釜石市議会 > 2020-12-07 >
12月07日-01号

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  1. 釜石市議会 2020-12-07
    12月07日-01号


    取得元: 釜石市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-09
    令和 2年 12月 定例会(第7号)            令和2年釜石市議会12月定例会会議録---------------------------------------           令和2年12月7日月曜日--------------------------------------- 議事日程 第1号   令和2年12月7日(月) 定例会         午後1時会議を開く第1 本日の会議録署名議員の指名第2 会期の決定第3 議長の報告第4 市長の報告第5 報告第15号 公用車による車両損傷事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告について第6 議案第93号 釜石市議会の議決すべき事項を定める条例の一部を改正する条例第7 議案第94号 釜石市市税外収入金等徴収に関する条例等の一部を改正する条例第8 議案第95号 釜石市国民健康保険税条例の一部を改正する条例第9 議案第96号 令和2年度釜石市一般会計補正予算(第8号)第10 議案第97号 令和2年度釜石市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)第11 議案第98号 令和2年度釜石市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)第12 議案第99号 令和2年度釜石市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)第13 議案第100号 令和2年度釜石市魚市場事業特別会計補正予算(第2号)第14 議案第101号 令和2年度釜石市水道事業会計補正予算(第1号)第15 議案第102号 令和2年度釜石市公共下水道事業会計補正予算(第1号)第16 議案第103号 上平田川水門工事(その2)の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについて第17 議案第104号 唐丹小白浜地区漁具置場整備工事変更請負契約の締結に関し議決を求めることについて第18 議案第105号 負担付きの寄附を受けることに関し議決を求めることについて第19 議案第106号 財産の無償貸付けに関し議決を求めることについて第20 議案第107号 釜石市営住宅等指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第21 議案第108号 釜石市中村郷土芸能どんがた館指定管理者の指定に関し議決を求めることについて第22 議案第109号 災害弔慰金等支給審査会の委員の任命及び平成23年東北地方太平洋沖地震及び津波に係る災害弔慰金等支給審査会の運営に関する事務の委託を廃止する協議に関し議決を求めることについて第23 議案第110号 釜石市土地開発公社の解散に関し議決を求めることについて第24 議案第111号 市道路線の廃止に関し議決を求めることについて第25 議案第112号 市道路線の認定に関し議決を求めることについて第26 議案第113号 釜石市固定資産評価審査委員会委員の選任に関し同意を求めることについて第27 陳情2件                                     以上--------------------------------------- 本日の会議に付した事件第1 本日の会議録署名議員の指名…………………………………………………………5第2 会期の決定………………………………………………………………………………〃第3 議長の報告………………………………………………………………………………6第4 市長の報告………………………………………………………………………………9第5 報告第15号 公用車による車両損傷事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告について………………………………………………………………………………………16第6 議案第93号 釜石市議会の議決すべき事項を定める条例の一部を改正する条例…………………………………………………………………………………………………………〃第7 議案第94号 釜石市市税外収入金等徴収に関する条例等の一部を改正する条例…………………………………………………………………………………………………………〃第8 議案第95号 釜石市国民健康保険税条例の一部を改正する条例…………………17第9 議案第96号 令和2年度釜石市一般会計補正予算(第8号)……………………〃第10 議案第97号 令和2年度釜石市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)…………………………………………………………………………………………………………18第11 議案第98号 令和2年度釜石市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)………………………………………………………………………………………………………19第12 議案第99号 令和2年度釜石市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)……〃第13 議案第100号 令和2年度釜石市魚市場事業特別会計補正予算(第2号) ……〃第14 議案第101号 令和2年度釜石市水道事業会計補正予算(第1号) ……………〃第15 議案第102号 令和2年度釜石市公共下水道事業会計補正予算(第1号) ……〃第16 議案第103号 上平田川水門工事(その2)の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについて ………………………………………………………………………………20第17 議案第104号 唐丹小白浜地区漁具置場整備工事変更請負契約の締結に関し議決を求めることについて …………………………………………………………………………〃第18 議案第105号 負担付きの寄附を受けることに関し議決を求めることについて …………………………………………………………………………………………………………21第19 議案第106号 財産の無償貸付けに関し議決を求めることについて ……………〃第20 議案第107号 釜石市営住宅等指定管理者の指定に関し議決を求めることについて …………………………………………………………………………………………………〃第21 議案第108号 釜石市中村郷土芸能どんがた館指定管理者の指定に関し議決を求めることについて ………………………………………………………………………………〃第22 議案第109号 災害弔慰金等支給審査会の委員の任命及び平成23年東北地方太平洋沖地震及び津波に係る災害弔慰金等支給審査会の運営に関する事務の委託を廃止する協議に関し議決を求めることについて ……………………………………………………………22第23 議案第110号 釜石市土地開発公社の解散に関し議決を求めることについて …〃第24 議案第111号 市道路線の廃止に関し議決を求めることについて ………………〃第25 議案第112号 市道路線の認定に関し議決を求めることについて ………………〃第26 議案第113号 釜石市固定資産評価審査委員会委員の選任に関し同意を求めることについて …………………………………………………………………………………………〃第27 陳情2件…………………………………………………………………………………23--------------------------------------- 出席議員(18名)                 議長   木村琳藏君                 副議長  菊池秀明君                  1番  大林正英君                  2番  川嶋昭司君                  3番  三浦一泰君                  4番  野田忠幸君                  5番  磯崎翔太君                  6番  深澤秋子君                  7番  平野弘之君                  8番  遠藤幸徳君                  9番  佐々木 聡君                  10番  千葉 榮君                  11番  古川愛明君                  12番  高橋松一君                  13番  細田孝子君                  14番  山崎長栄君                  17番  佐々木義昭君                  18番  水野昭利--------------------------------------- 説明のため出席した者         市長           野田武則君         副市長          窪田優一君         総務企画部長       佐々木 勝君         市民生活部長       菊池公男君         保健福祉部長       水野由香里君         産業振興部長       平松福壽君         建設部長         菊池拓也君         文化スポーツ部長     佐々木育男君         危機管理監        佐々木 亨君         復興管理監兼復興推進本部事務局長                      熊谷充善君         総合政策課長       藤井充彦君         総務課長         川崎浩二君         財政課長         佐野正治君         会計管理者        橋本英章君         水道事業所長       今入義章君         教育長          高橋 勝君         教育部長         板沢英樹君         教育委員会総務課長    紺田和枝君         学校教育課長       佐々木 誠君         選挙管理委員会委員長   神林知明君         監査委員         小林俊輔君         農業委員会会長      二本松 誠君--------------------------------------- 事務局職員出席者         事務局長         小笠原勝弘         事務局次長        廣田昭仁         事務局次長        小山田富美子---------------------------------------               午後1時会議を開く ○議長(木村琳藏君) 本日の出席議員は18名で定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 ただいまから令和2年12月釜石市議会定例会を開会いたします。 釜石市議会は申合せにより、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、1時間に一度、換気のため10分程度の休憩を設けます。 また、傍聴の方、市当局、議員の議場内でのマスクの着用と、マスクを着用したままでの発言に努めるようお願いいたします。 多人数が集合している状況下にあることを考慮し、効率的な会議の進行に御協力をお願いいたします。 直ちに本日の会議を開きます。 本日の議事は、お手元の議事日程第1号によって進めます。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第1、本日の会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員には、会議規則第81条の規定により、議長において、1番大林正英君及び2番川嶋昭司君を指名いたします。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。今定例会の会期は、本日から12月18日までの12日間としたいと思います。これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、会期は12日間と決しました。 お諮りいたします。議事の都合により12月8日、9日、10日、11日及び14日の5日間は休会したいと思います。これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、12月8日、9日、10日、11日及び14日の5日間は休会することに決しました。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第3、議長の報告であります。 市長から今定例会の審議案件として、お手元に配付いたしましたとおり、報告第15号の1件、議案第93号から議案第113号までの21件、合計22件の送付がありましたので、御報告いたします。 次に、去る9月定例会において議決いたしました意見書1件につきましては、お手元の資料のとおり処理いたしましたので、御報告をいたします。 次に、9月定例会後の議長会等の動向につきましては、その概要を取りまとめ、お手元に配付いたしておりますので、御覧願います。 次に、岩手県沿岸知的障害児施設組合議会の報告を菊池秀明君にお願いいたします。 菊池秀明君、登壇願います。  〔15番菊池秀明君登壇〕 ◆15番(菊池秀明君) 去る10月27日に開会されました岩手県沿岸知的障害児施設組合議会定例会において審議された議案等について、その概要を御報告申し上げます。 本定例会は、宮古市役所議場にて、会期は1日限りで、昨年度の同施設組合一般会計歳入歳出決算に係る認定の外1件の議案に関して審議が行われました。 認定第1号として、令和元年度岩手沿岸知的障害児施設組合一般会計歳入歳出決算について審議され、原案のとおり認定されました。 なお、決算の状況は、歳入決算額1億9053万9469円に対しまして、歳出決算額は1億7780万2857円で、差引残額1273万6612円は令和2年度に繰越しされております。前年度に比較し、歳入決算額で0.99%の増、歳出決算額で0.37%の減になっております。 引き続き、議案の審議が行われ、議案第1号として、令和2年度岩手沿岸知的障害児施設組合一般会計補正予算(第1号)について審議され、原案のとおり可決されました。 補正予算の内容は、昨年度決算の確定した繰越金などについて、本年度会計に計上するため、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ922万2000円を増額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1億9142万2000円としたものであります。 以上で報告を終わります。 ○議長(木村琳藏君) 次に、釜石大槌地区行政事務組合議会の報告を千葉榮君にお願いいたします。 千葉榮君、登壇願います。  〔10番千葉榮君登壇〕 ◆10番(千葉榮君) 釜石大槌地区行政事務組合議会取組状況について御報告いたします。 