太田市議会 2011-10-04
平成23年 9月定例会−10月04日-05号
平成23年 9月定例会−10月04日-05号平成23年 9月定例会
平成23年9月
太田市議会定例会会議録
平成23年10月4日(火曜日)
〇出席議員 34名
1番 渋 澤 由紀子 2番 岩 崎 喜久雄
3番 山 崎 正 紀 4番 鹿 山 正
5番 宮 沢 まりこ 6番 矢 部 伸 幸
7番 山 崎 俊 之 8番 石 倉 稔
9番 久保田 俊 10番 水 野 正 己
11番 星 野 一 広 12番 五十嵐 あや子
13番 深 澤 直 久 14番 市 川 隆 康
15番 山 口 淳 一 16番 伊 藤 薫
17番 大 島 正 芳 18番 大 川 陽 一
19番 木 村 康 夫 20番 町 田 正 行
21番 小 暮 広 司 22番 尾 内 謙 一
23番 太 田 けい子 24番 川 鍋 栄
25番 本 田 一 代 26番 中 島 貞 夫
27番 上 村 信 行 28番 稲 葉 征 一
○議長(白石さと子) ご異議なしと認めます。
よって、清水市長からの発言の取り消しの申し出を許可することに決定いたしました。
次に、9月14日の水野議員の一般質問の中で、お手元に配付いたしました発言訂正申出書のとおり、「28」を「26」に訂正いたしたい旨の申し出が水野議員よりありますので、これを許可します。
本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付申し上げたとおりであります。
その順序により会議を進めたいと思いますので、ご了承願います。
日程に入ります。
◎ 委 員 長 報 告
委 員 会 審 査 報 告 書
本委員会に付託の事件を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第102条の規定により報告します。
平成23年9月21日
太田市議会議長
白 石 さと子 様
総務企画常任委員長 大 川 陽 一
記
┌───────┬──────────────────────────────┬─────┐
│ 事件の
番号 │ 件 名
│議決の結果│
├───────┼──────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第97号 │太田市有給吏員退隠
料退職給与金死亡給与金及び
遺族扶助料条例の│ 原案可決 │
│ │一部改正について │ │
└───────┴──────────────────────────────┴─────┘
○議長(白石さと子) 日程第1、議案第97号を議題といたします。
本案は
総務企画委員会に付託いたしたものであります。
審査報告書の朗読を省略し、直ちに
大川陽一委員長から報告を求めます。
◎
総務企画常任委員長(大川陽一) ご指名によりまして、
総務企画委員長報告を申し上げます。
去る9月16日に本委員会に付託されました議案第97号 太田市有給吏員退隠
料退職給与金死亡給与金及び
遺族扶助料条例の一部改正について、審査の経過と結果をご報告申し上げます。
本委員会は、9月21日に委員全員及び執行者の出席のもとに委員会を開催し審査を行いました。提案理由及び議案の内容につきましては、9月14日の本会議において説明を受けたとおりでありますが、今回の審査に当たり、再度、執行者より詳細な説明を受け、慎重に審査を行ったものであります。
本案は、
遺族扶助料受給者2名のうち1名が死亡したことに伴い、死亡者の受給していた遺族扶助料に係る規定を削除しようとするものであり、あわせて、常用漢字表の改定に係る字句の整理を行おうとするものであります。
委員からは、特に質疑もなく、挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上、本委員会に付託されました議案につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、
委員長報告といたします。
◎ 質 疑(終局)
○議長(白石さと子) これより質疑に入ります。
ただいまの
委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(白石さと子) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
◎ 討 論(終局)
○議長(白石さと子) これより討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(白石さと子) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
◎ 表 決
○議長(白石さと子) これより採決いたします。
本案を
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(白石さと子) 起立全員、よって本案は
委員長報告のとおり決定いたしました。
◎ 委 員 長 報 告
委 員 会 審 査 報 告 書
本委員会に付託の事件を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第102条の規定により報告します。
平成23年9月21日
太田市議会議長
白 石 さと子 様
教育福祉常任委員長 町 田 正 行
記
┌───────┬──────────────────────────────┬─────┐
│ 事件の
番号 │ 件 名
│議決の結果│
├───────┼──────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第98号 │太田市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について │ 原案可決 │
├───────┼──────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第99号 │太田市
老人福祉センター条例の一部改正について │ 原案可決 │
├───────┼──────────────────────────────┼─────┤
│議案第100号│太田市児童館条例の一部改正について │ 原案可決 │
├───────┼──────────────────────────────┼─────┤
│議案第101号│太田市
放課後児童クラブ条例の一部改正について │ 原案可決 │
├───────┼──────────────────────────────┼─────┤
│議案第102号│太田市公民館条例の一部改正について │ 原案可決 │
├───────┼──────────────────────────────┼─────┤
│議案第103号│太田市生涯
学習センター条例の一部改正について │ 原案可決 │
├───────┼──────────────────────────────┼─────┤
│議案第104号│太田市
勤労青少年ホーム条例の一部改正について │ 原案可決 │
└───────┴──────────────────────────────┴─────┘
○議長(白石さと子) 次に、日程第2、議案第98号から第104号までの7議案を一括議題といたします。
7議案は
教育福祉委員会に付託いたしたものであります。
審査報告書の朗読を省略し、直ちに
町田正行委員長から報告を求めます。
◎
教育福祉常任委員長(町田正行) ご指名によりまして、
教育福祉委員長報告を申し上げます。
去る9月16日に本委員会に付託されました議案第98号から第104号までの7議案について、審査の経過と結果をご報告申し上げます。
本委員会は、9月21日に委員全員及び執行者の出席のもとに委員会を開催し審査を行いました。提案理由及び議案の内容につきましては、9月14日の本会議において説明を受けたとおりでありますが、今回の審査に当たり、再度、執行者より詳細な説明を受け、慎重に審査を行ったものであります。
初めに、議案第98号 太田市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正についてご報告を申し上げます。
本案は、災害弔慰金の支給等に関する法律の改正に伴い、死亡者に係る配偶者、子、父母、孫または祖父母のいずれもが存しない場合に限り、同法の要件を満たした兄弟姉妹に対し災害弔慰金を支給することに関する規定を定めようとするものであります。
委員からは、改正された場合、適用になる人はいるのかとの質疑があり、このことについては、現在はいないとのことでありました。
挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第99号 太田市
老人福祉センター条例の一部改正についてご報告を申し上げます。
本案は、老朽化した「藪塚本町憩の家」にかわる施設として「太田市
老人福祉センター藪塚いこいの湯」を設置しようとするものであります。
委員からは、特に質疑もなく、挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第100号 太田市児童館条例の一部改正についてご報告を申し上げます。
本案は、太田市
藪塚本町児童館を設置するため、条例の一部を改正しようとするものであります。
委員からは、特に質疑もなく、挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第101号 太田市
放課後児童クラブ条例の一部改正についてご報告を申し上げます。
本案は、
藪塚本町放課後児童クラブの利用者の増加により、71人以上の
放課後児童クラブの分割として、
藪塚本町児童館放課後児童クラブを設置しようとするものであります。
委員からは、特に質疑もなく、挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第102号 太田市公民館条例の一部改正についてご報告を申し上げます。
本案は、太田、九合、韮川、休泊及び宝泉の5カ所の公民館の取り壊しに伴い、条例の一部を改正しようとするものであります。
委員からは、平成23年度中の取り壊しは早急過ぎると思うが、現在の
公民館利用者は次の利用先をきちんと確保できているかとの質疑があり、このことについては、各
行政センターや
社教センターなどと連携をとりながら、あいている施設の利用をお願いしたいとのことでありました。
また、取り壊し後の跡地の利用予定はどうなっているのかとの質疑があり、このことについては、市全体として有効活用を考えていくとのことでありました。
また、宝泉は、
行政センターの利用者が多く、これまで公民館を使ってきた人を
宝泉行政センターに移行するのはかなり難しいと思うが、早急に解決しなければならない案件を精査していくべきではないのかとの質疑があり、このことについては、現在の利用者に対しても考えられる範囲で努力をして、実態の把握に努めながら、いい方法を模索していきたいとのことでありました。
挙手により採決を行った結果、賛成多数により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第103号 太田市生涯
学習センター条例の一部改正についてご報告を申し上げます。
本案は、議案第105号 太田市
勤労会館条例の一部改正についてと関連する案件であり、世良田生涯
学習センターに係る施設の使用料の表に、研修室1、研修室2、研修室3及び会議室の項目を加えようとするものであります。
委員からは、特に質疑もなく、挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第104号 太田市
勤労青少年ホーム条例の一部改正についてご報告を申し上げます。
本案は、
勤労青少年ホームの利用者の範囲を、30歳未満から35歳未満に改正しようとするものであります。
委員からは、施設の利用料のことについて質疑がありました。
挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上、本委員会に付託された7議案につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同を賜りますようお願い申し上げまして
