議する上で必要な説明には私ども尽力し
ていきたいというふうに考え
ております。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。
◆10番(石原和人君) 来週の委員会での審査になりますんで、僕は委員じゃないですけど、より分かりやすいような形で審査
ができたらと願っ
ております。 それから、いつぞやの委員会のやり取りをお聞きしとったとき、たまたま部長さんか教育委員会の方のほうから、制度の中身、内容等について保護者の皆様向けにも細やかな説明を行っ
ていく旨の御答弁
がたしか
あったと思うんですけど、そのあたりは、まだ可決し
ていないんですけれども、
あってしかるべきなのかなどうなのかな。タイミングは分かりませんけど、そのあたりはいかがでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。
石原教育振興部長。
◎教育振興部長(石原史章君) 議会で御議決をいただくの
が、3月23日の議会日程になろうかと思います。 そこからの非常に限られた日数にもなりますので、様々な媒体を使っ
て、例えば広報紙で
あるとかホームページ等で
ありますとか、そういった手続等に関する情報発信、丁寧な説明に尽力はし
ていきたいというふうに考え
ております。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。
◆10番(石原和人君) 本当に慌ただしい中、進まざるを得んような事業になるのかな。だから、さっきも申し上げましたけれども、何かばたばたばたばたとして、何
が何でも令和5年度スタートするんだみたいな形で来
てしもうとんかなという感は否めません。 それから、市民の皆さんとお話をする中で、僕も信頼する
ある方の御意見ですけれど、もう法的にどうとかというレベルの話ではなく
て、ちょっとこれは情緒的な話になるんです
が、とにかく品
がない、あまりにも、もう言うたら強引過ぎる、取得率を高めることを目指すことは市の方針ですから理解できますけれども、あまりにも品
がない。また、備前市民の一人として恥ずかしいというようなお話をされた方
がおられました。先ほど
ありましたけど、その方はれっきとした備前市民の方で、冷静にしっかりと見極めた上で、マイナンバー取得向上を目指すことも理解はできるけれども、そのやり方、進め方、そしてまずそこ
が大きな問題じゃないかなと。これ
が出
てき
ていますんで、後は判断するしかございませんけれど。その気持ちをここでもお伝えをさせ
ていただい
て。 それから、最後にすいません、大きな6つ目、畠田地区公園用地について、今、先ほど市長のほうから、今、地元も混乱し
ておるというところで、今年度中に調整
が調わなければ、一旦白紙に戻るというようなお答えだったんですけど、確認なんですけど、その形でよろしいんでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) そのとおりでございます。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。
◆10番(石原和人君) 畠田地区の方へのさっきお答えをされ
ておると、回答を行っ
ておる状況ということでしたけど、回答はもう全てなされたんでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) まだ提出はし
ておりません。私の手元でございます。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。
◆10番(石原和人君) ここでも、何かばたばた、備前市政というのはしとんじゃないんかな、11月定例会で補正予算で提案
があって、購入費ですね、提案
があって2か月ほどたっ
て、今を迎え、年度末まであと一か月を切るようなところで、先ほどの市長の御答弁ですから、何
が何でもここしかない、必要だからということで提案される用地取得費
が、このような形で地域も混乱し、またもうしばらくの僅かな期間で合意
が調わなければ、もうなかったことになる。 ちょっとこれは皆さんよく本当にお考えをいただかんと、これ
が続い
てしまうと、本当の市民と地域と市役所との間で信頼関係
がどんどんどんどん崩れ
てしまう。その危険性を大いに感じますんで、本当に何かもう残念だし、いま一度よくお考えいただきたいと思いますわ。予算編成までの姿勢で
あったり、執行のところもようお考えをいただきたいと思いますよ。 何かお考え
があれば、もう時間はないですけれども。
○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 今は全く考え
ておりませんけども、ここを公園ならば私は賛成したいと言われたの
が石原議員でございます。そうじゃな、公園
がないな、じゃあJRの駅はもうやめようと、公園ならば石原議員
が賛成すると議会で言うとられる。確かに公園
がいいな、それから公園の審議
が始まったんです。 私は、どのように地区の方
が公園
が要るんか、要らんか分かりませんけども、あなた
が私にアドバイスをし
ていただい
て、そうじゃ、公園
が、やればいいな、JRはもう難しいなと思ったところのスタートでございますから、他人事のようなほうには持っ
ていかれんように。私はあなたのアドバイスを聞い
て、これはいいと思っ
て進めたことでございます。言うときます。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。
◆10番(石原和人君) 駅で一回出
てき
て、2回目、駅はしばらく難しいから、しばらくは当面公園用地としてということだと思うんですけれども、僕もようちょっと振り返っ
てみたいと思いますわ。 駅はさすがに無理でしょう、公園の可能性も
あるかもしれんけれども、僕はたしか提案のなされ方、目的をより明確にした上で、土地取得の特別会計ではなく
て、目的を明確にした上で所管する部署
が責任を持っ
て一般会計の土地取得予算で提案すべきということは申し上げた記憶はございますけれども、その形で一般会計として出
てきた。せんだっての議会に。その点は、僕は評価をしたところですけれども、何分、でも地元との調整で
あったり、西鶴山地区の公園を造るところの用地取得ですから、これはやっぱり西鶴山地区全体、畠田地区を含め
て、ように話をし
てから進めんと、それはあかん話じゃと思いますよ。 ちょっとよく僕も確認し
てみますけれども、絶対必要な、進め方
が全くもっ
て欠落しとったことを指摘し
て終わりたいと思います。ありがとうございました。
○議長(守井秀龍君) 訂正
があるようですので、答弁を願います。 梶藤政策部長。
◎総合政策部長(梶藤勲君) 石原議員の人口減対策についての答弁の内容で、転出超過の減少の人数について、20歳から39歳までの年代を「67人」と言っ
ておりましたのを「103人」に訂正をお願いします。失礼いたしました。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 以上で石原議員の質問を終わります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(守井秀龍君) この際、申し上げます。 本日の一般質問はこれで終わりとし、後の方の質問については明日以降に行いたいと思います。 本日はこれにて散会いたします。 皆さん、御苦労さまでした。 午後4時35分 散会...