去る10月26日に定例会が開催され、会期は1日限り、付議案件は6件でありました。 初めに、管理者から主な取組について報告がありましたので、私からその概要を申し上げます。 まず、し尿処理業務についてでありますが、令和元年度のし尿等の搬入量は、釜石市は前年度より2.8%減、大槌町は8.2%減、全体では5.2%減少しているとのことです。両市町とも、仮設住宅の解体が進み、今後の搬入量はさらに減少すると思われるものの、汚泥再生処理センターの経年劣化に対応するための施設設備長寿命化の検討を進めていると報告がありました。 また、し尿汚泥肥料「咲土がえり」は94トンを管内の住民や団体等へ配布したこと、甲子川への放流水質、臭気、騒音、振動などの環境性能は定められた基準や地元との協定値を下回るなど、良好に推移しているとの報告もありました。 次に、消防業務については、令和元年度の出場延べ人員は、前年度と比較して2345人多い1万1758人、火災は釜石市8件、大槌町3件の計11件発生し、前年度と比較して件数は1件の減ですが、損害額は前年度より増えて1305万6000円となっているとのことでしたが、火災により、お一人の尊い命が失われたとのことでありました。 また、救急業務については、出場件数が前年度より136件多い2401件で、その内訳は、釜石消防署が1535件で91件の増加、大槌消防署が866件で45件の増加とのことでありました。 昨年度はラグビーワールドカップが釜石で開催され、オール岩手の万全の警戒体制を構築して大会警備に当たったほか、台風第19号災害においては、釜石市では、浸水からの住民の救出、大槌川の護岸一部崩落により住民への避難等を指示したとのことです。 また、新型コロナウイルス感染症対策としては、職員のマスク着用及び検温を実施しているほか、救急隊員のマスク、ゴーグル、感染防止衣の着用を義務づけ、来庁者には検温と名簿の記載をお願いして、来客カウンターには飛沫防止アクリル板を設置しているとのことです。 さて、付議案件は、条例改正4件、令和2年度補正予算1件、令和元年度決算の認定1件でした。 条例改正は、釜石大槌地区行政事務組合議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例、釜石大槌地区行政事務組合の休日に関する条例、釜石大槌地区行政事務組合職員特殊勤務手当支給条例の一部を改正する条例、釜石大槌地区行政事務組合火災予防条例の一部を改正する条例の4件で、特に釜石大槌地区行政事務組合職員特殊勤務手当支給条例の一部を改正する条例は、新型コロナウイルス感染症から住民の生命及び健康を保護するために職員が従事したときに、防疫等作業手当を支給するため、条例を一部改正しようとするものです。 これら4件の条例改正は、いずれも原案のとおり可決されました。 次に、令和2年度釜石大槌地区行政事務組合会計補正予算(第1号)は、新型コロナウイルス感染症対策消耗品費に充てるため、歳入歳出とも773万円を増額するもので、原案のとおり可決されました。 次に、令和元年度釜石大槌地区行政事務組合会計歳入歳出決算は、歳入歳出とも総額15億7693万6092円で、審議の結果、原案のとおり認定されました。 令和元年度決算の特徴としましては、歳入には緊急消防援助隊設備整備費補助金及びラグビーワールドカップ2019消防救急体制整備費補助金として、国庫支出金3297万9400円が計上されております。 歳出としましては、第4款衛生費は前年度比5499万962円増の2億2196万6754円、第5款消防費は前年度比1億87万1347円増の11億2069万3447円で、この2つの款で全体の85%を占めております。 以上で、釜石大槌地区行政事務組合議会の報告を終わります。 ○議長(木村琳藏君) 次に、岩手沿岸南部広域環境組合議会の報告を古川愛明君にお願いいたします。 古川愛明君、登壇願います。  〔11番古川愛明君登壇〕 ◆11番(古川愛明君) 岩手沿岸南部広域環境組合議会取組状況を御報告いたします。 去る11月25日に、令和2年11月岩手沿岸南部広域環境組合議会定例会が1日の会期で開催されました。 組合管理者からは、岩手沿岸南部クリーンセンターの状況として、初めに、今年度のごみ搬入量は9月末までに1万5017トン、前年度の同期と比較して95.9%の量となっていることの報告がありました。 次に、環境対策については、従来に引き続き、排ガス処理等に万全を期して操業しており、その環境測定値は基準値を大きく下回っていること及び放射性物質関係の測定結果についても基準値以下であり、いずれも良好な状況で推移していることの報告がありました。 次に、本年度も、組合では環境問題について考えていただく機会として、施設見学等を積極的に受け入れており、新型コロナウイルス感染症対策を行いながら、9月末までに合わせて11件で282名の来場があったことの報告がありました。 付議事件といたしましては、認定1件につきまして、原案のとおり認定されました。 付議事件名及び審議結果は、次のとおりでございます。 歳入決算額14億499万4260円、歳出決算額14億236万216円となった令和元年度岩手沿岸南部広域環境組合会計歳入歳出決算につきましては、原案のとおり認定されました。 以上で、岩手沿岸南部広域環境組合議会取組状況の報告を終わります。 ○議長(木村琳藏君) 次に、岩手県後期高齢者医療広域連合議会の報告を遠藤幸徳君にお願いいたします。 遠藤幸徳君、登壇願います。  〔8番遠藤幸徳君登壇〕 ◆8番(遠藤幸徳君) 岩手県後期高齢者医療広域連合議会、諸般の報告をいたします。 去る11月18日に招集されました岩手県後期高齢者医療広域連合議会定例会において審議された議案について、その概要を御報告申し上げます。 本定例会は、岩手県自治会館において開催され、会期は1日、付議事件は9件でございました。 審議の結果は、全て原案のとおり認定、承認及び可決されておりますが、このうち主なものを申し上げます。 まず、令和元年度岩手後期高齢者医療広域連合一般会計歳入歳出決算の認定については、歳入決算額1億9494万5629円、歳出決算額1億9316万6316円、歳入歳出差引残額は177万9313円となっております。 次に、令和元年度岩手後期高齢者医療広域連合後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定については、歳入決算額1623億2538万9344円、歳出決算額1585億3978万4356円、歳入歳出差引残額は37億8560万4988円となっております。 次に、岩手県後期高齢者医療広域連合後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例については、平成30年度税制改正のうち、令和2年以降の収入に係る個人所得課税の見直しにより、令和3年度分以降の後期高齢者医療保険料の軽減に影響が生じないよう、所要の改正を行うものです。 次に、令和2年度岩手後期高齢者医療広域連合一般会計補正予算(第1号)については、令和元年度決算において剰余金が確定したことから、財政調整基金への積立金の増額に係る所要額の補正を行ったもので、歳入歳出予算総額歳入歳出それぞれ177万9000円を追加し、総額を1億9571万8000円としたものです。 次に、令和2年度岩手後期高齢者医療広域連合後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)については、令和元年度決算における剰余金及び令和元年度の療養給付費等に係る国・県、市町村への返還金等が生じるほか、賦課徴収業務において、被扶養者であった被保険者情報提供業務委託料に不足が見込まれることから、所要額の補正を行うもので、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ28億4156万7000円を追加し、総額を1596億2747万8000円としたものです。 