委員長報告といたします。
◎ 質 疑(終局)
○議長(白石さと子) これより質疑に入ります。
ただいまの
委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(白石さと子) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
◎ 討 論(終局)
○議長(白石さと子) 議事の都合により、議案第98号から第104号までの7議案についての討論は一括とし、採決は議案ごとといたします。
それでは、討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(白石さと子) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
◎ 表 決
○議長(白石さと子) これより採決いたします。
最初に、議案第98号を
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(白石さと子) 起立全員、よって本案は
委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第99号の採決をいたします。
本案を
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(白石さと子) 起立全員、よって本案は
委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第100号の採決をいたします。
本案を
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(白石さと子) 起立全員、よって本案は
委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第101号の採決をいたします。
本案を
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(白石さと子) 起立全員、よって本案は
委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第102号の採決をいたします。
本案を
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 多 数)
○議長(白石さと子) 起立多数、よって本案は
委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第103号の採決をいたします。
本案を
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(白石さと子) 起立全員、よって本案は
委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第104号の採決をいたします。
本案を
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(白石さと子) 起立全員、よって本案は
委員長報告のとおり決定いたしました。
◎ 委 員 長 報 告
委 員 会 審 査 報 告 書
本委員会に付託の事件を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第102条の規定により報告します。
平成23年9月22日
太田市議会議長
白 石 さと子 様
市民経済常任委員長 岩 崎 喜 久 雄
記
┌───────┬──────────────────────────────┬─────┐
│ 事件の
番号 │ 件 名
│議決の結果│
├───────┼──────────────────────────────┼─────┤
│議案第105号│太田市
勤労会館条例の一部改正について │ 原案可決 │
├───────┼──────────────────────────────┼─────┤
│議案第106号│指定管理者の指定について │ 原案可決 │
├───────┼──────────────────────────────┼─────┤
│議案第107号│権利の放棄について │ 原案可決 │
└───────┴──────────────────────────────┴─────┘
○議長(白石さと子) 次に、日程第3、議案第105号から第107号までの3議案を一括議題といたします。
3議案は市民経済委員会に付託いたしたものであります。
審査報告書の朗読を省略し、直ちに岩崎喜久雄委員長から報告を求めます。
◎市民経済常任委員長(岩崎喜久雄) ご指名によりまして、市民経済
委員長報告を申し上げます。
去る9月16日に本委員会に付託されました議案第105号から第107号までの3議案につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げます。
本委員会は、9月22日に委員全員及び執行者の出席のもとに委員会を開催し審査を行いました。提案理由及び議案の内容につきましては、9月14日の本会議において説明を受けたとおりでありますが、今回の審査に当たり、再度、執行者より詳細な説明を受け、慎重に審査を行ったものであります。
初めに、議案第105号 太田市
勤労会館条例の一部改正についてご報告を申し上げます。
本案は、太田市世良田勤労者研修センターが、地域企業や勤労者のための施設として建設されましたが、市民に開放しているほうが圧倒的に多いことから、実態に即し、太田市生涯
学習センター条例に規定するため、本研修センターに関する条文等を太田市
勤労会館条例から削除しようとするものであります。
また、合併後未調整でありました市内勤労会館の使用料の均衡を図るため、使用料等の改定を行おうとするものであります。
委員からは、今回の改正により使用料の一部が上がることについて質疑があり、このことについては、他の勤労会館との整合性を図り、時間単価にすることにより、市民により理解しやすく公平性も保てる料金体系にしているとのことでありました。
また、年間の利用件数のこと、今後の使用料の見込みのことについて、質疑がなされました。
挙手により採決を行った結果、賛成多数により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第106号 指定管理者の指定についてご報告を申し上げます。
本案は、道の駅おおた交流センターについて、特定非営利活動法人Way To The Dreamに条例施行の日から約5年間、指定管理者として管理を行わせようとするものであります。
委員からは、管理運営について、行政としてどのような立場で関与していくのかとの質疑があり、このことについては、主体的には指定管理者が運営していくが、市も経営者の一員として今後もかかわっていきたいとのことでありました。
また、今後の施設における附帯的設備等の整備について質疑があり、このことについては、指定管理者の意見を十分聞き取り、運営上必要なものを予算の範囲内で、できる限り対応し準備していきたいとのことでありました。
さらに、出荷者の範囲や野菜等の品ぞろえのこと、障がい者の雇用のことについて、質疑がなされました。
挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第107号 権利の放棄についてご報告を申し上げます。
本案は、一般廃棄物指定ごみ袋等取扱店として指定していた事業者が破産し、裁判による破産手続の結果、本市に対する債務の配当不能が確定したことから、その債務者に係る債権である廃棄物処理手数料を放棄しようとするものであります。
委員からは、特に質疑もなく、挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上、本委員会に付託されました3議案につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、
委員長報告といたします。
◎ 質 疑(終局)
○議長(白石さと子) これより質疑に入ります。
ただいまの
委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(白石さと子) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
◎ 討 論(終局)
○議長(白石さと子) 議事の都合により、議案第105号から第107号までの3議案についての討論は一括とし、採決は議案ごとといたします。
それでは、討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(白石さと子) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
◎ 表 決
○議長(白石さと子) これより採決いたします。
最初に、議案第105号を
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 多 数)
○議長(白石さと子) 起立多数、よって本案は
委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第106号の採決をいたします。
本案を
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(白石さと子) 起立全員、よって本案は
委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第107号の採決をいたします。
本案を
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(白石さと子) 起立全員、よって本案は
委員長報告のとおり決定いたしました。
◎ 副 委 員 長 報 告
委 員 会 審 査 報 告 書
本委員会に付託の事件を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第102条の規定により報告します。
平成23年9月22日
太田市議会議長
白 石 さと子 様
市民経済常任副委員長 矢 部 伸 幸
記
┌───────┬──────────────────────────────┬─────┐
│ 事件の
番号 │ 件 名
│議決の結果│
├───────┼──────────────────────────────┼─────┤
│議案第110号│財産の取得について │ 原案可決 │
└───────┴──────────────────────────────┴─────┘
○議長(白石さと子) 次に、日程第4、議案第110号を議題といたします。
◎ 議 長 交 代
○議長(白石さと子) 本案の審議に当たりましては、私も除斥の対象となりますので副議長と交代いたします。
(議長退席、副議長議長席に着席)
○副議長(齋藤光男) 議長と交代いたしました。しばらくの間、議長の職を務めます。
◎ 除 斥
○副議長(齋藤光男) 地方自治法第117条の規定により、29番白石さと子議長、2番岩崎喜久雄議員、17番大島正芳議員、18番大川陽一議員、20番町田正行議員及び32番山田隆史議員の退席を求めます。
(白石さと子議長、岩崎喜久雄議員、大島正芳議員、大川陽一議員、町田正行議員及び山田隆史議員退席)
○副議長(齋藤光男) 本案は市民経済委員会に付託いたしたものであります。
審査報告書の朗読を省略し、直ちに矢部伸幸副委員長から報告を求めます。
◎市民経済常任副委員長(矢部伸幸) ご指名によりまして、市民経済副
委員長報告を申し上げます。
去る9月16日に本委員会に付託されました議案第110号 財産の取得について、審査の経過と結果をご報告申し上げます。