以上を申し上げまして、岩手県後期高齢者医療広域連合議会定例会の概要の報告といたします。 ○議長(木村琳藏君) 以上で、議長の報告並びに諸般の報告を終わります。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第4、市長の報告であります。 市長、登壇願います。  〔市長野田武則君登壇〕 ◎市長(野田武則君) 令和2年12月釜石市議会定例会が開催されるに当たり、新型コロナウイルス感染症対策について、復興事業進捗状況について、第六次釜石市総合計画進捗状況について及び屋形遺跡に係る文化審議会の答申についての4件について報告をさせていただきます。 初めに、新型コロナウイルス感染症対策についてでございます。 11月以降、県内では新型コロナウイルス感染者が急速に拡大しており、12月6日までに岩手県が公表した感染者は220名に上り、当市からは3名の方の感染が確認されております。感染されました3名の方は、どなたも重症には至らずに済んだと伺っております。 また、現在のところ、3名の方に関係する新たな感染は確認されておりません。 当市が行っております地域外来・検査センターでのPCR検査の状況についてでございますが、6月から11月までの検査件数は累計で18件となっており、いずれもウイルス不検出でございます。11月の検査件数は5件であり、最近はやや増加傾向にあります。 引き続き、釜石医師会をはじめとする関係機関と連携し、当センターの運営に努めてまいります。 市内で感染が確認されて以降、市内の医療機関などで働く方々やその御家族に対しても、差別、偏見、誹謗中傷が見られ、心を悩ませている方がおられます。差別、偏見、誹謗中傷は決して許されることではありません。 これまでも繰り返しお願いをしてまいりましたが、新型コロナウイルス感染症は、全国どこでも誰もが感染する可能性があります。市民の皆様には、思いやりの気持ちを持って、冷静に行動していただきますよう強くお願いをいたします。 市内でも感染が確認されている状況を踏まえ、市民の皆様が安心して生活できるよう、市を挙げて感染対策を徹底するとともに、適切な情報発信に努めてまいります。 県内はもとより、全国的に感染が拡大している特別な状況の中で、年末年始を迎えようとしております。この年末年始は、特別な状況下であるということを強く意識していただき、市民の皆様や当市にいらっしゃる方々には、一人一人に手洗い、マスクの着用、3密の回避、換気、適度な保湿など基本的な感染予防対策を徹底していただくことはもちろん、毎日の健康確認、体調不良時の外出自粛等を強くお願いをいたします。 また、事業者の方々には、業種別ガイドラインによる感染対策の徹底、従業員の健康状態や行動歴等の記録をお願いいたします。 給付金の給付状況等についてでございます。 子育て世帯を対象に子供1人当たり1万円の特別給付を行う子育て世帯臨時特別給付金につきましては、9月末をもって申請の受付を終了し、1871世帯に3188万円を給付いたしました。 ひとり親世帯臨時特別給付金につきましては、申請が不要な方への基本給付は8月に完了しており、申請が必要な方につきましては、11月末現在において延べ124人から申請があり、基本給付と追加給付を合わせて2011万円を給付しております。 今後は、申請が必要な追加給付等について、引き続き、市ホームページや市広報誌等で周知を図り、申請期限の令和3年2月末まで随時対応してまいります。 そのほかに、釜石市社会福祉協議会が窓口となり、一時的な資金の緊急貸付けを行う生活福祉資金貸付制度につきましては、10月は8件、11月は11件と、これまでに151件の相談が寄せられ、生計の維持が困難になった場合に少額の貸付けを行う緊急小口資金は82件1530万円、生活再建までの費用の貸付けを行う総合支援資金は31件1740万円の貸付けが行われております。 新型コロナウイルス感染症による生活困窮の現状につきましては、主に飲食業、パート、アルバイトなどで生計を維持している収入が不安定な世帯ほど大きな影響を受けており、今後も生活を維持するためには支援が必要であると考えております。 このような状況の中、総合支援資金につきましては、貸付期限が12月末まで延長されておりますし、さらに貸付期間の延長が見込まれますことから、引き続き、釜石市社会福祉協議会など関係機関と連携し、生活に困窮する方に必要な支援が届くよう努めてまいります。 新型コロナウイルス感染症の全国的な拡大に伴う地域経済対策として実施しております各種事業者支援補助金の利用状況等についてでございます。 事業の継続を下支えするため、県との連携により、家賃・借地料の一部を補助する制度、地域企業経営継続支援事業費補助金は、10月30日をもって申請の受付を終了し、147事業者に1753万1000円を支給いたしました。 家賃支援につきましては、今般の新型コロナウイルス感染症拡大により、県内の消費減退の動きが加速していることを踏まえ、岩手県においても追加支援策の実施に向け、検討が進められており、実施決定の際は、当市も県と連携した実施を検討したいと考えております。 地域経済の活性化を図るため発行いたしましたプレミアム付食事券・商品券、いわゆる「かまいしエール券」につきましては、最終的な販売率が54.4%となりましたことから、さらに地域経済の活性化につなげるため、11月20日から22日までの3日間、残りの券について追加販売を行ったところ、3日間とも予定の時間を待たずに完売となり、当初準備をいたしました約1万6000冊は全て販売をいたしました。 融資制度の利用に向けたセーフティーネット保証及び機器関連保証につきましては、11月末現在で239件の認定を行っております。 業種につきましては、建設工事が57件と最も多く、次いで、その他小売業が24件、飲食店が23件の順となっており、幅広い業種において事業経営に影響が生じている状況であると認識しております。 そのほか、市内事業者における国の雇用調整助成金の利用状況につきましては、釜石公共職業安定所によりますと、10月末現在の申請件数が297件となっており、各事業者は本助成金を活用しながら、雇用の維持に努めているものと認識をしております。 新型コロナウイルス感染症は、県内でも飲み会や会食等の場でクラスターが複数発生するなど、新規感染者の増加が見られ、社会経済活動を維持しつつ感染症対策に取り組むことが急務となっております。 こうした状況を踏まえ、感染症対策や業態転換に活用できる県の地域企業感染症対策等支援事業費補助金の活用促進など、感染拡大防止対策について、県や商工会議所とも連携しながら、市内宿泊業・飲食店を訪問し、協力依頼を行っております。今後も関係機関との連携を強め、常に最新の状況を把握しながら対応してまいります。 新型コロナウイルス感染症対策に関する予算についてでございます。 これまで、当市独自の新型コロナウイルス感染症対策として、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金6億6663万2000円及び県の新型コロナウイルス感染症対策市町村総合支援事業費補助金5879万9000円を財源として活用し、経済対策を中心に10億86万4000円の予算を編成してまいりました。 さらに、本定例会におきまして、新型コロナウイルスの感染リスク低減を図るため、オンラインにより市議会を傍聴できる環境整備を行う経費などを含む2292万円を補正予算案として御提案させていただいており、市独自の新型コロナウイルス感染症対策に係る予算総額は10億2378万4000円となります。 今後は予算の執行状況に留意しながら、引き続き感染予防と経済の両立に努め、年末年始にかけての経済対策などにしっかり取り組んでまいります。 次に、復興事業進捗状況についてでございます。 東日本大震災で被災した21地区の基盤整備についてでございますが、水海地区において社会資本整備総合交付金事業として実施する水海地区避難道路整備工事(その1)につきましては、11月に契約を締結いたしました。 また、現在施工中の上平田川水門工事、大石地区漁業集落防災機能強化事業及び片岸公園造成工事の3件につきましては、令和2年度内の事業完了に向け、全力で進捗を図っているところでございます。 去る8月17日から9月16日まで実施いたしました東部地区の空き宅地の公募につきましては、67区画の募集に対し、7区画の申込みがございました。引き続き、来年1月に公募を実施する予定であり、募集対象につきましては、不動産業者も含め、さらに広く公募を行いたいと考えております。 仮設住宅の入居状況につきましては、11月末現在における仮設住宅の入居者は24世帯となり、その内訳は、仮設住宅が6世帯、みなし仮設住宅が18世帯となっております。これら24世帯のうち、自力での再建希望者が10世帯、市内の復興公営住宅入居予定世帯が1世帯、そして盛岡市内の復興公営住宅への入居内定世帯が13世帯で、来年2月中旬以降に入居できると伺っております。 仮設団地の解体につきましては、今年度当初において、20団地1283戸の建物が残っておりましたが、入居者の住宅再建の進捗状況等を踏まえながら解体を行っており、11月末までに12団地932戸の解体が完了しております。残り8団地351戸につきましては、令和3年3月までに解体を完了する予定としております。 復興公営住宅の入居状況につきましては、11月末現在、市及び県を合わせた全体の管理戸数1316戸のうち、入居済みが1237戸、空き戸数が79戸で入居率は約94%となっており、当市管理分としては、復興公営住宅1005戸のうち、入居済みが965戸となっております。 商業者の再建状況につきましては、11月末現在、再建事業者は655事業者となっております。仮設店舗で営業中の残る4事業者につきましても、施設の払下げが年度内に完了する見込みでございます。 次に、台風第19号の被災者への対応状況でございます。 昨年10月の台風第19号の豪雨災害から1年が経過いたしました。被害に遭われた方々におかれましては、一日でも早く元の生活に戻れるよう、この1年は懸命に生活再建に取り組まれたことと存じます。 市といたしましては、被災されたお一人お一人の立場に立って、今後も全力で支援を継続してまいります。 台風第19号の直後は、27世帯の方々が一時的に避難されておりました。その内訳は、仮設住宅が16世帯、市営及び復興公営住宅が10世帯、みなし仮設住宅が1世帯でございます。 その方々の再建状況についてでございますが、仮設住宅に一時避難された16世帯につきましては、自力再建済みが2世帯、県営の復興公営住宅に一時転居し自力再建中が2世帯、中古住宅購入が1世帯、市営及び県営復興公営住宅への転居が5世帯、自宅補修後に帰宅が6世帯となっており、全ての世帯が仮設住宅から退去しております。 市営住宅と復興公営住宅へ避難された10世帯につきましては、現在まで2世帯が退去済み、1世帯が来月退去予定となっており、いずれも民間賃貸住宅への転居となっております。そのほかの7世帯につきましては、そのまま公営住宅に入居しております。 みなし仮設住宅に入居した1世帯につきましては、まだ再建方法が決まっていないため、当面の間、現状のままとなっております。 自力再建及び生活再建に対する支援状況でございますが、自力再建に向けての補助等の支援状況につきましては、建設または購入された世帯への住宅再建補助200万円に2件申請済みであり、1件が今後申請予定となっております。 そのほか、利子補給補助250万円が1件、引っ越し補助5万円が4件申請済みとなっております。 災害救助法に基づく住宅の応急修理につきましては、既に40件の修繕が完了しております。 国・県災害義援金と釜石市災害義援金についてでございますが、台風第19号による被害に対しましては、国や県を通じて、全国の多くの皆様から義援金をお寄せいただいており、深く感謝を申し上げます。 昨年末の第1次配分後、当市に配分された国・県からの災害義援金444万7500円に釜石市災害義援金124万8000円を加えた総額569万5500円を第2次配分として、本年5月に配分をいたしました。1次配分と合わせますと、1789万7000円となっております。 また、被災者生活再建支援金の支給状況でございますが、国の被災者生活再建支援金制度に該当しない世帯に対し、県独自の制度として101世帯に531万2500円のほか、国の被災者生活再建支援金として、延べ22世帯に対し2275万円を支給しております。 災害復旧事業の進捗についてでございますが、台風第19号による豪雨は、市道が崩壊するなど市内沿岸部を中心に甚大な被害をもたらしたところであり、市民の日常生活に関わる箇所を優先に、順次本格的な復旧工事を進めております。 11月末現在、98か所のうち66か所の工事を発注済みであり、そのうち5か所につきましては、既に工事が完了しております。残る箇所につきましても、今年度内の工事発注を目指し、設計業務等を行っているところでございます。 なお、現在、箱崎半島線ほか、主に半島部の市道路線において、一部区間が通行止めとなっておりますが、現時点では、令和3年度内の通行確保を目標とし、鋭意工事を進めてまいります。 今後におきましても、引き続き、市民の安全で安心な暮らしを支える道路の一日でも早い復旧に向けて、最大限取り組んでまいります。 また、特に被害の大きかった市内7地区につきましては、別途検証委員会を設置し、調査検討を行い、7月に提言書としてまとめていただいており、今後は提言書の内容を踏まえ、緊急度が高く早急に整備できる事業から順に、年次計画で整備していく予定でございます。 次に、第六次釜石市総合計画進捗状況についてでございます。 現在、令和3年度を初年度とする第六次釜石市総合計画の策定を進めております。 計画の策定に当たっては、市民62人で構成するかまいし未来づくり委員会を中心に議論を重ね、11月16日にかまいし未来づくり委員会から、新しい釜石市総合計画策定に向けた最終提言書が提出されました。 また、10月15日に釜石市総合振興審議会に第六次釜石市総合計画基本構想の基本的方向を諮問し、11月30日に答申を受けたところであります。 かまいし未来づくり委員会から提出された最終提言書、釜石市総合振興審議会から答申を受けた第六次釜石市総合計画基本構想の基本的方向及び市議会市政調査会、市政懇談会、地域会議等で頂戴した意見を踏まえ、現在、第六次釜石市総合計画(案)を作成しております。 本定例会において、釜石市議会の議決すべき事項に、総合計画の基本構想の策定及び変更に関することを加える条例の改正案を提案させていただいており、さらに今後、第六次釜石市総合計画(案)を市議会議員全員協議会で説明し、議員の皆様からの御意見を賜るとともに、年明けからの意見募集を経て、3月定例会に第六次釜石市総合計画基本構想(案)を提案する予定としております。 なお、この第六次釜石市総合計画と、先ほど御報告した台風第19号の災害検証結果につきましては、10月から11月にかけて開催した住民説明会及び市政懇談会で、市民の皆様にお知らせをしたところであり、住民説明会では7日間で延べ158人の方に、市政懇談会では8日間で延べ290人の方にそれぞれ御参加をいただき、御意見をいただきました。 今後は、皆様からいただいた御意見等を復旧工事や総合計画の作成等に反映させてまいりたいと考えております。 次に、屋形遺跡に係る文化審議会の答申についてでございます。 去る11月20日、国の文化審議会は、当市の唐丹町大石に所在する屋形遺跡について、文部科学大臣に国の史跡に新指定すると答申をいたしました。本年度末までには、官報告示をもって、正式に国の指定となる見込みでございます。 