本委員会は、9月22日に委員全員及び執行者の出席のもとに委員会を開催いたしましたが、審査に当たり岩崎委員長が太田市土地開発公社の理事であるため、除斥になったことから7名の委員により審査を行いました。提案理由及び議案の内容につきましては、9月14日の本会議において説明を受けたとおりでありますが、今回の審査に当たり、再度、執行者より詳細な説明を受け、慎重に審査を行ったものであります。
本案は、
太陽光発電施設整備事業用地として太田さくら工業団地の分譲地を太田市土地開発公社から取得しようとするものであります。
委員からは、今回取得しようとする土地の平たん部と緑地の面積割合や平米単価について質疑がなされました。
また、長期的なメガソーラー発電所構想についての質疑がなされました。
挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上、本委員会に付託されました議案につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、副
委員長報告といたします。
◎ 質 疑(終局)
○副議長(齋藤光男) これより質疑に入ります。
ただいまの副
委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○副議長(齋藤光男) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
◎ 討 論(終局)
○副議長(齋藤光男) これより討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○副議長(齋藤光男) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
◎ 表 決
○副議長(齋藤光男) これより採決いたします。
本案を副
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○副議長(齋藤光男) 起立全員、よって本案は副
委員長報告のとおり決定いたしました。
◎ 除 斥 の 解 除
○副議長(齋藤光男) 29番白石さと子議長、2番岩崎喜久雄議員、17番大島正芳議員、18番大川陽一議員、20番町田正行議員及び32番山田隆史議員の入場を求めます。
(白石さと子議長、岩崎喜久雄議員、大島正芳議員、大川陽一議員、町田正行議員及び山田隆史議員入場)
◎ 議 長 交 代
○副議長(齋藤光男) 以上をもちまして、議長の職務を終了し、議長と交代いたします。
(副議長退席、議長議長席に着席)
◎ 委 員 長 報 告
委 員 会 審 査 報 告 書
本委員会に付託の事件を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第102条の規定により報告します。
平成23年9月29日
太田市議会議長
白 石 さと子 様
決算特別委員長 深 澤 直 久
記
┌───────┬──────────────────────────────┬─────┐
│ 事件の
番号 │ 件 名
│議決の結果│
├───────┼──────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第79号 │平成22年度太田市
一般会計歳入歳出決算認定について │ 認 定 │
├───────┼──────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第80号 │平成22年度太田市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定につい│ 認 定 │
│ │て │ │
├───────┼──────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第81号 │平成22年度太田市
住宅新築資金等貸付特別会計歳入歳出決算認定│ 認 定 │
│ │について │ │
├───────┼──────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第82号 │平成22年度太田市
老人保健特別会計歳入歳出決算認定について │ 認 定 │
├───────┼──────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第83号 │平成22年度太田市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定につ│ 認 定 │
│ │いて │ │
├───────┼──────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第84号 │平成22年度太田市八王子山
墓園特別会計歳入歳出決算認定につい│ 認 定 │
│ │て │ │
├───────┼──────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第85号 │平成22年度太田市
介護保険特別会計歳入歳出決算認定について │ 認 定 │
├───────┼──────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第86号 │平成22年度太田市
藪塚本町介護老人保健施設特別会計歳入歳出決│ 認 定 │
│ │
算認定について │ │
├───────┼──────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第87号 │平成22年度太田市
水道事業会計決算認定について │ 認 定 │
├───────┼──────────────────────────────┼─────┤
│ 議案第88号 │平成22年度太田市
下水道事業等会計決算認定について │ 認 定 │
└───────┴──────────────────────────────┴─────┘
○議長(白石さと子) 次に、日程第5、議案第79号から第88号までの10議案を一括議題といたします。
10議案は、決算特別委員会に付託いたしたものであります。
審査報告書の朗読を省略し、直ちに深澤直久委員長から報告を求めます。
◎決算特別委員長(深澤直久) ご指名によりまして、決算特別委員会の
委員長報告を申し上げます。
去る9月16日、本会議において付託されました議案第79号から第88号までの10議案の決算認定につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げます。
本委員会は、9月27日から29日までの3日間にわたり、執行者及び委員全員の出席のもと慎重に審査を行ったものであります。
それでは、決算審査における主な質疑、意見及び要望について、順次ご報告申し上げます。
初めに、一般会計の歳入につきましては、市税等の滞納整理に向けた新たな仕組みづくりについての質疑があり、このことについては、収納対策本部を設置して、収納業務に精通した税務担当職員と公金を取り扱う部署の職員が一緒に取り組み、レベルアップを図っているが、職員配置にも意を注ぎ、より一層、滞納整理に力を入れていきたいとのことでありました。
また、今後の財政運営は、国に依存していくのか、それとも自主財源の確保に重点を置いていくのかとの質疑があり、このことについては、国の指針に基づいた財政運営になると考えているが、自主財源の確保についても、産業の活性化による雇用の拡大や固定資産税の増とあわせて滞納整理の強化が大きな財源の確保になると考えており、そうした点を総合的に勘案しながら財政計画を進めていきたいとのことでありました。
さらに、市税の不納欠損処理の判断基準と滞納者の財産調査のこと、たばこ税増税による影響と税収見通しのこと、保育料の滞納状況と保証人への請求のこと、市営駐輪場の使用料の統一のこと、ユーランド新田の現状と今後の運営のこと、広告物掲示などによる自主財源確保のこと、市営住宅使用料の滞納状況と法的措置のこと、予算編成における財政調整基金からの繰り入れの考え方と基金残高のこと、臨時財政対策債残高の現状と今後の見通しのこと、学校給食費の滞納状況と不納欠損のことなど、多くの質疑、意見、要望がなされました。
次に、歳出について申し上げます。初めに、2款総務費につきましては、青色LED防犯灯のふぐあいの原因と今後の対応についての質疑があり、このことについては、落雷が原因であるが、設置されたLEDが本市の示した製品基準に適合していなかったことから、適格な製品への設置・交換を請負業者の負担により対応していきたいとのことでありました。
また、1%まちづくり事業における申請手続の簡素化についての質疑があり、このことについては、
行政センターでの申請手続の相談体制の充実を図り、見積書の提出基準についても事務担当レベルでの協議とあわせて、審査委員による協議も行っていきたいとのことでありました。
さらに、広報おおたの発行経費と今後の編集方針のこと、公用車の任意保険加入状況のこと、臨時職員・嘱託員の人数と人件費の推移のことなど、多くの質疑、意見、要望がなされました。
次に、3款民生費につきましては、長寿祝金の支給状況と今後の見通しについての質疑があり、このことについては、受給される方の長寿のお祝いと社会への尽力に対する感謝と福祉の増進を図ることが目的であり、当面は現行制度で対応できると考えているが、1億円を超えるような経費が必要となった場合は、対象年齢の引き上げや支給額の引き下げについて検討していかなければならないとのことでありました。
また、共生型ホームの概要と今後の支援についての質疑があり、このことについては、障がい者と認知症の高齢者が共同生活をする新たな施設として期待されていることから、今後の運営についても設置者と相談しながら行政としてサポートしていきたいとのことでありました。
さらに、ねたきり老人等介護慰労金の支給条件と支給額のこと、ひとり暮らし高齢者のサポート体制のことなど、多くの質疑、意見、要望がなされました。
次に、4款衛生費につきましては、高度救急医療施設の建設に伴う地域連携医療の考え方についての質疑があり、このことについては、本市は市民病院を持っていないことから、現在建設中の総合太田病院が連携の中心になってもらい、1次・2次・3次の救急医療の連携が図れるよう本市も協力していきたいとのことでありました。
また、新焼却炉建設に伴う発電設備導入の考え方についての質疑があり、このことについては、本年6月に設置した西邑楽3町と本市で構成する一般廃棄物処理施設整備推進協議会の中で、新たな焼却炉とあわせて発電設備についても協議を行い、方向性を出していきたいとのことでありました。
さらに、休日当番医の委託状況のこと、子宮頸がんワクチン接種の経緯と今後の動向のこと、指定ごみ袋の作成と管理業務の一括委託のこと、猫避妊手術助成金の利用実績と今後の対応のこと、次世代エネルギーパークに設置された太陽電池モジュールの発電状況とメガソーラー事業への展開のことなど、多くの質疑、意見、要望がなされました。
次に、5款労働費につきましては、緊急雇用対策事業の継続についての質疑があり、このことについては、来年度以降、市単独で実施するのは財政的に非常に厳しいことから、県に対し働きかけをしていきたいとのことでありました。
次に、6款農林水産業費につきましては、農業機械購入助成事業補助金の実績と今後のこと、放射能による農産物被害状況と損害賠償の支払いのこと、イノシシの捕獲状況と緩衝帯の維持管理のことなど、多くの質疑、意見、要望がなされました。
次に、7款商工費につきましては、一般財団法人地域産学官連携ものづくり研究機構の成果と課題のこと、ねぷたまつりにおける出陣団体への補助金の見直しのこと、太田市金券の未換金分の取り扱いのこと、工業団地への企業誘致のことなど、多くの質疑、意見、要望がなされました。
次に、8款土木費につきましては、集中豪雨やゲリラ豪雨時の危険地域に関するデータの共有化と市民への情報提供についての質疑があり、このことについては、各部署で活用しているデータを危機管理室が集中的に管理し、全庁で活用していきたい。また、市民に対しては、該当地域の区長を中心に情報を共有する方法で考えていきたいとのことでありました。
さらに、災害時に迅速に対応するための予算配分のこと、太田駅周辺土地区画整理事業の進捗状況と仮設歩道整備のこと、市営住宅入居者の退去時の費用負担のことなど、多くの質疑、意見、要望がなされました。