屋形遺跡は、東日本大震災からの復旧事業において、緊急の発掘調査が進められる中、市民の皆様や有識者の方々からの声を受けて保存された希少な遺跡でございます。 今回の文化審議会の答申においては、屋形遺跡は縄文時代中期末から後期初頭の貝塚と住居跡が一体となった集落であり、三陸沿岸のなりわいの実態を示す貴重な遺跡であることが評価されました。当市におきましては、史跡として、昭和32年の橋野高炉跡の指定から2例目となり、また、岩手県においても、特別史跡を含め31例目の指定となります。 屋形遺跡周辺は民有地が多く、現状では一般公開できない状況にありますが、来年度には史跡整備検討委員会を発足させ、保存管理計画を策定し、公開に向けて遊歩道や看板設置などの整備を図ってまいります。また、整備に先立ち、現地見学会や特別企画展を開催する予定でございます。 本年度は東日本大震災から10年となる節目の年に当たり、また、新型コロナウイルスの影響による昨今の社会情勢において、屋形遺跡の国指定の話題は当市にとって大変喜ばしく、朗報でございます。 今後とも、議員並びに市民の皆様の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げ、令和2年12月釜石市議会定例会に当たっての市長報告といたします。 ○議長(木村琳藏君) 以上で市長の報告を終わります。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第5、報告第15号公用車による車両損傷事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告についてから日程第26、議案第113号釜石市固定資産評価審査委員会委員の選任に関し同意を求めることについてまで、22件を一括議題といたします。 ただいま一括議題に供しました報告及び各議案について、順次当局の説明を求めます。 総務企画部長。  〔総務企画部長佐々木勝君登壇〕 ◎総務企画部長(佐々木勝君) ただいま議題に供されました報告第15号公用車による車両損傷事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告についてから議案第113号釜石市固定資産評価審査委員会委員の選任に関し同意を求めることについてまでの報告1件、議案21件につきまして、順次御説明申し上げます。 議案書の1ページを御覧願います。 報告第15号公用車による車両損傷事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告について御説明申し上げます。 令和2年9月16日午前9時50分頃、水道事業所職員が運転する公用車が国道283号釜石駅前交番付近を走行していたところ、前方不注意により停車していた相手方車両に接触し、相手方車両のリアバンパー等に損害を与えたものでございます。 この事故に係る損害賠償について、去る10月29日に市の損害賠償額44万1564円が決定したことから、同日付で地方自治法第180条第1項及び釜石市長専決条例第2条第2号の規定に基づき専決処分をしたもので、同法第180条第2項の規定により報告するものでございます。 3ページを御覧願います。 議案第93号釜石市議会の議決すべき事項を定める条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 この条例は、釜石市議会の議決すべき事項として、総合計画の基本構想の策定または変更に関することを加えるため、条例の一部を改正しようとするものです。 4ページを御覧願います。 議案第94号釜石市市税外収入金等徴収に関する条例等の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 この条例は、地方税法等の一部を改正する法律が令和2年3月31日に公布され、その一部規定が令和3年1月1日から施行されることに伴い、条例の一部を改正しようとするものです。 主な改正内容は、釜石市市税外収入金等徴収に関する条例、釜石市後期高齢者医療に関する条例及び釜石市介護保険条例において、特例基準割合を延滞金特例基準割合に改めようとするもので、施行期日を令和3年1月1日としようとするものです。 6ページを御覧願います。 議案第95号釜石市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 この条例は、地方税法施行令の一部を改正する政令が令和2年9月4日に公布され、その一部規定が令和3年1月1日から施行されることに伴い、条例の一部を改正しようとするものです。 主な改正内容は、国民健康保険税の減額に係る所得の基準の見直しに伴う改正及び公的年金等に係る所得に係る国民健康保険税の課税の特例について、所得の基準の見直しに合わせた改正をしようとするもので、施行期日を令和3年1月1日としようとするものです。 以上、議案第93号から議案第95号までの条例3件につきましては、地方自治法第96条第1項第1号の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 別冊の補正予算書1ページを御覧願います。 議案第96号令和2年度釜石市一般会計補正予算(第8号)は、予算の総額に歳入歳出とも86億7800万円を増額し、補正後の予算総額を437億4500万円としようとするものです。 2ページから順次御覧願います。 第1表歳入歳出予算補正の主な内容を御説明いたします。 第1款議会費には、人との接触を減らし感染リスクの低減を図るため、オンラインで市議会が傍聴可能な環境を整備する市議会新型コロナウイルス感染症対策事業を計上しております。 第2款総務費には、庁舎建設基金など基金への積立てを行う基金積立金や、新型コロナウイルス感染症の影響により、テナント事業者の休業等に伴う施設利用料収入の減少に対し支援する情報交流センター運営事業、これまで概算払いにより受領していた東日本大震災復興交付金及び令和元年度被災者支援総合交付金の執行残額を返還する復興関係管理事務費などを計上しております。 第3款民生費には、県の助成制度を活用して、市民税が課税されていない高齢者世帯、障がい者世帯、ひとり親世帯及び生活保護世帯に対し、灯油購入費の一部を助成し、冬季の経済的負担を軽減し、生活の安定と福祉の増進を図る福祉灯油購入費助成事業などを計上しております。 第4款衛生費には、施設の消毒や感染予防対策に必要なアルコール消毒液、手指消毒液やフェースガードなどの物品を補充し、新型コロナウイルス感染症の拡大に備える新型コロナウイルス感染予防・拡大防止事業などを計上しております。 第7款商工費には、新型コロナウイルス感染症の影響により、他県等で開催される物産PRやイベントでの宣伝活動が制限されることから、観光PR映像を作成し、オンラインを活用したアフターコロナを見据えた誘客PR活動を行うとともに、イベント等に使用する物品を購入する観光物産PR経費などを計上しております。 第8款土木費には、釜石港利用拡大の観点から、荷主等に対してインセンティブとして交付している奨励金の不足額を増額計上する釜石港振興事業などを計上しております。 第9款消防費には、消防事務全般の人件費に係る調整分及び新型コロナウイルス感染症対策のための救急隊等が必要とする防護服、消毒液、マスク、手袋等の購入に係る経費を負担する釜石大槌地区行政事務組合負担金を計上しております。 第10款教育費には、新型コロナウイルス感染症の影響により施設利用のキャンセルに伴う利用料収入の減少に対し支援する市民ホール管理運営費や、新型コロナウイルス感染症の影響により施設利用料収入が減少したこと、また、新型コロナウイルス感染症対策に伴い事業費が増加したことに対し支援するとともに、体育施設の緊急的な修繕を行う体育施設管理運営費などを計上しております。 