次に、9款消防費につきましては、有事の際に有効な伝達手段であるエフエム太郎の難聴地区対策と防災無線の整備についての質疑があり、このことについては、メーンアンテナの改修工事により難聴地区の解消を図るとの報告をエフエム太郎から受けており、土砂災害警戒区域への情報伝達手段についても今後検討していきたいとのことでありました。
さらに、消防団詰所の整備のこと、消防救急無線デジタル化の進捗状況と市単独による整備のメリットのことなど、多くの質疑、意見、要望がなされました。
次に、10款教育費につきましては、ぐんま少人数クラスプロジェクト導入後の教育支援隊の効果についての質疑があり、このことについては、ぐんま少人数クラスプロジェクト導入に伴い、平成22年度から教育支援隊も半数の50名となっているが、今年度の学力テストにおいては全国正答率を上回るなど、人数の減による影響はなく、支援隊としての効果を発揮しているとのことでありました。
さらに、有事の際の教育委員会の危機管理体制のこと、市内各学校における放射線量測定のこと、おおたん通信教室の成果と事業継続のこと、市立太田中学校の選抜方法のこと、成人式の開催形態のこと、小中学校へのナイター照明設置のこと、学校施設耐震化と校舎への太陽光発電設備設置のこと、(仮称)人間国宝刀匠大隅俊平記念美術館建設事業における費用対効果のことなど、多くの質疑、意見、要望がなされました。
次に、11款災害復旧費につきましては、災害復旧費の執行実績についての質疑がなされました。
次に、実質収支に関する調書につきましては、繰越明許費の専決処分による繰り越しのことについての質疑がなされました。
次に、財産に関する調書につきましては、美術工芸品の購入目的と収蔵のことについての質疑がなされました。
次に、特別会計に対する質疑につきまして申し上げます。初めに、国民健康保険特別会計につきましては、被保険者短期資格者証の発行基準と申請時における納税相談の実施状況についての質疑がなされました。
次に、八王子山墓園特別会計につきましては、墓地管理料の滞納件数と墓地の解約規定についての質疑がなされました。
次に、介護保険特別会計につきましては、剰余金の運用方法と今後の介護保険財政の見通しについての質疑がなされました。
次に、企業会計に対する質疑につきまして申し上げます。初めに、水道事業会計につきましては、水道事業包括業務委託における第三者評価の結果について質疑があり、このことについては、包括業務委託による経費削減効果とあわせて業務委託に伴い設立された会社に地元から60%が採用され、約7,000万円の効果が生じたとの評価を受けているとのことでありました。
次に、下水道事業等会計につきましては、戸別浄化槽の設置状況と今後の普及推進についての質疑がなされました。
次に、ただいま報告申し上げました多くの質疑、意見、要望を踏まえての総括質疑につきまして、ご報告申し上げます。
初めに、自主財源確保と経常的経費の削減についての質疑があり、このことについては、固定資産の評価が下がり厳しい状況ではあるが、適正な把握に努めるとともに、工業団地や住宅団地等の分譲とあわせて公有財産の売却等による財源の確保を行っていきたい、また、全体の経費のメーンは人件費であることから計画的に削減を図り、公共施設等においても将来の遺産として残すためのコストはやむを得ないが、最小限度に抑える努力を重ねていきたいとのことでありました。
次に、国民健康保険税・介護保険料の引き下げと介護施設整備についての質疑があり、このことについては、滞納が減るシステムができれば国民健康保険税を引き下げることは可能であり、介護保険料についても、サービスの満足度や今後の施設整備の状況により保険料の引き下げをすることが考えられるが、一定の基金は必要であるとのことでありました。
さらに、滞納額の縮減と収納率の向上のこと、防災計画等の見直しと太陽光発電の普及のこと、公共工事における市内下請業者のこと、災害復旧補助事業のことなど、多くの質疑、意見、要望がなされました。
次に、討論につきましてご報告申し上げます。
景気と雇用の悪化を受け、市税全体で8億円余りの減収を余儀なくされた平成22年度決算は、おうかがい市バスの導入や学校施設耐震化事業の推進、災害復旧補助事業など、一定の評価はできるものの、人件費の削減による地域経済への打撃や
行政センター管理経費の削減による公共サービスの後退、長寿祝金の支給額の削減など、また、旧1市3町の国民健康保険税の統一による負担増や介護保険料における高齢者の負担、水道事業における包括業務委託や下水道料金の値上げなど、多くの問題点について指摘せざるを得ないことから、議案第79号、第80号、第83号、第85号、第87号及び第88号の一般会計、国民健康保険特別会計、後期高齢者医療特別会計、介護保険特別会計、水道事業会計及び下水道事業等会計の決算に反対するとの討論がありました。
これに対しまして、世界同時不況の影響が続き、依然として厳しい環境の中、平成22年度の決算については、下水道事業等会計を除く9つの会計ですべて黒字決算となっており、厳しい財政状況のもと、的確な予算執行と限られた財源を有効に配分し、効果的な財政運営に努めた結果であり評価するものである。また、新生太田総合計画を基本に高度救急医療施設建設事業や学校施設の耐震化など、安全安心なまちづくりのための諸事業が推進され、さらには、児童センターの建設や市内保育園施設整備への補助事業など子育て環境の充実について積極的な取り組みが行われたことは大きな成果であり、今後も健全財政を堅持し、市民が安全で安心して暮らせるまちづくりに取り組んでいただくことを要望し賛成するとの討論がありました。
挙手により採決を行った結果、議案第79号 平成22年度太田市一般会計歳入歳出決算については、賛成多数により認定すべきものと決定されました。
また、議案第80号、第83号、第85号、第87号及び第88号の国民健康保険特別会計、後期高齢者医療特別会計、介護保険特別会計、水道事業会計及び下水道事業等会計の決算については、それぞれ賛成多数により認定すべきものと決定されました。
また、議案第81号、第82号、第84号及び第86号の住宅新築資金等貸付特別会計、老人保健特別会計、八王子山墓園特別会計及び藪塚本町介護老人保健施設特別会計の決算については、それぞれ賛成全員により認定すべきものと決定されました。
なお、執行者に対しましては、市民の信頼にこたえるため、本委員会における審査内容を平成24年度の予算編成に積極的に生かし、今後の行政運営に取り組んでいただくよう強く要望した次第であります。
以上、決算特別委員会の審査内容を申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。
◎ 質 疑(終局)
○議長(白石さと子) これより質疑に入ります。
ただいまの
委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(白石さと子) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
◎ 討 論
○議長(白石さと子) 議事の都合により、議案第79号から第88号までの10議案についての討論は一括とし、採決は議案ごとといたします。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
最初に、1番渋澤由紀子議員。
◆1番(渋澤由紀子) 日本共産党の渋澤由紀子です。議案第79号、議案第80号、議案第83号、議案第85号、議案第87号、そして議案第88号、つまり、2010年度一般会計、国民健康保険特別会計、後期高齢者医療特別会計、介護保険特別会計、水道事業会計並びに下水道事業等会計の各決算における主な問題点を指摘して反対討論を行わせていただきます。
初めに、一般会計決算ですが、評価できる点と問題点を指摘させていただきます。まずは公共バス路線の削減について指摘せざるを得ません。2009年度は11路線運行していた公共バスが新田と尾島の2路線だけに削減されてしまったことは大きな問題です。高齢で交通の手段がない人たちにとって外出する機会を奪ってしまう結果となり、不便な思いをさせてしまっていることは大変残念です。さらに、
行政センターの維持管理費でも、経費削減のために夜間、休日の管理人の配置を取りやめたため、市民サービスが十分に行えていない、もしくは利用がしづらくなっている状況は問題です。学習会などを企画しても、入り口のドアが自動ロックされてしまうため、おくれてきた方は中に入るのが難しく、だれかが会場入り口に待機していなくてはならないという現状もあり、エアコンの温度調節ができずに不便を来しているという声も届いています。ふれあいセンターに関しても、地域の人たちの触れ合い、交流の場として活用していけるよう、開館日と開館時間の見直しを求めます。
それから、2010年度には市内の防犯灯全1万8,000基の青色LED化も行われましたが、契約先が本市に営業所さえない横浜の企業ということで、市内の中小企業の仕事の確保という点でも問題があると言わざるを得ません。しかも、設置して間もないのに落雷などに弱く、点灯していないなどの苦情が多く寄せられていることも指摘させていただきます。福祉会館についても、夜間、休日に管理人の配置を取りやめたため、障がい者団体から夜間の出入りが危険だとの指摘があります。福祉の拠点となる会館が利用がしづらく、利用が制限されることがないよう改善を求めます。おうかがい市バスの運行とともに、利用枚数が削減されてしまった福祉タクシー券、それから長寿祝金の支給額の削減なども、高齢者や障がい者の福祉サービスの後退という点で問題です。学校の耐震化事業では、積極的な取り組みで小中学校の耐震化率が83.5%になったことは大いに評価できるところです。ですが、中高一貫校の推進を図り、その設置を決めたことは一部の限られた子どもたちだけでなく、すべての子どもたちの教育の充実という観点からも問題であることを申し添えておきます。予防接種事業では、子宮頸がん等ワクチンの助成を開始したことは、疾病の早期発見や治療のために評価できるところです。また、来春完成予定の高度救急医療施設に関連しては、30億円の建設委託費の支出も踏まえて、現在、救急搬送を断られる状況があることを重視し、そのようなことがないように改善していけるよう、しっかりとした医師とスタッフの確保を望みます。
市営住宅関連では、東日本大震災の被災避難者に対する迅速な住宅提供や軽浜住宅など低家賃の市営住宅の整備を進めたことは評価できるところです。しかし、株式会社、つまり民間企業である太田国際貨物ターミナルへの用地拡大のために4億8,000万円のほかに、今年度も1億円の税金投入がされていることは重大で、今年度分を含めると累計で16億円以上になることも問題だと言えます。本決算は、厳しい経済状況のもとで仕事が減り、売り上げが激減している中小企業や収入が減り家計のやりくりに頭を悩ませている市民の暮らしを応援するものとならなかったことを指摘せざるを得ません。市民の暮らしを守るための決算という点では、まだまだ不十分であったと言えます。
同時に、国保、介護、後期高齢者医療などの負担軽減のための一般会計からの繰り入れも切実に求められていながら、具体的な取り組みという点では不十分であったと重ねて指摘するものです。その中で介護保険会計では、低所得者の負担軽減を目的とした保険料の多段階化と本市独自の保険料、利用料の減免制度は評価できるところです。ですが、2010年度末で9億5,000万円もの基金を残している点や特養に入りたくて待機している方が780名近くいらっしゃるのに、施設の増設につながらなかった点は問題です。後期高齢者医療特別会計でも、高齢者の負担を軽減し、予防医療も含め必要な医療を保障できるのかが問われることになります。国民健康保険では、所得の少ない人へ保険料の値上げを行い、決算後に4億円も基金への繰り入れを行ったことは、やはり大きな問題です。水道事業会計では、民間への包括業務委託の4年目となり、市民の命にかかわる水道水を安全に安定的に継続して供給するということを考えても、委託でなく、本市による直営に戻すことが必要だと考えます。下水道事業会計では、市民の暮らしを応援することと逆行する下水道料金の値上げが行われたことを指摘せざるを得ません。