第11款災害復旧費には、令和元年台風第19号で被災した箱崎半島線の被災原因検証結果により、新たな復旧工法を見込む必要が生じたことなどから、変更に係る測量設計を行うとともに、白浜中津線(箱崎白浜地区市道)ほか1路線が本年9月の大雨によりさらに被災したため、復旧工事に係る所要額を計上する公共土木施設災害復旧事業を計上しております。 第12款公債費には、減債基金を活用して災害公営住宅債を中心に繰上償還を行い、翌年度以降の公債費負担の軽減を図る地方債元金償還金及び地方債利子償還金を計上しております。 これらの財源として、歳入には歳出充当特定財源のほか地方交付税及び市債の減額、財政調整基金繰入金、減債基金繰入金などを計上して予算を編成しております。 7ページを御覧願います。 第2表債務負担行為補正には、庁内の文書量や文書種別の調査、業務フローや運用ルールの解析、情報のデータ化検討や利活用方法など業務分析等を行い、庁内の業務効率化・ペーパーレス化等による働き方改革を推進する市役所電子化推進事業のほか、複数年にわたって契約が必要となる事業に係る債務負担行為の追加24件を計上しております。 10ページを御覧願います。 第3表地方債補正には、今次補正予算による起債対象事業の変更に伴う市債発行額の調整を計上しております。 13ページを御覧願います。 議案第97号令和2年度釜石市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)は、予算の総額に歳入歳出とも1億4070万4000円を増額し、補正後の予算総額を42億6463万6000円としようとするものです。 歳入歳出予算の内容としましては、歳出に職員給与費の調整のほか、保険給付費及び基金積立金、諸支出金の増額や保険事業費の特定健康診査等事業費の確定に伴う減額を計上し、併せて歳入は、歳出充当特定財源の調整のほか、繰越金の増額、一般会計からの繰入金及び財政調整基金繰入金の減額を計上して予算を編成しております。 17ページを御覧願います。 議案第98号令和2年度釜石市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)は、予算の総額に歳入歳出とも139万4000円を増額し、補正後の予算総額を4億8336万8000円としようとするものです。 歳入歳出予算の内容といたしましては、歳出に後期高齢者医療広域連合納付金の増額を計上し、併せて歳入は、一般会計からの繰入金を計上して予算を編成しております。 21ページを御覧願います。 議案第99号令和2年度釜石市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)は、保険事業勘定予算の総額に歳入歳出とも1億2999万円を増額し、補正後の予算総額を42億6066万5000円としようとするものです。 保険事業勘定の歳出には、職員給与費の調整のほか、保険給付費及び地域支援事業費、諸支出金を増額計上し、この財源として、歳入には、歳出充当特定財源のほか、一般会計からの繰入金及び繰越金を計上して予算を編成しております。 25ページを御覧願います。 議案第100号令和2年度釜石市魚市場事業特別会計補正予算(第2号)は、予算の総額に変更はありませんが、歳入のうち魚市場使用料の減額、併せて一般会計からの繰入金を計上し、歳入予算を組み替えて編成しようとするものです。 ただいま御説明申し上げました補正予算の詳細につきましては、同じ冊子となっております補正予算に関する説明書を御覧いただきたいと存じます。 次に、別冊としております水道事業会計補正予算書を御覧願います。 議案第101号令和2年度釜石市水道事業会計補正予算(第1号)は、収益的収入及び支出において、事業費用から518万4000円を減額しようとするものです。 事業費用の支出には、営業費用として、職員給与費の調整のほか、漏水調査業務委託の減額を計上して予算を編成しております。 次に、別冊としております公共下水道事業会計補正予算書を御覧願います。 議案第102号令和2年度釜石市公共下水道事業会計補正予算(第1号)は、収益的収入及び支出において、事業収益から338万3000円、事業費用から338万3000円をそれぞれ減額し、資本的収入及び支出において、収入から5981万6000円、支出から6349万1000円を減額計上しようとするものです。 収益的収入及び支出の事業費用には、営業費用として職員給与費の調整に伴う減額、営業外費用として支払利息及び企業債取扱諸費の減額を計上し、事業収益には他会計補助金を減額計上しており、資本的収入及び支出の支出には、職員給与費の調整のほか、大平下水処理場汚泥処理棟耐震化工事及びストックマネジメント実施方針策定業務委託の減額、釜石(只越)地区汚水管布設工事の増額を計上し、収入には公共下水道受益者負担金及び企業債を増額計上し、併せて国庫補助金及び他会計出資金を減額計上しております。 また、債務負担行為には、工事が翌年度にわたる釜石(只越)地区汚水管布設工事を計上しております。 これによって、資本的収入が支出に不足する額2億6826万3000円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、当年度分損益勘定留保資金で補填するものです。 以上、令和2年度補正予算7件につきましては、地方自治法第96条第1項第2号及び地方公営企業法第24条第3項の規定により提案するものでございます。 議案書にお戻りいただきまして、9ページを御覧願います。 議案第103号上平田川水門工事(その2)の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについて御説明申し上げます。 この議案は、平成29年12月15日に締結した上平田川水門工事(その2)の請負契約について、水門堤防を既存防潮堤と接合するに当たり、水門右岸海岸堤防の土圧を考慮する必要が判明したため、補強土壁工を増工するとともに、水門管理用の転落防止柵等を設置する附帯工及び仮設工を増工することに伴い、契約額を1409万3200円増額する変更請負契約を締結しようとするもので、去る10月28日に株式会社青紀土木との間で仮契約を締結しております。 なお、工期は平成29年12月15日から令和3年3月26日までとなっております。 10ページを御覧願います。 議案第104号唐丹小白浜地区漁具置場整備工事変更請負契約の締結に関し議決を求めることについて御説明申し上げます。 この議案は、令和2年2月3日に締結した唐丹小白浜地区漁具置場整備工事の請負契約について、既設石垣基礎に空隙が確認されたことから補強土壁工を増工するとともに、盛土材を土砂と石に選別する土砂ふるいを増工することに伴い、契約額を2469万1700円増額する変更請負契約を締結しようとするもので、去る10月23日に新光建設株式会社との間で仮契約を締結しております。 なお、工期は令和2年2月3日から令和3年2月26日までとなっております。 以上、議案第103号及び議案第104号の議案2件につきましては、予定価格が1億5000万円以上の契約締結及び議会に付して締結した契約を変更する契約であることから、地方自治法第96条第1項第5号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 11ページを御覧願います。 議案第105号負担付きの寄附を受けることに関し議決を求めることについて御説明申し上げます。 この議案は、三陸沿岸地域における交通の利便性を確保し、鉄道旅客輸送を維持するためとして、去る10月23日付で三陸鉄道株式会社から、鉄道事業用償却資産について負担付きの寄附の申込みがあったことから、これを受けようとするもので、地方自治法第96条第1項第9号の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 負担付きの内容といたしまして、寄附を受けた財産を無償で貸し付けるというものでございます。 