以上、主な問題を指摘して、2010年度決算に対する反対討論を終わりにいたします。
○議長(白石さと子) 次に、7番山崎俊之議員。
◆7番(山崎俊之) おおた政研クラブの山崎俊之でございます。平成22年度太田市各会計の歳入歳出決算の認定に当たりまして、委員長報告に賛成の立場から討論させていただきます。
平成22年度の日本経済は、ようやく景気回復の兆しが見え始めた中でありましたが、本年3月に発生した東日本大震災によって再び大きな打撃を受けました。震災復旧と福島第一原発の事故の対応に追われる中で、政府としても有効な対策を見出せない現状にあります。
そこで、平成22年度の決算状況を見てみますと、一般会計では歳入総額771億312万4,000円、歳出総額742億8,485万8,000円で、前年度に比べ歳入は3.8%の減、歳出は5.5%の減で、差し引き額28億1,826万6,000円となり、翌年度への繰越財源を除く実質収支も19億192万2,000円の黒字となりました。また、国民健康保険特別会計を初めとする7つの特別会計では、歳入総額343億9,641万8,000円、歳出総額330億8,873万6,000円で、前年度に比べて歳入は1.3%の増、歳出では0.6%の増となり、歳入歳出とも前年度と比較して微増となりました。歳入歳出の差し引き額は13億768万2,000円となり、翌年度への繰越財源はないため、実質収支も同額の黒字となりました。
また、公営企業会計につきましては、水道事業会計は黒字決算となっており、下水道事業等会計の純損失についての主な要因は減価償却費によるもので、資金不足は生じていないということでありました。こうしたことから、厳しい財政状況の中で各会計が適正な予算執行に努め、限られた財源を有効配分し、効果的かつ効率的な財政運営に努めた結果であり、高く評価するものであります。
一般会計の決算内容を見ますと、まず、歳入でありますが、市税については景気後退により個人市民税が前年度比11.7%の大幅な減となったことにより、前年度比2.4%の減の336億2,577万4,000円となっております。地方交付税については44億8,984万4,000円で、前年度比56.9%の大幅な増となりました。税収の落ち込みに伴って不交付団体から交付団体に移行したことによるものであります。経済環境が厳しい状況でありますが、引き続き市税を初めとする自主財源の充実を図っていくことが私は肝要であると考えております。市債発行については、前年度比7.5%の減となっております。平成22年度末の一般会計の市債残高は805億4,298万5,000円となっており、前年度より17億1,207万3,000円増加しております。学校施設の耐震化事業や高度救急医療施設整備事業などの大型事業の実施や地方交付税の代替措置である臨時財政対策債の発行増がその要因でありますが、償還元金を超えない市債の発行の目標に沿って、市債対象事業を厳選することによる市債残高の適正な管理に向けた取り組みを切に要望するものであります。
また、歳出を見ますと、太田市独自の少子化対策事業である第3子以降子育て支援事業を初め、児童センターの建設や民間保育所の建設費補助などを通して、子育て環境の充実が進められました。健康福祉面では、市民要望の高かった医療分野において、高度救急医療施設の建設工事が始まったほか、予防接種事業で子宮頸がんワクチン等の助成や藪塚本町老人福祉センターの建設が始まり、この11月に開館の運びになるようであります。また、デマンド運行によるおうかがい市バスの試行運転も始められ、いわゆる交通弱者のための貴重な足として好評を得ておるところであります。産業振興面では、道の駅の造成工事が始まるなど、新たな拠点づくりが始まったほか、昨年夏の猛暑被害を受けた米作農家に対し、特別支援金の支給を行うなど農業者の視点に立ったきめ細かい対応がなされ、タイムリーな施策として評価できるものでありました。教育面では、引き続き学校耐震化事業が計画的に進められ、教育環境の整備充実が図られました。今後とも、行財政改革に取り組まれ、市民サービスの向上に直結した施策の推進に努めていただきたいと思います。
次に、主な財政指数でありますが、財政力指数が0.997となり、普通交付税の不交付団体から交付団体へと移行しました。税収減に起因したものとはいえ、財政力の強さは太田市の象徴でもありました。景気動向が不透明な状況ではありますが、引き続き自主財源の充実に向けた取り組みを期待しておるところであります。
一方、財政運営の弾力性の目安となる経常収支比率は、92.1%と前年度の98.7%から大きく改善いたしました。税収減というマイナス要素を地方交付税と臨時財政対策債が補ったという構造のようですが、今後も定員適正化計画による職員数の削減や物件費、扶助費など経常経費の抑制を念頭に置かれ、引き続き経常収支比率の改善に取り組んでいただきたいと思います。また、平成19年度決算から導入された財政健全化判断比率等につきましては、実質公債費比率は9.4%、将来負担比率は104.7%であり、それぞれ前年度の数値から改善しております。実質赤字比率及び連結実質赤字比率は黒字のため該当はなく、公営企業会計等において資金不足は発生していないため、資金不足比率も該当はなかったとのことでありました。いずれの指標も、早期健全化基準等を下回る結果となっておりますが、引き続き健全財政に向けた取り組みを緩めることなく、適切な財政運営を進めていかれるよう重ねて要望したいと思います。
以上、平成22年度の決算について申し上げましたが、景気の低迷による税収減など極めて厳しい財政環境の中で、限りある歳入の確保と効率的かつ創意工夫に満ちた予算執行が行われたものととらえており、評価するものであります。
終わりになりますが、執行者におかれましては、本定例市議会における多くの意見や要望などを十分に検討されまして、今後の予算執行や新年度予算に的確に反映させていただくよう強く求めるものであります。また、今後の市政運営に当たりましては、健全財政を堅持しながら、市民が安全で安心して暮らせるまちづくりに取り組んでいただくことを要望いたしまして、委員長報告に対する賛成討論とさせていただきます。
◎ 討 論 終 局
○議長(白石さと子) 以上で通告による討論は終わりました。
他に討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(白石さと子) 他に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
◎ 表 決
○議長(白石さと子) これより採決いたします。
最初に、議案第79号を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 多 数)
○議長(白石さと子) 起立多数、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第80号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 多 数)
○議長(白石さと子) 起立多数、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第81号の採決をいたします。
本案を
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(白石さと子) 起立全員、よって本案は
委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第82号の採決をいたします。
本案を
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(白石さと子) 起立全員、よって本案は
委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第83号の採決をいたします。
本案を
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 多 数)
○議長(白石さと子) 起立多数、よって本案は
委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第84号の採決をいたします。
本案を
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(白石さと子) 起立全員、よって本案は
委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第85号の採決をいたします。
本案を
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 多 数)
○議長(白石さと子) 起立多数、よって本案は
委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第86号の採決をいたします。
本案を
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(白石さと子) 起立全員、よって本案は
委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第87号の採決をいたします。
本案を
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 多 数)
○議長(白石さと子) 起立多数、よって本案は
委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第88号の採決をいたします。
本案を
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 多 数)
○議長(白石さと子) 起立多数、よって本案は
委員長報告のとおり決定いたしました。
◎ 休 憩
午前10時41分休憩
○議長(白石さと子) この際、暫時休憩いたします。
◎ 再 開
午前11時5分再開
○議長(白石さと子) 休憩前に引き続き会議を開きます。
◎ 議 案 上 程
議案第89号 平成23年度太田市
一般会計補正予算(第3号)について
議案第90号 平成23年度太田市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について
議案第91号 平成23年度太田市
住宅新築資金等貸付特別会計補正予算(第1号)について
議案第92号 平成23年度太田市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について
議案第93号 平成23年度太田市八王子山
墓園特別会計補正予算(第1号)について
議案第94号 平成23年度太田市
介護保険特別会計補正予算(第1号)について
議案第95号 平成23年度太田市
藪塚本町介護老人保健施設特別会計補正予算(第1号)について
議案第96号 平成23年度太田市
下水道事業等会計補正予算(第1号)について
○議長(白石さと子) 次に、日程第6、議案第89号から第96号までの8議案を一括議題といたします。
◎ 質 疑
○議長(白石さと子) これより質疑に入ります。
質疑の通告がありますので、発言を許します。
10番水野正己議員。
◆10番(水野正己) それでは、議案第89号
一般会計補正予算について伺います。
まず最初に、
産業環境部長に伺いますが、補正予算の債務負担行為の補正として追加された太陽光発電施設整備事業、つまり、メガソーラー発電所の建設に関連してですが、既にリース契約を行う業者は選定されて、議会にもその業者名の報告がされておりますが、リース業者、施工業者の本店、つまり本社の所在地を伺いたいと思います。
そして次に、見込まれている契約内容、つまり瑕疵担保特約ということになると思いますけれども、性能保証も含めて、そのほかの仕様書の内容も伺います。
さらに、関連して、15年間とされるリース契約期間、つまり性能保証期間が終了したその後の維持管理費にも大きく関係してくるソーラーパネルのメーカーについても具体的にお示しいただきたいと思います。