なお、寄附を受けようとする資産の明細は、12ページ及び13ページに記載のとおりでございます。 14ページを御覧願います。 議案第106号財産の無償貸付けに関し議決を求めることについて御説明申し上げます。 この議案は、議案第105号により寄附を受けようとする鉄道事業用償却資産を三陸鉄道株式会社に鉄道事業の用に供するため無償貸付けしようとするもので、地方自治法第96条第1項第6号の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 15ページを御覧願います。 議案第107号釜石市営住宅等指定管理者の指定に関し議決を求めることについて御説明申し上げます。 この議案は、釜石市営住宅等指定管理者選定委員会で審査を実施した結果、釜石市営住宅等指定管理者に一般財団法人岩手県建築住宅センターを指定しようとするもので、その指定の期間は令和3年4月1日から令和6年3月31日までとするものでございます。 17ページを御覧願います。 議案第108号釜石市中村郷土芸能どんがた館指定管理者の指定に関し議決を求めることについて御説明申し上げます。 この議案は、釜石市中村郷土芸能どんがた館指定管理者に中村・青の木郷土振興会を指定しようとするもので、その指定の期間は令和3年1月1日から令和5年12月31日までとするものでございます。 以上、議案第107号及び議案第108号につきましては、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 18ページを御覧願います。 議案第109号災害弔慰金等支給審査会の委員の任命及び平成23年東北地方太平洋沖地震及び津波に係る災害弔慰金等支給審査会の運営に関する事務の委託を廃止する協議に関し議決を求めることについて御説明申し上げます。 この議案は、平成23年東北地方太平洋沖地震及び津波に係る災害関連死の申出件数が減少し、令和3年度以降の災害関連死の申出が見込まれないため、地方自治法第252条の14第2項の規定により、岩手県との間で災害弔慰金等支給審査会の委員の任命及び平成23年東北地方太平洋沖地震及び津波に係る災害弔慰金等支給審査会の運営に関する事務の委託を廃止することについて、岩手県と協議しようとするもので、同法第252条の14第3項の規定において準用する同法第252条の2の2第3項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 19ページを御覧願います。 議案第110号釜石市土地開発公社の解散に関し議決を求めることについて御説明申し上げます。 この議案は、社会情勢の変化等により、釜石市土地開発公社の必要性が薄れている状況にあることから、釜石市土地開発公社理事会において解散の同意が得られたため、公有地の拡大の推進に関する法律第22条第1項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 なお、解散の日は、岩手県知事の認可を受けた日とするものでございます。 20ページを御覧願います。 議案第111号市道路線の廃止に関し議決を求めることについて御説明申し上げます。 この議案は、市道9路線を廃止しようとするもので、その内容は、釜石都市計画平田地区被災市街地復興土地区画整理事業による施設整備に伴い廃止する平田4号線ほか8路線となっており、道路法第10条第3項で準用する同法第8条第2項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 21ページを御覧願います。 議案第112号市道路線の認定に関し議決を求めることについて御説明申し上げます。 この議案は、釜石都市計画平田地区被災市街地復興土地区画整理事業による道路整備に伴い、新たに平田4号線ほか33路線を市道に認定するもの、また、松倉地区生活道路として新たに整備する事業計画に伴い、松倉49号線を市道に認定しようとするもので、道路法第8条第2項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 23ページを御覧願います。 議案第113号釜石市固定資産評価審査委員会委員の選任に関し同意を求めることについて御説明申し上げます。 現在、固定資産評価審査委員会委員であります山崎功さんの任期が令和2年12月31日をもって満了となりますが、引き続き、同委員として山崎功さんを選任したいと存じますので、地方税法第423条第3項の規定により、議会の同意を求めるものでございます。 なお、山崎さんの略歴につきましては、議案書24ページのとおりでございますので、説明は省略させていただきます。 以上で提案理由の説明を終わります。 よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願いを申し上げます。
    ○議長(木村琳藏君) 以上をもって、当局の説明は終わりました。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) お諮りいたします。報告第15号の1件、議案第93号から議案第112号までの20件、合計21件は、委員会付託を省略し、来る12月18日の本会議において質疑及び審議することにしたいと思います。これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) お諮りいたします。ただいま議題となっております議案のうち、議案第113号は、本日直ちに審議することにしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第26、議案第113号釜石市固定資産評価審査委員会委員の選任に関し同意を求めることについてを議題といたします。 お諮りいたします。本案は人事案件でありますので、議事の順序を省略し、直ちに採決したいと思います。これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、直ちに採決いたします。 本案については原案に同意することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(木村琳藏君) 御異議ありませんので、原案に同意することに決しました。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 日程第27、陳情2件を議題といたします。 12月3日までに受理いたしました陳情は、お手元の各文書表のとおりであります。 陳情の番号及び件名等を職員に朗読させます。  〔事務局職員朗読〕 陳情第5号 令和3年度理科教育設備整備費等補助金予算計上についてのお願い                                     報告 陳情第6号 私学教育を充実発展させるための陳情                                     報告 ○議長(木村琳藏君) ただいまの陳情2件は報告でありますので、趣旨に賛同する議員は所要の手続をお願いいたします。--------------------------------------- ○議長(木村琳藏君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。本日はこれをもって散会いたします。               午後2時14分散会                         釜石市議会議長 木村琳藏                         釜石市議会議員 大林正英                         釜石市議会議員 川嶋昭司...