9月16日の本会議でも質問の中で申し上げましたけれども、ソーラーパネルのメーカーによっては建設用地として先ほど取得が議決された4.2ヘクタールのうちの平たん地、ソーラーパネルを実際に設置する2.8ヘクタールとされておりますけれども、ソーラーパネルのメーカーによっては、そのパネルの大きさが2倍もの開きがあるわけですから、パネルメーカーによっては2.8ヘクタールまでの用地を必要としないメーカーもあったのではないかという点についても伺いたいと思います。
次に、その15年間とされる性能保証期間の終了後に見込まれる維持管理経費の具体的内容、見込んでいる維持管理経費について伺いたいと思います。
そして、リース料、既に年間5,500万円とされておりますけれども、その15年間支払うとされているリース料、そして16年目以降に発生する維持管理経費が言ってみれば税金補てんにつながり、市民負担増や市民サービスの後退につながっていく可能性はないのかという点についても、
産業環境部長に伺いたいと思います。
次に、4款2項2目のごみ処理費ですが、焼却灰溶融処分業務委託料の1,457万4,000円の補正増についても、
産業環境部長に伺います。
まず、この件では1点目に、補正増に至った経緯、そして当初契約の際にどのような協議がされて、当初予算に計上された処理業務委託料が当初予算段階でどのように決まったのか。そして、今回、4月のこの溶融処分業務委託業者と契約を交わして半年しかたたない現在でなぜ補正増に至ったのか、その経緯をお示しいただきたいと思います。
2点目に、当該業者に委託する以前に委託契約を交わしていた業者に支払っていた委託費との関係について伺いたいと思います。この当該業者に委託する以前は、草津町にある産廃処理業者に委託をしていましたが、その業者への委託費と処理単価、委託費の単価がふえたのか、減少、削減されたのか、なぜその業者から当該業者にかわったのか、そうした問題についてお示しいただきたいと思います。
3点目は、この補正増となった当該業者の設備や技術の安全性について伺いたいと思います。どのように本市として考えているのかという点について伺って、1回目の質問を終わります。
○議長(白石さと子) 北爪
産業環境部長。
◎
産業環境部長(北爪宏) まず、メガソーラーについてでございますけれども、選定されたリース事業者につきましては東京センチュリーリース株式会社でございますが、所在地は東京都港区浜松町2丁目4番1号でございます。
施工業者につきましては、JFEテクノス株式会社でございますが、所在地は横浜市鶴見区末広町2丁目1番地でございます。
契約を見込んでおります内容につきましては、年間推定発電量約163万キロワットアワーのメガソーラー施設の建設、それから施設整備のメンテナンス、維持管理を含めた包括的リース契約とすることとしてございます。
また、市の事業リスクを軽減するための対策といたしまして、動産総合保険や事故による売電量減少を補てんする保険への加入、地震により被害を受けた場合の復旧等も契約に含めることとしてございます。
太陽電池パネルにつきましては、2次審査に残りました6者の中では、結晶系のソーラーパネルが3者、CIS系のソーラーパネルが3者になりましたが、その中から選定された本リース事業者の使用するソーラーパネルは、ソーラーフロンティア株式会社のCISパネルとなってございます。
また、変換効率のすぐれているパネルを使用することにより、敷地面積を減らすことも考えられるところでございますが、システム全体の構成や架台の施工方法等を総合的に評価してまいったところでございます。
次に、15年のリース期間終了後に見込まれる維持管理経費というご質問でございますけれども、16年目にパワーコンディショナーなどの使用機器の部品の交換費用といたしまして5,250万円ほど、あるいは毎年それから維持をしていく管理経費といたしまして525万円を見込んでございます。また、最終的な撤去費用につきましても、7,000万円程度を見込んでございますけれども、太陽光パネルのリサイクル化の方向性が見出せれば、撤去費用の大幅な削減が図れる可能性もございます。
また、本事業につきましては、売電収入によりましてリース料金を賄える仕組みを構築するとともに、不測の事態が発生した場合においても、市のリスクが最小限に抑えられるようなリース契約とすることで安定的な事業展開を図ってまいりたいと考えてございますので、ご理解いただきたいと存じます。
次に、焼却灰の溶融処理委託の関係でございますけれども、本市は最終処分場を持っていないため、焼却灰の全量を群馬県草津町、あるいは山形県米沢市、長野県小諸市にございます民間施設への埋め立ての最終処分を委託してございました。本年4月から市内の新田大町に焼却灰を溶融スラグに再生する民間の施設が稼働いたしました。焼却灰を市内で処理すること、さらには再資源化することにより、環境への負荷軽減が図られるため、主灰の約半分を溶融業務委託することとしたことから、その処分にかかる委託料が増加したため、補正増といたしたものでございます。
また、平成22年度の最終処分業務委託料につきましては、収集運搬の委託料も含めまして、主灰は草津町のウィズウェイストジャパン、トン当たり2万8,350円、米沢市のジークライト、トン当たり2万7,300円、ばいじんにつきましては小諸市の富士コーポレーション、3万2,025円で業務委託をいたしたところでございます。このような実績をもとに、平成23年度におきましても、平成22年度同様の最終処分業務を委託するため、当初予算に計上いたしました。灰溶融業務につきましては、収集運搬の委託料を含めまして、トン当たり3万4,700円ということでございます。最終処分場3カ所の平均したトン当たりの単価は2万9,225円ということで、単純に比較いたしますと5,475円上回ることとなりまして、その差額分を増額補正するものでございます。
また、当該施設、灰溶融処分の施設でございますけれども、設備技術の安全性についてのお尋ねでございますけれども、この施設は産業廃棄物処分業、特別管理産業廃棄物処分業につきまして、群馬県知事から許可されておりますので、必要な関係法令等に適合して許可された施設と認識してございますので、よろしくお願いします。
○議長(白石さと子) 水野正己議員。
◆10番(水野正己) 2回目の質問はすべて市長に伺います。
まず、メガソーラー発電所でありますが、先ほどの財産処理、つまり発電所を建設する用地の取得には、私も渋澤議員も当然賛成しているわけでありますが、ただ、本来でいえば、工業団地でありますから、工業団地というのはなぜつくったのかといえば、文字どおり工業団地ですから、例えば地元雇用の促進のためという目的も1つあったわけですけれども、そういう点でいってメガソーラー発電所をつくることがどの程度地元の雇用の促進につながっていくか、地元、地域経済の活性化のためにどの程度まで貢献できるのかということも問われていくのだということだけは申し上げておきたいと思っております。
その上で、16日の補正予算質疑、それからその後の所管の市民経済委員会での私の質問に対する答弁、そしてただいまの
産業環境部長の答弁から考えると、私が一番心配をしていた太陽光発電の推進につながることはもちろん大切なことで、そのために私も、このメガソーラー発電所の建設には賛成したいと思っておりますから、用地の取得にも賛成したわけであります。
ただ、一番心配だったのは、建設費用、すなわちリース料、そしてその後、リース契約終了後、本市に譲渡された後の維持管理費が売電代金でしっかり賄って余りあるものになっていくかどうか。税金からの支出、税金補てんが増加していかないかどうか、市民負担増、市民サービスの後退につながる可能性がないかどうかということが一番心配だったわけで、今の部長答弁からいっても、売電代金、1キロワット35円、多分見込んでいるとおりで何とか進んでいくということもあるでしょうし、今の部長答弁からいっても、後年度負担と市民サービスの後退につながる心配はないと私も判断できると思っています。
その点についても、単に自然エネルギー、太陽光発電の推進だけではなくて、市長もこの本会議場でも既に答弁されていましたけれども、原発ゼロというわけにいかないにしても、一日も早く原発に依存する形から自然エネルギー、太陽光発電への転換を図っていきたいという旨の答弁をされていますから、そうした市長の意向には私も大いに賛意、賛同を示したいと思いますけれども、市民サービスの後退にはつながらないのだという市長の決意といいますか、強い意向を改めてお示しいただきたいと思います。その上で耐用年数が到来した後のこのメガソーラー発電所の将来性、その考え方についても市長の所見を伺いたいと思います。
焼却灰溶融処分業務の委託料補正増でありますが、どうも今、部長の答弁を聞いていても、この当該業者に委託する以前に委託契約を交わしていた業者との費用の差額が今回の補正増になったのだということでありましたけれども、それであるならば、これは処理委託をする業者をかえていくわけで、当初から当該業者への委託単価は、それまで契約していた業者の単価と比べて5,000円余り違うということはわかっていたわけですよ。その上で当初予算になぜそうした差額が反映されなかったのか、当初予算に反映されたということは、必要十分な委託費が計上されて、それで当然当初予算に反映されるということになるわけで、業者をかえるくらいですから、当該業者とも、どういう処理コストがかかるのか、どういう処理を行うのか、安全性や技術面でも問題がないかどうかも十分に検証しながら協議をして、どの程度かかるのかという協議の到達が当初予算だったはずですから、それが半年ほどたったところで、1,400万円余りとはいいながらも、なぜ今になってわずか半年で補正増をしなければならないのか、明確な理由が私にはやはりわからないわけです。その上で、不可思議としか言えないわけなので、十分協議をして業者をかえて当初予算に計上されたはずであるにもかかわらず、なぜ半年ほどで。例えば以前にもありました。灰溶融委託業者からの要請で、途中で委託費の補正増を行いました。そのときは私も賛成しました。原油の高騰というどうしても避けられない事態が生じたために、焼却灰の処分業務を滞らせるわけにいかないということで私も賛成しました。今回は、そうした明確などうしても必要だという理由が不明確であるという点について、市長はどうお考えなのかを伺います。
それから、設備や技術の安全性ですが、市長も多分ご承知のこととは思いますが、この当該業者の溶融技術というのは、焼却炉ではなくて溶融炉でありますから、溶融炉、つまりガス化溶融炉。したがって、1つには、溶融した後に出てくるのは灰ではなくて、いわゆるスラグという溶かしたものが圧縮されて出てくるもの、これはJIS規格を取得していますけれども、JIS規格というのは、スラグはJIS規格を取得されているといいながら、これは工業製品としての規格がJIS規格で、安全性という点ではまた別の面からの考え方が必要になる。実際にJIS規格をとったら何にでも使えるかといっても、スラグの利用はたかだかこの10年足らずしかないわけで、過去には10年ほど前にスラグを路盤剤として使用した神奈川県内のある市で、数年後に重金属が流出していたということだって発覚しているわけで、つい数年前には、このスラグ、同じ技術で生成されたスラグに基準値の三百数十倍もの重金属が含まれていて、当初計画どおり路盤剤への使用ができなくなって大騒ぎになったとか、こういうことだってあるわけです。もっと言えば、ガス化溶融炉は日本に最初に導入されてから30年ほどたちますが、とりわけ普及が進んできたのがこの10年ほど。それでも3けたもの施設はまだ建設されていませんからね。環境省は、公共団体にあっては直接溶融炉によるごみの処理は好ましくないということまで言っているわけです。ガス化溶融炉、直接溶融炉の事故は、人身事故も含めて枚挙にいとまがない。爆発事故まで起こした施設もあるくらいで、議会に事後報告してそうした業者と契約を交わして、しかも委託単価もトン当たり5,000円余り引き上げられて、それで半年たって補正増ということは、私は同意し切れない。9億円の本補正の中で1,400万円ほどの部分ではありますが、この部分については非常に重要視、重大視せざるを得ないわけであります。メガソーラーについては賛同を示したいと思いますけれども、そうした点について市長の所見を伺います。
○議長(白石さと子) 清水市長。
◎市長(清水聖義) メガソーラーにつきましては、半分でできる業者が、土地が中に入っていたか、私は確認していませんけれども、一定の面積と一定の発電量、1.5メガ以上出るようですけれども、1.5メガという設定で、あとは安全性とか将来の市の負担がないようにとか、ですから、保険の問題とか、こういったものは全体がクリアされてセレクトされたのではないかと思っています。
将来は、あとどうなるか、15年後はどういう技術革新が行われて、電力に対する意識がどう変わっているか私はわかりませんが、でも、やはり太陽を使うということは非常に大事で、15年後にそれが償却した後は、終わってしまった後は、そのまま使えれば使っていても、機能維持だけできれば5,000万円ずつの収入が当然入ってくるわけです。仮に機能維持ができないにしても、土台を置いて頭だけ、パネルだけかえるということによってコスト削減が大幅に行われてくるということだと思います。また、性能も非常に上がってくるのではないかと期待しております。あるいはもう1つは、すべて撤去していただく。あとは必要なものにかえていくということも当然考えられる。いろいろな考え方があると思うのです。ちょっとあれですけれども、1つの目的、例えばソーラーパネルを敷く場合には、田んぼには敷けません。あるいは住宅団地にも敷けません。工業団地か、あるいは白地のところしか多分敷けないと私は思っています。ですから、適地であるということは事実でありますので、ご理解いただければと思います。
スラグですけれども、これはご承知のように、太田市は溶融を長いことやってきました。これは小山にありますメルテックを中心に、もう1つは千葉だったと思いますが、2つの方向にスラグをつくってもらうということで、ただ埋め立てをして終わりにしないで、それを再利用していただけるような、リユースしてもらえるような環境、今の環境の問題はそういったところが非常に大事です。リユースとかリサイクルとか非常に大事なことでありますので、私どもの選択肢の1つとして小山のメルテックを主力に考えていました。これが非常に高い。これは太田市でやって今休んでいる。ちょっと失敗したなと私は正直言って思っていますが、油がこれほど高くなるとは思わなかった。当時の我々の設定の約倍になってしまったということでありまして、小山も千葉も非常に高い。多分今で、私どもがリユースを中核に考えたとすれば、既にもう4万円を超えていましたから、多分今の時代で4万円は当然完璧にかえているというようなこともありました。
ですから、何とか低コストでやれる、いずれにしても、埋め立てというのは将来どうか。山に穴を掘っていくわけですから、これも限界があるということを考えて、やはり溶融という方法が一番だと思っていまして、今回切りかえたわけであります。ですから、当初は、補正前はすべて埋め立てということを考えていた。予算上はそう思っていますけれども、私は市内にこういった企業が出てぜひ利用すべきだと思います。枠がありますので、逆に言うと、ほかから今随分引き合いが、東京とか埼玉とか随分来ているようで、私たちは、やはり安い単価で確保するということが非常に大事なことではないかと思うのです。今、我々が埋立処分場をつくってどうのこうのよりも、やはりリユースしていく。あったごみを使っていくということ。例えば1つの事例は、今出てきたスラグも、セメントとか、そういった方面にも使えるようでありまして、そういった形で循環させていくということは大事ではないかと思います。ぜひご理解いただければと思います。
○議長(白石さと子) 水野正己議員。
◆10番(水野正己) 市長、言葉の問題ですけれども、言葉じりをつかまえるわけではないですけれども、リユースというのは生産物、商品を再使用するからリユースで、スラグの場合は素材としての再利用ですからリサイクルということになるのです。
いわゆるマテリアルリサイクル、素材としてのリサイクルとして考えたときに、スラグの安全性は利用が始まっていって10年程度で、JIS規格と安全性というのはまた別の問題で、たしかスラグがJIS規格を取得して四、五年です。ところが、JISというものは、常に工業製品として適切なものかどうか、常に日常不断に検証された上で規格に耐えられるかどうかという見直しも必要なわけです。一方で、先ほど言ったようにスラグの安全性というのはまだまだ疑問視されている事例も私が申し上げたとおりです。その上で爆発の危険性もある。爆発に至らなくても、さまざまな事故が枚挙にいとまがないガス化溶融炉である。しかも、それまでの委託業者より処理単価が高い。高いにもかかわらず、半年たって(「安い」の声あり)草津のウィズウェイストジャパンより高いのです。部長答弁のように(「埋め立てとの話」の声あり)埋め立てと比べての話ですけれども、メルテックや中央電器よりは確かに安いでしょう。だけれども、草津のウィズウェイストジャパンに比べると5,000円余り高いのは事実ですから、危険性が指摘されている。安全性で疑問がある。事故とスラグの安全性、それで高い、これで半年たっていきなり補正増はいかがですか。市長、もう1度伺います。
○議長(白石さと子) 清水市長。
◎市長(清水聖義) これは埋め立てにしていけという方向みたいですけれども、埋め立ては必ず限界があります。永遠とごみが出て、私たちのごみをすべて埋め立てていくという方向が本当に果たしていいのかということを考えたときに、もっとずっとコンパクトな量にして、そして再利用するというようなやり方のほうが長い目で見た社会の環境循環を考えたら絶対いいと私は思うのです。むしろ私が心配しているのは、昔は埋立地に対する問題が非常に多くありました。これは爆発するかしないかは我々の判断でなくて、これは建築関連の判断ですから、あれが爆発するとかということは私は判断できません。爆発するものであれば許可にならなかったと私は思うのですが、時間ですね。また市民経済委員会でよろしくお願いします。
◎ 質 疑 終 局
○議長(白石さと子) 以上で通告による質疑は終わりました。
他にご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(白石さと子) 他にご質疑もないようですから、以上で、8議案に対する質疑を打ち切ります。
◎ 委員会付託の省略
○議長(白石さと子) お諮りいたします。
8議案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会への付託を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(白石さと子) ご異議なしと認めます。
よって、8議案につきましては、委員会への付託を省略することに決定いたしました。
◎ 討 論(終局)
○議長(白石さと子) 議事の都合により、議案第89号から第96号までの8議案についての討論は一括とし、採決は議案ごとといたします。
それでは、討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(白石さと子) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
◎ 表 決
○議長(白石さと子) これより採決いたします。
最初に、議案第89号を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。
(起 立 多 数)
○議長(白石さと子) 起立多数、よって本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第90号を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(白石さと子) 起立全員、よって本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第91号を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(白石さと子) 起立全員、よって本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第92号を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(白石さと子) 起立全員、よって本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第93号を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(白石さと子) 起立全員、よって本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第94号を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(白石さと子) 起立全員、よって本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第95号を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(白石さと子) 起立全員、よって本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第96号を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(白石さと子) 起立全員、よって本案は原案のとおり可決されました。
◎ 議 案 上 程
報告第29号 太田市議会の議員その他の非常勤の職員の
公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例についての専決処分について
○議長(白石さと子) 次に、日程第7、報告第29号を議題といたします。
◎ 提案理由の説明
○議長(白石さと子) 朗読を省略し、直ちに執行者から提案理由の説明を求めます。
大谷企画部長。
◎企画部長(大谷恒雄) 報告第29号 太田市議会の議員その他の非常勤の職員の
公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例についての専決処分について、ご報告を申し上げます。
議案書(その2)の1ページをお開きください。
本件は、障害者自立支援法が改正され、その一部が本年10月1日に施行されることとなったため、本条例中に引用している同法の条項の整理を行う必要が必然的に生じたことから、本年9月28日に専決処分を行ったものでございます。
以上、ご報告申し上げましたが、よろしくお願い申し上げます。
◎ 休 憩
午前11時40分休憩
○議長(白石さと子) この際、暫時休憩いたします。
◎ 再 開
午前11時40分再開
○議長(白石さと子) 休憩前に引き続き会議を開きます。
◎ 質 疑(終局)
○議長(白石さと子) これより質疑に入ります。
ご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(白石さと子) 別にご質疑もないようですから、以上で報告を終わります。
◎
特別委員会継続調査の件
閉 会 中 継 続 調 査 申 出 書
本委員会は、調査中の事件について下記により閉会中もなお継続調査を要するものと決定したから、会議規則第103条の規定により申し出ます。
平成23年10月3日
太田市議会議長
白 石 さと子 様
高齢社会対策調査特別委員長 市 川 隆 康
記
1 事 件 高齢社会が進む中、現在の高齢者の生活状況と将来予想される諸課題を調査研究し、その有機的かつ総合的な施策に資することについて
2 理 由 なお調査を要するため
閉 会 中 継 続 調 査 申 出 書
本委員会は、調査中の事件について下記により閉会中もなお継続調査を要するものと決定したから、会議規則第103条の規定により申し出ます。
平成23年10月3日
太田市議会議長
白 石 さと子 様
廃棄物処理施設整備調査特別委員長 木 村 康 夫
記
1 事 件 施設の老朽化に伴う廃棄物処理施設の整備等に関する諸課題を調査研究し、その有機的かつ総合的な施策に資することについて
2 理 由 なお調査を要するため
○議長(白石さと子) 次に、日程第8、
特別委員会継続調査の件を議題といたします。
高齢社会対策調査特別委員長及び廃棄物処理施設整備調査特別委員長から、目下、委員会において調査中の事件につき、会議規則第103条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり閉会中の継続調査の申し出があります。
お諮りいたします。
両委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(白石さと子) ご異議なしと認めます。
よって、両委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに決定いたしました。
◎ 特定事件の閉会中継続調査の付託
閉 会 中 継 続 調 査 申 出 一 覧 表
┌─────────┬───────────────────────────────────┐
│ 委 員 会 名 │ 件 名 │
├─────────┼───────────────────────────────────┤
│ 議会運営委員会 │ 1 議会の運営に関する事項について │
│ │ 2 議会の会議規則、委員会に関する条例等に関する事項について │
│ │ 3 議長の諮問に関する事項について │
├─────────┼───────────────────────────────────┤
│
総務企画委員会 │ 1 市行政の総合企画のことについて │
│ │ 2 行政改革の推進のことについて │
│ │ 3 行財政運営及び市有財産の管理のことについて │
│ │ 4 防災・防犯対策のことについて │
│ │ 5 市税の賦課等のことについて │
│ │ 6 市税の徴収及び公金滞納整理のことについて │
│ │ 7 消防・救急体制のことについて │
├─────────┼───────────────────────────────────┤
│
教育福祉委員会 │ 1 社会福祉のことについて │
│ │ 2 保険事業、医療年金及び保健衛生のことについて │
│ │ 3 学校における教育環境の整備等のことについて │
│ │ 4 青少年の健全育成のことについて │
│ │ 5 文化振興、生涯学習及び社会教育のことについて │
│ │ 6 文化財の保全及び活用のことについて │
│ │ 7 スポーツ振興のことについて │
├─────────┼───────────────────────────────────┤
│ 市民経済委員会 │ 1 住民サービスの向上及び市民生活の支援・相談のことについて │
│ │ 2 公共交通体系のことについて │
│ │ 3 地域コミュニティ及び
行政センターのことについて │
│ │ 4 商業・観光施策並びに工業・労政施策のことについて │
│ │ 5 環境衛生及び清掃事業のことについて │
│ │ 6 農業施策のことについて │
├─────────┼───────────────────────────────────┤
│ 都市建設委員会 │ 1 都市計画の策定及び区画整理等の基盤整備のことについて │
│ │ 2 道路、住宅の整備及び維持管理並びに公園整備のことについて │
│ │ 3 公有地の拡大及び取得のことについて │
│ │ 4 公園及び施設の維持管理のことについて │
│ │ 5 水道事業及び下水道事業等のことについて │
└─────────┴───────────────────────────────────┘
○議長(白石さと子) 次に、日程第9、特定事件の閉会中継続調査の付託を議題といたします。
議会運営委員長及び各常任委員長から、目下、委員会において調査中の事件につき、会議規則第103条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり閉会中の継続調査の申し出があります。
お諮りいたします。
各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(白石さと子) ご異議なしと認めます。
よって、各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに決定いたしました。
◎ 議長あいさつ
○議長(白石さと子) 9月定例会閉会に当たりまして、一言ごあいさつ申し上げます。
本定例会は、9月12日から本日までの23日間にわたり開催されました。この間、皆様には、平成22年度の決算認定を初め、数多くの重要議案等について熱心なご審議をいただき、本日ここに無事閉会の運びとなった次第でございます。ここに、議長といたしまして、本会議及び委員会における議員各位の多大なるご協力と執行者各位のご努力に対し、深く敬意を表したいと存じます。
今定例会は、東日本大震災による福島第一原発事故の影響で、節電対策として例年より2週間ほどおくれて開催となりました。この災害がもたらした影響は大変大きく、議員からも再生可能エネルギーについての一般質問が多く出されました。原発安全神話が崩壊した今、私たちの生活様式も改めなければならない時期が来ているのではないでしょうか。
また、9月には台風15号の通過で、紀伊半島においても大きな被害が発生いたしました。このように想定外の災害が多く発生している中で、市民が安全で安心した生活を送れるよう、決算審査等を通じ、議員各位から貴重な意見、提言が出されました。
執行者各位におかれましては、今定例会において成立を見た案件等の執行に際しましては、議会における意見、要望等を十分に尊重され、市政各般における向上を期し、さらに一層の熱意と努力を払われるよう希望いたします。
リーマンショック以降、回復傾向にありました経済状況も、ギリシャの財政不安を発端として世界的に混乱を深め、かつてない円高、株安に日本じゅうが悲鳴を上げています。工業都市である本市においても、今後、市税の大幅な減収が見込まれ、非常に厳しい財政運営を迫られることと思います。この少ない財源をいかに効率的に使っていくかが今後の課題となります。議会といたしましても、こうした状況を重く受けとめ、現在、議会改革調査研究会を立ち上げ、議会として、議員として何をすべきかをより一層追求し、今後とも一丸となって施策の推進に努力してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
ことしは節電の夏で、各家庭においても工夫を凝らしてご協力をいただきました。ようやく秋の気配を感じられるようになり、一息つける時期となりましたが、皆様方におかれましては、健康にご留意をされ、市政発展のためにご尽力賜りますことをお願い申し上げ、簡単ではございますが、閉会のあいさつといたします。まことにありがとうございました。
◎ 市長あいさつ
○議長(白石さと子) 続きまして、市長からごあいさつがあります。
清水市長。
◎市長(清水聖義) 9月定例会の閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
今定例会に提案しました補正予算を初めとする諸議案について、慎重な審議の上、すべてご承認をいただきました。本当にありがとうございました。
ことしの春は本当に大変な事件、3・11は私たちが、今生きている人たちはすべてが記憶に残る大きな事件でありました。この中で特に感じるのは、水とか空気とか、それに合わせて電力も、私たちの意のままに動くものだ、我々が黙っていれば供給されるものというような感覚がありました。しかしながら、これは間違えている。私たちの意のままに動くものではないということを私自身はすごく強く感じました。電気についても、今、再生可能エネルギーでいろいろなご意見がありますけれども、でも、世の中は、やはり私たちの資源は可能な限り回していく。このこと、あるいは自然エネルギーを上手に使っていくというようなことによって、地球に負荷のかからない、あるいは宇宙に負荷のかからない社会をつくっていくことが私たちの務めだと思っています。
例えば今の議論でいえば、何でも埋め立てれば、もちろんそれはいいかもしれない。でも、埋め立てたところで、いずれかはその中にあるものが地球の中を汚していくわけです。それが水にかわっていくという循環であります。ですから、可能な限り私たちは地球を傷めない環境をつくっていく。そのために今回も予算をとり、太田市の指針もつくったということでもあります。財政的には非常にいい状況ではありません。でも、きょう日銀が出した景況感を見ますと、前に向いて今は前進をしている。非常に勢いがいい。車を中心とした産業が群馬県の中でも多くの好影響を与えているというような観測でありまして、私どもも一部安心をしているわけであります。
財政内容については、国の概算要求を見て本当にびっくりしました。皆さん方もびっくりされたと思うのです。99兆円の概算要求です。これは当然削られてきて、査定があります。でも、それだけの行政需要が今、国にはあるということを国の役所すべてが感じているということなのです。99兆円、我々は全く予測もできない。40兆円にも満たない財政収入の中で、99兆円というお金が必要だと各省庁の取りまとめであります。本当にこんなにも予算を組まなくてはいけないのだろうかという疑念も私などはわいております。これは、いずれは子どもたちや孫たちに借金として押しつけるようなものでありまして、私たちは適度な生活が行われれば、それで満足すべきではないか。
今、何でも充足されなければいけないという社会ではない。幾分の不満があっても、これは私たちがクリアしていく社会であると私は思って、99兆円という概算要求を眺めました。太田市の内容も、投資的経費、この間、質問がありましたが、100億円をずっと維持してきましたが、これは総合太田病院が終わり、沢野小学校が終わり、市民会館が終わる段階で、こういったものはすべて大体除去されてくる。すべてのハードの仕事は終わってくる。その後に来るのは、やはり私たちの体質をもう1度見詰め直しながら、今でもやっていますけれども、健全とはどういうものかということをもう1度問うときがもうすぐそこにやってきていると思います。これからの太田市が、財政力指数がいつも高いという時代から、少しずつはねてきたときにも耐えられるような環境づくりをぜひやっていきたい。今はほぼ健全と思っていますが、本当により一層健全な状況に持っていく、そのために議員の皆様方と一緒に努力をしていければと思っております。
また、この秋は大きなイベントが2つあります。スポレク祭が1つあります。スポレク祭には学校対抗リレーを取り込みました。昔、太田東小学校で対抗リレーというのをやっていましたが、あれと同じように全校が参加する、5年生、6年生による大声を上げて応援したくなるような対抗リレーを取り入れました。また、イルミネーションでは花火を少し、そんなに大きくありません。額は本当にわずかでありますけれども、太田市に一時避難をしていただいている福島の皆様方や東北の皆様方をすべて招待して、そして焼きそばを食べてもらい、花火も見ていただいて、イルミネーションも楽しんでもらおうと、11月5日、この日はそう思っております。これからいよいよ日本は復興していかなければいけない。そんなときのきっかけにしたいと思っておりますので、ぜひご支援をよろしくお願いしたいと思っております。
秋になりまして、だんだん寒い日が続いておりますけれども、健康で市政発展のためにともにご尽力いただきますように心からお願い申し上げまして、ごあいさつにさせていただきます。ありがとうございました。
◎ 閉 会
○議長(白石さと子) 以上をもちまして今定例会の議事すべてを終了いたしましたので、これをもって閉会いたします。
午前11時51分閉会
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
太田市議会議長 白 石 さ と 子
太田市議会副議長 齋 藤 光 男
太田市議会議員 宮 沢 ま り こ
太田市議会議員 矢 部 伸 幸...